夏が終わり、秋へと四季が移ろう今日この頃。
気温や湿度が下がっていく中で、木々の色や空の雲の変化もうかがえます。
気温が下がってくると空気が澄み、空が透き通ってきます。
それは日中の青空だけでなく夜空も同然。
そのような中で注目したいのが打ち上げ花火。
花火といえば「夏」。というのは少しずつ変わってきています。
天候の不安定さ等から秋に打ちあがる花火が増えてきています。
今年は新たな生活様式ということで、大きな花火大会はありません。
しかし、全国の花火師が各地で様々な形で花火を上げてくださっています。
そこで、ストックフォトなどから少しでも皆様に花火の雰囲気をお伝えできればと思います。
Nikon D750 + TAMRON SP 15-30mm F2.8 Di VC USD A012N
茨城と千葉の県境付近で打ち上げられる花火です。
全国的に知られる有名花火師4社が競演する花火は一つ一つの花火はもちろん、どのプログラムも緻密な計算がされており圧巻です。
Nikon D750 + TAMRON SP 15-30mm F2.8 Di VC USD A012N
そしてお次は全長2kmに渡って打ちあがる新潟の花火。
中心近くで見ると視界のすべてが花火で覆いつくされます。
私は川上から全体を見るのが好きです。
Nikon D750 + TAMRON SP 15-30mm F2.8 Di VC USD A012N
こちらは東京の花火。
都心だとなかなか大玉は上がりませんが、その分近くで上がるので迫力満点。
今ではこのように人々が密集している光景は見なくなりました。
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
打ち上げ花火、上から見てみましょう。
このような角度から簡単に撮影できるのは高層ビルの多い都心ならでは。
それ以外の場所だと高い山や道路から望遠レンズで撮影することになります。
三脚があると比較的簡単に撮影することができる花火ですが、タイミングや花火の種類、大きさによって明るさはバラバラです。
ですので、スターマインやクライマックス間際などの写真は次の写真のように
Nikon D750 + TAMRON SP 15-30mm F2.8 Di VC USD A012N
中心部分が白く飛んで潰れてしまうことがあります。
さらに大きなスターマインになると、
Canon EOS R + SIGMA 8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE
盛大に白飛びしてしまうことが多々あります。
そこで筆者は、花火撮影の際にNDフィルターを常備しています。
花火打ち上げ場所からの距離にもよりますが、ND8かND16前後を目安に使用しています。
フィルターを使用することで、白飛びが抑えられ、なおかつ花火が開く中心の芯も写るため、より形が綺麗に捉えられます。
Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
鎌倉で上がる水上花火。
全速力で走り抜ける船から次々と花火が放たれます。
Canon EOS R + EF16-35mm f-2.8L III USM
最後は、富士山をバックに上がる花火から。
クライマックス間際の花火と長時間撮影で撮影した背景を合わせています。
今後も各地で多くの花火が打ちあがる予定のようです。
密集を避けるため例年花火が上がっていた場所以外の様々な場所で調整がされているようです。
ご自宅から見えた際には、ぜひ空にご注目ください。
沈みがちな日が続きますが、今は少しでも「上を向いて」いきましょう。
下記のような角型フィルターを用いることで、地上景はそのままに、花火の上がる夜空だけを減光することが可能です。