【SONY】distɔ’ːrʃən
冬の冷たい空気が鼻の奥にツンと響きつつも、身体の芯に熱をつたえる斜陽がまぶしい昼下がり。池の水面は凍り付き、空は高く遠くまで透き通ってる。
暖かい日差しが冷えきった地面を温めます。僕の手を温めてくれるのは使い捨てカイロ。カメラを握るのはいつぶりだろう。今日は久しぶりに一緒に出掛けて Make a picture しよう。
写真の『distortion』= distɔ’ːrʃən はあくまで平面的に湾曲したり歪むことをいうけども、大きな屈折率の透明物を通せば鮮鋭さは消え失せ複雑に歪む。僕はこの世界に心揺れ動かされたのです。
思い起こせば、幼き日にはガラスのコップの底越しに違う世界に触れたことがあったことを考えさせられる。今ではコップの側面ばかり見えてしまってる。
今となってはその頃どんな感動があったかは定かではないことだけど、幼き僕も目をキラキラさせていたと思いたいな。