最近何かと忙しく、自分の時間が取れなくて困っています。
元々、私はのんびりマイペースに生きるのが大好きなので、多忙な日々から少し目をそらしたくて、のんびりお散歩に出かけることにしました。
X-Pro3にXF 60mm F2,4 R Macroを付けて、自分の時間を存分に楽しんでみようと思います。
マクロレンズは撮影する被写体によってはAFが迷子になってしまうこともあるので、マニュアルでの撮影がおすすめです。
X-Pro3は背面の液晶が開かないと見えない仕様になっているのでファインダーを覗きながら、フォーカスリングを回してじっくりと被写体と向き合うことができます。スナップには向かない組み合わせですが、まったりとした時間を過ごすには最高の組み合わせです。
マクロレンズで一般的な絞り値はF2.8ですが、FUJIFILMの60mmはF2.4とやや明るめの設定になっています。
マクロレンズといえばこのボケのとろみ感。繊細な花びらの柔らかさによく合います。もこもことした紫陽花の柔らかさをとても繊細に写し出してくれました。
私もこのアリと一緒に紫陽花の中を探検したいです。
まったりとした気持ちの時こそ、開放でたくさん光を取り入れてふわふわした気持ちを再現したくなります。
植物をマクロレンズで撮ると、まるで自分が小人になったかのような気持ちになります。この不思議な感覚が私は大好きで、何かと植物の中にレンズを潜らせてしまいます。
梅雨の真っただ中、晴れてはいたものの、湿気でじめじめとしていましたが、流れる小さな湧水を発見して、涼しい気持ちになりました。
拳ほどしかない水たまりでしたが、壮大な緑の世界に入り込んだかのような写真になりました。普段肉眼では見ることができない景色を見ることができるのは、マクロレンズの魅力の一つです。
テラス席に座って優しい陽の光を浴びながら、新鮮なお野菜をいただきました。久々に身体にいいものを摂取して、元気が沸き上がってまいりました。
鮮明ですが色の主張も激しくなく、野菜の優しい味が色で伝わってきます。
接写でなくとも、被写体にフォーカスを合わせて絞りをいじれば、とろみのあるボケも思いのままです。
60mmなので、最短撮影距離が26.7cmとテーブルフォトにはやや向かないレンズかもしれませんが、少しだけ体を仰け反ってみるだけで、ファインダー越しにはこんな夢のような空間が広がります。
焦がしバナナのツヤ感といい、シロップのぷっくり感といい、最高の写りです。よく見るとバナナについた水滴まで写っています。
また場面は変わりますが、沢山の瓶が水の中で涼んでおりました。
レトロな雰囲気がとても可愛らしく、写真に収めずにはいられませんでした。
FUJIFILM×レトロ、といえばフィルムシミュレーションの「クラシックネガ」。女性を中心に大人気のフィルムシミュレーションですが、Proシリーズに搭載されているのはX-Pro3だけです。
背面液晶が他のミラーレスにはないフィルムライクな設計になっているので、すこし使いづらいかも…と気にされる方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ一度は使ってみて欲しいカメラです。
皆様も是非、日常から少しだけ抜け出して、マクロの世界に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
新しい発見に出会えるかもしれません。