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夜と、つながる

2021年の夏、私たちMapCameraは27周年を迎えます。
これもひとえに、日頃ご愛顧いただいている皆様があってこそのこと、いつも本当にありがとうございます。
今年はマップカメラで働くスタッフ一人一人が、27周年にちなみ「○○と、つながる」というテーマでバトンを“(27)つな”ぐことに。

「屈指のカメラ好き」は数居れど、撮るもの、撮る目的は十人十色、否、百人百色とも言えるほどに多様であるはず。
夏休みを思い出すような思い出の毎日から、少しずつお時間を拝借いたしまして「カメラが人とモノを繋ぐ様」をご覧いただこうと思います。

ファインダー越しと表現される世界は隔たれているわけではなく「繋がっている」という事を実感していただけたのなら私たちも嬉しい限り。
個性派揃いの全45回、今夏のお供にどうぞ。

第22回「夜と、つながる」

この世に生を享けたあの頃。わたしは病院の新生児室の中で「眠らない子」として有名だったと両親が言っていたことを思い出します。その習性というのは中々変わらないもので、学生から社会人になり。中年になっても夜10時を過ぎると「自分の時間がやってきた」とワクワクとした気持ちに。

今回このタイトル「夜と、つながる」を命名したのも、フォトアルバムの8割はナイトスナップが占めているからです。「四季折々の夜のにおい」「場所と環境による光のちがい」「人と人とがつながる夜の空気感」がわたしの気持ちを高め、シャッターボタンを切るその指の動きもリズミカルになる。そんな私と夜がつながった作品たちをご覧ください。

ここまでご紹介した1枚目から8枚目までは「LEICA S3」「ズミクロン S100mm F2.0 ASPH.」にて撮影していますが、「艶やかな夜の魅力」を鮮明に写しだしてくれました。さてここからは雰囲気をガラッと変えましょう。「わくわくとした温かみのある夜の魅力」をご紹介します。

実は「温かさ」を演出したい時には機材選びにもこだわっています。私がこの様なシーンを撮影したいときは「Canon EF50mm F1.4 USM」や「FUJIFILM X100シリーズ」「FUJIFILM フジノン XF 35mm F1.4 R」を持ち出すことが多く、これらの機材の共通点は開放での描写の優しさがその光景とマッチするからです。今年も昨年に続きお祭りイベントが次々と開催中止となり、お祭り好きな私としてはいつかまたこのような風景を撮影できることを心待ちにしています。

さて、最後は「ディープな夜の風景」をご覧いただきましょう。ディープというのはその撮影地ならではの空気感を色濃く表現したいという私の想いです。それではご覧ください。

この様なスナップ撮影に出かける時は「軽快なコンパクトカメラ」か「ミラーレスカメラ×マニュアルフォーカスレンズ」を持ち出します。思うがままにシャッターを切り手軽に表現できる「RICOH GRシリーズ」、じっくり被写体と向き合いピントを操るマニュアルフォーカスレンズは「Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4」「七工匠 7Artisans 35mm F1.2」「Nikon Ai Nikkor 45mm F2.8P」をセレクトすることが多いです。

一瞬しかないその風景、天候、流行をしっかりと私の記憶に刻んでゆきたい。撮り方は人それぞれ、カメラ選びも人それぞれ。自分のライフスタイルにぴったりな1台を見つけてこれからのフォトライフをより楽しいものにしてゆきましょう。

今月末までこのシリーズは続きます。熱中症にはくれぐれもお気をつけて、明日以降も楽しみにお待ちください。











[ Category:Canon FUJIFILM Leica PENTAX & RICOH SONY | 掲載日時:21年08月07日 11時02分 ]

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