【邂逅】 – カイコウ
―思いがけず会う事。 めぐりあい。
なぜ、このカメラを手に取ったのか。最初はよく分かっていませんでした。
多分、なんとなくの興味本位かつ勢いだったのでしょう。
SIGMAという会社のモノづくりに関しては全く妥協を感じない素晴らしいものばかりなのは知っていましたし、今もそう信じて疑ってません。
とはいえSLマウントのカメラ・レンズなんて1つも持ってないのに、つい手に取ってしまった「SIGMA fp」
今回そのfp片手にスナップに行ってきました。
最小フルサイズ機としてこのfp、注目を集めていますが手に取ってみると思った以上にずっしりとして心地いい重量感でした。
ある程度の重さのレンズと組み合わせても、重量に偏りが出ないようになってるのかな?と思いました。
重量を感じた途端、ふわっと所有欲が満たされていくのを感じ心の中でニンマリとしていました。
カラーモードをいろいろ試した結果、個人的には「パウダーブルー」「ティールアンドオレンジ」この二つが気に入りました。
なかでもパウダーブルーがその時の自分はえらく気に入ったようで気付けばほとんどこれで撮ってました。
(※fpで使う場合は最新ファームにしてください。)
地方に生まれ地方で育ち、仕事以外で都内に出ることも無く知っている道は最寄り駅と職場までのルートだけ。
そんな筆者がカメラ片手にうろうろ。きょろきょろ。お上りさん全開でした。
都内のスナップとなると無機物な建物を主な被写体にしているので、このパウダーブルーがとにかく合う。
無機物の冷たい印象をパウダーブルーの水色が引き立てており、それでいてコントラスト控えめの優しい発色。
目に見えている色とは異なるのは当然なのですが、なぜか正しい、忠実とさえ感じてしまうこの心地よい発色。
当時見ていた景色を頭で思い返すと、パウダーブルーのような爽やかな水色で思い出されます。それくらいパウダーブルーが好きみたいです。
今回はあいにくの曇天。
次回は、晴れた空の下やポートレートでこのカメラを使ってみたいなと思いました。
もう発売から二年経つのになぜ今このカメラなのか。なぜ今欲しいと感じたのか。
四角いカメラが可愛いと誰かが言ってたのを思い出しました。この四角いデザインに魅かれたのかもしれません。
結局なぜfpを手に取ったのかその答えは分かりませんでした、ただ分かるのはfpは素晴らしいカメラだったということ。
でも、それだけで十分ですね。
ではまた。