【RICOH】GRⅢとGRⅢxで撮り比べてみる 後編
年末に掲載されたブログ記事『GRⅢとGRⅢxで撮り比べてみる 前編』に引き続いて今回は後編です。
前編をまだお読みでない方はこちらからどうぞ。
後編ではGRⅢxで撮影した写真の紹介と、撮り比べてみた感想を綴っていきます。
手前に被写体を配置すると後ろがなめらかにボケてくれるので、光が差す場所を求めながら撮影をしていました。2枚目の写真のようにカメラの近くに葉っぱを配置すると、前ボケを作ることもできます。
冬キャンプの醍醐味のひとつである、外で飲む温かいコーヒー。
アウトドア用に割れないドリッパーとサーバーを新調したので、こちらで美味しい一杯を淹れていきます。お湯を含んで豆が膨らむ様子もバッチリ撮れていました。
今回の記事の写真は全てGRⅢxで撮影したものです。
今回の撮影ではモノに焦点を当てた写真を撮影しました。GRⅢとGRⅢxの2台を使って撮影しているときは気が付かなかったのですが、家に帰ってデータを取り込むとそれぞれのカメラで撮った被写体がはっきりと違うことに気が付いたのです。
GRⅢでは景色や、景色を含めた全体の写真を撮りたいときに使い、GRⅢxではモノに焦点を当てたり、ポートレートを撮りたいときに使い分けていたようです。
2台を使って撮影をしてみた感想としましては、GRⅢは広角なので自然豊かなで景色を撮ったり、街中でスナップを撮るのに適した画角だと思います。GRⅢがスナップシューターと言われる所以がよくわかりました…。サッと構えた時の被写体との距離感が絶妙なのです。
GRⅢxは換算40mmなので、筆者が普段使っている画角に近く、いつもの感覚で撮ることができました。40mm~50mmの標準レンズを普段使っている人には、すぐに手になじむカメラになると思います。ひとつひとつのモノに焦点を当てたり、家族や友人との楽しい時間を撮りたい方には適しているカメラだと思います。サッと起動してすぐに撮ることができ、カメラも小さく存在感がないので、普段から撮られ慣れていない方でも自然な表情を切り取ることができそうです。
2021年10月に発売されたGRⅢx。当初はGRⅢから買い替えるお客様が多くいらっしゃるのかと思っていましたが、使ってみてその思いは覆りました。同じGRですが似て非なるものなので、2台を時と場によって使い分けるという選択肢は大いにアリだと思いました。ただ、瓜二つな外見なので、リングキャップを色違いで装着すると簡単に判別できそうです。
GRⅢを買うか、GRⅢxを買うか…と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
↓今回使ったカメラはこちら↓