近頃は休日に公園に行ったり、家族でハイキングに出かけたりする機会が何度かあり、寒い季節をそれなりに楽しんでいます。行き先はもっぱら年間に何度か訪れるようなお気に入りの場所です。このような場所での撮影は、たまに訪れる興味深い瞬間を期待しながら歩いています。今回ご紹介する写真もそんな楽しい瞬間を収めたものを集めてみました。使用機材はNikon D800とAF-S Nikkor 300mm F4E PF ED VRレンズの組み合わせです。
飯能から高麗峠を抜けて巾着田までのコースを歩いた日、高麗川に架かる橋から下に目を向けると川にうっすらと氷が張っていました。氷の溶けた水面に木が写り込んでいるところにフォーカスしました。望遠レンズで切り取るのにピッタリのシチュエーションでした。
この公園にたくさんある大きくて立派な桜の木と電車を一緒に収めてみました。木は今はまだ葉がないのでそれだけで撮るとちょっと寂しげな雰囲気になります。でも電車を入れるだけで同じ冬の写真でも随分と雰囲気が変わるものですね。結構気に入っています。
ヒヨドリだと思って撮ったのですが、なんかちょっと違うなぁ、と思い調べてみました。どうやらツグミという鳥のようです。後ろ姿ですが、胴体をブルブルっと震わせる一瞬を運良く捉えました。じつは飛び立つ瞬間を狙っていたのですがこの後、ぴょんぴょん飛び跳ねながら私の前から離れて行ってしまいました。写真は羽根のブレを強調するために少しトリミングしていますが、撮影では2〜3メートルくらいまで近寄ることができました。動きのある瞬間を写真に入れることができて嬉しいです。
神社での参拝前に身と心を清める手水舎(てみずや)です。冬の寒さ、水の冷たい感じをイメージして寄って撮ってみました。寒さ、冷たさと同時に質感のある竹の描写にも目が行きます。
最後は冬休み中の1枚。場所は長野県です。この手のスナップ写真はたくさん撮っていますが、被写体とその背景が対比しやすいような構図が私の好きな撮り方のひとつです。人を入れることで自然の大きさや迫力といったものをより一層感じます。
今回ご紹介した写真はこれまで何度も足を運んでいる場所で撮影したものです。この冬は、これまであまり意識しなかったところにも少しばかり目を向けることで、写真を撮ることがさらに楽しくなっています。よってこれからNikon AF-S Nikkor 300mm F4E PF ED VRレンズを使った撮影がもっと楽しくなっていくような気がします。