カメラを何年やっていても、「桜が満開です!」というニュースから聞こえてくる言葉や
道すがら咲いている桜の木を見て撮りに行きたいな…と毎年のように思わせる魅惑の被写体。
確かに満開の桜というのは美しい限りなのですが、どう撮影しても同じような写真が増えていくばかりで悩んでしまいます。
ただこうやって撮影するだけでも、春らしい桃色の写真になり綺麗なのですが「去年も撮ったな…」「撮ったことあるな…」と思う絵が量産されていくのです。
今年こそこれじゃいけない、でも桜は撮りたいという欲張りな心で考えました。
撮影する写真は、「桜+アルファ」というテーマを決めてお花見散歩してみようと思い立ちました。
ただ桜を撮影するわけでなく、桜を撮影しながら他の要素もフレームインさせてみようというわけです。
桜の蜜を吸いに来ているメジロがいました。大きな桜の木が並ぶ場所に確認できただけで3~4羽。
桜の薄紅色とメジロの抹茶色のコントラストが美しい組み合わせです。
お花見散歩を楽しむ人々と桜。
今回足を運んだ街は、街全体が遊歩道でつながっており、その遊歩道の街路樹のほとんどが桜という桜の木が多い街です。
ところどころに大きな桜の木が桜のトンネルを作り、このような風景を作り出していました。
ふと低い位置を見ると、幹のど真ん中に桜の花がありました。
桜の幹と桜の花。樹皮のデコボコ感やざらつきが見てわかる1枚が撮影できました。
見事な桜が広場の奥に二本。その下で沢山の人たちがお花見を楽しんでおりました。
少しずつですが、ようやくこういった日常が戻りつつあるのだなあと実感します。
桜のほかにも、参道には春の花が沢山でした。見かけた花を覚えているだけでも、菜の花にパンジー、チューリップにムスカリ。
この季節は花の色合いがカラフルで歩いているだけで楽しくなります。
桜のアーチがどこまでも続いていて、ついつい縦構図でシャッターを切ってしまいます。
私の場合、この「ついつい」が同じような構図の写真を量産する原因かもしれません…。
出口が見えてきました。
通行人やその場にいる人たちと一緒に桜を撮ると、にぎやかだった時間や楽しかった様子が雰囲気に表れます。
満開の桜を満足いくまで見ることができましたが、毎年お花見を終えた後と散り始めた桜を見ると寂しい余韻があります。
余談ですが、写真を撮影した次の日はいわゆる花冷えという気温で雨でした。
桜は満開になったら、すぐに散ってしまうような印象があるので思い立ったら迷わず撮影です!
今年の桜は少し気にしながら撮影できたので、例年のような桜が写っている写真だけで終わることのないものが何枚か撮れた気がします。
来年の桜も少しでもよくなるように次のシーズンまで精進したいと思います。
それでは、また。
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