マクロレンズと言えば、他のレンズに比べて最短撮影距離が短く、被写体に接近して大きく写すことができます。肉眼では捉えられない細部を写し出してくれるので、独特な世界観をみせてくれます。
食べ物を撮るのが好きなので、よくカメラを持参しますが、所有しているレンズはRF50mm F1.8 STM で、テーブルフォトには少し使いにくく、席から体を引いて撮影したり立ち上がって撮影しなければなりません。
そこで今回は、RF35mm F1.8 マクロ IS STMを使い、テーブルフォトだけではなくマクロ撮影も楽しもうとEOS RPに装着して、自由が丘へ向かいました。
マクロレンズは一般的には撮影倍率が等倍を超えるレンズのことを言います。今回使用したRF35mm F1.8 マクロ IS STMは、最大撮影倍率が0.5倍なので「ハーフマクロ」となります。
上の写真は最大限近づいて撮影したものです。最短撮影距離は17cmとさすがのハーフマクロレンズです。レンズの先端がお皿にぶつかると思いながらめいっぱい近づいてみました。
サラダのシャキシャキ感が伝わってくる1枚です。
お目当てのピザが運ばれてきました。真ん中にはプリっとしたみずみずしいチーズが乗っていて堪りません。ナイフの先端部分を中心にピントをあわせ、切る瞬間を連写します。座ったままでも適度な距離感で食べ物を撮ることができました。
植物などの葉脈などの細部を撮りたい方は、等倍以上で写し出すことができるレンズがお勧めです。
製品名のように「マクロレンズ」という位置づけですが、35mmでF1.8の明るい単焦点として使用することも多いことでしょう。上の写真は座った状態で撮影を行いました。
35mmならこのようなシーンでも撮影が可能です。レンズの明るさを生かして開放で大きく背景をぼかすことも、逆に絞り込んで被写体全体にピントを合わせて撮影することも、様々な使い方ができるので常に持っていたい1本です。
いきなり近接撮影を行うとAFに迷いが出るのではと心配しましたが、瞬時にしっかりピントを合わせてくれました。食べ物だけではなくスナップやポートレートなど様々なシチュエーションで使用でき、さらにマクロ撮影も得意な万能レンズです。