【マップカメラの世界】スタッフの愛機紹介します!:「Canon EOS 6D MarkⅡ」編
「マップカメラの世界」ではディープなカメラの世界をスタッフの視点からお届けします。
第2回目はCanon EOS 6D Mark IIの魅力についてご紹介します。
動画内ではこのカメラならではの魅力について、詳しくお話ししています。
それではお楽しみください。
2017年8月にEOS 6D Mark IIが発売してから5年程経ち、市場はすっかりミラーレスカメラが主流となりました。
しかしそれでも、生の景色を見ながら撮影できる気持ち良さ、大柄なボディをがっしりと握り込む悦び、気持ちの良いシャッター音など、一眼レフならではの魅力が多数存在します。
カメラを取り巻く環境が激変している現代において、未だ輝きを失わない「デジタル一眼レフカメラ」。
Mapcameraの中古ランキングに依然としてデジタル一眼レフがランクインしていることからも、その人気ぶりがうかがえます。
ここからは動画内にも登場した写真をご紹介。
EOS 6D Mark II+EF16-35mm F4L IS USM
秋深まる庭園にて撮影したカット、ISO4000には見えないほどしっかりと解像しています。
この高感度性能は非常に頼もしく、旅先でバスの中から夕景を撮るときなど、シャッタースピードを稼ぎたいシーンで大活躍してくれました。フルサイズ一眼レフを使っていてよかったと感じられるポイントです。
鹿威しと勘違いしていたため、カポーンという音がするのを暫く待っていた事は秘密です。
EOS 6D Mark II+TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD A030E(キヤノンEF用)
静岡県の伊豆半島を旅した時の写真です。
長い距離を歩いたせいでへロヘロになっていたのですが、前方から迫る自転車を見つけた瞬間元気は回復。
300mmにセットしたズームレンズを握りしめ、通り過ぎた瞬間に振り返り狙いました。
何枚か連写した中の1枚ですが、ピントを外したコマが1枚もなかった事をよく覚えています。
EOS 6D Mark II+EF16-35mm F4L IS USM
所変わって本栖湖の湖畔です。
中ノ倉峠展望台という所から撮影しているのですが、この展望台がひな壇のように段差を付けたベンチになっている為、皆が快適に富士山を見れるよう配慮されていることに感動しました。
この日は空気も澄んでいて気持ちが良かったので、1時間ほどこの場所から景色を見ていました。
道中の登山がキツイからなのか、その1時間で3人ほどの人にしか会わず、この絶景をほぼ独り占め状態。
山の稜線に前後感があり、パキッとコントラストの効いた写真になりました。
EOS 6D Mark II+EF50-200mm F3.5-4.5L
これは江ノ島で偶然出会った薄明光線。
天使の階段と呼ばれる事もあり、その名の通りドラマチックな現象です。しかし夢中になって暫し見つめていると、ポツポツと雨が…。
この写真を撮影した時にはEF50-200mm F3.5-4.5Lという防塵防滴非対応の古いレンズを使っていたので、急いで防塵防滴のレンズに付け替え、撮影を続行しました。
びしょぬれになった撮影者に対して、EOS 6D Mark IIは水も滴る涼しい顔。
何のエラーも起こることなく、非常に頼もしい姿を見せてくれました。
・・・
ここからは動画内でご紹介できなかった写真をご覧ください。
EOS 6D Mark II+EF16-35mm F4L IS USM
新島行きのプロペラ飛行機の機内から、江の島を狙いました。
ジャンボジェットとは違い極低空を飛ぶので景色が楽しい反面、直下型の大きな揺れに見舞われるので身のすくむ思いをしたことを覚えています。
高速回転するプロペラが虹色に写る事に気付き、楽しくなってこの後同じようなカットを乱発しました。
EOS 6D Mark II+EF16-35mm F4L IS USM
茨城県にある旧上岡小学校(廃校)の教室です。
程良くレトロな校舎内を、スリッパをはいて滑らないよう気を付けて歩いていくと、なんとも言えないノスタルジックな気分に。
瞳を閉じて耳をすませば、遺された机や楽器から子供たちの笑い声が聞こえてくるようでした。
EOS 6D Mark II+EF16-35mm F4L IS USM
山梨県和田峠みはらし広場より望む富士山です。
思ったより駐車場が狭く、車を止めるのに一苦労でしたが眺めは抜群!
霞を取るためにスカイライトフィルターを使用すればよかったと少し後悔しました。
EOS 6D Mark II+EF16-35mm F4L IS USM
梅雨の只中、早くもバテ気味の体を引きずり散歩へ。
日陰を求めて高架下に潜り込むと、シャーという音と共に自転車が来ました。
カメラを構えて露出ゲージを見ながら「多分この位の明るさになるだろう」と予想して待ちます。
(フィルムカメラをご使用の方は露出計がなくともシャッタースピード、絞り、ISO感度の数値だけで解るとか…。尊敬!)
一眼レフで思い通りにバシっと決まった時の快感は、一度味わうと病みつきになります。
遠出しなくとも、被写体は町中にあると気付かされた一日でした。
EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS Ⅱ USM
こちらは長良川温泉へ行った時の一コマ。特殊な発色・コントラストの出方になるピクチャースタイルを使用しています。
冬の低い日差しに照らされた石垣が、金色に輝いていました。
EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS Ⅱ USM
こちらは南極観測船の「ふじ」。鮮やかなオレンジ色の塗装が特徴です。
現在は名古屋港に係留されており、船内も見学可能とのことでオープン時刻になるが早いか乗船しました。
この旅行時にはバス・電車移動になることを鑑みて、普段の単焦点セットではなくズームレンズ一本で勝負をかけたのですがやはり便利です。
フルサイズの24mmは、狭い船内でもダイナミックに写す事が出来、旅の思い出を高画質で収めることができました。望遠端も105mmあるので、大抵の観光地で不足を感じません。
EOS 6D Mark II+EF70-300mm F4.5-5.6L IS USM
締めくくりはまぁるい体が愛らしいジョウビタキです。
つぶらな瞳ですが、縄張り争いの時は強い攻撃性を示し、他個体とけんかすることもしばしば。
もう少し仲良く出来ないものかと思うのですが、鳥の世界も色々あるのでしょう…。
この時使用していたレンズのEF70-300mm F4.5-5.6L IS USMは、ちゃんと解像しつつも柔らかさのある描写でお気に入りです。
様々な場所を旅して、数え切れない程写真を撮ったEOS 6D Mark II。
撮影に出ない日でも、おもむろにグリップを握ったり部屋の中を撮ったりとつい触ってしまいます。
いつまでも大切に使っていきたいと思います。
2022年現在でも十分通用する性能。「写真を撮る」という楽しみを味わい尽くせる一台です。レンズも是非!