「ニハチ」
カメラ業界でニハチと言えば28mmかF2.8を意味する言葉として使われています。
本ブログでは、マップカメラの28周年をニハチとかけ、マップカメラスタッフ一押しの「ニハチ」レンズを通し、「ニハチ」の魅力を皆様に紹介していきます。
毎日28mmかF2.8のどちらかが掲載されますので、お見逃しなく!!
本日ご紹介する「ニハチ」は…
『Canon EF28mm F1.8 USM』です!
今回は1995年に発売したレンズである『Canon EF28mm F1.8 USM』を『Canon コントロールリングマウントアダプター EF-EOS R』を介して『Canon EOS R6』に装着して撮影に臨みました。
撮影日は気温30度を超える真夏日、青空に真っ白な雲が映える快晴でした。
太陽の光を一身に浴びる白い花が目について早速撮影に入ります。しゃがみこんで最短撮影距離約25.0cmでシャッターをきりました。露出設定が明るすぎた気もしますが、だからこそ当日の暑さや眩しさが伝わってくるように思います。
植物ならともかく人間の身には辛い直射日光から木陰に逃げ込みます。
見上げてみると実なのか何なのか緑色の房のようなものがついていました。葉を透かして見える葉脈はしっかりとしていながら、周辺のボケは流れるようで少し癖があります。同じく逃げ込んだ先の植物のアーチでも同じような周辺のボケが見られました。
約27年前のレンズなのでむしろこういった部分を楽しむのもいいかもしれません。
木陰で涼んだ心地になった後は更なる植物の姿を求めて温室へと向かいます。この暑いのに更に温室に向かう心地といったら何ともいえないものでしたが全てはまだ見ぬ植物のためです。
温室では早速南国や夏を連想させるブーゲンビリアを見つけました。ピンク色のイメージが強かったのですが、写真を載せるにあたって調べてみれば赤・ピンク・紫・黄色・オレンジ・白と想像以上にカラフルなようです。
夏の真昼間、高い位置にあった太陽の影響か右下あたりにフレアが見受けられます。
ここまでほぼF値開放での撮影でしたが、少し絞るとシャープな描写になるように感じます。
こちらはミャンマーが原産の紫色の葉が美しい植物。現地ではどのように自生しているのか分かりませんが、こんな綺麗な葉の植物が道端に生えていたりするのでしょうか。
多肉植物であるグリーンネックレスが白い梯子のような家具に置かれていました。
まるでグリーンピースのような玉状の葉が連なる様が可愛らしく、筆者の自宅にもあったりします。
夏といえば1枚は撮影しておきたい向日葵。
自分の身長以上の花を撮ることや、痛く感じるほどの日差しに苦労しながらも青空を背景とした向日葵の写真が撮影できると苦労も報われる思いです。
朝から楽しんだ撮影も終了し、お昼ご飯にはパスタを選択しました。
少々辛みをきかせたアサリとエビのペスカトーレが紺色の幾何学模様のお皿に映えます。28mmという画角は広角ながら極端すぎず、周囲の情報も拾い上げてくれる部分が多くの広角好きの方に好まれる点だと思います。
今回のレンズでは更に長さ約55.6mm、質量約310gとコンパクトな点も魅力的であり、約27年前のレンズだからこそ持つ開放での描写のあまさや癖のあるボケ、強い光の環境下でのフレアやゴーストといった部分も一種の味といったところでしょうか。絞ればシャープな描写となる点も合わせて実際に使って楽しみたくなるレンズだと思います。
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