小型軽量で、手軽に持ち運びしやすくマニュアル要らずの操作で人気のあるEOS Mシリーズ。
EF-Mマウントの現行品のレンズは下記のとおり。
単焦点レンズ
・EF-M22mm F2 STM
・EF-M32mm F1.4 STM
・EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM
ズームレンズ
・EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
・EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
・EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
このように、Canon純正のEF-Mマウントレンズは、EFマウントに比べるとあまりレパートリーが多いとはいえません。
もっとレンズの幅を広げたいという方はマウントアダプター「EF-EOSM」を使用するとEFレンズを装着することができます。
レンズの種類は豊富になりますが、マウントアダプターによってサイズ感が大きくなってしまうので、
組み合わせによっては小型軽量の魅力を発揮できない場合もあります。
せっかくの小さなボディには小型のレンズをつけたいと考える方も多いのではないでしょうか。
ということで今回は、EOS M専用としてSIGMAから出ている小型軽量の単焦点レンズ「Contemporary 56mm F1.4 DC DN」についてご紹介いたします。
今回、撮影で使用したボディはCanon EOS M5です。
SIGMAからは現在、「C16mm F1.4 DC DN」、「C30mm F1.4 DC DN」
そして今回ご紹介する「C56mm F1.4 DC DN」が発売されています。
Contemporaryシリーズなので、小型軽量を重視していて気軽に持ち出せるのがポイント。
また、レンズの重量は280gと片手で持てるほどの大きさです。
センサーサイズがAPS-Cのため、フルサイズ換算すると90mm相当の中望遠レンズになります。
上記の通りEF-Mレンズの単焦点が3本しか出ていないのと、焦点距離が広角から標準のため
C56mm F1.4 DC DNでひと味違う撮影ができます。
被写体と遠すぎず、近すぎず程よい撮影距離を保ことができ、自然な圧縮効果も期待できます。
そしてなんといっても絞り開放F1.4と明るく、上の写真のようにボケを楽しむことができるのもこのレンズの魅力の1つです。
前後が綺麗にボケてくれて、逆光の中でピントが合うのが難しいところ、中央の細い葉は高い解像力で写し出してくれました。
逆光時でもコントラストの高い描写力を実現していますが、強い逆光のなかの撮影となると、フレア・ゴーストが出てしまいます。
しかしふんわりと優しい雰囲気で個人的には好きな写真の1つになりました。
中望遠の圧縮効果とF1.4 の明るさを実現した上でコンパクト。これはSIGMAのContemporaryシリーズだからできたことです。
主にポートレート撮影など、様々なシチュエーションで重宝されるレンズではないかと思います。
ぜひ、EOS Mシリーズを購入検討している方は、
SIGMAの「Contemporary 56mm F1.4 DC DN」にも注目していただきたいです。