ミラーレスカメラがデジタルカメラの主流になって数年が経ちます。これによって一層カメラを選ぶ際の選択肢が増えました。カメラを始めようとお考えの方、あるいはご自分の機材のアップデートをお考えの方には、より目的にあった道具を見つけやすくなったように思います。
今回はNikon D800のご紹介をしながら、一眼レフカメラの持つ魅力に触れてみたいと思います。
AF-S Nikkor 58mm F1.4G
Nikon D800は2012年に発売された有効画素数3600万画素のフルサイズ機です。当時、一眼レフ機でこれほどの画素数をもったカメラは初めてでした。デジタルカメラのさらなる進化を感じさせるカメラとして大変話題になりました。
D800の写し出す解像度の高い画像は今でも素晴らしいです。はじめてこのカメラで撮影した時、人の髪の毛や木の幹などのきめ細かい描写に驚いたものでした。
AF-S Nikkor 300mm F4E PF ED VR
高画素機はトリミングしても画質が劣化しにくいです。そのため撮影時に被写体への距離が少し足りないと感じてもピントが合っていれば「後でトリミングすればいい」、と気持ちに余裕が持てます。
この写真と下のピザ窯の写真は少しトリミングしています。
AF-S Nikkor 58mm F1.4G
D800のファインダーはとてもクリアーで見やすいです。視野率100%なのでファインダー内で見えた範囲がそのまま写真になります。一眼レフカメラはファインダーを覗きながら被写体の動きを追ったり、写る範囲などを確認しながら撮影します。
AF-S Nikkor 300mm F4E PF ED VR
撮影していくうちに「写真って面白いな」、「こんな写真を撮ってみたいな」あるいは「レンズを変えてみたらどんな写りになるかな?」と思うことがあります。そして実際に画角の違うレンズを付けてみると、また新たな写真の面白さを感じるようになります。
新しい交換レンズの購入を考える際、一眼レフカメラ用のそれはバリエーションが豊富なので、目的にあったレンズを見つけやすいと思います。
AF-S Nikkor 300mm F4E PF ED VR
D800に限らず、一眼レフカメラは起動が早いのも嬉しいところです。電源を入れればすぐに撮影可能です。ある日、家族で河原に遊びに行ってカップラーメンを食べていたら上空に見たことのない飛行機が現れました。自宅付近でよく目にする自衛隊の飛行機とは明らかに違ったので、とっさにカメラを取り出してシャッターをきりました。アメリカの軍用機のようです。
この寒い時期は写真の撮影枚数は少なめですが、このように初めて見る飛行機を1枚撮るだけでもとても新鮮で嬉しい気分になります。
AF-S Nikkor 300mm F4E PF ED VR
このD800も含め、各メーカーから出ている一眼レフカメラの特に中上位機種のほとんどが、オートフォーカスのフィルムカメラ時代のデザインがベースとなっているので外観がかっこいいです。私にとってカメラらしいカメラというのは一眼レフ機になります。その外観に加えてグリップを握った時のフィーリングも大好きです。そして道具として大切な操作面においても優れています。もちろんどのメーカーの一眼レフ機においても上位機種は操作がしやすいようによく考えられています。
そして何より一眼レフカメラは上位機種でも確実に以前よりお求めやすい価格になってきております。これからカメラを始めようと思っている方、そしてフルサイズの高画質を楽しみたいとお考えの方にはおススメです。
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今回使用した組み合わせです。
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