【Nikon】一眼レフという選択肢~D500編~vol.2
動画撮影がメインの筆者。
そのため使用するカメラボディは必然的にミラーレス機ばかりでした。
そんな筆者ですが「D780」を使用した際にファインダーの見やすさに感動を覚えました。
単純な見やすさはもちろんですが、何よりも両目を開けた際に被写体をしっかりと「ファインダー内外の両目」で視認できることがその見やすさの最たるものと感じました。
野鳥、特にカワセミを好んで撮影することが多く、ミラーレスでは飛ぶ瞬間は撮れるものの追いかけることが出来ずに飛び込んだり、飛翔している姿を撮影することはほぼ出来ませんでした。
出来たとしてもそれはただの偶然ばかりでした。
しかし、一眼レフであればそれが可能になるので早速撮影してまいりました。
少々、枚数が多いですがお付き合いいただければと存じます。
まずは愛らしい姿の「エナガ」です。
今回使用したボディは「D500」、レンズは「AF-S NIKKOR 200-500mm F5.6E ED VR」です。
D500はAFの食いつきもよく、連写性能も高いため枝を飛び回る姿をしっかりと捉えることが出来ました。
動き回るエナガをしっかり視認できたことも大きいです。
ぴょんとジャンプしている姿がなんとも可愛らしいです。
手で包んでわしゃわしゃとしたくなるモフモフの羽毛は魅力的です。
こちらを向いている表情はどこかキリっとしていて凛々しさを感じます。
続いてはメジロです。
緑の羽とその名の通り目の周りが白いことが特徴です。
こちらも枝から枝へ飛び移る瞬間です。
羽の一枚一枚も綺麗に描写されています。
奥に見える空の青とメジロの綺麗な緑のコントラストが印象的です。
ここからは主役のカワセミをご紹介させていただきます。
真正面からの撮影です。威風堂々とした立ち姿が小さな鳥ながら威厳のようなものを感じます。
大きく翼を広げる姿を捉えることが出来ました。
背中の青がとても綺麗ですが、光の当たり方によっては青というよりも「翡翠(カワセミ)」と書く通り翠にも見えます。
飛び込む瞬間のシルエットです。
これはまさに飛び込む瞬間です。
残念ながら撮影出来たのは出だしだけで、池に入る瞬間は勢い余って通り過ぎてしまい撮影出来ませんでした。
ミラーレス機では何となく飛んで行った方向に振って「何とか撮影出来た」という印象でしたが、この写真を撮影した際にはしっかりとカワセミを捉えていることを認識しながら撮影することが出来ました。
非常に速いので追いつかなかったり、この写真を撮影した時のように逆に振りすぎたりすることが多かったのですが、それでも撮影のしやすさをひしひしと実感することが出来ました。
水面に写る姿もしっかりと描写しています。
飛び込むところは撮影できませんでしたが、獲物を捕らえて飛翔する姿を捉えることが出来ました。
2枚目に関しては飛び込む際に閉じる目の膜まで鮮明に写っています。
ついに池に入る瞬間と出てくる瞬間を撮影することが出来ました。
※最後の一枚は別のタイミングで撮った写真です。
この時、カワセミは食事を終えて水浴びタイムだったため何度も飛び込みを行っていました。
そのためシャッターチャンスは多く、通常より撮りやすい状況ではあったものの、飛び込みの瞬間を撮影できたことがとてもうれしく思いました。
追えていることは分かっていてもなにぶん連写していたため、モニターで実際の写真を確認するまでは不安でしたが、しっかりとピントもあっていて、水滴の一粒一粒も綺麗に描写できています。
水浴びが終わり、毛繕いならぬ羽繕いをして巣へと飛び去って行きました。
野鳥撮影に関してはしばらくの間は一眼レフにて練習をしようかと思います。
いずれはミラーレス機で決定的瞬間を動画で撮影できるようになりたいと思います。