【TAMRON】70-180mm F2.8 Di III VXDで捉える光が楽しかった話
TAMRONからリリースされている大三元の望遠ズーム、
刺さる人には刺さるコストパフォーマンス抜群な「70-180mm F2.8 Di III VXD」ですが、
昨今3年ぶりにII型となる「70-180mm F2.8 Di III VC VXD G2」がリリースされたのは記憶に新しいところです。
II型が発売するという事が意味しているのは、I型の中古品のコストパフォーマンスが更に向上してしまう可能性を持っている事。
割り切った仕様さえ許容してしまえば、きっとお値段以上の写りをもたらしてくれる事間違いなしと胸に刻み撮影に臨んでまいりました。
結果から言ってしまえば、大満足だった事は言うまでもありません。
今回はボディにα7IVをチョイス。それでは写真と共にご紹介致しましょう。
中望遠から本格的な望遠域に入って行く辺りの焦点域になりますから、やや離れたポイントから遠くのものを
引き寄せるような撮り方になるかと思いますが、遠景をそのままズバッと切り抜くようにアプローチ。
気持ちの良い秋晴れでしたので、差し込んでいた光が印象的でした。
コスモスに透ける太陽光が美しかったので一枚。
せっかくの望遠レンズなので手前にもコスモスの葉を入れて、エアリーな雰囲気を狙ってみましたが、いかがでしょうか。
また、MFかつワイド端(70mm)での撮影限定ではありますが、最短撮影距離を27cmまで縮めた撮影が可能となっています。
こういったギミックが凝らされているのもサードパーティーならではの面白いポイントでしょうか。
II型ではこの近接撮影においてもAFが使用可能になっているとの事ですが、今回はI型でしたので風に吹かれるコスモスに対して、
ボディのバリアングルを活かしながら連写して、ピントの来ているショットを選ぶ形となりました。
カメラやレンズにとっては風で揺れる花びらの隙間からチラチラと太陽が覗いており、
かなり悪条件の撮影であった事は間違いありませんが、味のあるゴーストが雰囲気づくりに一役買ってくれたように感じます。
ちなみにこの時の装備はボディにレンズをつけっぱなしにした状態で、リストストラップを使用してグリップを常に握る様な形で持ち運びしていました。
大三元クラスのレンズを付けてそんな事をしていると少なからず手首へ負荷がかかり、疲労感を感じるものです。
それもそのはず。70-200mmF2.8通しクラスのレンズであればレンズ単体で約1~1.5kgはある事がほとんどで、いくらボディのグリップ感が良くても、
レンズ側がフロントヘビーになりその分の負荷が発生します。
しかしながら本レンズは810gと非常に軽量になっており、数時間の撮影であれば苦なくグリップし続けることが出来ました。
これはテレ端が20mm短く180mmまでのズームである事や、手振れ補正を搭載せずボディ側の補正に一任している事で、
これだけの軽さを実現しているのだと思われます。
この辺りを割り切ってしまえる方にとってはかなりおススメなレンズと言えます。
格子窓から差し込む光が印象的だったので一枚。
ほんのり光が回って写真右側の壁面もグラデーションを描くようにほのかに明るくなっていますが、
ハイライトからシャドウに至るまで破綻なく描き切っているのはさすがの一言です。
AFのスピードや追従性などについては純正が欲しくなるシーンもあったかとは思いますが、
画に関しては申し分のない写りを見せてくれますので、比較的ゆったりとした撮影スタイルの方などには良いのではないでしょうか。
2023年11月現在の相場はおおよそ10万円と、大三元の望遠ズームでは考えられないような価格が魅力的です。
刺さる人には刺さるレンズですので、望遠ズームをお悩みの方はぜひ検討材料に加えてみてください。
今回はこの辺りで。
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