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【RICOH】GRⅢとMt.Takao 6th Trailを行く

高尾山は、都心からの交通の便にも恵まれ、そのアクセスの良さと自然の豊かさで、
年間300万人もの登山客が訪れる世界一登山客の多い山です。
標高も599mとそれほど高くはなく、日帰りでもゆっくりと山歩きが楽しめる人気の観光スポットになっています。
小さな山ではありますが約1,600もの種類の植物や昆虫も数が多く、またムササビの観察でも有名です。
今回はGRⅢと共に大人気の高尾山へ行って来ました。

高尾山の山頂に行くには、多くの登山道があり1号路から6号路など、全部で10コースの登山道が存在します。
今回は「森と水」をテーマとした6号路のびわ滝コースを選びました。
6号路は完全な山道で、登山の雰囲気を十分に満喫できる沢沿いを歩くコースです。

暖帯林と温帯林とが織りなす広葉樹林に、樹齢数百年もの大杉が林立する高尾山は「明治の森高尾国定公園」として
「東海自然歩道」の東の起点でもあります。
「東海自然歩道」は緑豊かな自然と貴重な歴史に触れることができる総延長1697.2km のロングトレイル。
まさにスタート地点を思わせる地蔵がズラリと並んでいました。

高尾山ケーブルカー清滝駅の左手奥に続く舗装路を歩き、川沿いの道を進めば、やがて対岸に岩屋大師が見え、琵琶滝コース分岐に着きます。
分岐を左に、滝の音に送られるようにして沢の上流に向かって進んでいくコース。
やがて飛び石伝いに沢を渡ると、急な山道となっており、ひと登りすると山頂へ到着します。

高尾山ではあちこちで見ることができるシャガの葉は剣形で、長さは約30~60センチほど、つやつやとした光沢があり鮮やかな緑色をしています。
山麓から頂上にかけて、林の中やふちなど、うす暗いところに生えていて、種をつくることができないため根茎をどんどんとのばして、
増えていく植物。その特徴を利用して、土手道などの土留めによく植えられています。

登山は登って下りてこなければなりませんので、長時間登り続ける、下り続けるような事は、普段の生活ではありえない事。
普段使わない筋肉を、長時間使い続けるのだから筋肉痛にもなります。
体の負担をいかに減らすことができるかはとても重要で軽いにこしたことはありません。

GRⅢの軽さの恩恵はかなりありました。単焦点レンズであること、モニターが動かないこと、
ファインダーやストロボが組み込まれていないことなど、GRⅢは一見不便そうなカメラでもあります。

しかしカメラで大切な要素のひとつでもあります携帯性、GRⅢを手にするとそのサイズと軽さに驚きます。
また撮影している時はほとんど片手でシャッターを切っていることに気づきました。それだけ手軽に写真撮影を楽しんでいる証。
今回もGRⅢの特徴でもあるイメージコントロールはハードモノトーン(HardBW)を選択して撮影しました。

物質的な面だけでなく必要のない機能などを取り除くことで、迷うことなく精神面も軽くしてくれるカメラ。
心まで身軽になれるカメラこそGRの魅力の一つであり、今回の登山で心も体も軽くなるカメラだと改めて気づくことができました。
また次回は違ったコースで、繰り返したずねても飽きることがない高尾山の魅力と心も体も軽くなるGRⅢの魅力をお伝えできれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:23年11月11日 12時00分 ]

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