【OM SYSTEM】OM-1 とパナライカ望遠ズームで野鳥ムービー!
CP+2024OM SYSTEM / OLYMPUSOM-1Panasonicスタッフおすすめ機材ズームレンズを楽しむネイチャーフォトミラーレス動画ミラーレス動画マイクロフォーサーズ編冬の煌めき動画撮影厳選アイテム
冬、それは夏に続いて撮影が厳しくなる季節。
もちろんその季節だけに撮れるものがあるからにはそんなことは言っていられませんが、寒いものは寒いのです。
徒歩30分もしないうちにそれなりの広さの自然公園がある筆者は散歩がてらよく撮影に訪れるのですが、虫の姿もなく葉を落とした木々が多い中で何を撮影するのかと言われれば野鳥になります。
自然公園の公式Xでは毎日のように日々の植物の変化や野鳥の姿がポストされ、通勤電車内で見かけるたびに自分でも撮影してみたいと思う日々。
数年前と比較すると最近では投稿される野鳥の姿も鮮明になり、きっと機材を買い替えたのではないかと感じつつ撮影担当者の腕もいいのだろうと伺わせます。
そんなわけで今回は愛機である「OM SYSTEM OM-1 ボディ」に「Panasonic LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.」を装着して野鳥撮影に向かいました。
縁があってお得に入手できたレンズですが、焦点距離を同じくする「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」と比較すると質量約135g、長さ約34mmほど小型軽量となっています。少しでも機材の軽さを取るか、ボディと同一メーカーにするか、テレコンバーターの取付け有無など自身の選択基準で選べるところもマイクロフォーサーズマウントの魅力の1つです。
なにしろ35mm判換算で200-800mmの超望遠レンズがこの身軽さで使用できるのは嬉しいものです。
早速到着した公園の川では鴨の群れが思い思いに過ごしており、遠く高い木の上でヒヨドリが甲高く鳴きかわしています。
毎回の滞在時間は2時間程度なのでその間にどんな野鳥との出会いがあるか全くの運任せとなります。大体いつも望遠レンズを持っていない時に限って良い出会いがあるのがパターンとなっているのですが果たして……。
結果からいえば大豊作の撮影となりました。
今年の抱負である動画撮影もこなせたので一緒に振り返って頂ければと思います。
動画冒頭で食事中だったオナガです。いつも群れていて鳴き声も大きいためいると分かりやすいのですが、大体木立の中で見えにくい所にいるのであまり撮影出来たことがありません。
続けてシジュウカラ。小さい体格ながら意外と物怖じしないのかじっとしていると足元近くまで寄ってきました。こちらも食事の時間か地面をつついて何やら小さい木の実や昆虫を食べていたようです。
ジョウビタキのメスは実は初めての出会いでした。この公園にいることは知っていたのですが、いつも通る小川脇の小道にいたのでこれまで気付いていなかっただけかもしれません。
動画との順番は多少前後しますがこちらはジョウビタキのオスです。オレンジ色のお腹が綺麗で可愛い野鳥です。メスのいた小川とは少し離れた大きな池のほとりで鳴いていました。どちらも尾羽の小刻みな動きが可愛らしいです。
まれに釣り人の姿がある小川では稚魚が生まれたのか小魚の姿が多くありました。この周辺に生息するカワセミやサギの主食かもしれません。その数えきれないほどの大量さと小川の透明度に思わず撮影していました。
小魚を撮影した後歩みを進めると、よくカワセミを見かける場所に小さな青い姿がありました。動画にもありますが、カワセミの縦にぴょこぴょこ動く姿が可愛くて撮影せずに眺めてしまうことも多いです。基本的にスチルメインな撮影スタイルなのですが、こういった動きが撮れるのは動画の魅力だと改めて思います。
こちらも食事中のヒヨドリ。何かの木の実だとは思うのですがポップコーンにしか見えないうえ、何度も飲み込もうとして断念する姿がコミカルで思わずカメラを構える腕が震えてしまいました。
最後はメジロの群れの水浴びシーンを続けて。水深2,3cmほどといったところですがメジロには十分なようで、何匹か交互に水浴びを続けていました。想像以上に豪快な水浴びっぷりが見事です。
今回はいつもより早めの時間での撮影でしたが、野鳥の様々な生態が観察出来たようでとても楽しい時間となりました。今後もマナーを守りつつ季節の変化を見守りたいと思います。