2024年が明け、あっという間に1ヶ月が過ぎました。
東京ではまだ積もるような雪には出くわしていませんが、今日はよく晴れている!と天気予報を確認せずに家を出ると日差しの強さに反して気温が低く、落胆することもしばしば。それでも、深く息を吸うとよく冷えた空気が体内を駆けまわっていくような感覚は嫌いではありません。
さて、この日も快晴に恵まれた1月のある日。
カイロを握りしめて上野を訪れました。
持ち出したのはCanon EOS Kiss X10 + EF-S24mm F2.8 STM。
スナップ撮影ならやはり、小型軽量。
EOS Kiss X9の後継機種EOS Kiss X10は、可動式液晶モニター搭載のデジタル一眼レフカメラにおいて世界最軽量となる質量約449gを実現、エントリーユーザーにも抵抗なく使える一機となっています。
また、合わせたレンズはEF-S24mm F2.8 STM。こちらも最薄最軽量のパンケーキレンズです。35mm 判換算で約38mm 相当の焦点距離はスナップなどの持ち歩きにぴったりの1本です。
頭上には白く小振りな花がちらほら、雲一つない空によく映えます。
また、青空に目立ちやすい周辺減光なども特段気になりません。
花にぐっと近寄ってみました。桜でしょうか、冬の寒い時期にも咲く桜があることを聞いたことがあります。
本レンズの最短撮影距離は16cm、レンズ表面部から約9cm まで近づいて撮影をすることが可能です。
今回のように草花に近づいてみるのはもちろん、物撮りやテーブルフォトまで万能に活躍してくれます。
不忍池の近くでは骨董市が開催されていました。
人も多かったのでシャッターを切ることはしませんでしたが、代わりに案内のテントにぶら下がっていたランプにフォーカスをあてました。
小型ながらも有効画素数約2410万画素を持ち、上位機種に負けず劣らない描写力を持つEOS Kiss X10。今回の撮影を通してピント面の解像力の高さに感心させられます。
柵と柵の間から鮮やかな橙色を見つけました。前ボケと後ボケ、また日の当たっている部分と影の部分が良い対比になってくれています。
動物園や美術館にはじまり、アメ横などの名所が数多く存在し来訪者も多い賑やかな印象のある上野ですが、実際訪れてみると喧騒とは離れたおだやかな時の流れを感じます。
散策中の家族連れの方たちや海外からの観光客の方々が足を止めるのは、路上で行われているパフォーマンス。偶然的に見かけることがほとんどでしたが、都のHPでその日の活動予定が確認できるようです。筆者も人だかりにまぎれてシャッターを切りました。
今回のような場面に限りませんが、コンパクトな機材であることは撮影者にとって重さや持ち運び面でのストレスが軽減されるのはもちろんのこと、被写体やまた周囲にいる人間にとっても威圧感がなく大きなメリットだと言えます。
いかがだったでしょうか。
今回はCanon EOS Kiss X10 + EF-S24mm F2.8 STMの組み合わせで平日の上野を歩いてみました。
普段ミラーレス機をメインで使用することの多い筆者にとって、軽く手にすっぽりと馴染むような本機たちはかなり使いやすいものでした。
まだカメラに慣れていないエントリーユーザーの日常にもすぐ溶け込むようなそんな組み合わせ、ぜひ1度試してみてください。