【OM SYSTEM/Panasonic】OM-5をオススメしたい!3本のズームレンズを使ってみたの巻
わたしは撮影をすることがとても好きですが、時々マイペースにその場の雰囲気を楽しみたい。旅先に大きいカメラを持っていっても、このような気持ちの時はその場の雰囲気や時間をそのまま楽しんで、あまり撮らずに終わってしまう。同じようなシーンを経験したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなとき、筆者は写真撮影と日常の楽しみとのバランスを両立しやすい、マイクロフォーサーズのカメラやレンズの軽さやラインナップが非常に魅力的に感じています。
そんな方にオススメしたいカメラがOM-5。
OM SYSTEMでは他にもOM-1・E-M10やpenシリーズなどありますが、OM-5は写真撮影と日常の楽しみを絶妙なバランスで向き合える名機だと思います。
OM-5は防塵・防滴・耐低温性能もあり、同じような性能を持つレンズの組み合わせで雨天でも安心して撮影することが可能です。OM-5を握った時に、自然とダイヤルの回しやすい位置に指がかかり、ボタン類の操作に無理もなく、プロダクトとしての完成度の高さがを感じます。サイズが小さすぎるわけではないので、レンズ選びに幅が出ることも良さの一つです。
今回は3つのズームレンズの組み合わせを紹介します。
使用したレンズは「LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 POWER O.I.S.」 「LUMIX G VARIO12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」 「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」 です。
1本目
【LUMIX G VARIO 100-300mm F4.0-5.6 POWER O.I.S.】 超望遠を1kg未満で楽しもう
超望遠レンズとの組み合わせ、重さが940gほどで1kg超えません、最高です。マイクロフォーサーズの機材を使うメリットに望遠レンズがコンパクトに抑える事が可能で、気軽に動物やスポーツ、乗り物の撮影を楽しむことが出来ます。撮影もしたいけど、現場の雰囲気もしっかり楽しみたい方におすすめできる組み合わせです。これより大きいレンズですと、レンズに重心が寄って持ちにくいかもしれません。
そして筆者は上野動物園へ。OM-5のボディ内手ブレ補正が優秀で、望遠端での手持ち撮影も簡単でした。ちなみにメーカーが違う組み合わせですが、AFも速く、気になることはありませんでした。
コントラストや色ノリも魅力的、その写りに驚きが隠せません。現行品はII型となり5万円台という価格を見るとつい欲しくなってしまいます。
2本目
【LUMIX G VARIO12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.】 これ持って散歩するだけでいい
可愛らしいこの佇まい。パンケーキズームレンズとの組み合わせで、コンデジのような姿に変身。上着にあるような少し大き目のポケットなら簡単に入ります。お洒落して出歩きたい筆者にとって、存在感控えめでとても気に入っている組み合わせです。一点、このレンズは防滴仕様ではないので、雨の日にはご注意ください。動物園を出て上野のスナップ撮影を楽しんでみました。
街に溶け込んで、スナップ撮影するのが粋です。威圧感のないカメラは、撮る側の気持ちも楽になるのでとても気に入ってます。OM-5のサイズ感なら操作性も良好。こちらのレンズはPanasonicのボディとの組み合わせのほうがより自然な色ノリをする印象を受けました。筆者はあまり電動ズームが得意ではありませんので選びませんでしたが、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZの方がOM-5には適しているのかもしれません。
3本目
【M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO】 これぞ王道の組み合わせ
OM-5のレンズキットでもあるM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROは物撮り、スナップ、風景など非常に万能です。防塵・防滴・耐低温でシビアな環境でも安心して撮影でき、マクロや深度合成にも対応しています。これ一本で様々なシチュエーションをこなすことができます。サイズや重量のバランスの点でも、とても重宝出来る組み合わせでしょう。
ズーム全域で最大撮影倍率0.5倍のマクロ性能で水滴に近づいて撮影してみました。解像度とコントラストの高さ、ボケのなだらかさを画が伝えてくれます。
雨の中、スナップ撮影。多少濡れる程度でも安心して撮影し続けられます。
ボディの5段手振れ補正が優秀で、暗所でもしっかり撮影することが出来ます。奥の建物が段々と霧に馴染んでいく様子を捉えてみました。
OM-5では、手持ちハイレゾで約5000万画素の高解像写真表現も可能です。手持ちハイレゾは木や草の立体感・質感も精細に表現してくれました。
OM-1/E -M10系やPEN系のボディもありますが、OM-5は撮影のしやすさと日常使いの程良いバランスを保った機種であることを、今回の写真を通して知っていただけたかと思います。どちらも欲張りに楽しみたいと思っている方にぜひ興味をもっていただきたいカメラです。