【SONY】初めての動物園にオススメ!SONYのハイスペックAPS-C
動物園に行くと、普段会えない動物たちと出会ってつい写真に撮りたくなります。
しかし、動物の写真は難しそう、というイメージがあるのではないでしょうか。
たしかに、花など動かない被写体と比べると、動きが素早く読みにくいのでピント合わせが大変です。
そんな初めての方にオススメのモデルが「α6700」です。
動物撮影において重要なポイントは瞳にピントを合わせることです。
「α6700」には、AIプロセッシングユニットが搭載されており、犬や猫に近い動物は、瞳だけでなく頭の認識も可能です。
これにより、動物撮影がかなり簡単になりました。
というのも、従来までのSONYの瞳AFは顔全体や横顔を捉えないと、瞳を認識できませんでした。
動き回る動物をずっと追い続けるのは難しく、追っている最中に顔が見えなくなり、ピントが外れてしまう事もよくありました。
しかし、このAIプロセッシングユニットの搭載により、動物の顔が見えなくても捉え続ける事が、簡単に可能になったのです。
後はシャッタースピードと連写の設定をすれば、カメラがしっかり撮影してくれます。
今回撮影に持って行ったレンズは「E 18-135mm F3.5-5.6 OSS」と「E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS」です。
規模の小さい動物園や、小動物などの撮影であれば、「E 18-135mm F3.5-5.6 OSS」で撮影できました。
大きな動物園や、大型の動物を撮影する場合は距離が足りないので、「E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS」が必要になります。
この2つのレンズを使うにあたって注意すべきケースがあります。
それは、檻があるケースです。
どちらのレンズもF値があまり小さくないレンズなので、檻を完全にボカして消せないことがあります。
その場合は、フルサイズ用のF値が小さい望遠レンズを使うと、檻をより大きくボカすことができます。
AIプロセッシングユニットにより、動物、鳥、共に認識対象が拡大しました。
特に動物に関しては、「α6600」と比べて認識性能が40%以上アップした、とソニーが謳っています。
まずは、「α6600」から対応を謳っている、犬猫に近い動物、スマトラトラです。
かなり認識が良く、後ろ姿でもしっかり追従できました。
瞳の認識も良く、顔が画面に入っている状態では、基本的に瞳AFが動作していました。
撮影しやすく、タイミングさえ合えば簡単に撮影できました。
つづいては小動物。
ミーアキャットとオグロプレーリードッグ共に瞳の認識が良く、しっかり撮影できました。
顔以外の認識も良く、後ろ姿でも追従をしてくれました。
ただ、どちらもジッとしているタイミングが多く、追従が必要ないほど撮影しやすかったです。
先程のミーアキャットやプレーリードッグとは異なり、レッサーパンダは常に動いていました。
地面を歩いたり、上の足場に登ったりと縦横無尽に動き、また木々が姿を遮ることもあります。
しかし、瞳の認識、追従、共に良好なので、可愛い姿を捉えることができました。
つづいてはサル。
ブラウンケナガクモザルとコモンリスザルです。
サルは目鼻立ちがハッキリしているからか、かなり瞳AFの認識が良い印象を受けました。
動きが俊敏で、捉えるのが難しかったですが、捉えている間は動体認識、瞳AF共に動作していました。
これにより、ブラウンケナガクモザルは躍動感のある写真が撮影できました。
つづいてはクマ。
ホッキョクグマとマレーグマです。
どちらも顔立ちがはっきりわかるクマなので、瞳AFの精度が良く、難なくピントを合わせる事ができました。
動体認識も動作したので、動き回っていても、問題なく追従が可能です。
つづいて鳥類。
ワライカワセミや、スバールバルライチョウといった、一般的な鳥のフォルムをしている種類はもちろん、瞳にピントがしっかり合います。
特にスバールバルライチョウは目を閉じていますが、瞳AFが作動しました。
他にも、街中ではなかなか目にしないフォルムの鳥でも、瞳の認識が可能です。
特に、ベニイロフラミンゴに関しては、目を閉じ、くちばしもしまった状態でしたが、目を認識して、驚きました。
このように、様々な種類の動物の瞳を認識して追従してくれる「α6700」があれば、しっかりと撮影する事ができるので、これから動物園での撮影にチャレンジしたい方にオススメです。
ぜひ、カメラ片手に動物園に行ってみてはいかがでしょうか。