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【HASSELBLAD】ロマンを求めて-1億画素-

【HASSELBLAD】ロマンを求めて-1億画素-

-1億画素-

果たしてそれはどれだけの人が必要としているのでしょうか。

よくある話では「必要な画素数は印刷物によりますよ」なんて聞くかもしれませんが、それに当てはめて言えばこの画素数は大判サイズのポスターなどになってきましょうか。

しかし、同じくしてこちらもどれだけの人がプリントするのでしょう。

もちろんお仕事でご使用される、必要とされる方も多いかと思います。

では、筆者は?

あくまで趣味ですので必要とはしません。

けれども惹きつけてやまないのが1億画素という“ロマン”。

それに気付かされました。

今回使用したカメラはHASSELBLAD (ハッセルブラッド)『X2D 100C』。
ネイティブISO64に対応した1億画素 中判 裏面照射型(BSI)CMOSセンサーを搭載したカメラです。
高画素に加えて、16bitの色深度と15ストップのダイナミックレンジという合わせ技で圧倒的な高画質を誇ります。

レンズは同じくHASSELBLAD の『XCD 65mm F2.8』。
35mmフルサイズ換算で50mmという焦点距離のレンズです。

『X2D 100C』は中判という大きなセンサーを持ちながら、厚さは74.5mm。この数値はグリップ部分を含みますので、グリップ以外の部分がいかに薄いかがお分かりいただけますでしょうか。
それでいて『X2D 100C』は、5軸で最大7段補正のボディ内手ブレ補正 (IBIS)を搭載しているので、高画素だと目立ちやすいブレも効果的に抑えてくれます。

手持ちで気軽に撮影をしても手ブレを気にしなくて良いのは、写真に集中する事が出来るのでとても役立ちます。またボディ内の手ブレ補正なので、たとえマウントアダプターを装着して純正でないレンズを装着をしたとしても効果があるということです。

さらに、高画質なセンサーといっただけでなくその色域は16bitの色深度を持っています。
多くのカメラは多くても14bit。それだけこの『X2D 100C』には余裕があるのです。
大きなセンサーで光を受け、明暗から幅広い色の階調表現を持つのです。

カメラ本体には大型の3.6インチのチルト式タッチディスプレイが搭載されています。
ファインダー撮影だけでなく背面ディスプレイでのライブビュー撮影においても、高照度環境下でもクリアな映像を表示し、その確かな写りをそのまま確認することが出来ます。

もちろんファインダーも高性能。
576万ドット(5.76M)の有機ELビューファインダーは、1.0倍の倍率となり、より確実にファインダー像を確認できます。
それまでなかった電子視度調節機能が搭載されたので、自身に合った視度でファインダーを確認できます。

ハッセルブラッドの色づくりはハッセルブラッド ナチュラルカラーソリューション (HNCS)による、人の目で知覚するそのままの色合いを再現するもの。
プリセットを必要とせず、撮影するだけで、現実に忠実かつ正確な色を細部まで滑らかな階調で忠実な色を再現します。
変に加工されない“そのまま”を高画質に写すことができます。

高い画質はそのままにピント面の立体感や質感、そしてそこからボケへとつながる境界線のなだらかさ、背景にとろけるボケ。
一度体験してしまうと他には移れない、そんな魅力にあふれています。

惚れ惚れして、たくさん撮影してもご安心ください。
『X2D 100C』には、CFexpress Type Bカードスロットが搭載されておりますが、中判カメラとして初めて1TB SSDが内蔵されています。
そのため、十二分に保存容量を気にせず撮影を楽しむことができます。
また内蔵ということは、撮影地にCFexpress Type Bカードを忘れても撮影ができますし、バックアップ用としてもメインの保存領域としてもお使いいただけます。

レンズの撮影最短距離は、0.5mという性能により街中や旅行などあらゆる撮影に適しています。
テーブル上の食べ物を撮影したり、目の前のふとしたものを記録したり、使いやすいレンズとなっております。

他のメーカーには無い丸みを帯びた独特なデザインのハッセルブラッドのレンズ。
引っかかりも少ないため一見持ちにくいのかなとおもいましたが、その丸みからか自然と手が包み込むようにフィットするためとても扱いやすかったです。

ファインダー、背面モニターどちらで撮影していてもその後表示される画像を見るとニヤニヤが止まりません。
ありのままをそのままに写す。
簡単なようで意外と難しいのかもしれません。
しかしこのカメラだとその物の質感や空気感までもがギュッと圧縮されたように確かにそこ(画像)にあるのです。
ブログの仕様上、画像データが圧縮されてしまいそのままをお伝えできないのが大変恐縮ではございますが、元データを4K対応のモニターで見ている時の筆者はニヤニヤどころでは無いかもしれません。
プリントしないのにと思われがちですが、自分が使って感動できる“瞬間”や“事象”を与えてくれるモノこそやはり使いがいがあるのかもしれません。

ボディ内で様々な比率にも対応しています。
「クロップなし」は4:3ですが、1:1や5:4等を加えると11種類あります

最後は、XPanと呼ばれる65:24の比率で。

メーカー純正のレンズだけでなく、様々なメーカーからハッセルブラッドXボディ用のマウントアダプターが登場しているので645や6×7のレンズ、35mm判のライカMマウントレンズなどをつけて楽しむことも可能です。
その圧倒的な画質はもちろんのこと、手ブレ補正、レスポンス、内蔵ストレージなどあらゆる面でまさにロマンを詰め込んだ『X2D 100C』。
みなさんもそのロマンを体験いただければと思います。

 

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[ Category:etc. | 掲載日時:24年06月22日 19時15分 ]

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