Nikonから待望の新製品「Z6lll」が発表されました。
ニコンZシリーズのフラッグシップモデル「ニコン Z9」、「ニコン Z8」と同等の高い性能や操作性を継承しながら、世界初の部分積層型 CMOS センサーの採用など、独自の最新機能を搭載した期待の新製品。
そこで本連載ではZ6IIIの旧モデル「Z6」その後継機種「Z6ll」の魅力を再確認するとともに、オススメのレンズも紹介してまいります。
Nikonフロアスタッフが選ぶ、今回のおすすめレンズはNIKKOR Z MC 105mm F2.8 Sになります。
個人的にZレンズの中で好きなレンズ3本に入る素晴らしいレンズです。その理由は、Fマウント時代より軽くなった本体、軽くなったにも関わらず非常に美しい描写をする点です。
まずは外観からご覧ください。
Zレンズらしいすっきりとしたデザインとなっております。
Z6に装着してみました。
Z6シリーズやZ7シリーズなどのボディとの組み合わせではバランスが若干レンズ寄りになっていたように思えますが、今回発表されたZ6IIIはボディサイズが大きくなっており、バランスがより良くなっているのではないかと期待しております。
もちろん、先代のZ6やZ7シリーズで使用してもしっかりとしたグリップがあることで、重いと感じることはありません。
初めてこのレンズを持った方は誰しも軽いと感じるのではないでしょうか。重さは630gとなっており、先代のAF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8 G IF-ED の790gと比べ160gも軽量化しています。
描写性能やコーティングなども最新のものになっています。Zマウントの大口径マウントの恩恵を受け光学性能が大幅に向上しています。またナノクリスタルコートの他にアルネオコートも採用し、入射光に対するフレアやゴーストの発生を抑制してくれます。
最短撮影距離は、先代の0.314mから0.29mに短縮されました。またマクロのみならず、中望遠レンズの特性を活かした、ポートレートなどでの撮影でも活躍します。
今回はそんなNIKKOR Z MC 105mm VR S を持って水族館に行ってきました。
夏の訪れを感じさせる暑い日が続いていますが、水族館は空調が効いており快適に撮影を楽しむことができます。熱いけど撮影をしたい日などは水族館での撮影がオススメです。
ボディはZ6IIを選びました。
被写体にグッと寄って撮影をしてみました。
アカハライモリのざらついた肌やイセエビの模様もしっかりと写し出しています。
休日に水族館で撮影をすると、人が多すぎて自由に撮影することができないなんてことが良く起きます。
そんなときにオススメなのが標本撮影です。
標本コーナーの前はペンギンや色鮮やかな魚達の水槽の前と違い比較的撮影しやすいことが多いです。
マイクロレンズらしい近接撮影はもちろんですが、それ以外の撮影でも活躍してくれるレンズです。
様々な撮影で活躍する「NIKKOR Z MC 105mm F2.8 S」。
新たに登場するZ6IIIはもちろんですが、Z6やZ6IIに取り付けて撮影を楽しんでみてください。