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【Canon】「15年来のキヤノンユーザーから見た、EOS R5の魅力」

【Canon】「15年来のキヤノンユーザーから見た、EOS R5の魅力」

Canonの中で「5」は特別輝きを放つ数字。
デジタルカメラでのその系譜は、フルサイズ機として圧倒的な低価格を実現したEOS 5Dから始まり、一眼動画の新時代を切り開いたEOS 5D MarkII、全性能をブラッシュアップしたMarkIII、熟成のMarkIVと着実に進化していきました。
そうして全ての時代で多くのカメラユーザーを魅了してきた「5シリーズ」は、Canonの中核をなす機体として、なくてはならないものとなったのです。
2020年、満を持して登場したEOS R5。
5Dシリーズを大きく超えるハイスペックなカメラの登場によって、世界は沸き立ちました。
Canonの「本気」を感じられるミラーレスは、発売以来ベストセラー機として君臨し続けています。
EOS R5 Mark IIも発売され注目も高まる中で、R5の魅力を語ります。

・・・

今回語らせていただきますのは、15年来のキヤノンユーザーである私、スタッフEです。
初めてキヤノンのカメラを手にしたその時から、合理的かつ使いやすいUIや優れた耐久性、鮮やかな色味に心奪われてはや幾星霜…。
長い年月の中で様々なEOSを乗り換えてきましたが、未だにEOS R5に出会った時の衝撃を超えるものはありません。

EOS 5Ds R+Art 40mm F1.4 DG HSM
このカメラの発売当時、私はEOS 5DS Rを所持していたのですが、それと比べると正に次元の違うカメラでした。
当時はとにかく等倍鑑賞で最高の画質を叩き出すべく、可能な限り解像度が高くて色収差が少ない(そして手が届く)レンズ(Sigmaの Art 40mm F1.4 DG HSM)をマウントし三脚に据え、ライブビューで大きく拡大してピント合わせし、ミラーアップで2秒待ってやっとこさ1枚・・・と言ったプロセスで撮影していた為、1枚撮影するだけでも大変な思いをしていたのです。
それがどうでしょう。
EOS R5にRF50mm f1.2をマウントし、「どれ、どんなもんかな」と手持ちで撮影したところ、その仕上がりは普段苦労して撮っているものと大差ないのです。
むしろISO100でも暗部のカラーノイズが気になっていた5DS Rと違い、R5はカラーノイズが大幅に少ない事でクリーンな画になりました。
その代わり輝度ノイズは少し多めに見えましたが、もとより輝度ノイズは汚くないノイズなのであまり気になりません。
なんてすばらしいんだ!と舞い上がった私でした。
ここからは実際にR5で撮影した写真で魅力をお話いたします。
使用レンズはRF24-105mm F2.8 L IS USM Zです。この写真は「雨が降る少し前の曇り空」の下で撮りました。
ハッキリしない曇天の中でも、十分なコントラスト・彩度を保っています。
この後の世代(EOS R6 MarkIIやEOS R8)から画作りのコントラストがさらに上がり、ややもすればカチコチな写真になりがちですが、R5はやや高め~適度なコントラストです。最先端の高性能レンズを使用しても、前ボケや反射を取り入れれば、柔らかい写りが楽しめます。
もちろんただ柔らかいだけではありません。ピントを合わせた細部の解像度は十分以上に高く、まさしく「いいとこどり」な雰囲気です。
こうした懐の深さも、高画素機の魅力なのだと再認識させられました。

漆喰(だと思うのですが…)の壁面に見られる、ザラザラした質感を良く再現してくれています。
こうした「2次元的な分解力が高い写り」をするカメラは、往々にして立体感が出ずらいイメージがありますが、なかなかどうして鉄格子の浮き上がり方も素晴らしい。
そういえばR5はAWBだと少し青が乗るイメージを持っていましたが、そのおかげかパステルカラーのオレンジがきつくなりすぎることなく優しい色合いになりました。

無機物から自然物まで、なにを撮っても上品に纏めてくれるEOS R5。
撮って出しが高品質なのはもちろん、編集時の暗部持ち上げの耐性も、それまでのEOSから大きく進化しています。
後編集をしない方でも、「オートライティングオプティマイザ」を常用していれば、その恩恵を強く感じることでしょう。

待望のMarkIIにはニューラルネットワークノイズ低減やカメラ内アップスケーリングといった、さらなる高画質化技術が搭載されました。これからもEOS R5シリーズから目が離せません!

~最後にちょっとbreak~
シャッターボタン近くのM-Fnボタンには、工場出荷時「ダイヤルファンクション」が割り当てられており、そのまま使われている方も多いと思います。
私はそこに拡大/縮小を割り当てて、最小限の指の動きでピントの等倍確認が出来るようにして使っています。
(別途で「拡大倍率設定 (約)」を「等倍」に設定する必要があります)
当然ダイヤルファンクションがなくなるわけですが、私の撮影スタイルでは気になりませんでした。
(※ほぼ全く動体や人を撮らず、風景や物撮りのみの人間です)
もともとサブ電子ダイヤル2でISO感度が変更できる上、「ホワイトバランスのみを有効にしたダイヤルファンクション」をAF-ONに割り当てて実質ホワイトバランスボタンに、SETボタンにピクチャースタイルを割り当てて好きな自作スタイルをすぐに呼び出せるようにすれば快適そのものだったのです。

次回の記事もお楽しみに!

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[ Category:Canon | 掲載日時:24年09月16日 18時30分 ]

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