![【SONY】大三元ズームでありながら圧倒的な軽量コンパクトを実現!FE 24-50mm F2.8 G](https://news.mapcamera.com/maptimes/images/2024/12/DSC03709-1536x1024.jpg)
【SONY】大三元ズームでありながら圧倒的な軽量コンパクトを実現!FE 24-50mm F2.8 G
フルサイズカメラと言えばどうしても大きい、重い、という印象を持たれている方も多いのではないでしょうか。
それは決して間違いではなく、どうしてもセンサーサイズが大きくなるとカメラやレンズが大型化してしまうのは構造上仕方ありません。
そんな中、2020年にSONYはフルサイズセンサーでありながら軽量コンパクトで使用できるα7Cを発売し、見事カメラボディの小型化は実現したのです。
更に2023年10月には大幅に機能向上が行われたα7CⅡ、α7CRの2機種を発売しカメラボディに関しては盤石なラインナップとなりました。
しかしレンズにこだわりたくなり大三元ズームレンズを使用するとなるとレンズ側が大きく重たくなりどうしてもバランスがいいとは言えなくなります。
それを解決すべくSONYは大三元ズームレンズでありながら非常にコンパクトなレンズを2024年4月に発売したのです。
SONY FE 24-50mm F2.8 G SEL2450G
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F2.8の大口径ズームレンズでありながら全長92.3 mm、重量約440gと大幅に小型軽量化しており、今回の撮影で使用したα7CRの重量が約515gのため総重量約955gと1kg以内を実現しています。
ここまでの軽量化をした上でどのような描写をしてくれるのか、有効約6100万画素の高画素機であるα7CRとFE 24-50mm F2.8 Gで撮影した作例と共に確認していきましょう。
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まずは気になる写りに関して確認していきましょう。
結論、ズーム全域でGMに迫る解像力を持った実力派レンズです。
開放絞りF2.8通しでありながら軽量コンパクトな当レンズですが、解像力はトレードオフにせず非常に優れた光学系を実現しています。
高画素機にも負けずしっかり描写してくれているので、やはり”G”の称号は伊達ではありません。
周辺画質に関してもF4〜5.6くらいまで絞ると更に良くなりますので、風景撮影などで隅までしっかりと写し撮りたいシーンでお試しいただければと思います。
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当レンズの大きな特徴といえば大三元ズームレンズでありながら約440g、約92.3mmの軽量コンパクトを実現したというところです。
もちろん企業努力の賜物であることは間違いありませんが、その中でも焦点距離を24-50mmに絞ったことも大きいな要因と言えるでしょう。
筆者は普段24-105mm F4のレンズを使用しており、望遠側が足りなくなるかと思い使用してみましたが思った以上に問題なく利用ができました。
子供と公園へ出かけたりして遊んでいる時にいつもと同じような大きさで写すために近くに寄るシーンが多くあったのですが、子供との距離感もいつもより近くなり家族との時間をより感じられたような気がします。
更に軽量が故にカメラ片手に子供と走り回っていても負担になることはありませんでした。
やはり”軽さは正義”という言葉は間違いではないようです。
ちなみにもう一つの特徴としてズームを使用する際には通常のレンズとは逆で24mmの広角側にすると鏡筒が伸びるようになっております。
50mm側をよく利用する筆者としては電源をつけてすぐ撮影できる速写性の高さは嬉しい限りです。
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ボケ味も滑らかな当レンズ。
F2.8の大口径だからこそのボケ感もありながらピント面はとてもシャープなので、被写体をしっかり浮かび上がらせてくれます。
このように主題が際立つことで一眼カメラらしい写真を楽しめますのでポートレートなどでも効果を発揮してくれるでしょう。
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近接性能も高く最短撮影距離がAF時に広角側で0.19m、望遠側で0.3mと非常に寄れます。
それによって物撮りやテーブルフォトにも使いやすく、目の前に出てきたご飯も撮影距離を気にせず撮影できるので旅行などにも最適です。
更にカメラは寄れば寄るほどボケるという仕組みとなっている為、被写界深度の浅い撮影も楽しめます。
そういった面でも初めての一本にも最適なレンズと言えるでしょう。
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今回使用したα7CRは7.0段の補正力を持った強力なボディ内手ブレ補正が搭載されており、ちょっとしたスローシャッターにも対応が可能です。
上の作例では0.4秒まで落としてみたのですがブレもなく撮影ができました。
高画素機はどうしても高感度耐性が課題となりますが、被写体ブレが気になる場面ではなければ手ブレ補正を活かしてシャッタースピードを下げてあげるとISO感度が上がりすぎず撮影できるのでノイズも気にする必要も無くなります。
是非、強力な手ブレ補正を信じてシャッタースピードを下げてみてください。
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今回撮影している中で極端な逆光となる機会があったのですが、こういった悪条件でもコントラストの低下も少なく、フレアゴーストも良く抑えられていることが分かります。
4枚の非球面レンズと2枚のED(特殊低分散)ガラスを効果的に配置したことでフリンジなどの色収差も補正されており、画面周辺までしっかり描写してくれています。
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今回使用したα7CRは小型設計が故に物理的な先幕が搭載されていないため電子先幕シャッターが採用されています。
そのためメカシャッターだと1/4000が最速のシャッタースピードとなっており、大口径のレンズを使用する場合露出オーバーになってしまう事があるのです。
そうなると改善するために、”F値を絞る”か”NDフィルターを使う”しかないのですが、α7CRは電子シャッターに切り替えるとシャッタースピードを1/8000まで上げることができるので上の写真のように適正露出で撮影することが可能となります。
初代α7Cには無かった性能なのでとてもありがたい進化をしてくれました。
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今回、絞りを変更して撮影する際にやはりあってよかったと感じたのが絞りリングです。
昨今のSONYレンズではほぼ必ずと言っていい程搭載されておりますが、個人的に使いやすいと感じるポイントは電源を切っている状態でもF値の変更および確認ができるという点です。
常にF値の管理ができるため、撮影のテンポ感も非常に良くなり構図などに集中することができました。
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大三元ズームレンズとは思えない軽量コンパクトを実現したSONY FE 24-50mm F2.8 G。
テレ側の焦点距離を50mmにしたことで描写力などをトレードオフにせず完成度の高い設計を実現しました。
気軽に持ち歩きたいが、性能は妥協したくないという贅沢な悩みを叶えてくれる夢のようなレンズ。
是非この機会に手にしていただき、快適な写真ライフをお過ごしてみてはいかがでしょうか。
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