
【TAMRON】小型大三元ズームレンズの革命児。20-40mm F2.8 Di III VXD
ズームをしても開放絞りがF2.8から変わらない大三元ズームレンズ。
どうしても高価でなかなか手が出せず憧れを持っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方々にオススメしたいのがTAMRON。
安価でありながらクオリティの高いズームレンズが広角から望遠まで様々な焦点距離でラインナップされており、一眼レフ時代からたくさんのユーザーに愛されてきたメーカーです。
その中で筆者が普段使いで使っていただきたいオススメのレンズがこちらになります。
TAMRON 20-40mm F2.8 Di III VXD
Model A062S
外観写真をご覧いただくと分かるように大三元ズームレンズでありながら軽量コンパクト設計を実現しており、今回撮影で利用したSONY α7CRとの相性も抜群でした。
ではどのような描写をしてくれるのか作例と共に確認していきましょう。


まず、シンプルに解像力の高さに驚いたのが第一印象でした。
中央画質に関しては絞り開放でも非常に良く40mmで撮影すると主題と後景の乖離感もあり、程よくボケた写真になります。
フルサイズセンサーだからこそF2.8でも40mmで一眼カメラ感を楽しめるのも嬉しいポイントです。
もし絞り開放で周辺画質に物足りなさを感じるシーンがあれば、F5.6〜F8まで絞ると周辺画質もかなり改善され、今回使用したα7CRのような有効約6010万画素という高画素機でも風景写真などで十分使用できるようになります。
画質面でも様々なシーンで活躍してくれるレンズだと強く感じました。


実は今回家族で大阪に出かけた際に当レンズを使用したのですが、重量が約365g、長さが約86.5mmという軽量コンパクト設計のためα7CRの小ささも相まって気軽にカバンに忍ばせておくことができました。
この気兼ねなく持ち出せるというポイントはとても大切で、持ち出す事が億劫になるような事を心配されている方には非常にオススメできるレンズです。
ストラップは使用せず長時間右手で持ちながら撮り歩いていたのですが、撮影において疲労を感じることはなく使用できました。
スマートフォンより高画質で軽量コンパクトに持ち歩けるカメラをお探しの方にはとても良いセットと言えるでしょう。


今回撮影していて感じたのが発色の良さでした。
家族写真も撮りましたが、人肌も美しくJPEG撮って出しでも使いやすい画が出てくれます
RAW現像をせずすぐに使用できますので、共有が素早くを行えるのもメリットとなるでしょう。
更に当レンズは2段分のF5.6まで絞っても円形の玉ボケを維持できる円形絞りを採用しています。
筆者も背景が遠いことで玉ボケが大きくなりすぎる際にも少し絞って見やすくすることがあるのですが、そういった際も玉ボケが崩れませんし、更に絞ることで口径食を無くし写真全体で綺麗な玉ボケを写すことが可能となります。


TAMRONのほとんどのレンズは最短撮影距離を短く設計し、被写体に寄って撮影できるという特徴があります。
広角端で0.17m、望遠端で0.29mとなっており、目の前のご飯や花、動物など被写体の距離を気にせずに撮ることも容易です。
ピントが合わず距離を取る、という経験をした事がある方も多いのではないでしょうか。
そういったちょっとしたストレスも解消してくれるありがたいレンズです。


昨今のレンズはどのメーカーもコーティング技術が向上し逆光にも強くなってきています。
もちろんTAMRON 20-40mm F2.8 Di III VXDも同じでコントラストが低くなることもなく、状況としては一番悪い太陽に向けた状態での撮影でも被写体をしっかり写し取ってくれました。
非球面レンズや異常低分散レンズなどを効果的に配置することにより、フリンジなども良く抑えられ素晴らしい描写力を見せてくれます。
どのような環境下でも被写体をしっかり写せる、というのは写真はもちろんのこと動画撮影でも重要なことです。
当レンズはズームしても鏡筒の伸びが少なくジンバル運用も容易となっており、多方面のユーザーから求められる性能を有した万能レンズだと感じます。

気軽に持ち歩ける絶妙なサイズ感、重量感で常用レンズとして抜群の性能を持っているTAMRON 20-40mm F2.8 Di III VXD。
ちょうどいい画角と最短撮影距離の短さで、風景・食事・記念撮影など様々な場面で活躍してくれること間違いなしでしょう。
F2.8通しのズームレンズでありながらコストパフォーマンスの非常に高い当レンズ。
過ごしやすくなったこの季節に是非手にしてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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