【マップカメラ情報】Leica X1 ファーストインプレッション
昨年9月のメーカー発表後、発売日が前倒しになったり、延期になったりと、発売を心待ちにしていた方は「いったいどうなってるの?」と思われたかもしれません。
しかし発売された商品を見て納得です。ライカのこだわりが織り込まれた妥協の無い、クオリティーの高い製品に仕上がっていました。さずが「MADE IN GERMANY」。
フィルム時代から受け継がれているデザインと超軽量のマグネシウム・アルミ製の角のないソリッドボディーは、実にライカらしいカメラです。
■ シンプルな操作性
シャッタースピードと絞りをコントロールする専用のダイヤルが上部に配置。フィルム時代から変わらぬダイヤル配置は、初めて触れた瞬間から手に馴染みます。 また、マニュアルフォーカス設定時には、背面のホイールで簡単にピント合わせができる上、MFアシスト機能を使えば約6倍の拡大画像が表示できるなど、微調整も厳密に対応してくれました。
ワンプッシュで持ち上がるポップアップストロボは、収納しておけばオート設定でも自動発光しないので、煩わしいメニュー操作の必要が無いのも嬉しく思えます。
シンプルで直感的な操作が可能なことで、自然とシャッター回数が増えてくことでしょう。
■ 高い光学性能とプロ仕様のCMOSイメージセンサー
「ライカ エルマリート f2.8 / 24mm ASPH.」。Mシリーズのレンズとしても定評のあるライカレンズを搭載。
35mm換算で36mm相当の画角はスナップ撮影にはとても使いやすい画角です。
最短撮影距離がマクロモード設定時でも30cmまでしか寄れないため、手元の撮影に少々不便も感じましたが、高コントラストで1220万画素の高精細の画像に対応したライカレンズは、とても自然な描写をしてくれました。
そして忘れてはいけないのが、コンパクトデジタルカメラとしては最大級の大きさを誇るAPS-CサイズのCMOSイメージセンサー。大きなイメージセンサーはノイズの発生を最小限に抑え、正確な色再現をしてくれました。
優れた携帯性と、一眼レフ並の画質をもったスタイリッシュなコンパクトデジタルカメラは、素直に「出かける時は常に持っていたい」と感じるカメラです。
■作例
(元画像を50%に縮小)
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