【マップカメラ情報】SIGMA 30mmF1.4EX DC レポート
SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM
SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSMは、APS-Cサイズ・フォーサーズデジタル一眼レフ専用設計の大口径レンズです。
大口径だけではなく、妥協のない設計思想を高い光学性能と操作性に結実させた、シグマを代表するEXシリーズとなります。
Nikon DXフォーマット、PENTAX、SONY APS-Cサイズのカメラでは約45mm、Canon APS-Cサイズカメラでは約48mm、SIGMA SDシリーズでは約51mm、フォーサーズでは約60mmのレンズとなり、デジタル一眼レフカメラでは「有りそうで無かった」標準域の単焦点レンズです。
レンズの明るさはF1.4と明るく、ボケを活かしたポートレート撮影は勿論、室内撮影や暗い場所での撮影でも重宝します。
HSM搭載機種では、フルタイムマニュアルフォーカスとなっており、浅い被写界深度を最大限に活かしたオートフォーカス後のマニュアルフォーカスでの緻密なピント合わせが可能です。
描写性能
絞り開放からしっかりと解像し、30mmレンズ独特の徐々にボケて行く適度な被写界深度があり、ポートレート撮影でもベストなレンズです。
絞り開放では、軸上色収差が見られますが、被写体によってはレンズの味として効果的に使うことも出来ます。最近では写真編集ソフト上で倍率色収差や軸上色収差を補正することも可能ですので、マイナス要素として考える必要もなくなりました。
周辺減光も気にならず、30mmレンズとは思えない62mmの大きなフィルター径は伊達じゃないと言った印象です。
自在な表現方法がある標準レンズ
35mm判換算45~51mmの単焦点レンズは、強烈なパース感が付かず、引きでも寄りでも安心して使える画角です。広角レンズでも無く、望遠レンズでもない独特の日常感がこのレンズ魅力です。ちょっと引いて被写体+αを写して周りの状況や空気感を表現したり、寄りで被写体のイメージだけを自然に表現することが出来ます。
明るいレンズならではの大きなボケが得られるので、ちょっとした日常の風景も、写真ならではの味のある風景に見えて、写真を撮ることが楽しくなります。雑踏の賑わいも被写体以外をぼかして、被写体を引き立てつつ周りの雰囲気を演出出来ます。解放時のボケの大きさや絞ったときの鮮明感などF1.4と言う明るさならではの表現の「幅」がこのレンズの大きな特徴です。
作例写真では、ボケを見せるための構図で撮影しているカットもあります。背景との距離に応じて周りの雰囲気がわかる絞り値に設定しないと、ボケすぎて「どこで」、「どういうシチュエーション」で撮ったのかわからなくなり、写真としてはマイナス要素となります。
構図、明るさ、ピント位置、ボケの量、これが撮影者の個性となるわけです。
使いやすい画角の30mm F1.4 EX DC HSMは、ズームレンズでは得られない明るさ・ボケの大きさが魅力です。
30mm F1.4 EX DC HSM 詳細
レンズ構成 | 7群7枚 |
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絞り羽根枚数 | 8枚 |
最小絞り | 16 |
最短撮影距離 | 0.4m |
最大撮影倍率 | 1:10.4 |
フィルター径 | 62mm |
最大径×長さ(mm) | 76.6×59 |
質量 | 400g |
対応メーカー | SIGMA、Canon、Nikon、PENTAX、SONY、FOUR THIRDS |
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