前職で年に何度かアメリカで撮影することがありました。
行き先は大都市が多かったのですが、毎年10月には西海岸のとある田舎町で撮影をします。
観光地でもないので何があるというわけではなく、ただ平屋の住宅があって、あとは暮らしに必要なお店が主要道路沿いに点在しています。
それとどこか似た景色が日本にもあると聞いたので撮ってきました。
機材はキヤノンの『EOS R6』と『RF16mm F2.8 STM』です。
それではアメリカン・ノスタルジアの表情をどうぞ。
そう、建物はまさにこんな感じです。
一昔前のアメリカによくあった平屋の家。
内装は普通の家というよりちょっぴりダイナーのようになっていておしゃれだと感じます。
窓からちょうどいい光が入り、壁にかけられたエプロンに陰影をつけます。
エプロンはグリーンのギンガムチェックのパイピングがかわいらしいです。
グリーンのギンガムチェック……意外となかなか身近にない気がします。
行ったのが12月だったので、リビングにはクリスマスツリーが飾られていました。
きしむ床を歩きゆっくり見学させていただきます。
窓の桟はガラスが横長に入るようになっており、アメリカ風な感じがします。
古いアメリカのポップスが流れています。
ラジオではなく、その上にあるターンテーブルからレコードの音が流れていました。
夕陽が射し込み壁を照らします。
日が落ちそうなのでそろそろお暇することとします。
こちらはその平屋の近所にあったお店。
クリスマスムードにデコレーションされています。
各店同士は間隔を空けて建てられており、そのポツンポツンとある感じが筆者が知る小さな町に似ていました。
さて、アメリカの田舎町の雰囲気は伝わりましたでしょうか。
個人的には本当にアメリカに来たようで癒やされました。
それではご機嫌よう。