【BRIGHTIN STAR】MF 7.5mm F2.8 Fish-eye FUJIFILM X-Mount– それは現実をドラマチックに写すレンズ
「BRIGHTIN STAR」連載記事の第5弾では「MF 7.5mm F2.8 Fish-eye」をご紹介します。
35mm判換算約11mm相当で、一般的な魚眼レンズは対角180°のところ190°という広々した画角のフィッシュアイレンズです。
最短撮影距離も15cmと短いことから、こちらのイチョウの写真のようなダイナミックな写真を撮ることができます。
重さは約260gで、これは筆者が使用している大きめのスマホに近い重量です。
フロント側は前玉が丸く突出しているためフィルターを装着できませんが、リア側に装着できるねじ込み式のNDフィルターが同梱されており、これにより明るい場所での長秒露光なども可能になります。
対応マウントは、ソニーE(APS-C)用、フジフイルムX用、マイクロフォサーズ用の3種展開で、本記事ではフジフイルムX用を「FUJIFILM X-T5」で使用しました。
街に出て撮影してきましたので、どうぞご覧ください。
生い茂る木々の隙間から太陽にレンズを向けて撮ると、光芒だけでなく大きな赤いリングが出現しました。
このように円が出現することはありますが、色や形がここまでクッキリしているのは珍しいように思います。
本レンズを用いて条件を整えることで、それをクリエイティブな作品に活かすこともできそうです。
街中の赤色が気になります。
神社の装飾、または国旗と建物など大きめのものを印象的に切り取りました。
目に見える形状とは違う形で写せるのはとても面白く、ついどんどん撮ってしまいます。
せっかく面白く撮れるレンズですから、イチョウの木を遊具越しに撮りました。
遊具の内側がここまで広く写るレンズはなかなかありません。
黄色い鉄の棒を黄色いイチョウに重ねていて、周辺部に若干の減光があるおかげで、主題となる中央部分のカラフルさが際立ちます。
等倍で見てみるとイチョウの枝や葉がきっちり写っており、解像力の高さを見て取れます。
主題となる滝にもう少し近づきたかったものの手前には滝つぼがあったので、ボディの2倍デジタルズームを使って撮りました。
広すぎるのではと入手を迷う方もいらっしゃるかもしれませんが、デジタルズームやトリミングをしても十分な画質を得られますのでお試しいただければと思います。
大きな建造物を迫力満点に撮るのにピッタリなレンズです。
開放F値がF2.8と明るいので陽が落ちても手持ちで撮影することができます。
いかがでしたでしょうか。
画角の広さから、直感的に撮るというよりは緻密に計算してシャッターを押すレンズです。
ファインダーだけでなくモニターでもリアルタイムで確認できますから、難しいことはありません。
そして後から写真を見返したときに、撮ってよかったと感じる写真を撮影できると感じました。
結果良ければすべてよし、とはよく言ったもので、それがすべてなのです。
満足度の高い写真を、驚きのコストパフォーマンスで撮ることができる「BRIGHTIN STAR MF 7.5mm F2.8 Fish-eye」。
小型・軽量ですので他のレンズとあわせて持ち出すこともおすすめです。
ぜひお試しください。
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