【CONTAX】今年の花見はフィルムスキャンで
花見に行くか行かないか。
昨年自粛を余儀なくされ、今年も非常に判断の難しい状況となっています。
迷った挙句今年も自粛しようと考えている筆者は、撮り溜めただけでスキャンを行っていなかったフィルムに目を付けました。
「これまで花見の時期に撮影した写真をスキャンして見返してみる」
結果はいかに、是非ご覧ください。
スキャンの方法についてはこちらの記事をご参照ください。
フィルムをデータ化! フィルムデジタイズアダプターのすゝめ 【準備編】
CONTAX S2 x Planar T* 85mm F1.4 MM x Kodak Ektachrome E100
フィルム撮影のほぼすべてをリバーサルフィルムで行う筆者は、現像後のポジを鑑賞することで満足しがちでした。
しかしながら今回、面倒だと敬遠していたスキャンに挑戦してみると、意外と簡単に行うことができました。
Planarの85mmは開放から鮮明な写り、後ボケが少しざわつきますが時代を感じさせることの無い銘玉です。
CONTAX S2 x Planar T* 85mm F1.4 MM x Kodak Gold 200
こちらはネガフィルムで撮影した桜です。
桜・花見と言うと満開をイメージしますが、ピークを過ぎて葉が混じり始めた頃が個人的に好きなタイミングです。
花見客も落ち着く頃なので絞りからピント、フィルムの巻き上げに至るまで全てマニュアルでの操作が必要なCONTAX S2での撮影もゆったりと行うことができるのです。
Kodak Gold 200は暖かみのある色合いが特徴的なフィルムで値段も手頃、珍しい200という感度が意外と役立ちます。(現在当店では取り扱っておりません。)
CONTAX S2 x Planar T* 85mm F1.4 MM x Kodak Gold 200
CONTAX S2 x Planar T* 85mm F1.4 MM x Kodak Ektachrome E100
ポジの透き通るような空気感、ネガの懐かしさを感じる粒状感
見比べるとそれぞれの良さがはっきりわかります。
CONTAX S2 x Planar T* 85mm F1.4 MM x Kodak Ektachrome E100
東日本大震災から10年。
津波で流されたアルバムやプリントを修復するために沢山の方がご尽力されていたことを、当時まだカメラに触れたこともなかった筆者は恥ずかしながらつい最近知りました。
SNSで気軽に写真を投稿すること・見ることが可能になった現代では、
撮った写真をプリント、ましてアルバムにすることはかなり少なくなったのではないでしょうか。
いつ失われてもおかしくないデータを、プリントしておくことで万が一の消失から守ることができます。
筆者はフィルムのみならずデジタルカメラで撮影した写真も、気に入ったものがあれば積極的にプリントするよう心掛けています。
お気に入りの写真や大切な人の写真、一部だけでもいいのでプリントしてみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。