【FUJIFILM】X-H2 と フジノン XF35mm F1.4 R の魅力と作例 ~やさしいカメラ記事~
カメラをはじめようとお考えの方はもちろん、新しいメーカーへのお買い替えや機材選びなどで悩んでいる皆さまへ向けた「やさしいカメラ記事」を連載してまいります!
「わたしが使っているカメラ以外はよくわからない・・・」という方にもわかりやすく解説してまいりますので、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
今回使用するのは、FUJIFILMの「X-H2」と「フジノン XF35mm F1.4 R」です。
「X-H2」はXシリーズ史上最高画質として登場し、約4020万画素という高画素を活かした撮影が可能です。
また動画撮影では8K/30Pを実現しています。
「フジノン XF35mm F1.4 R」は35mm判換算53mm相当の、開放F値が1.4と非常に明るいレンズで、ピントが合っている部分の鮮鋭さとアウトフォーカスのボケが美しさを両立しています。
レンガの歩道に街路樹の影ができて、模様が重なって綺麗です。
手を繋ぐ2人の影を入れて撮りました。
レンガの表面の細かな凹凸や、太陽に反射して白っぽくなっている様子がよく見て取れます。
描写性能の高さを感じることができました。
突き出た枝の葉にピントを合わせていますが、主役は半円アーチ。
最近できたこの建物のチャームポイントです。
まさにメーカーの言う「アウトフォーカスのボケの美しさ」を体現しています。
何気なく撮った一枚ですが、池に浮かぶ鳥が精細に写っており驚きました。
奥に見えるビルの窓まできちんと解像していて、黒の締まりも優秀です。
このボディとレンズの組み合わせの魅力はいくつもありますが、その最たるはやはり描写にあるように思います。
こちらは「ピクセルマルチショット」で撮った一枚。
4倍の解像力、そして忠実な色再現が可能だとされています。
確かに柱の表面にある凹凸を精細に描写しており、これはと唸ります。
本レンズは28cmまで寄ることができるので、小さな白い花を大きく写すことができました。
花びらに付着した花粉までよく写っています。
夕方、ホームが輝いています。
夕陽が光芒を出すように、またそこへ向かってスムーズに遠近感が出るように撮影しました。
絞っているのでシャッタースピードが少し遅くなりました。
一見、敷居の高そうなフラッグシップ機ですが、強力な手ブレ補正など撮影をサポートしてくれる機能も充実なので、こんなシーンも安心です。
シャッターを切って立ち去るまでをスムーズにこなすことができたのは、明るく見やすいレンズと、すばやく合うAFのおかげです。
いかがでしたでしょうか。
「X-H2」はAPS-Cセンサーサイズならではの携行性がありながら高画質も両立し、「ピクセルマルチショット」以外にもフラッグシップモデルに相応しい様々な機能が搭載されており魅力的でした。
「フジノン XF35mm F1.4 R」は評判どおりボケ味が美しく、自然な立体感がでる描写でした。
どちらも必ず活躍してくれる機材なので、特に組み合わせて使うことをおすすめします。
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