【RICOH】肌身離さずGR III「2021年の思い出」
自分にとっても、また世間一般的に見ても激動の一年だった2021年。
大変なことやおめでたいことが重なって、怒涛のように過ぎていく一年でした。
そんな中、個人的なトピックスとして大きかったのがいろんな憧れのもと、念願の『RICOH GR III』を購入したことです。
ミラーレス一眼からスタートしたカメラライフ。写りにも性能にも満足していましたが、日課の散歩に連れ歩くにはやはり少々かさばります。
「小さくてよく写るカメラが欲しい」と様々なカメラを検討し、たどり着いたのがGR IIIでした。
最初は「散歩はGR III、お出掛けして撮影はミラーレス一眼」とすみ分けていたのですが、次第に「GR III 一択」に。
撮らなければ写真は生まれません。手軽であるとそれだけシャッター数も増えますから、自然とお気に入りの写真がたくさん撮れました。
28mm単焦点は一見すると活躍シーンが限定的に思えますが、その若干の不便さが逆に「ならこの画角でどう撮れば格好良い?」と自問の時間を与えてくれます。
いつでもどこへでも持ち運べて、美味しいところにググっと寄ることが出来る。飯撮りに最適なのは言わずもがなです。
東京に出てきて早2年、まだまだ行きたいお店がたくさんあります。
GR IIIを手にした理由の一つに「ストリートスナップ撮影に挑戦したい」というものがありました。
写真を撮るようになって、写真展や展示に伺うという趣味が増えました。美しい風景や魅力的なポートレートも素晴らしいのですが、中でも強く感動したのがストリートスナップの作品でした。
何気ないカットのようで、その時にしか撮れないであろう様々な要素がワンカットの中で息づいている様に心打たれ、自分もそんな一枚を追い求めてみたいと思うようになりました。
まだまだそんな写真は撮れていないのですが、これからの人生でずっと追求できる目標が出来たのは本当にうれしい事です。
記事を書くにあたって、今年に撮影した写真を見返したのですが空の写真がことさら多いことに気付きました。本ブログも空ばかりになってしまいましたが、それ程までにGR IIIが描き出す色や雲の質感などが好きなようです。特に多いのが夕焼けや日が沈みかけの頃の写真。間もなくやってくる静かな夜とは裏腹に、姿を隠すその最後の一瞬まで照らしたいという太陽の心意気が胸を打つのでしょうか。
何はともあれ肌身離さず連れ添ったGR III。2022年も頼りにしています。
▼併せて連れ歩きたくなっている GR IIIx▼ |