
ファッションのその先へ | GUCCI と OLYMPUS PEN が導く、私の世界
Camera is FashionOM SYSTEM / OLYMPUSPEN seriesやさしいカメラ記事夏夏の思い出
最近、私たちが働く会社では「Camera is Fashion」というテーマを掲げています。この魔法のようなフレーズに触発され、私自身もカメラとファッションの関係について、あらためて向き合ってみることにしました。
今回の撮影で相棒として選んだのは、遊び心に溢れたGUCCIのアイテムたちと、白い「OLYMPUS PEN E-P7」「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ シルバー」です。これらのアイテムを携え、東京の街中を巡ることで、私にとっての「こだわり」とは何か、そして「ファッション」のその先に何があるのかを探求する旅に出ました。
1. KAIコラボの愛らしいクマと、予想外の出会い
今回の撮影で連れてきたのは、K-POPグループEXOのメンバーであるKAIさんとのコラボレーションアイテムです。正直なところ、K-POPには疎かったのです。でも素朴な手書き風の愛らしいクマのイラストのなんと可愛いこと。愛嬌たっぷりの表情で、まるで私に語りかけてくるようでした。そのイラストが使われたアイテムは色々ありました。ルックスだけでなく実用も重視したいので、両手が開くリュックを入手しようと思いました。その後それがなかなかに入手困難であることがわかり、あきらめかけた矢先、用意してもらえたのです。実際この組み合わせの人とすれ違ったことは一度もなく、さらに言えばクマさんを持っている人すらも街中で見たことがありません。販売店舗も限られていた中、出会うべくして出会ったのです。
リュックだけを買うつもりでしたが、店頭に行くと同じクマの絵が描かれた巾着ポーチも出してもらえたのです。悩んだ末、リュックに入れた荷物はすぐに出せないから、ポシェットがあると便利だよね、と自分に言い訳して一緒に購入。今回の撮影でも、巾着ポーチを斜めがけし、その中にカメラを入れて撮影に出ました。残りの荷物はリュックへ。動きやすく撮りやすい、まさに理想的なコーデです。巾着はGUCCIらしくしっかりとした作り。ペラペラの素材とは違い、口が開いたままキープされるため、カメラをサッと取り出してすぐにシャッターを切ることができます。まるでカメラを出し入れするのを待ってくれているかのよう。この巾着ポーチは、ファッション性と機能性を両立する、まさに完璧なアイテムでした。追加して本当によかったです。
グッドルッキングなだけでなく、このサイズ感、形状、質感……完璧です
2. 街の空気を切り取る「PEN E-P7」
今回の撮影で私の視線と寄り添ってくれたのは、「PEN E-P7」です。私はホワイトのボディを選びました。このカメラは、単なる機材というより、まるでハイブランドのバッグやアクセサリーのように、私のファッションに自然と溶け込んでくれます。
GUCCIのアイテムが持つ上質さと遊び心に、「PEN E-P7」の洗練されたデザインは完璧にマッチしました。白いボディにシルバーのパーツが上品に輝き、持つだけで気分が上がります。重厚な一眼レフとは違い、このカメラの軽さとコンパクトさは、今日の私のファッションと街の雰囲気にぴったりでした。おしゃれなカフェやお店に入っても、テーブルに置いた姿が絵になりますし、撮影している姿もスマートに決まります。
見た目だけではありません。このカメラは驚くほど機能的で、私の撮影スタイルに寄り添ってくれました。
一つ目は「チルト式液晶モニター」。個人的にバリアングルタイプよりチルトタイプの方がスピード感を持って動かしやすくて好きです。人混みの中でもモニターの角度を変えることで、スマートに撮影ができました。これは竹下通りや裏原宿のように、多くの人が行き交う場所で特に便利でした。
二つ目は「手ぶれ補正機能」。歩きながらの撮影や、サッと構えてシャッターを切るような場面でも、ブレのないシャープな写真を残すことができました。これは、じっくりと構図を練るよりも、直感的にシャッターを切りたい私のようなスタイルに最適。ストリートスナップを楽しみたい人にぴったりです。
三つ目は「アートフィルター」。「PEN E-P7」には、写真を特別な雰囲気にする様々なフィルターが搭載されています。私はその日の気分や撮影場所に合わせて、「ラフモノクローム」や「ジオラマ」のフィルターを試しました。オフィス街を年代がわからない感じで撮ってみたり、人の顔が写るのをジオラマのボケ味をモザイク代わりに使ったり。工夫次第で写真に新たな表情を加えることができました。単に記録するだけでなく、自分の感性を色や質感で表現できるのは、まさに「ファッションのその先」にある楽しみです。
私の服装は、動きやすさを重視したものです。流行に敏感な街にもふさわしい、感度の高いスタイリングで臨みました。リュックを背負い、巾着ポーチを斜めがけするスタイルは、自由な動きを可能にし、それがそのまま写真にも表れています。竹下通りや裏原宿の人混みの中でも、その軽やかなボディのおかげで身軽に動き回ることができました。丸の内の洗練されたビル群や、馬がいる公園ののどかな風景、そして、なぜか心惹かれた小さな企業のオレンジ色と光。それぞれの場所が持つ独特の空気感を、私はこのカメラのレンズを通して切り取ります。
アートフィルターの「ラフモノクローム」を選択。モニターで効果を見ながら選ぶだけなのでカンタンです
馬がこんなにいるとはなんと贅沢な公園でしょう
馬とコミュニケーションを取り表情を捉えます
なんだか惹かれた木の幹
ひとりひとり解像しています
まだまだ暑いことが伝わってくるポーズ
くちびるに惹かれて見上げたら、ガラスに空が映っていました
インパクトのあるだるま
観光客に大人気のミニブタ
場所によっては静かな、ビルの間を歩く
RA
グリーン・レイヤード
Orangeと、斜光
広角っぽい表現もたのしいです
3. まとめ:「こだわる」ということ
撮影した写真を見返すと、軽やかなシャッターが捉えた瞬間の躍動感がそのまま伝わってきます。それは、私にとってのカメラが単なる機材ではなく、ファッションの一部であることを証明しているかのようです。
今回の撮影で、私は改めてGUCCIというブランドの持つ多様性と、自らの「こだわり」との共鳴を感じました。よく知らずに心惹かれたクマの愛らしいイラストは、固定観念にとらわれず、直感を信じることの楽しさを教えてくれました。そして、その遊び心あるアイテムと完璧に調和したのが、「PEN E-P7」の白いボディでした。
“PEN”を手に街を歩くことが、まるでファッションショーのランウェイを歩くかのように、私にとって気分が上がる体験だと気づきました。ファッションを通して自分を表現し、その表現をカメラで切り取る。この一連の行為は、ただのおしゃれを超え、私自身のアイデンティティを形作る作業なのだと思います。
「Camera is Fashion」というフレーズは、私たちが見つけるべき「こだわり」そのものを表しているのかもしれません。それは、誰かが定めた流行を追うことではなく、自分の感性に従って、本当に心を豊かにしてくれるモノやコトを選ぶこと。ファッションもカメラも、その選択を表現するためのツールなのです。
この旅は、まだ始まったばかりです。「PEN E-P7」が捉えた写真の中に、私がどんなこだわりを見つけ、どんな物語を紡いでいくのか。これからも、私の「Camera is Fashion」の旅を楽しみますし、皆さまにも楽しんでいただきたいです!
今回の撮影はこういうセットで撮りました!。