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【Leica】Lens tasting 4 Thambar 90mm F2.2

【Leica】Lens tasting 4 Thambar 90mm F2.2

憧れてやまないこのレンズ。
扱いは難しく、正直なところコメントしづらい写真を量産してしまいますが、その中に輝く1枚は格別。
当たると強い、個人的には最強の1本と評価します。

・・・

寄り道もしながら第4回まで歩みを進めて参りました、「Leica lens tasting」です。
今回ご紹介するレンズは【Thambar 90mm F2.2】、意図的に収差を残して特徴的な写真を生み出す、所謂ソフトフォーカスレンズ。

もともとはL39スクリューマウントのレンズとして生産されましたが、2017年にMマウントで復刻されました。
オリジナルは、木村伊兵衛がポートレート(特に女性の)を撮影するのに使用していたことが印象深い1本です。
今となっては当時のものを使うことができる機会はそう多くないため、今回は復刻版で撮影してきました。
何度使っても、悔しいほどに唯一無二。
タンバールで撮った動画はまだ多くはないのではないでしょうか、まずはご覧ください。

動画でも、魅せます。
M(Typ240)で背面液晶を見ながらの撮影でしたが、撮影中の画面に見入ってしまいました。
1カットがながーくなってしまうほどに撮影停止ボタンを押し難かったです。

・・・

今回はデジタルスチルに加え、フィルムスチルも少しご用意しました。
この撮影を通して益々欲しくなってしまったタンバール。
皆様の心にも刺さるかもしれません。お気を付け下さい。

Leica M (Typ240) + Thambar 90mm F2.2

動画の冒頭にも持ってきました、水面の水蓮。
大学時代の写真展で初めて出した作品が水蓮だったことをぼやりと思い出しつつ…

タンバールらしい、いい滲みが感じられます。
通常、タンバールは写りの風味をコントロールするため、レンズの先端に真ん中の光をカットするセンタースポットフィルターを装着しますが、この写真を撮影した時は代わりにNDフィルターを付けていたため、センタースポットフィルターは外してある状態です。

つまり、レンズの力だけでここまでふわっとした写りにできているということ。
これまでも何度か使用しましたが、相変わらずいい仕事をします。

Leica M (Typ240) + Thambar 90mm F2.2

金属光沢が跳ね返す陽の光は格好の獲物。
そのうえ、自転車のようにパーツが重なり合っているとより“らしい”写真を撮ることができるように思います。

Leica M (Typ240) + Thambar 90mm F2.2

鯉です。
池の上に突き出た東屋でぼうっとしていると、エサをねだりに1匹だけ近寄ってきました。
水面は空を反射していて明るいかも、そう思い、ぐっと絞って撮影してみると面白い画になりました。
タンバールと言えどもここまで絞ればある程度クリアな描写…ですが、よく見るとやはり滲んでいます。

センタースポットフィルターを付けているとF6.3を超えたあたりから真ん中に映り込んでしまうため、こんな遊び方はできません。
この一枚のために「外しておいてよかった」と感じました。

狙って予想通り上手くいった写真よりも、適当な露出値をなんとなく想定して運任せに切ったシャッターの方が感動が大きかったりします。
この写真はまさしくそのうちの1枚。
タンバールを使うときには頑なに避けていた暗い場面も撮ってみると案外良いもので、新たな発見にもなりました。

Leica M2 + Thambar 90mm F2.2

Leica M2 + Thambar 90mm F2.2

フィルムでの質感も知るために、Leica M2に装着して撮影したものです。
ボディ側の距離計にややズレが生じていたためピンボケの写真ばかりになってしまいましたが、前向きにこれはこれでいい味だ、と言っておきましょう。

タンバールは、どちらかというとフィルムで撮影するものとして愛用されている方が多いようなイメージがありますが、まだまだ上達が必要な私にとってはいくらでも試し撃ちできるデジタルの恩恵のもと、撮影している方が向いているようです。今回投稿しているデジタル写真の殆ども、ああでもないこうでもないと何枚も撮り重ねたうちの1枚。
もっと修業が必要なようです。

Leica M (Typ240) + Thambar 90mm F2.2

Leica M (Typ240) + Thambar 90mm F2.2

近づきつつある夏が恋しくなる、空と眩しさ。
今年の夏はこのレンズで写したいと思ってしまったのでしばらく貯金はできそうもありません。。

Leica M (Typ240) + Thambar 90mm F2.2

最後にお気に入りの1枚を。
何も語ることは無くとも、この1枚の魅力を感じ取ることはできます。
私が撮る写真は、付随する思い出込みで光るものが多いですが、珍しく画だけで満足しました。

・・・


タンバールを使って作例を撮影するのはこれが2回目、前回は去年の四月ごろだったと思います。
あれから1年と少しの月日の中で「タンバールは最高のレンズ」と、ずっと思ってはいたものの、前回の感動がまぐれによるものなのではないかと不安になってしまって触れずにいました。
しかし思い切って使ってみればこの通り、私の眼にはまた魅力的に写るのです。
良い写真を撮れたことがまぐれではなかったことに安堵半分、やっぱりこのレンズじゃなきゃダメなのかとお財布の冷や汗半分。

少し背伸びをしてでも手にする意味の有るレンズだと思います。
ぜひ、みなさまもご体感あれ。

[ Category:Leica | 掲載日時:21年06月29日 12時00分 ]

 

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