【Leica】歴史を刻むLeica Mの最新モデル「M11-P」と「M11」を徹底比較!
M型ライカは1954年の登場以来、フォトジャーナリストから高い評価を受け、直感的な操作性で様々な報道の現場など世界の歴史的瞬間を残してきました。
そんなプロフェッショナルのニーズを満たす、ライカからの新しい提案。
それが今回発表となった新製品なのです。そんな最新プロフェッショナルモデルだけの魅力はもちろん、すでに多くのユーザーを虜にしている「Leica M11」との外観や性能比較を行いましたのでぜひ最後までご覧ください。
それではさっそく外観の比較と参りましょう。正面から「左:M11」「右:M11-P」を比較してみます。
「左:M11」で誇らしげに輝く赤いライカバッジは、「右:M11-P」では配置されずボディ同色。
もともとM型ライカは控えめな存在感ではありますが、どのような撮影シーンにおいても目立つことなくさらに洗練された印象を与えます。
トップカバーの違いを見ていきましょう。「左:M11」は刻印もなくホットシューに機種名が刻印されています。
対する「右:M11-P」では、ブラックシルバー共に大きくライカロゴの刻印が入っており撮影者の気持ちが高まることでしょう。
M11と同様にはなりますが、トップカバーの素材は「ブラック=アルミニウム製」「シルバー=真鍮製」で仕上げられています。
背面部分で「左:M11」「右:M11-P」で大きく異なる点は液晶部分。
「右:M11-P」では、ロレックスやオメガなど高級時計などの風防などに採用されていることで有名な「サファイアガラス」を液晶部分に採用。
サファイアガラスは純度の高い酸化アルミニウムとなるアルミナを大きな結晶化させた非常に強度が高く透明度の高い素材。さらに反射防止と表面保護コーティングを施すことでどのような状況においても快適なメニュー操作や画像確認が可能となりました。
また、ボディ部分は高強度のマグネシウム合金のフルメタル素材を採用することで、過酷な状況下においてもデリケートなメカ系統をしっかりと保護することができます。
「M11-P」はプロフェッショナルの称号に相応しいシンプルな外観デザインではありますが、過酷な撮影現場でも目立つことなく確実にその瞬間を捉えてくれる1台に仕上がっているのです。
カメラの心臓部となる撮像素子/画像処理エンジンはM11で定評のあるトリプルレゾリューションテクノロジーを取り入れた35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーと「LEICA MAESTRO III」を採用。
様々な撮影シーンにより高い柔軟性を持った対応ができるよう、内蔵メモリーをM11よりもさらに大容量化を図った「256GB」に容量アップを図ることで更なる安心と信頼性が向上しています。
ここまででも数多くのブラッシュアップが図られた機種であることがお分かりいただけると思いますが、最後にご紹介する「M11-P」の真骨頂とも言える最新機能をご紹介しましょう。
デジタルカメラとして世界初、画像にメタデータを付与することで画像の真正性を担保し、著作権を保護する機能。その名も「Leica Content Credentials(ライカコンテンツクレデンシャル)」を搭載しました。
デジタル技術が普及した今日、写真やコンテンツにあとから手を加えることが容易になり、加工や偽造されたデジタルコンテンツが出回ったことで信憑性に疑問の目を向けられることもしばしば。
ライカコンテンツクレデンシャルを搭載することにより、画像データの生成と編集の透明性をさらに高めることが可能になり、画像データの来歴情報を認識できるようになります。この機能では、CAI準拠の証明書に裏付けされたデジタル署名を撮影した画像に付与することができるのです。
画像が撮影時のオリジナルなのか、編集したものなのかを把握できるほか、どのような編集が行われたかの履歴も確認が可能。撮影者は撮影から公開までのすべての過程において写真の真正性を示すことが可能となる画期的な機能が搭載された世界でたった一つの選択肢というわけです。
M11の魅力を更なるプロフェッショナルの域へ。
ライカがコンテンツ認証イニシアチブ CAIのパートナーと協働しながらデジタルコンテンツの保護において新たな基準を打ち立てようと取り組んだ歴史的な1台。
ぜひこの機会に究極のライカを手に入れてみてはいかがでしょうか。