【Nikon】 NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S でスナップ
ニコンのマイクロレンズ『NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』の発売から約4カ月。
Z9の発表で盛りに盛り上がっているニコンですが、このレンズ愛用していただいていますでしょうか。
マイクロレンズの特筆すべき点の一つである「解像力」。
撮って出しでキレっキレに写る本レンhttps://news.mapcamera.com/maptimes/wp-admin/edit.phpズのご紹介、少しだけお付き合いくだされば幸いです。
珍しい団扇だなと思って記念撮影的に撮っておいたものを、後でPCのモニターで確認して驚いた1枚。
ピントピークはおそらく鳥の眼に合わせているはずですが、そのシャープさはもちろん団扇の輪郭や木製の土台の艶の出し方がもはや「ズルい」です。
色滲みは徹底的に抑えられているという話ですが、まさにその場にある色だけで形成されています。
水の描写はどうでしょうか。
なんというか私たちの眼では見えなかった水の世界。という感じです。
もちろんそれは写真ならどんなレンズでも表現できる世界かもしれませんが、こんなにキラキラした水面を撮っても嫌な色がないから
何か違う、と感じるのかもしれません。
もともと「切り撮る」ことが大好きなため、接写できるレンズがあるとついつい寄りばかり撮ってしまいます。
「引きなさい…」というどこからか聞こえてくる声はずっとスルーです。
ガラスの光沢感も見事。そして気づくのは色の彩度コントロールが絶妙で、ものすごい自然に見えるということです。
誇張も減失もない「その場にある色」をありのまま記録してくれます。
接写時でも解像力の低下は見られませんし、立体感も良く出ています。
曇りの日ならではの光陰の捉え方が見事。特にシャドウに落ちていくトーンの滑らかさが素晴らしいです。
ジャスピン!
教室の中ではなく、外から撮影。
105mmという中望遠レンズならではの圧縮効果。
開放F値が2.8でも被写体をしっかりと引き立ててくれました。
マイクロレンズは一つのスポットに行くと被写体がたっぷり見つかるのが面白いところです。
遠景もほどいい圧縮で画面整理が効いてまとまりのある画になるので、写真素材が必要。なんてときに
重宝するレンズだったりします。
『NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S』は仕事用にも、スナップ用にも使い易く
とてもコストパフォーマンスに優れたレンズです。ぜひ使ってみてください。