MINOLTAと旅する秋と冬
暖かくなったと思ったら空気がグッと冷えて、冬に逆戻りしたようなここ数日。
皆様はいかがお過ごしですか。
今年の冬は旅も思うようにはできない冬になってしまいました。だからこそ写真を見て振り返るいい機会かもしれません。
筆者自身カメラを持つ前と後で旅先で撮る写真の枚数と質とかすこし変わったような気がします。
ただの記録、が時には思い入れのある一枚になったり、作品になったり。
そう考えるとカメラ、写真機とはいいものです。
私が旅のお供に持ち出すのはMINOLTAのSR-T101とMINOLTAのTC-1。
SR-T101は筆者が初めて買ってフィルムカメラです。
(その時の思い出は以前「はじめてフィルムカメラを買った日」という記事にて書かせていただきました。)
旅先では交換レンズの55mmとTC-1の28mmという画角がそれぞれ活躍してくれます。
本日はSR-T101で撮った旅先の写真をご紹介出来たらと思います。
季節はまだ秋。
フィルムでの撮影は天気が良ければよいほど、自分が思っているよりいい色を生み出してくれる気がします。
夜はとても綺麗に星を眺めることが出来ました。
もちろん近場のおでかけにも。
つくづく思うのは、「ストラップがつけられるカメラは本当に便利だなぁ」ということ。
私の手元には写りはいいけれどストラップがつかないカメラがなぜかたくさんあります。
車を持っていない筆者は必然的に電車での旅になります。
こちらは伊豆方面へ出ているキンメ電車。通常料金で乗れる電車でありながら可愛らしい見た目をしており、
車窓を正面から眺めることのできる席が窓側には並んでいます。
冬といえば雪。
朝焼けを見ようとカメラを持ち出して湖畔へ。
小さな雪だるまをつくろうと試みましたがあまりの冷たさ、(というよりは激痛、)に途中で断念しました。
皆様は雪遊びの際はぜひ手袋のご用意を。
なんてことない空。なんてことない雪の写真。
しかし鳥さんの足跡につい心が惹かれます。
綺麗な曲線がたまりません。
もう少し動物や鳥の種類が見分けられたら、きっと旅がもっと楽しくなるのでしょう。
最後は暖かいカフェでのんびりするのが一番です。
この日は一日中ちらちらと細かな雪が降っていました。
どうせならもう少し大きな雪が降ってくれればいいのに、と東京育ちの筆者は思いますがきっとこれくらいがちょうど良いのでしょう。
撮影してるときは写真を見るときの自分とはまったく違うことを考えていたり、
何も考えていなかったり。
しかし一枚一枚見返すといろいろなことを思い出します。
いつか雪の日にモノクロフィルムを入れて撮影してみたい、と野望を抱えていますが、ついついカラーネガフィルムを入れてしまう毎日。
私の小さな野望が叶うのはいつの日になるのでしょうか。
雪の少ない東京ではあまりに機会が少な過ぎると思うのです。