Motorsports photo #14【SIGMA fp】
SIGMA fpでモータースポーツ撮影
前回のMotorsports photo #13にて予告させていただきました通り、今回はSIGMA fpで撮影したモータースポーツの写真をご紹介いたします。(撮影日は全て昨年12月になります)
今回の撮影ではfpにマウントコンバーター MC-21 キヤノンEFレンズ/ライカLボディを装着しCanon EF600mm F4L IS III USMを取りつけ撮影に挑みました。
それではご覧ください。
SIGMA fp + マウントコンバーター MC-21 + Canon EF600mm F4L IS III USM
絞り:F4 / シャッタースピード:1/2000 / ISO:1600
普段から流し撮りをしているので、電子シャッターのみのfpでも動体が撮れるかなと考えていたのですが…想像以上に難しい撮影になりました。
ローリングシャッター歪みが発生し、気合いを入れて撮影をしないと被写体がとんでもない形になってしまいます。
SIGMA fp + マウントコンバーター MC-21 + Canon EF600mm F4L IS III USM
絞り:F4 / シャッタースピード:1/2000 / ISO:2500
普段の撮影からでは考えられないほど速いシャッタースピード(以下SSと略)に設定をして動きに慣れる作業を開始。
SIGMA fp + マウントコンバーター MC-21 + Canon EF600mm F4L IS III USM
絞り:F4 / シャッタースピード:1/2000 / ISO:1250
ピントを大きく外した後の復帰に時間がかかるか、ピントが合わずにずっと迷い続けるため、AF撮影は対応できないと判断し、置きピンにて撮影することに。
*fpは動体を撮影するカメラではないので仕方ありませんし、Lマウントレンズではなく、マウントアダプターを使用してEF望遠レンズで撮影しているため、よりAFは厳しい状況です。通常撮影では迷い続けることはありません。
SIGMA fp + マウントコンバーター MC-21 + Canon EF600mm F4L IS III USM
絞り:F4 / シャッタースピード:1/2000 / ISO:2500
これならいいかもしれないと思える写真が撮れるまで、1000枚ほど撮っていたかもしれません。
SIGMA fp + マウントコンバーター MC-21 + Canon EF600mm F4L IS III USM
絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/100 / ISO:100
バッテリーの残量が危なくなってきたので、思い切ってSSを遅くし撮影したところ….
まぐれではありますが、勢いのある写真を撮ることが出来ました。
ここ数年、動体が苦手なNikon Z7を使用しモータースポーツを撮影していましたが、Z7よりも高度な撮影を求められる機種に出会った気がいたします。
自分で考えながら撮影する、筆者的にはとても楽しく撮影が行えましたが、動体撮影時にオススメできるカメラかと言われると、チャレンジしたい方にはオススメ致しますが、スムーズに撮影を楽しまれたいのならば、他の機種を検討された方が良いと思います。
次回チャンスがあるのならば、Lマウントレンズで撮影がしてみたいです。
フルサイズで非常にコンパクトでレンズ交換ができるfp。街歩きのお供やちょっとした旅行に最適な機種。本格的な動画撮影も楽しめるので、筆者が使用した環境以外で是非楽しんで頂ければと思います。こちらのスタッフのブログをご覧ください→『【SIGMA】fpとお散歩』