Nikonフラグシップ × モータースポーツ
Nikon「Z9」のティザーが続々と公開され、発売へ向けて期待値が高まります。
筆者がティザーでとても気になったのが、サーキット走行中の車両がコーナーが変わるとAFのポイントが右側のヘッドライトから左側へと瞬時に移動する点です。
映像で見る限り、AFの食い付きも非常に良さそうに見えました。
そこで今回のMotorsports photoではレフ機のフラグシップであるD6とSIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSMにテレコンバーター TC-1401の組み合わせで撮影をした写真をご覧ください。
Nikon D6 + SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM + SIGMA テレコンバーター TC-1401
絞り:F36 / シャッタースピード:1/40 / ISO:320
D6は17種類のグループエリアAFを搭載。
筆者は測距点が横15縦3【15-3】や横15縦1【15-1】などのグループエリアを多用し撮影を行っています。
Nikon D6 + SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM + SIGMA テレコンバーター TC-1401
絞り:F20 / シャッタースピード:1/100 / ISO:320
動きのある被写体に適している「3D-トラッキング」AF機能もありますが、筆者は自動的にAFポイントが切り換わるのが苦手なため、あまり使うことがありませんが、失敗したなと思うカットを減らすために今回は使用してみることに。
Nikon D6 + SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM + SIGMA テレコンバーター TC-1401
絞り:F45 / シャッタースピード:1/25 / ISO:400
恐ろしいほど、正確に追いかけてくれるではありませんか。
シャッタースピード(以下SSと略)を1/40と極端に遅く設定しても、安心して撮影ができました。
Nikon D6 + SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM + SIGMA テレコンバーター TC-1401
絞り:F32 / シャッタースピード:1/40 / ISO:400
Nikon D6 + SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM + SIGMA テレコンバーター TC-1401
絞り:F25 / シャッタースピード:1/60 / ISO:400
グループエリアAFは意図しない場所にピントが来ることありますが、3D-トラッキングAFはSSを遅めに設定しても非常に安定した撮影が楽しめる印象です。
Nikon D6 + SIGMA Sports 500mm F4 DG OS HSM + SIGMA テレコンバーター TC-1401
絞り:F25 / シャッタースピード:1/40 / ISO:400
グループエリアAFを多用している筆者が3D-トラッキングAFを使用し感じたことは、車両が重なっている際に非常に便利であるということです。追いかけたい車両だけを追い続けてくれるのはとても便利な機能です。
決してD6のグループエリアAFの精度は悪いわけではありませんが、3D-トラッキングAFの精度が非常に高いように感じました。
D6でこの完成度ということは、間違いなく発売を控えているZ9は同等かそれ以上のクオリティなのでしょう。
どのようなカメラになるのかワクワクしながら情報更新を待ちたいと思います。
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