マウントアダプター × モータースポーツ

2022年シーズンも開幕し週末にサーキットで撮影が楽しめるようになりました。

前回のMotorsports photo #22ではCanon EFレンズをSIGMA マウントコンバーター MC-11を使いSONY α1に装着し撮影した写真をご紹介しましたが、今回の#23ではレンズは同じくCanon EFをFringer (フリンガー)のマウントアダプターを使いNikon Zボディに装着しました。

Nikonのレンズラインナップにもライトグレーの展開がありましたが、ここまで白くはないのでなんと表現したらよいでしょうか、「Nikonに白いレンズ…」非常に違和感があります。
筆者はNikonユーザーですが、各メーカーからラインナップされている望遠レンズの中でも「Canon EF600mm F4L IS III USM」が一番のお気に入り。Nikonのフラッグシップ機にお気に入りのレンズが取り付けられる日が来るとは…
非常にウキウキしながら撮影に挑みました！（撮影はスーパー耐久シリーズ2022 公式テストになります。）
それでは撮影した写真をご覧ください。

Nikon Z9 + Fringer マウントアダプター FR-NZ1  + Canon EF600mm F4L IS III USM

絞り：F4 / シャッタースピード：1/1000 / ISO：140

正直なところAF対応のアダプターとはいえ、そこまで性能に関しては期待をしておりませんでしたが…
いい意味で期待を裏切られました。

Nikon Z9 + Fringer マウントアダプター FR-NZ1  + Canon EF600mm F4L IS III USM

絞り：F4.5 / シャッタースピード：1/500 / ISO：100

AFも非常にスムーズでアダプターで運用していることを忘れそうになります。

Nikon Z9 + Fringer マウントアダプター FR-NZ1  + Canon EF600mm F4L IS III USM

絞り：F4.5 / シャッタースピード：1/500 / ISO：100

撮影場所はフェンスを2枚抜くシチュエーション。純正同士の組み合わせならばほとんど起きないのですが、今回の撮影ではよくフェンスにピントが来ておりました。

Nikon Z9 + Fringer マウントアダプター FR-NZ1  + Canon EF600mm F4L IS III USM

絞り：F5.6 / シャッタースピード：1/500 / ISO：100

望遠レンズをアダプターで使用した際によくピントを大きく外すという現象が起きますが、様々なアダプターを使ってきた中ではピントが復帰するまでそこまで時間がかからない印象でした。

Nikon Z9 + Fringer マウントアダプター FR-NZ1  + Canon EF600mm F4L IS III USM

絞り：F4 / シャッタースピード：1/500/ ISO：125

陽が傾きはじめ、タイミング悪く手前のフェンスに光が反射をしてしまい、少し映り込んでしまっております。
普段であれば時間帯によってコーナーを変えながら撮影をしていますが、この日は朝から移動を繰り返しており疲労が溜まりすぎていたため、フェンスの反射に関しては我慢することにしました。

Nikon Z9 + Fringer マウントアダプター FR-NZ1  + Canon EF600mm F4L IS III USM

絞り：F5.6 / シャッタースピード：1/500 / ISO：100

ミラーレスカメラでは様々なマウントのレンズをアダプターを装着することで楽しむことが出来るようになりました。
数年前まで他マウントを取り付けられるだけで感動したものですが、現在ではAFが効くものまで登場し、よりマウントアダプター遊びが楽しめるようになりました。

筆者はモータースポーツをメインに撮影をしているので、アダプターを使用して撮影するという条件の中では、非常に意地悪な環境だと感じております。また純正同士の組み合わせから見ればしっくりこない状況になることは多々ありますが、複数マウントで運用されている方やこのレンズをどうしても使ってみたいと思われている方は是非筆者のようにアダプターを使い撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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