【Leica】オールドレンズ散歩 エルマー M65mm F3.5 ビゾフレックス用
エルマー M65mm F3.5 ビゾフレックス用 を Nikon Z6(レンズアダプター使用)に装着して散歩に行ってきました。
エルマー M65mm F3.5 ビゾフレックス用 は、1960年(61年前!)に登場しました。
ビゾフレックスは、距離計連動範囲外の撮影に対応するためのアクセサリーで、レンジファインダーのライカを一眼レフ化するものです。
エルマー M65mm F3.5とヘリコイドリング OTZFO/16464 を組合せてビゾフレックスに取付けて使用するものですが
今回はビゾフレックスは使わずにR型ライカ(一眼レフ)用アダプター14127 を介して
ライカRレンズ/ニコンZボディ用マウントアダプターを重ねています。
ゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)の東京国際クルーズターミナル駅で下車し、
いつも気になっていたオレンジ色の船を目指しました。。
リニューアル準備で休館中の船の科学館前の桟橋に、その初代南極観測船”宗谷”はあります。
宗谷は今年生誕83周年だそうです。全長83.7mのこんなに小さな船で、南極まで行ったなんて驚かされます。
このレンズの最短撮影距離は33cmです。ライカのマクロレンズとして1984年まで作られました。
幾重にもペンキを塗り重ねられたと思われる宗谷ですが、
83年たった今でも鮮やかなオレンジ色の船体が海に浮かんでいること、乗船して内部を見ることができることに感動しました。
解像度の良さ、穏やかなボケ味、そして遠景から近接まで使えるエルマー M65mm F3.5は、
数あるライカレンズの中でも異色のマクロレンズとして1本欲しい魅力的なレンズです。