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【Leica】”最強のおでかけカメラ”を持って秋の散歩へ行ってみた。

【Leica】”最強のおでかけカメラ”を持って秋の散歩へ行ってみた。

気温が下がり、秋の訪れを感じる日が増えてきました。
夏の強い日差しからも解放され、写欲も高まります。
今回は、そんな秋の休日に撮影に出かけた日のことを書こうと思います。

休日ということもあり、訪れた公園は朝から多くの方で賑わっていました。ランニングをする人、ペットと散歩をする人、ベンチで食事を摂る人など、誰もが思い思いに休日の朝を楽しんでいる様子です。改めて見ると、公園の楽しみ方は無限にあるように感じました。

今回の撮影のお供に選んだのは「Leica Q3 43」です。Leica Q3のボディサイズを維持しつつ、焦点距離43mmの単焦点レンズを新たに搭載したモデルとなっています。

搭載されるレンズは専用設計の「アポ・ズミクロン f2/43mm ASPH.」。ライカのアポ・ズミクロンは、卓越した描写力とアポクロマート設計による徹底的な色収差の排除で知られる最高峰のレンズです。この最高峰のレンズをQシリーズに搭載したという事実から、このカメラに対するライカの本気度が伺えます。

実際に使ってみると、その解像感に驚かされます。「開放から高画質を得られる」という謳い文句通り、細部まで鮮明に写し出すシャープな描写と、とろけるような柔らかさとグラデーションが効いた非常に美しいボケの二つの要素が調和した写りとなっています。硬く不自然なボケとは一線を画し、被写体の持つ雰囲気をしっかりと表現してくれます。

さらに、その描写を映し出すEVFとモニターの美しさにも驚きました。576万ドットのEVFは、実際の撮影画像と遜色のない表示を、120FPSのフレームレートでより自然な見え方で提供してくれます。これにより、違和感なく撮影に没頭できました。

マクロモードを使い、生き物をクローズアップ撮影してみました。

一枚目のカエルはデジタルクロップとマクロモードを使用して撮影しました。模様はもちろん、肌の質感や凹凸まで詳細に描写してくれています。

二枚目の鳥は、とっさにマクロモードへ変更して撮影したものです。マニュアルでピントを合わせたため、残念ながら目にピントを合わせることはできませんでしたが、ピントが合った羽毛の部分は驚くほど精密に写し出されています。

Qシリーズの大きな特徴の一つが「マクロモード」です。歴代モデルから受け継がれている機能ではありますが、筆者にとっては非常に重要なポイントだと感じています。マクロモードに切り替えることで、最短撮影距離は26.5cmまで短縮され、被写体にグッと近付いたダイナミックな撮影が可能になります。

マクロモードへの移行は、ヘリコイドを回転させるという直感的な操作で行えます。この機構の優れている点は、EVFから目を離すことなく即座にマクロモードへ移行できるため、シャッターチャンスを逃しにくいことです。背面ボタンなどでマクロモードへ移行するカメラもありますが、直感的な操作感は個人的にとても重要だと感じています。このスムーズな移行のおかげで、小さな被写体を積極的に捉えるようになり、新たな表現にチャレンジすることができました。

今回はモノクロで撮影しましたが、Q3 43は「Leica Looks」機能により、多彩な色味を楽しむことができます。プリインストールされているCore Looksが5種類、Leica FOTOS経由でインストール可能なEssential Looksが8種類と、その選択肢の多さも魅力です。

Leica Looksに関しては特集したブログがありますので是非ご覧ください。

【Leica】What is Leica Looks? Q3+Leica Selenium編

【Leica】What is Leica Looks? SL3+Leica Chrome編

Q3 43を持ち運ぶことで、近所の公園が被写体があふれる場所に変わりました。6000万画素の高画素センサーを活かしたデジタルクロップにより、中望遠域の画角も問題なく撮影できます。

標準、中望遠、マクロの各レンズが持つ特徴を一台に備え、これ以上ないほどのバーサタイル性を持ったカメラだと感じました。そこにライカ独自の色味も楽しむことができる。
Q3 43はまさに「最強のお出かけカメラ」だと思います。

 

↓↓今回使用した機材はこちら↓↓

[ Category:etc. Leica | 掲載日時:25年10月22日 17時00分 ]

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【Nikon】秋冬をもっと楽しむために、Z50II×アウトドアファッションが私の最適解。

【Nikon】秋冬をもっと楽しむために、Z50II×アウトドアファッションが私の最適解。

残暑を感じる毎日から一転して、秋らしい朝晩の肌寒さを感じる今日この頃。
これから秋の行楽シーズンがスタートします。紅葉や山登り、キャンプやアミューズメントパークに行くのもよさそうです。

せっかくのお出かけをもっと楽しむために、一緒に連れていくものがあるとしたら、やはりカメラでしょうか。
お出かけの邪魔をしないサイズ感で、いろいろな被写体を撮影したい欲を両立するとなると、私は「Nikon Z50II」を選びます。

今回はそんな秋冬のお出かけを想定して、遊びもおしゃれも楽しみたい方へ向けて、マップカメラスタッフの秋冬撮影コーデもご紹介いたします。ぜひご覧ください。


今回Z50IIに組み合わせたのは、軽量コンパクトな単焦点レンズである「NIKKOR Z DX 24mm F1.7」です。ボディと合わせても700g以下と、一日持ち歩いても負担にならない重量が魅力です。
画角も換算約35mm程とスナップ撮影からテーブルフォトもこなします。開放F1.7の大きなボケ味は、被写体のクローズアップに一役買ってくれることでしょう。

ボディに合わせるストラップは「YOSEMITE(ヨセミテ)CAMERA STRAP 126cm」をチョイス。通常の色味と異なったこちらは、アウトドアブランドの「MAMMUT(マムート)」とのコラボモデルで販売されたもの。フラミンゴのような発色の良いピンクがアクセントになるかと思い購入しました。
ロープタイプのストラップはこの他に複数持っていますが、このタイプが一番ロープが太く頑丈です(太さ9.5mm)。過去にはNikon D780やF100に使用していたので、筆者の体感的に1kgは余裕かと思います。

また長さも111cmと126cmの二つから選べる中で、あえて長いタイプを選びました。秋冬はアウターや大きめのバッグを着用する機会が増えるため、春夏よりも長さに余裕がある方が取り回ししやすいと思ったからです。

またこうして結び目を作ることで長さを調節できるため、首掛けにちょうど良い長さからハンドストラップのような輪っかを用意することもでき、工夫次第で使い方の幅が広がります。



アウターはpatagoniaの名作「CLASSIC RETRO-X JACKET(クラシックレトロXジャケット)」を着用しました。フリースジャケットでありながら、中に張り合わされた防風フィルムが秋冬の冷たい風の侵入を防いでくれます。腕回りも動かしやすいように設計されているため、色々なアングルで撮影したい場合に邪魔にならず重宝します。

ちなみに2025年モデルから裏地がこれまでのメッシュからナイロン生地へと変更され、より軽快な着心地にアップデートされました。

遊びに出かけるなら、歩きやすさも重要です。
アウターとごちゃつかないようにスニーカーはシンプルさを重視して黒をチョイス。ただの黒スニーカーだと面白みに欠けるかと思い、形や素材にこだわって選んだのが「Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)DELECITY L」です。ジーンズと合わせてカジュアルにもできて、スラックスできれい目にするときは少し遊び心のあるデザインがアクセントになって可愛らしいです。

・・・

いかがでしたか。
アウトドアファッションとカメラの組み合わせは機能性などを含めてかなり相性が良いと感じます。実際撮影に出た先でもアウトドアブランドのアイテムを使用されている方を多く見かけます。カメラと同じで、信頼のおける道具といった側面が私も気に入っている点の一つです。

みなさまも秋冬のこれからのシーズンに、「カメラ×アウトドアファッション」の組み合わせを試してみてはいかがでしょうか。

【YOSEMITE】YOSEMITE CAMERA STRAP KARASUの取り扱いを開始!


▼ 今回の使用機材 ▼


▼ 中古はこちらから ▼





[ Category:etc. Nikon | 掲載日時:25年10月21日 18時00分 ]

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【Canon】「RF24-70mm F2.8 L IS USM」からのポイントバックでお得にお買い替え

【Canon】「RF24-70mm F2.8 L IS USM」からのポイントバックでお得にお買い替え

朝夕の空気が少しずつひんやりして、カメラを持って出かけたくなる季節になりました。
この秋は“いつもの一本”を見直して、撮れる写真の幅をもう一歩広げてみませんか。
新しいレンズなら、今まで逃していた瞬間もぐっとキレイに残せます。

RF24-70mm F2.8 L IS USMからお買い替えにオススメのレンズ

本日は『Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM』からのお買い替えにおすすめなレンズを2つのケースに分けてご紹介いたします。
RF24-70mm F2.8 L IS USMは定番の“標準ズームの本命”として、24–70mmの使いやすい画角にズーム全域開放F値F2.8+手ブレ補正+高速静粛AFを備え、風景・人物・ブライダルやイベントまで一本でこなせるレンズとしてプロ・アマ問わず人気なレンズです。
しかし中には、「さらに一本で何でもこなせる安心感が欲しい!」
「人物をもっと印象的に撮りたい!」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そうしたお客様に向けて

CASE1:『Canon RF24-105mm F2.8 L IS USM Z』
CASE2:『Carl Zeiss Otus ML 85mm F1.4 RF-mount(キヤノンRF用)』

この2つのレンズをご紹介し、それぞれの魅力や特徴をご説明いたします。

 Canon RF24-70mm F2.8 L IS USMからお買い替えにおすすめレンズ

 

 CASE1:Canon RF24-105mm F2.8 L IS USM Z

 
RF24-105mm F2.8 L IS USM Zで撮影された風景写真


▼関連記事はこちら▼

904: あらゆる条件に対応する大口径ズームレンズ『 Canon RF24-105mm F2.8 L IS USM Z 』


 

RF24-105mm F2.8 L IS USM Zは、24-70/2.8の実用性そのままに望遠端を105mmまで“ひと伸び”させ、ズーム全域開放F値F2.8を維持した標準域の新レンズです。
世界初の24–105mm×F2.8という仕様に加え、クリックレスの絞りリングやPZ-E2/PZ-E2B対応など動画まで見据えた設計で、イベントやブライダル、配信まで写真も動画も一本で気持ちよくこなせます。

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10月21日現在、Canon RF24-70mm F2.8 L IS USMのお買い替え時の買取見積金額!

ワンプライス買取価格:¥195,000
先取/下取交換にて見積金額10%UP:¥19,500
買取優待券をお持ちの方は見積金額3%UP:¥5,850
最大買取見積合計金額:¥220,350

>RF24-105mm F2.8 L IS USM Zへのお買い替えはおおよそ¥203,450~¥225,150のお支払いで購入可能です!
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 CASE2:Carl Zeiss Otus ML 85mm F1.4 RF-mount(キヤノンRF用)

 
Otus ML 85mm F1.4で撮影されたスナップ写真

※写真はZ-mount


▼関連記事はこちら▼

1020:見たまま、感じたままに描写する『 Carl Zeiss Otus ML 85mm F1.4 Z-mount 』


 

ミラーレス用に最適化された最新“Otus”で、F1.4の大きなボケと澄んだコントラストが主役を立体的に浮かび上がらせる一本です。操作はあえてマニュアルですが、電子接点によりRFボディ側でExif記録やフォーカスガイド/拡大/ピーキングといったアシストが効くので、落ち着いて狙えます。
“何でも撮れる”レンズから、“狙って撮る”レンズへ
「写真を撮っている」という実感を味わい楽しむことができます。
絞りは無段階(デクリック)に切り替えも可能で、動画でも滑らかな露出操作がしやすい設計となっています。
2025年10月29日発売予定。ぜひ今から予約してRFボディでOtusの写し出す描写に酔いしれましょう。

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10月21日現在、Canon RF24-70mm F2.8 L IS USMのお買い替え時の買取見積金額!

ワンプライス買取価格:¥195,000
先取/下取交換にて見積金額10%UP:¥19,500
買取優待券をお持ちの方は見積金額3%UP:¥5,850
最大買取見積合計金額:¥220,350

>Carl Zeiss Otus ML 85mm F1.4 RF-mount(キヤノンRF用)へのお買い替えはおおよそ¥120,300のお支払いで購入可能です!
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本日ご紹介したレンズは、ご購入とご売却を同時に行っていただく先取/下取交換のご利用がおすすめです!
2025年10月31日14:59までの期間限定で、WEBから新品指定商品への先取/下取交換お申込みで買取見積額最大15%アップキャンペーン実施中!
対象製品はこちらをチェック↓




キャンペーン対象製品以外でもお買替えがお得!
通常価格より見積金額が10%アップ、買取優待券をお持ちでさらに3%増額いたします!


マップカメラでは、安心の定額買取「ワンプライス買取」を実施しております。
買取金額が確定しているので全国どこからでも送るだけでスムーズに売却できます。


さらに先取/下取交換でのお支払いでもポイントが貰え、貯まったポイントを使っても、その分にもポイントが貰えます!
還元されたポイントを次回のお買い物で使っても、さらにポイントが貰えるのでお得がどんどん広がります。ぜひご活用ください!

[ Category:Canon Carl Zeiss & Voigtlander | 掲載日時:25年10月21日 17時00分 ]

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【Nikon】NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II とピクチャーコントロール比較

【Nikon】NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II とピクチャーコントロール比較

Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II
Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II ピクチャコントロール7種セレクト

先日発売されたばかりの「Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II」を使ってニコン製品用のソフトウェア「NX Studio」でRAW画像を読み込み、ピクチャコントロールを当ててみました。Z8やZ6IIIでは現在12種類のピクチャコントロールが用意されています。クリエイティブピクチャーコントロールを含めるとさらにあります。今回はその中からカットごとに7種のピクチャーコントロールを当ててみました。その中から1枚をピックアップして大ゴマにしています。

まずは「SD(スタンダード)」をベースに花のカットを。「VI(ビビッド)」や「LS(風景)」は予想通りというか、そのままで使える鮮やかさです。このシーンでは「PT(ポートレート)」と「RP(リッチポートレート)」にハイライトのコントラストに大きな違いが出ました。「NL(ナチュラル)」や「FL(フラット)」はRAW現像したい方にとって使いやすいトーンになっています。

 

Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II ピクチャコントロール7種セレクト
Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II ピクチャコントロール7種セレクト

次は室内を撮影したカット。大ゴマに「FL(フラット)」を選んだのはこういう表現もありかなと思ってのチョイスです。「SD(スタンダード)」と「VI(ビビッド)」で大きく違いが出るかと思いましたが今回はそこまで変化しませんでした。「LS(風景)」と「RP(リッチポートレート)」の色の違いが面白い結果となりました。

 

Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II ピクチャコントロール7種セレクト
Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II ピクチャコントロール7種セレクト

大ゴマに選んだのは「DM(ディープトーンモノクローム)」です。正直今回のシーンでは間違い探しかと思うくらい変化が見られませんでしたが「MC(モノクローム)」とは壁のシャドウに差を感じます。「FL(フラット)」や「FM(フラットモノクローム)」はさすがといった軟らかさです。

 

Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II ピクチャコントロール7種セレクト
Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II ピクチャコントロール7種セレクト

大ゴマに選んだのは「RP(リッチポートレート)」。赤の発色がもっとも好みでした。面白かったのは「DM(ディープトーンモノクローム)」。赤は明るく、青は暗く写るのが特徴。だからポストは真っ白です。「PT(ポートレート)」の柔らかいトーンも好みです。「VI(ビビッド)」はさすがの鮮やかになりました。

 

Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II ピクチャコントロール7種セレクト
Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S II ピクチャコントロール7種セレクト

綺麗に焼けた夕空はやはり「VI(ビビッド)」や「LS(風景)」がそのままで映えます。個人的には「FC(フレキシブルカラー)」の色も好みです。「SD(スタンダード)」や「NL(ナチュラル)」をベースにRAW現像するのも面白そうです。Z8でも「NX Studio」でのRAW現像時には「FC(フレキシブルカラー)」を選択することが出来ました。他のピクチャーコントロールと比べてさらに細かい調整をかけることが出来るので、自分の色をここから作りたいという方には非常にオススメのピクチャーコントロールです。

今回、初めて「NX Studio」を使ってピクチャーコントロールの比較をしてみました。実際にはもっと多くのピクチャーコントロールがあるので、むしろどれを選んだらいいのかわからなくなってしまうほど。ただこれだけ表現の幅があるというのは、面白いことです。また機会があったら、いろいろと比較をしてみたいと思います。

 

【中古商品もカメラ専門店品質】はじめて中古商品を買われるお客様にも安心してお求めいただけます。

[ Category:Nikon | 掲載日時:25年10月21日 15時17分 ]

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【Leica】A Piece of PREMIUM COLLECTION – Noctilux-M f1.2/50mm ASPH. With 12503 lens food –

【Leica】A Piece of PREMIUM COLLECTION – Noctilux-M f1.2/50mm ASPH. With 12503 lens food –

MapCameraで取り扱う中古品の中で、流通数や生産数が少ない希少品や限定モデルなどに与えられる名称、「PREMIUM COLLECTION」。

本シリーズでは、A Piece of PREMIUM COLLECTIONと称し、そんな製品たちを一つずつ紹介いたします。

第八弾となる今回は、「Leica ノクティルックス M50mm F1.2 (非球面) + フード 12503」をご紹介いたします。

明るい大口径レンズといえば”ノクティルックス”シリーズ。今回はそんな魅力の一端に迫ります。

・Sonnarへの挑戦
1930年代に入り、CarlZeiss社は35mmフィルム用のカメラシステム「CONTAX」を開発しました。
その標準レンズとして、当時では驚異的にF値の明るい「Sonnar 50mm F2.0」や「Sonnar 50mm F1.5」の大口径レンズを市場へ投入します。
Sonnarは貼り合わせ面を多用することで、レンズ内の乱反射による光量低下を防止する独特な設計が施されていました。
これにより、コーティング技術の無かった当時、無双の高性能で市場を席捲したと言われています。

CarlZeiss社のSonnarに対抗するためLeicaでは、変形ダブルガウス型を採用した「Xenon 50mm F1.5」を1936年に発売します。
しかし、このLeica Xenon 50mm F1.5は、Tripletを開発したことで有名なTaylor Hobson社の特許(1930年)に抵触していたようで、特許使用料を払いながら販売していたようですが、Sonnarには対抗できず、売れ行きは良くなかったようです。

1949年、XenonからSummaritへ名称変更され描写性能がさらに向上。
絞りの形状が角形からほぼ円形に変更されました。
Xenonは名前からも分かる通りシュナイダー製でSummaritも戦前のXenonがベースで5群7枚という設計は共通しています。
さらに1959年にはSummaritを改良した”貴婦人”ことズミルックス 50mm F1.4 1stが登場し高速シャッターの実現や、柔らかなボケ味を生み出すことが可能になったのです。

・大口径レンズ開発競争とノクティルックスの誕生
戦後の日本では一時的に大口径レンズ開発競争が起き、帝国光学がズノー50mmF1.1を開発していました(1953年)。
日本光学工業(現ニコン)もニッコール5cmF1.1を発売(1956年)。
1966年にはすでに日本のメーカーがF1前後の大口径レンズを数社で発売していました。Leitzとしては大口径レンズの開発は遅れたのです。
しかし、発売したレンズは非球面レンズを取り入れることで、日本とは差をつけました。
そして同年に開催されたフォトキナで展示された1本のレンズが、きわめて革新的な光学設計で来場者や報道関係者を驚かせました。
世界初であった非球面レンズを採用し、一般ユーザー向けレンズとして販売された「ノクティルックス M50mm F1.2(非球面)」の誕生です。

当時の基準では圧倒的ともいえる明るさと、非常に優れた光学性能が大きな特長でしたが、
F1.2の明るさと光学性能が実現できた理由のひとつには、非球面レンズを2枚採用したことが挙げられます。
その目的は、絞り開放時の球面収差を低減し、描写力を向上させることでした。
非球面レンズの採用により、当時の基準では圧倒的に明るいF1.2という大口径を実現し、優れた光学性能を実現したのです。

初代ノクティルックスは世界初の非球面レンズを使用した1本でしたが、手磨きのためコストが高く生産効率も悪いものでした。
現代では技術の進歩により、ガラス材料を金属の型でプレスするガラスモールド非球面レンズが一般的ですが、
オリジナルのノクティルックスの開発時にはそんな製造技術は存在せず、非球面のカーブを研磨するための
工程が熟練職人による手作業であったことから”手磨き非球面レンズ”と呼ばれています。

鏡胴の材質はアルミニウムと真鍮で、表面仕上げはブラッククロームです。
標準レンズとしては大型で最大径60mm、レンズ長53.5mm、重量は470g。
1966年から1975年にかけてわずか1757本しか製造されず、今では非常に希少性が高いレンズとなりました。
復刻版となった「ノクティルックス M50mm F1.2 ASPH. ブラックアルマイト」は
オリジナルの光学設計を可能な限り維持しながら、現代のガラス材料と製造工程に合わせて光学系をつくり上げたモデルです。

・オリジナルと復刻版の写りの違い
復刻版はオリジナルの光学設計を可能な限り維持しながら作っていますが、写りは変わっています。
特に逆光時の描写は復刻版はコーティング技術の進歩によりフレアの出方が減りコントラストが向上しています。
また、遠景をアウトフォーカスにした時のボケ味もオリジナルはクラシックレンズらしい独特のザワつきがあります。
色味も厳密に見るとオリジナルの方がより暖色で復刻版の方がクールに感じると言う方もいます。
これらの写りの違いは各々の好みもありますが、撮影するシーンと仕上がりのイメージにより
現像処理では再現できないオリジナルのノクティルックスだからこそ完成するのかもしれません。

・レンズフード 12503について
付属のレンズフードはオリジナルは「12503」、復刻版は「12475」となり残念ながら互換性はありません。
比較してみると復刻版の方が少し径が大きくなっています。
また、フィルターも復刻版はE49のサイズをレンズ先端にねじこむ形ですが、オリジナルはシリーズ8をフードに組み込む仕様です。
ちなみに12503のレンズフード単体でも2025年10月20日現在、当社並品コンディションでも558,000円するので
レンズと同様に貴重な一品で、オンリーワンであることを実感いたします。

いかがでしたでしょうか。
「Leica ノクティルックス M50mm F1.2 (非球面) + フード 12503」をその手にすること。
それは単に明るい50mmのレンズを1本手に入れたという事実にとどまらず、国や時代を超えて様々な人の手に渡って
受け継がれてきた1/1757本のレンズの思い出のバトンを、今度はあなた自身が未来へと紡いでいけることへの喜びを手にしたとも言えるのではないでしょうか。

 

■今回ご紹介した機材はこちら↓

■復刻ノクティルックス M50mm F1.2 ASPH. ブラックアルマイトはこちら↓

 

 

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[ Category:Leica | 掲載日時:25年10月20日 17時30分 ]

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【FUJIFILM】X-T4で動物を撮る。

【FUJIFILM】X-T4で動物を撮る。

とある休日。
動物に癒されるべくアニマルワンダーリゾウトへ赴きました。
使用機材はFUJIFILM X-T4+フジノン XF35mm F2 R WR
今回はがっつり撮影ではなく友人とのお出かけのお供として小型軽量の組み合わせで参りました。

撮影時のアニマルワンダーリゾウトは2021年3月にリニューアルオープンしたリゾート型動物園です。
千葉県のほぼ中央に位置し市原ぞうの国とサユリワールドの2つのエリアで構成、さらにグランピング施設も併設されております。
国内最多飼育数の10頭のゾウをはじめ約70種類の動物たちが暮らしており、大小様々な動物達が自由に暮らしています。今回はサユリワールドの写真をお送りいたします。

大小様々、園内を動き回る動物たち。
選択したカメラは小型軽量、と言えど一瞬を確実にそして瞬時に記録することができるカメラです。
ボディは最速0.02秒の超高速オートフォーカス、約15コマ/秒の超高速メカ連写を実現。
レンズもインナーフォーカス方式を採用された光学設計のためステッピングモーター駆動とあいまってオートフォーカスの高速化にも寄与。最速0.08秒を誇ります。
写体のちょっとした仕草や動きの速い小動物でも一瞬を写し取ってくれます。

園長セレクトの「癒しのどうぶつたち」
餌片手に飼育スペースに入ればカピバラがのそのそと近づいてきたり、360度からワオキツネザルが飛んできます。
XF35mmF2 R WRの最短撮影距離は35cm、動物との距離感も丁度良いです。
35mm換算で汎用性の高い標準画角53mm相当になり肉眼の見え方に近く画角に迷うこともございません。
開放F値2.0で撮影すれば動物のふわふわな毛や綺麗な瞳などより目を引く描写性能有しております。


スナップ撮影にも向いてるカメラレンズ。
餌とカメラを片手ずつに持つというスタイルで撮影を行っておりましたが、片手での操作でも小型軽量に加え5軸・最大6.5段の手ブレ補正機構のおかげで難なく撮影が可能。
2枚の非球面レンズを含む6群9枚の構成でフレアゴーストも気にはなりません。

レンズシリーズ最小径となるスリムなレンズデザインも大きな魅力です。
X-T4のバランスも良く全体的にフラットな見た目はカメラの重厚感をなくし友達とのお出かけにももってこいです。
園内を散策。カピバラは並走しウサギが至るとこに丸くなっている至福の時を過ごせます。
FUJIFILMらしい優しい落ち着いた色と差し込む光のコントラストがその場所の雰囲気を写真に残してくれました。

撮影をメインとしないお出かけでも残したい思い出に寄り添ってくれるカメラレンズ
これからお出かけするには良い季節。ぜひお供に1台いかがでしょうか。

【FUJIFILM】X-T4でキャンプを撮る。

 

▼今回使用したカメラ・レンズはこちら!▼


▼中古商品ネット限定ポイント還元!▼




[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:25年10月20日 17時00分 ]

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【Canon】RF35mm F1.4 L VCM と行く鎌倉藤沢

【Canon】RF35mm F1.4 L VCM と行く鎌倉藤沢

Canon RF35mm F1.4 L VCM
Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM

週末はまたすこし暑さがぶり返すと言っていましたが、もう季節はすっかり秋になりました。着回しが夏仕様だったため、少しずつ変えていっている最中です。別にこれはきっかけがあるわけではないのですが、ふと海を見たくなるときがあります。海に入りたい、のではなく海を見たい。朝起きて自転車で海に行けるところに住む人たちへの憧れは消えません。というわけで鎌倉から海に向かうまでの1日をまとめました。

観光地に来ると、海外からの観光客が増えてきているんだということを改めて実感します。平日だと人も少なくなるので、なおさらかもしれません。お供に選んだのは「 Canon RF35mm F1.4 L VCM 」。準広角の画角ながら開放値F1.4の明るさは気持ちのいい立体感とボケを見せてくれます。「Canon EF35mm F1.4L II USM」もとても良いレンズでした。好きでした。というわけで同じくらいの期待を込めての使用です。

 

Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM
Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM

まるで樹皮が渦を巻いているかのような迫力のある大木。
35mmの画角だと手前の太枝を前ボケとして取り込めたので、入れてみました。適度にボケてくれるおかげで奥行きを演出できます。

 

Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM
Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM

光が射しこんだ太鼓の皮って月みたいだ、と思いました。

 

Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM
Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM

江ノ電の乗ると、さあ今から海だ、という実感が湧いてきます。さすがに叫びはしませんが、脳内でイントロが流れるときもあります。

 

Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM
Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM

どの駅に行こうか、海岸沿いを歩き通すのが理想ですが、そうもいかないときがあります。夕日は七里ガ浜か、片瀬海岸か。江の島に渡るのか。限られた時間の中で、今回はどうしようかといつも迷います。脇道細道が大好きなので、練り歩きたいという欲望もあるのですが、せっかく海にきたのだからという思いが強すぎて、実行に移せません。いつか飽きるほど来ることが出来たときには、そんな散策もしてみたいと思いながら海を眺めます。

 

Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM
Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM

 

Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM
Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM

夏の間だけ開催される海の家。板の隙間から射し込む夕日がきれいでした。普段は見れない景色を見つけると、嬉しくなります。

 

Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM
Canon EOS R5 × RF35mm F1.4 L VCM

陽が落ちて暮れるまで、同じように多くの人が海を眺めます。なぜこの時間がこんなにも安らぐのか。海が遠いからなのかとも考えましたが、おそらく地元の方たちも大勢いらっしゃいます。山でキャンプをして焚火の火をじっと見つめながら過ごす、みたいなのも似たものかもしれません。普段は50mmで生活しているので35mmの画角の力の抜き加減は、旅行やスナップにピッタリだと思いました。

VCMシリーズは85mmまで含めると5本の焦点距離の異なるレンズがほぼ同じサイズ・重量でまとめられたレンズです。他のレンズも併せて撮影したら、どんなバリエーションが撮れるのか。そのうちチャンスがあったら撮ってみたいと思います。秋冬で日が沈むのはだいぶ早くなりますが、海には足を運びます。これを書いている最中にもう行きたくなっているので、その日も遠くないでしょう。写真が日々に在るというのは良いものです。それではまた別の機会に。

 

【中古商品もカメラ専門店品質】はじめて中古商品を買われるお客様にも安心してお求めいただけます。

[ Category:Canon | 掲載日時:25年10月20日 11時05分 ]

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【OM SYSTEM】OM-5 Mark IIはレンズキットが4万円以上もお買い得!

【OM SYSTEM】OM-5 Mark IIはレンズキットが4万円以上もお買い得!

2025年7月に発売したOM SYSTEM OM-5 Mark IIはコンパクトで軽量ながら、防塵防滴・防寒性能や5軸手ぶれ補正、ハイレゾショットなど、本格性能を備えたミラーレスカメラとして人気を集めています。
旅行や登山、街歩きなど、どんなシーンにも気軽に持ち出せる軽快さが魅力と言えるでしょう。

そんなOM-5 Mark IIのレンズキットが非常にお買い得なことをご存じでしょうか。
今回はレンズキットで撮影した作例も交えながら、その魅力について紹介していきます。

OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED14-150mm F4.0-5.6 II

OM-5 Mark IIには用途に応じて選べる2種類のレンズキットがあり、1本で幅広いシーンをカバーできる12-45mm F4.0 PRO(35mm判換算24〜90mm相当)と、旅行やアウトドアに便利な14-150mm F4.0-5.6 II(35mm判換算28〜300mm相当)がラインナップされています。

実はどちらのレンズキットもボディ単体+レンズ単体で揃えるより、新品で4万円以上もお得なのです。(2025年10月現在)
コンパクトで軽量なOM-5 Mark IIとの組み合わせにより、気軽に持ち運べ、幅広い撮影に対応できる上、お得に手に入れられる点も非常に魅力的なレンズキットです。

OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

12-45mm F4.0 PROは、小型ながらPRO品質を誇る標準ズーム。
開放から周辺まで高解像度で描写し、街角スナップやポートレートでは背景のボケ味も美しく、被写体を引き立てます。

F4固定で明るさが安定しているため、露出を気にせず撮影でき、動画撮影にも適しています。
コンパクトで軽量なため、OM-5 Mark IIとの組み合わせで持ち運びも快適です。

更に注目すべきはマクロ性能です。
最短撮影距離は広角端で12cm、望遠端で23cm。ズーム全域で最大撮影倍率は0.5倍(35mm判換算)のハーフマクロを実現しています。
これはマイクロフォーサーズだからこそ実現できているスペックで、どういった場面でもピントが合う安心感を与えてくれます。

OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED14-150mm F4.0-5.6 II
OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED14-150mm F4.0-5.6 II

もう一つのレンズキットである14-150mm F4.0-5.6 IIは、広角28mm〜望遠300mm相当まで1本でカバーできる高倍率ズームで、旅行やアウトドア、家族写真など幅広いシーンで活躍します。
広角側では風景や街並みをダイナミックに収めることができ、望遠側では遠くの被写体や野生動物、ポートレートまで被写体との距離を気にせず柔軟に撮影できる点が強みです。

防塵防滴設計で雨や砂埃の中でも安心して使え、軽量で携行性も高いため、旅先でも持ち歩きやすく、荷物を減らしながら多彩な撮影を楽しめます。
さらに描写性能も向上しており、望遠域でもシャープな画質を保ちつつ自然なボケ味が得られるため、遠景から近景まで1本で幅広く表現力を発揮できる万能レンズと言えるでしょう。

OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED14-150mm F4.0-5.6 II

OM-5 Mark IIはグリップ形状が改良され、手にしっかりフィットする設計となっています。

特に中指が当たる部分が削られた形状になっており、自然に手になじむ感覚で長時間の撮影でも疲れにくく、安定して構えられるでしょう。
そのため望遠撮影やスナップ撮影でもブレを抑えやすく、軽快で快適な撮影体験を実現できると言えます。

OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED14-150mm F4.0-5.6 II
OM-5 Mark II + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

OM SYSTEM OM-5 Mark IIは軽快さと本格性能を兼ね備えたハイバランスなミラーレスカメラと言えるでしょう。

12-45mm F4.0 PROで高解像・高コントラストのスナップや動画撮影。
14-150mm F4.0-5.6 IIで旅行やアウトドアまで幅広く対応。

この2本の個性の中で自分に合ったレンズキットをお選びください。
そしてグリップ形状の改良により操作性も向上したOM-5 MarkIIで快適な撮影体験をお楽しみいただければと思います。

▼新品はインターネットからのお買い物で安心安全の2年保証付き!▼



▼今回使用した中古はこちら▼








[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:25年10月19日 14時00分 ]

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【TAMRON】旅行やはじめての一本に最適!28-200mm F2.8-5.6 Di III RXDの魅力

【TAMRON】旅行やはじめての一本に最適!28-200mm F2.8-5.6 Di III RXDの魅力

今回は、高倍率で使い勝手の良いレンズ『TAMRON 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD/Model A071SF』(以降「28-200mm」と称する)のご紹介です。

カメラをはじめたばかりの方や、これからカメラをはじめようと考えている方は、レンズの種類が多すぎてどんなレンズを買えばいいかお悩みなのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいレンズが高倍率ズームレンズです。

「TAMRON (タムロン) 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD/Model A071SF (ソニーE用/フルサイズ対応)」と「SONY (ソニー) α7C II ボディ ILCE-7CM2」で撮影された広角の特徴が分かる写真
f/2.8 1/30秒 ISO-250 28mm
「TAMRON (タムロン) 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD/Model A071SF (ソニーE用/フルサイズ対応)」と「SONY (ソニー) α7C II ボディ ILCE-7CM2」で撮影された望遠の特徴が分かる写真
f/5.6 1/200秒 ISO-6400 200mm

高倍率ズームレンズは、広角から望遠までを一本のレンズでカバーすることができるので、レンズを交換せずに様々なシチュエーションで撮影することが可能です。
旅行で荷物が多い時はたくさんのレンズを持ち歩く必要がなくなりますし、野外でレンズの交換が難しい時でも交換の必要がないので安心して使用できます。

高倍率ズームレンズと聞くと、大きく重いイメージがあるかもしれません。
「28-200mm」は長さ約117mm、質量約575gと軽量コンパクトなので持ち運びにも困りません。


ここからは「28-200mm」のレンズとしての性能に迫っていきたいと思います。

まずは解像度です。

「TAMRON (タムロン) 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD/Model A071SF (ソニーE用/フルサイズ対応)」と「SONY (ソニー) α7C II ボディ ILCE-7CM2」で撮影された建物の写真。解像力が伝わる写真。
f/5.6 1/320 ISO-250 94mm
「TAMRON (タムロン) 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD/Model A071SF (ソニーE用/フルサイズ対応)」と「SONY (ソニー) α7C II ボディ ILCE-7CM2」で撮影された建物の写真。解像力が伝わる写真。
f/9.0 1/250秒 ISO-400 166mm

レンズの光学特性上、写真の中心から離れれば離れるほど画質が低下し、線がブレて見えたり、にじんでしまいやすいです。
なので、レンズの解像感を見るときは写真の四隅を見て判断をするのですが、いかがでしょうか。

一枚目下部のタイルの部分や、二枚目窓枠の線を見ていただきたいのですが、質感を損なわずしっかり描写しているのが分かります。

そして次に最短撮影距離です。

広角端28mmでは最短撮影距離0.19m、最大撮影倍率1:3.1の接写が可能です。
また、28mm時はF2.8で撮影ができるので、ボケ感を活かしたテーブルフォトにピッタリです。

「TAMRON (タムロン) 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD/Model A071SF (ソニーE用/フルサイズ対応)」と「SONY (ソニー) α7C II ボディ ILCE-7CM2」の広角端で撮影された花の写真。ボケ感がわかる写真。
f/2.8 1/60秒 ISO-100 28mm
「TAMRON (タムロン) 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD/Model A071SF (ソニーE用/フルサイズ対応)」と「SONY (ソニー) α7C II ボディ ILCE-7CM2」の広角端で撮影されたテーブルフォトの写真。ボケ感がわかる写真。
f/2.8 1/30秒 ISO-400 28mm

望遠端での近接撮影性能も高く、200mmでは最短撮影距離0.8m、最大撮影倍率1:3.8での撮影が可能です。
望遠になればなるほど、圧縮効果で背景の写る範囲が狭くなり、被写体を際立たせた撮影ができます。

「TAMRON (タムロン) 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD/Model A071SF (ソニーE用/フルサイズ対応)」と「SONY (ソニー) α7C II ボディ ILCE-7CM2」の望遠端で撮影された花の写真。ボケ感がわかる写真。
f/5.6 1/200秒 ISO-1000 200mm

28mmから200mmという広角から望遠までの広い範囲をカバーできて、解像感も良く、ボケの表現も可能と、非常に汎用性の高いレンズですので、人物、風景、スナップ、スポーツ、お花、テーブルフォトなど、本当に様々な被写体の撮影が可能です。

「TAMRON (タムロン) 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD/Model A071SF (ソニーE用/フルサイズ対応)」と「SONY (ソニー) α7C II ボディ ILCE-7CM2」で撮影されたジャンクションのスナップ写真。解像感がわかる写真。
f/13 1/15秒 ISO-100 28mm
「TAMRON (タムロン) 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD/Model A071SF (ソニーE用/フルサイズ対応)」と「SONY (ソニー) α7C II ボディ ILCE-7CM2」で撮影された建物の写真。解像力がわかる写真。
f/10 1/125秒 ISO-100 51mm
「TAMRON (タムロン) 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD/Model A071SF (ソニーE用/フルサイズ対応)」と「SONY (ソニー) α7C II ボディ ILCE-7CM2」で撮影された建物のスナップ写真。
f/10 1/160 ISO-100 85mm

いかがでしょうか。
ぜひ、ご旅行のお供として、はじめの一本としておすすめの高倍率ズームレンズ、「28-200mm」。
少しでも魅力が伝われば幸いです。

撮影に使用した機材のご紹介

▼ Halloween USED SALE 開催中 ▼

 

▼ 『TAMRON 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD/Model A071SF』のおすすめ記事 ▼

【SONY】Plus「α」Vol.13-TAMRON 28-200mm F2.8-5.6 DiIII RXD-

[ Category:SONY TAMRON | 掲載日時:25年10月19日 13時00分 ]

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【Leica】最強コンパクトQ3を始めるならこのセット!エッセンシャルキットをご紹介

【Leica】最強コンパクトQ3を始めるならこのセット!エッセンシャルキットをご紹介

2023年、今なお続くベストセラー機種が発売されました。
その名も、Leica Q3。
発売から2年経つ現在もご好評いただいている本機種ですが、この度マップカメラ限定のオリジナルセットが登場しました。

その名も、「Leica (ライカ) Q3 エッセンシャルキット」。

Essential – 「不可欠」と名付けられた本セットは、Q3を買うときにぜひ欲しい、スタッフ厳選のアイテムがセットになっています。

 

■Leica (ライカ) Q3 エッセンシャルキット■


 

買ったその日から早速安心して撮影に持ち出せるようなセットとなっていますので、「初めて買うけど何が必要かわからない!」といった心配もありません。

<Q3 エッセンシャルキットセット内容>
Leica Q3
ARTISAN&ARTIST ライカQシリーズ用カメラケース LMB-Q123 BLK ブラック
ARTISAN&ARTIST シルクコードストラップ ACAM-301A BLK ブラック
MAPCAMERA LUFTプロテクトフィルター 49mm
SanDisk ExtremePRO SDXCカード UHS-II V60 128GB 海外パッケージ版

新品でLeica Q3をお求めいただくと¥982,300-に対し、
Q3 エッセンシャルキットについては、これだけのアクセサリーがセットになって¥978,000-と新品のQ3よりもお求めやすく、かなりお得なアイテムとなっている事は間違いありません!
※2025/10/17現在の価格です。

早速、スタッフも持ち出してみました。

カメラからフィルターに至るまで、ブラックカラーを基調としていますので、どんなコーディネートにも合わせやすくなっています。

今回はモノトーンでコーディネートしてみました。

<coordinate>

・tops         :BEAUTY&YOUTH
・bottoms  :BEAUTY&YOUTH
・shoes       :HARUTA
・bag           :ARTISAN&ARTIST ACAM-CPL210 BLK

 

Q3は、日常をより良い画質で彩ってくれる、「オーディナリーカメラ」という感触です。

ちょっとした散歩道で撮影しても、なんだかよい雰囲気で撮影ができます。

 

Leica Q3 (Leica Contemporary, SS:1/1600,F2.5,ISO100,75mm Crop )

Leica Q3 (Leica Contemporary, SS:1/250,F2.5,ISO100,28mm)

Leica Q3 (Leica Contemporary, SS:1/800,F2.5,ISO100,28mm)

 

▽Leica Q3の上記画像のご紹介記事はこちら▽

【Leica】What is Leica Looks? Q3 + Leica Contemporary編

 

Q3をご検討中の方は、この機会をお見逃しなく!
新品のQ3とのお値段をぜひ比べてみてください。

■ご紹介の機材はこちら■



 

 

 

[ Category:Leica | 掲載日時:25年10月19日 11時00分 ]

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【SONY 】FE20mm F1.8 G SEL20F18G   からのポイントバックでお得にお買い替え

【SONY 】FE20mm F1.8 G SEL20F18G からのポイントバックでお得にお買い替え

目に入る景色は感動的なのに、なぜか写真にするとその感動が伝わらない…。

特に紅葉や壮大な景色を前にした時、もうちょっとだけ寄りたいそう感じたことはありませんか?

大切な思い出や今しか撮影できない景色を、カバーしてくる新しいレンズで楽しんでみてはいかがでしょうか。

新しい機材ならこれまで撮れなかった瞬間も逃さず収められます。

本日は、SONY FE 20mm F1.8 G SEL20F18Gからお買い替えにおすすめなレンズ2本をご紹介いたします。

SONY FE 20mm F1.8 G SEL20F18G は、圧倒的な小型、軽量、「Gレンズ」ならではの高い描写性能、多彩な撮影シーン対応する。

手軽に楽しむ超広角レンズで人気が高い一本です。

その一方で、「もう少しだけ寄りたい」、「もうちょっとだけ広く」などの経験から、

ワンランク上の広角ズームレンズが欲しいと検討している方へ提案です。

今回は、そうしたお客様に向けて

CASE1:SONY FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GM

CASE2:SONY FE 16-25mm F2.8 G SEL1625G

この2つのレンズをご紹介し、それぞれの魅力や特徴をご説明いたします。

 SONY FE 20mm F1.8 G SEL20F18Gからお買い替えにおすすめレンズ

 

 CASE1:SONY FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GM

 

SONY FE 20mm F1.8 G SEL20F18Gをお使いで、天体、景色の撮影で

もう少し寄りたい、広くをかなえてくれるレンズです。

_______________________
10月18日現在、FE 20mm F1.8 G SEL20F18Gのお買い替え時の買取見積金額!

ワンプライス買取価格:¥52000
先取/下取交換にて見積金額10%UP:¥5200

買取優待券お持ちの方は見積金額3%UP:¥1560

最大買取見積合計金額:¥58760

>SONY FE 12-24mm F2.8 GM SEL1224GMへのお買い替え(新品・中古)はおおよそ¥334270~¥272040の

お支払いで購入可能です!
_______________________


 CASE2:SONY FE 16-25mm F2.8 G SEL1625G

 

F2.8通し最軽量クラス: ズーム全域で開放F値F2.8という明るさを持ちながら、質量がわずか約409gと非常に軽量・コンパクトです。

被写体との間に十分なワーキングディスタンスを確保できるため、用心深い被写体などの撮影にも威力を発揮します。
そして、フィルターがワークが可能でフィルター径が67mmであり、一般的な保護フィルターやNDフィルターなどを容易に装着できます。
コストパフォーマンスに優れたレンズで。ご検討ください。
_______________________
10月18日現在、SONY FE 20mm F1.8 G SEL20F18Gのお買い替え時の買取見積金額!

ワンプライス買取価格:¥52000
先取/下取交換にて見積金額10%UP:¥5200

買取優待券お持ちの方は見積金額3%UP:¥1560

最大買取見積合計金額:¥58760

>SONY FE 16-25mm F2.8 G SEL1625G(新品・中古)はおおよそ¥107560~¥90040の

お支払いで購入可能です!
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本日ご紹介したレンズは、ご購入とご売却を同時に行っていただく先取/下取交換のご利用がおすすめです!
通常価格より見積金額が10%アップ、買取優待券をお持ちでさらに3%増額いたします!

マップカメラでは、安心の定額買取「ワンプライス買取」を実施しております。
買取金額が確定しているので全国どこからでも送るだけでスムーズに売却できます。

さらに先取/下取交換でのお支払いでもポイントが貰え、貯まったポイントを使っても、その分にもポイントが貰えます!
還元されたポイントを次回のお買い物で使っても、さらにポイントが貰えるのでお得がどんどん広がります。ぜひご活用ください!

[ Category:SONY | 掲載日時:25年10月18日 17時00分 ]

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【Leica】M10-P 3年目レビュー -Oki islands-

【Leica】M10-P 3年目レビュー -Oki islands-

きっとカメラを握る、あるいはシャッターを切るその手をこの世界のどこへでも連れて行けるとしたら。何を選びどこへ行くのか。
きっとカメラを握る、あるいはシャッターを切るその瞬間を過ごしたい場所は人の数だけあって、自分にとってそれはとある島の、とある場所でした。

M10-P撮って出しの青

9月上旬、訳あって必ず旅を計画する時期です。
日々の生活の中では知らず知らずのうちに心も体も少しずつ消耗し、いつかは充電が必要になるもの。
そんな自分への“充電”を兼ねて、購入3年目の【Leica M10-P】を実写レビュー。

カメラのバッテリーと同じです。昨今のカメラはUSBケーブルで直接充電が主流になりつつありますが、昼休み、ストローから甘い液体を啜るだけでは今一歩100%に至らないこともしばしば。やはり我々人間も専用の「チャージャー」にセットされ、しばらくの時間を過ごし、そして日常に戻ることが理想的なのでしょう。

少し消耗した自分が「チャージャー」として選んだのは山口県、隠岐諸島。
海と、風と、赤い大地と、静寂、営み。

固定ズミクロンの前ボケのやさしさと周辺の味わいがよくわかる

◆使用機材
・Leica M10-P + Summicron M50mm F2 rigid / Elmar 35mm F3.5

M10センサーの色と描写と非描写のいいとこどりで完成される

開放最短ノールックでライカは撮れる

少し絞ったエルマーの優しさと正しさを味わえる

いいカメラさえあれば移動からも作品が生まれる

M10-P固定ズミクロンで撮る知夫赤壁

M10-Pで写すHASSELBLAD500CM

M10-Pで撮る内航船の波

固定ズミクロンの魅力的な前ボケ

固定ズミクロンの背景ボケからの立ち上がり

全てJPEG撮って出し、設定も何も触っていません。
私はただ心動いた対象にカメラを向け、たまにピント調節をし、シャッターを押すだけ。
それでいてこの青、この色、ボケ感、合焦面の立ち上がり、周辺減光、収差の数々が絶妙にマッチして生まれる成果物。

これら写真からわざわざ多くを語るのは蛇足。
ただ一つ言えるのは、私にとってのデジタルカメラはここがゴールとなったということ。
技術進歩が進むこれからの時代にこれ以上便利なものは数生まれようとも、これよりも自分にとって「良い」選択肢は生まれ得ないからです。

HASSELBLAD500CMとC50mmF4で写す西ノ島摩天崖

ご覧いただきありがとうございます。
最後のこの1枚だけ、一緒に持って行った【HASSELBLAD 500C/M + C50mm F4】での撮影成果です。

・・・

皆様にとっての「チャージャー」にあたる場所はどこか、定まっているでしょうか。
かく言う私もここと決めた場所を見つけられてはいないものの、隠岐諸島は時間の流れ方も、気象の移ろいも、景色も、食も、そして人も、全てが自分を充電してくれるに十分すぎるほど魅力的でした。

カメラは時間を留める機械だと思っています。撮影した場所に光があった、その事実を人間の記憶に訴えかけやすいような形で留める機械。
私は「カメラが好き」だと言うには蒐集癖がほとんど無く、では「写真が好き」かと言うと画質へのこだわりが少ないという微妙なジレンマを抱えながら生きてきました。
結論、自分は撮影をする行動自体が好きなのだと分かったのが今から5年ほど遡ったころ。前提となる「カメラ」も、結果として生まれる「写真」も、すべては撮影している時間の為にあるのです。

自分の好きなカメラを持っていれば、シャッターを切る瞬間に楽しさと快感が押し寄せます。
自分の好きな写真が生まれることを知っていれば、その期待感から感情は豊かになり足取りが軽くなります。
その時間の中でこそ充電が叶うのです。

今一度、皆様にとっての「チャージャー」を思い浮かべてみてください。
必ずしもいい機材を持っていい場所に行かねばならないという制約はありません。初めて買ったコンデジを持って、家から歩いて5分の公園を散歩する。それだけでも充電は叶います。
全てはあなたの「好き」次第。好きなカメラ、好きな場所、好きな写真、それらを探す一助になれば幸いです。

▼Leica、いえM10-P偏愛ブログたくさん書いています。ちゃんと動いてメンテができるのは今のうち。気になる方はお早めに。▼

【Leica】専門スタッフ自ら夢中だから語る!今こそ「M10-P」を推す理由。

【Leica】湯めぐり、トカゲ、M10-P。ライカ選びの参考書。

【Leica】深堀り!オールドレンズの愉しみ方-縦構図のすゝめ-

本日もまた写真日和。九日目。

▲M型最新のM11シリーズはUSB充電ができるようになりました。出先では特に便利で愕然とします。▲

▲M10シリーズ用バッテリーとチャージャー。丸1日撮影するなら二つは欲しいところ。▲

[ Category:Leica | 掲載日時:25年10月18日 16時00分 ]

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【Nikon】さあ、マクロの世界へ!NIKKOR Z MC105mm F2.8 VR Sで植物を撮る。

【Nikon】さあ、マクロの世界へ!NIKKOR Z MC105mm F2.8 VR Sで植物を撮る。

夏も終わり10月に入ってからはあの茹だる様な暑さはどこへ行ってしまったのかと思うぐらいには過ごしやすい気温になりました。
ここ最近は台風も何度か接近したこともあり、肌寒い雨の日が何日か続きましたが、悪い事ばかりではありません。
雨の日の後と言えば辺り一面に水滴が滴っています。植物に付いた水滴と言えば絶好の被写体。
という事で今回はNIKON Z5ⅡとNIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR Sを使って筆者の庭の花をマクロ撮影したいと思います。

Z5IIとNIKKOR Z MC105mm F2.8 VR Sで撮影された百合の写真

百合の花が一凛だけ咲いていました。

花びら全体に水滴が付いているのを写したかったのでF値はF8まで絞り込んで撮影しました。

晴れの日に撮るお花も良いのですが花びらに滴る水滴と一緒に撮るのもマイクロレンズの醍醐味なのかなと思いました。

Z5IIとNIKKOR Z MC105mm F2.8 VR Sで撮影された葉の写真

今度はグッと葉っぱに近づいて撮影してみました。この距離で開放F2.8にすると被写界深度が浅くなり過ぎて訳が分からなくなってしまうのでF10まで絞り込んで撮影しました。

ただでさえ曇り空の暗い中で絞り込んでいるのでISOを10000まで上げましたが、脈々と流れる葉脈にピントがガッチリ決まっているおかげもあり、あまりノイズ感は目立っていない印象を受けました。

低照度でのノイズ耐性に強いZ5IIと高い解像力を誇るNIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR Sのタッグに助けられました。

Z5IIとNIKKOR Z MC105mm F2.8 VR Sで撮影された薔薇の写真

丁度良くセンターに水滴が陣取っているお花があったので思い切ってそこだけに焦点を当ててみました。

先程の葉っぱより少し日の当たる場所で撮影したのでシャッタースピードとF値はそのままでISOを2500まで下げ撮影しました。

全体的に冷たい印象を受ける一枚ですが、ピンクのお花が中央にある事で色味が強調されアクセントの効いた写真になったのかなと思いました。

Z5IIとNIKKOR Z MC105mm F2.8 VR Sで撮影されたタイヤの写真

少し趣向を変えてタイヤを撮影してみました。普通に生活していたら恐らくそこまで凝視しないタイヤもマイクロレンズで撮ると面白い光景が広がっていました。

最短撮影距離0.29mなのでグッと寄って撮ってみるとタイヤの表面はこれ程複雑なディテールだったのかという驚きがありました。ちゃっかり右端に蜘蛛の糸が垂れているのが分かります。色んな場所に生きているんだなとつくづく思わされます。

マイクロレンズは色んな発見をさせてくれます。

Z5IIとNIKKOR Z MC105mm F2.8 VR Sで撮影された花の写真

雨の日だけだと少し物足りない気がしたので別日の夕暮れ時に少し撮影してみました。こちらもF10まで絞って撮影しました。花びらから中心の雌しべまではっきり描写されており、解像力の高さを感じさせます。

先ほどの曇りの日の涼しそうな1枚も良いですが、やはりこういった明るい日に撮る花は一段と温かみを感じさせます。

Z5IIとNIKKOR Z MC105mm F2.8 VR Sで撮影された花の写真

今度は思い切り夕陽を背に撮影してみました。ピント面から少し外れた花びらや幹にはフレアが見られますが、最小限に抑えられており、強すぎる光にも負けずしっかりと幹の部分も描写されています。

逆光の中でも全体的にコントラストがしっかり引き立っており、ピント面の花の幹には産毛の一本一本が正確に描写されています。逆光に強いNIKKOR Zレンズの中でも特に高画質である「S-Lineシリーズ」の強みを活かせた1枚だと思います。

 

Nikon Z5Ⅱは今年の4月に発売されたNikonの新しいフルサイズ機エントリーモデルです。搭載エンジンはZ8やZ9と同じEXPEED7を搭載しているのでAF性能や暗所での撮影が初代Z5より非常に快適になりました。明るい場所にも暗い場所にも対応できる、非常に心強いカメラになっています。

NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR Sは最短撮影距離0.29mと被写体にグッと近づけるレンズですが、105mmの中望遠レンズとしても抜群の解像力を誇っています。重量は見た目の割に630gと比較的軽量な作りになっています。Z5Ⅱはグリップが深くしっかりとカメラをホールドできるので安心して撮影することができました。

気温も落ち着いて外出し易い季節になりましたので中望遠レンズとしてもマイクロレンズとしても凄まじい解像力を誇るNIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR Sで身の回りにある様々な物を撮影してみてはいかがでしょうか。

 
関連記事はこちらをチェック

【Nikon】Z5IIは、初心者を“本気のクリエイター”へ導くカメラ:フルサイズ入門に最適

【Nikon】中望遠マイクロレンズで見える世界


 



数量限定!Z5II、NIKKOR Z MC 105mm F2.8 VR S共に新品のご購入でニコンオリジナルイージーラッパーをプレゼント中です!



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「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展現地レポート

「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展現地レポート

2025年1月からライカは世界各地で100周年を記念したイベントを開催してきました。

そして2025年10月18日(土)〜26日(日)に100周年イベントの締めくくりの地としてこの東京・表参道スパイラルガーデン1Fにて「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展が開催されます。

そんな「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展のプレスカンファレンスに参加してまいりました。
展示内容や会場の雰囲気を、お届けしていきたいと思います!

まず「Leicaの100年」とは何か。
それは、1925年に「ライカI」が発表されてから、ちょうど100年を迎えることを意味しています。

およそ100年前、ライツ社のエルンスト・ライツ2世は「ここに決断を下す。リスクは覚悟の上だ」という言葉と共に、世界初の市販向け135判フィルムカメラの生産を決意しました。

そして1925年、ライプツィヒで開催された春季見本市で「ライカI」を正式に発表。

当時主流だった大判カメラに対し、この小型・軽量なカメラはまさに革新そのものでした。
以降、ライカは数多くの写真家とともに、世界中で名作を生み出していきます。

そんなヒストリーや思いからご紹介していこうと思います。

受付を済ませて案内されたのはビル内にある大ホール。
ホールに入ると印象的な「100」のロゴが目に入ってきます。

こちらでライカ社によるプレスカンファレンスが行われました。

最初に登壇されたのはライカカメラジャパンの福家一哲社長でした。
ライカのクラフトマンシップを軸に革新と想像を重ね、そして継続してきた100年に対するお話をされていました。

続いて登場したのはなんとライカカメラ社の監査役会会長であるアンドレアス・カウフマン氏でした。

カウフマン氏からは、ライカ100周年イベントの最終地点として、何故東京が選ばれたのか明らかにされました。

日本ではLeica I が1930年代ごろに初めて販売が始まりましたが、それ以降、ライカはミノルタなど数多くの日本の光学メーカーと共にあったことが大きな要因とのことです。

そして何より印象的だったのは100周年というのは単に「ライカの100年」にとどまらず「カメラと光学製品の継続的な生産における100年」ということ。
Leica I とはライカ初の量産向けの135判カメラですが、それは今日までの135判カメラ全ての礎であり歴史的な出来事だったのだと再認識しました。

そしてカウフマン氏の後には同氏の夫人でライカギャラリー代表のカリン・レーン・カウフマン氏も登壇。

カウフマン夫人からはL・E・I・C・Aの頭文字に込めた意味を日本の文化に合わせた形で紹介されました。

そして同氏のスピーチの最中には写真家のジョン・サイパル氏も登壇。

この100周年の記念にライカギャラリー表参道では写真界の巨匠エリオット・アーウィット氏との対話や「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」受賞者による写真展を行うとのこと。

Map Camera YouTubeチャンネルでは当日の取材でお話を伺うことができました!
動画の公開をお楽しみにお待ちください!

当日はそのほかにもライカカメラ社 CEO マティアス・ハーシュ氏や 副社長 ステファン・ダニエル氏の登壇もあり
これまでのライカの歩みの中で、ルーツを見失うことなくデジタルの時代に適応してきたストーリーを聞くことができました。

今回新たなエディションモデルがライカカメラ社 副社長 ステファン・ダニエル氏より紹介されました。

その名も『Leica M11 100 Years of Leica Tokyo Japan Edition』です。
このモデルは、一世紀にわたる革新と、日本の写真愛好家の創造的な精神に敬意を表するものということで、日本国内のみで100台限定での販売となります。

そして、プレスカンファレンスは終わり、次に案内いただいたのは「ライカの100年:世界を目撃し続けた1世紀」展の会場でした。

会場のメインスペースには円状にLeica I型からの100年の歴史が綴られた年表が展示されています。

年代に沿うように、年表の前にはその時代を代表する実機が展示され、中央には量産用135判カメラの原点であるLeica I型の実機が据えられていました。

年表を目にしながら会場を巡っていくと、ライカ100年の歴史を肌で体感するような気持ちになります。
単なる歴史の羅列ではなく、ライカのクラフトマンシップが形作ってきたストーリーがそこにはありました。

入り口付近にはライカの貴重な品々が展示されています。

中には英国のエリザベス2世に向けて制作されたLeica M6や写真家の命を救ったと言われるLeica SLの姿も。

これらは単なる特別モデルというわけではなく、ライカと使用者や事件が合わさり、歴史を語る証人となっているのです。

メイン会場の壁面には「ライカ・ホール・オブ・フェイム・アワード」受賞者の写真がずらりと展示されています。
私たちを取り巻くこの世界を独自の視点で捉え、その写真作品でフォトグラフィーというジャンルに著しく貢献した偉大な写真はライカという存在が写真のみならず文化の交流や理解に大きく貢献してきたのだと教えてくれます。

ライカカメラ社 副社長 ステファン・ダニエル氏より紹介された『Leica M11 100 Years of Leica Tokyo Japan Edition』の実機展示もされていました。

そのほかライカのアーカイブアイテムのズラリと並んでおり、ライカを、写真を愛するものにとって心揺さぶられる展示となっておりました。

そして、Map Cameraでもライカ100周年を盛り上げるべくプレミアムコレクションを120点追加しご販売いたします!
Leica IのプロトタイプであるLeica O型の復刻版など様々な希少な限定モデルや歴史的なレアアイテムを掲載しております。

また、Map Camera ホームページではライカ100周年特設ページも開催中となっており、
Leica Q3にARTISAN&ARTIST製のボディケースやストラップがセットになった「Leica Q3 エッセンシャルキット」や、
カメラ販売店では初の取り扱いとなるYOSEMITE CAMERA STRAPのオールブラック限定モデル「KARASU」など、気になるアイテム目白押しとなっております。

ぜひご覧ください!

[ Category:etc. | 掲載日時:25年10月17日 20時07分 ]

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【Leica】A Piece of PREMIUM COLLECTION – MP3 LHSA SpecialEdition Set –

【Leica】A Piece of PREMIUM COLLECTION – MP3 LHSA SpecialEdition Set –

MapCameraで取り扱う中古品の中で、流通数や生産数が少ない希少品や限定モデルなどに与えられる名称、「PREMIUM COLLECTION」。

本シリーズでは、A Piece of PREMIUM COLLECTIONと称し、そんな製品たちを一つずつ紹介いたします。

第七弾は、Leica MP3 LHSAスペシャルエディションセットをご紹介いたします。

 


 

前回、第五弾の「A Piece of PREMIUM COLLECTION – MP 0.72 & Summicron 35mm Special Set -」の中で、1956年に登場した「Leica MP」をオリジナル、つまりは元祖として、様々なMPの復刻モデルが登場したとお話ししました。

今回のMP3も、そんな派生モデルの一つとなります。

MP3 LHSA SpecialEditionは、2005年全世界1000台限定(ブラックペイント:500台、シルバー:500台)で発売されました。

LHSAとは「LEICA HISTORICAL SOCIETY of AMERICA」の略で、1968年にアメリカのライカ愛好家によって創立された、世界を代表するライカコレクタークラブの名称です。

彼らは団体の創立記念などに合わせて、数々の記念限定モデルの製作を企画してきました。

古くは1978年10周年記念モデルとして刻印を施したフィルム一眼レフ機R3や1993年25周年のM6限定モデル。

また2000年M6TTLのブラックペイントモデルや、最近では2018年50周年としてアポズミクロン M50mm F2.0 ASPH.のブラックペイント・シルバークローム記念モデルも発売されました。

MP名義の限定モデルとして、2003年35周年モデルのMP ハンマートーンLHSAセットに次いで出されたのが、MP3 LHSA SpecialEdition Setです。

先に出たMP ハンマートーンLHSAセットが同年発売されたMP 0.72に特殊な塗装を施したモデルであったのに対し、MP3 LHSA SpecialEdition Setは、よりオリジナルのMPに近い仕様となっています。

オリジナルのMPについては前回も触れていますが、あらためてご紹介。

1954年華々しいデビューを飾ったレンジファインダー機Leica M3は、速写性に優れたカメラとして高い評価を受けました。

特に、巻き上げレバーを装備したことは十二分に速写性の向上につながるものでした。

ところが、さらに速写性を求める報道カメラマンなどのたっての要望により、バルナック型に使用されていた巻き上げ装置ライカビットが取り付けられるように公式改造したものが登場。

それがのちの1956年、MPとして販売されることになりました。

MPの「P」は、プロフェッショナルの意。

報道の現場では不必要なセルフタイマーを排し、内部の巻き上げ軸をビット使用が可能なように改造。

自動復元方式のフィルムカウンターをやめ、カウンター板をつけ手動でセットする方式に。 これはその後のM2に採用されています。

そんな希少なMPを今の世に蘇らせたい、そういう思いは強く、これまでにMPの名を冠した様々な復刻モデルが製作されてきました。

中でもLHSAが企画したMP3 LHSA SpecialEditionは、オリジナルのMPに対するリスペクトがひときわ高く、そのディテールを忠実に再現したモデルです。

右がMP3 LHSA SpecialEdition、左はM2

ボディ正面から見た時、目につく違いというのは露出計のための電池蓋が存在することくらい。

M2ではなくなってしまった、ファインダーや採光窓・距離計窓を縁取る枠飾りが、製作者の並々ならぬ拘りを感じさせます。

側面には「ドッグイヤー」などと称される独特な形状を持ったアイレット(ストラップ吊り環)が。 勿論、オリジナルMPと同じです。

天板を見ると、シャッターダイヤルにMRメーターなどを取り付けるための溝もしっかり彫られています。

そして、現行MPでは簡素化されてしまった刻印も、オリジナルに近いものに。

オリジナルでは「ERNST LEITZ GMBH WETZLAR GERMANY」とあるものが、「LEICA CAMERA AG SOLMS GERMANY」となっています。

時代の移り変わりを感じさせる部分。 ウエッツラーからソルムスに工場が移転していた時代の製品だと分かります。

ファインダーはブライトフレームが35mm、50mm、90mmの3種類。 M2同様、レンズを装着することによってそれぞれ単独で表示され、撮影者はフレーミングに集中できます。

そしてライカビットに目を向けると、しっかりと「leicavit MP」という刻印が。

こちらもオリジナルを忠実に再現していますが、表からは見えない内部に「LHSA」のロゴが入っていて判別が可能になっています。

オリジナルのライカビットMPが当時のMPやM2・M1にのみ装着できるのに対し、このライカビットはM4-2以降の機種に装着可能となっています。 対応機種が異なりますので注意が必要。

さらにこのMP3 LHSA SpecialEdition Setには、限定モデルのレンズも付属します。

ズミルックス M50mm F1.4 ASPH.です。 レンズ自体は2005年当時の非球面レンズを組み込んだものですが、注目すべきはその外装。

通称「貴婦人」と称される初代ズミルックス50㎜のフォルムを忠実に再現しています。

初代同様、工芸品を思わせるような精緻なローレット加工が施された鏡胴に、当時最新の光学性能を備えたレンズが組み込まれた、まさに夢の組み合わせともいえるレンズ。

このレンズだけでも所有欲をくすぐるに足るものです。

このMP3 LHSA SpecialEdition Setは、先に述べたように2005年全世界1000台限定で発売されました。 ブラックペイントとシルバーが500台ずつ。

そのうち、ライカビットとズミルックスレンズが同梱された完全セット品が各375セット。

残りの各125セット分は、海外で単品販売されました。

今回ご紹介したものはセット品。 ボディ・ライカビット・レンズが一つの元箱に収納されています。

コレクションするにふさわしい逸品。この機会に是非。

 

■今回ご紹介した機材はこちら↓


■現行MP 0.72はこちら↓


 


 

[ Category:Leica | 掲載日時:25年10月17日 19時25分 ]

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【FUJIFILM】レンズ込みで800gを切る中判デジタルカメラはこれだけかもしれない

【FUJIFILM】レンズ込みで800gを切る中判デジタルカメラはこれだけかもしれない

2025年も残すところあと3ヶ月となりましたが、思えば今年はレンズ固定式となるコンパクトデジタルカメラ分野において続々と新製品が続いた年でもありました。
どの機種も大きなインパクトのあるモデルばかりでしたが、「FUJIFILM GFX100RF」においても中判センサーを搭載したコンパクトデジタルカメラとして話題を呼んでいたと記憶しています。

1億200万という超高画素の中判センサーを搭載しながら735gという軽量設計のおかげで気軽に取り回せる事が魅力的。
富士フィルムのフィルムシミュレーションの中でもクラシックネガがとても好みなので今回は全編通してクラシックネガでお届けします。

光が差し込む室内。ほのかに照らされた椅子が美しい
窓辺から差し込んだ光が室内に陰影を生み出します。フィルムシミュレーション側での味付けもあるとは思いますが、特にミッドトーンからシャドウへ沈んでいく部分の階調の豊かさはさすがの中判センサーといったところ。
また、搭載されているレンズは35mmF4となっていますが、35mm判換算で28mmとなりボケ量はおおよそF2.8相当になるでしょうか。
こちらの写真では手前の椅子にピントを置いていますが、思っていた以上にボケ量を感じます。

緩く満たされた光が空間を象っていく。
しっかりと撮影したいと感じる場合は、背面液晶ではなくファインダーを覗いて撮影をしたくなりますが、GFX100RFにおいては576万ドットの0.5型有機ELファインダーを搭載。
発色も良く有機ELならではの高いコントラスト比のおかげで、こういったシーンでも露出決めに苦労しません。

古くなった椅子の座面からは綿がはみ出ている。解像感が素晴らしい
古めかしい椅子を見てみると座面が裂け、クッション材が見えている状態。
絞り解放での撮影であったと記憶していますが、解像力も申し分ないですし座面の質感の表現も甘さがありません。レンズの明るさこそ控えめではありますが、代わりに絞りを開けた状態から高い表現力を持ち合わせていて、小型化にも寄与していると考えると非常によくまとまったパッケージだと感じます。

採光窓から差し込む光

空を仰ぎ見て屋根の隙間から見える木々
小型化、軽量化を優先するにあたって背面液晶のチルトを諦めるメーカーも少なくありませんが`GFX100RFにおいては2軸のチルトモニターを採用しています。
こちらのシーンを撮影する際も低い位置から仰ぎ見るように撮影をしたかったため、チルト液晶のおかげで構図決めを楽に行うことが出来ました。

GFX100RFを別注ストラップでドレスアップ
また、今回はARTISAN&ARTISTからリリースされているMAPCAMERA別注となるシルクストラップ ACAM-301R 墨でドレスアップして撮影に臨みました。柔らかくしなやかでありながらカメラをしっかりと支えてくれる頼もしいストラップです。

かやぶき屋根と青空
茅葺き屋根と青空を一緒に。これだけ明暗差のあるシーンですが、シャドウ側のトーンが本当に粘っています。
さすがに左側に写っている入道雲はハイライトが飛んでしまっていますが、右側の雲についてはハイライト側でも階調を感じることができる点にも驚きです。

お団子を接写する。よいシズル感が出ている
小腹が空いたのでお団子をいただくことにします。最短撮影距離はレンズ先端から20cmとなっており、必要十分な近接撮影が可能です。
35mm判換算で28mmとなるお陰で、カフェなどに入った際に座席に座ったまま大きな器などの全体を捉えられる、また手前にお皿がある状態で対面に座っている人などを一緒に写すことも出来るでしょう。見返していたらお腹が空いてくる程、美味しそうに撮れたなと思います。

差し込む光が美しい。中判センサーのパワーを感じる一枚
やはり準広角であるという事も考えると水平に気を使いながら空間を写し取る事が美しいカメラであると感じます。
引き戸に差し込む光が壁から床へと伝い、印象的な空間へと変化します。センサーやレンズの根源的な性能が優れているからこそ屋内でも屋外でも破綻なく受け止める事が出来るのでしょう。
このクオリティが800gを切る重量で楽しめてしまうところがGFX100RFの凄いところではないでしょうか。

レンズ一体型の更なる進化に目が離せません。
今回はこの辺りで。

【FUJIFILM】GFX 100RFで撮る鎌倉ハイキング



[ Category:etc. FUJIFILM | 掲載日時:25年10月17日 18時45分 ]

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【OM SYSTEM】明るく機動性があり近接性能も高い、マイクロフォーサーズ必携のズームレンズ

【OM SYSTEM】明るく機動性があり近接性能も高い、マイクロフォーサーズ必携のズームレンズ

今から約11年前、OLYMPUSより登場したM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO。
35mm判換算で80-300mmの焦点距離をカバー、ズーム全域F2.8の明るさを持ち、さらにテレコンバーターの使用も可能という素晴らしい性能のレンズです。MC-14を装着すれば望遠側で換算約420mm相当に、MC-20を装着すれば約600mm相当になります。

つい最近にはOM SYSTEM よりM.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROという更なる究極形というべきレンズが登場しましたが、価格の面で大きな乖離があります。今回はOM-1 II に M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO、さらにMC-14を装着して撮影に赴き、本レンズの魅力を改めて見つめ直してみました。

鉢植えでできた人型の置物を撮影。切り株に座り、丘の上から見下ろすような置物は道ゆく人や季節の移り変わりを眺めているのでしょうか。背景のボケから浮き上がるような描写は流石でポートレート撮影にもおすすめです。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO で撮影した置物

ハーブ園では見頃を迎えたセージ。隣り合う鮮やかな色合いの花々を一緒に画角に入れてみます。香りも良い一帯は蝶や蜂といった昆虫たちも多く飛んでいました。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して撮影したラベンダーと赤い花

このレンズはマクロ撮影も得意です。最短撮影距離70cm(レンズ先端で約50cm)から撮影できるので、近付きすぎることなく大きく写し出せます。実はふわふわしていたセージの花や、白い花の中から抜け出そうと頑張っている昆虫を撮影してみました。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して近接撮影したラベンダーの花のクローズアップ

OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して近接撮影した白い花の中の昆虫

もちろん超望遠ズームレンズとなれば野鳥も撮影できます。バラ園では細かな小枝に入り込んだシジュウカラに出会いました。メジロもいましたが枝の奥深くで見つけられなかったので撮影を断念。小鳥の鳴き声に耳を澄ませる時間となりました。
OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して撮影したシジュウカラ

バラ園の周囲は広い花壇があるのですが、春はチューリップ、秋はコスモスが植えられています。
この日はちょうどコスモスが見頃を迎えていました。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して広角で撮影したコスモス畑

広角側少し絞ってみて全体を収め、望遠側絞り開放でその中の一輪にピントを合わせてみました。圧縮効果で実際には少し隙間がある花畑もそうは感じさせません。ボケもふんわりと柔らかく、ピントを合わせた花の部分はとてもシャープで解像度に定評があるレンズなのも頷ける描写です。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して撮影したピンクのコスモスのクローズアップ

OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着したコスモス

川沿いの道、鴨が泳ぎつつ羽繕いしつつといった風景を眺めながら歩いていたら川の中を歩くコサギと川岸の近くで佇むアオサギに続けて出会いました。コサギは足先だけ黄色かったり餌を探して歩く姿がユーモラスで好きな鳥の一種だったりします。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して望遠撮影したコサギ

アオサギを撮影する際には、夏から秋に変わって少々川辺の景色の色味が寂しかったので黄色い花を思いきり前ボケとして取り入れてみました。青みがかったような灰色の羽が特徴的です。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して望遠撮影したアオサギ

小川の斜面では彼岸花が見頃を終えていました。
公園のお花情報によれば1、2週間前が見頃で白い彼岸花が先に咲き、その後赤い彼岸花が咲いていたようです。情報自体は目を通していましたがなかなか都合が合わず、訪れた時には見頃を終えていたのでした。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して撮影した赤い彼岸花

ただその中でも数株は咲いていてくれたので望遠レンズに感謝しつつ撮影。オシベが乱れているとなんだかクラゲのようにも見えます。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して近接撮影した赤い彼岸花のクローズアップ

小川沿いを抜ければ大きな池があります。
夏の勢いを失った植物がまだ青々としていたので広角側で切り取ってみました。この日は見かけませんでしたが、これからヒドリガモやオオバンといった水鳥が訪れるはずなので今から楽しみにしています。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して広角撮影した水草の生い茂る池

真夏のゆだるような暑さに涼を添えてくれた大きな水車は、秋になったからか水量の問題か稼動しておらず、いつもなら水車からこぼれる水飛沫に隠れているコケや植物も簡単に撮影できました。
今回使用したOM-1 Mark II ボディと M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROの組み合わせなら、多少どころでない防塵防滴性能なので濡れても構わなかったのですが逆に少し残念でした。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して撮影した岩壁のコケと植物

たくさん実った柿が重そうな枝。野鳥に食べられそうなものですが、まだ食べごろではないのか渋いのでしょうか。水車に意外と近い場所に生えていることに初めて気付きました。いつもは稼動している水車に気を取られていたのかもしれません。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して撮影した鈴なりに実った柿の木

水車の付近のツリフネソウの花の周りを忙しなく飛んでいる虫がいると思ってレンズを向けてみると、11月頃まで姿を見せてくれるホシホウジャクがいました。じっとしていることがほぼなく、ずっと花から花へ飛びまわっているホシホウジャク、色味は蜂のようですが蛾の仲間だそうで、個人的にはかわいいと思います。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して撮影したホシホウジャク

逆にこちらはじっと蜜を吸っているセセリの仲間。
これだけじっとしてくれているとこちらも露出やボケまで気を回せます。風に揺られている一瞬を明るい雰囲気で切り取ってみました。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して撮影したチャバネセセリ

ここまで早朝6時から出かけてだいたい2時間半ほど経過、疲れてくると足元に目を向けることが多くなり、ふと変わった模様の小さな花を見つけました。草丈は低く、ユリに似た形状で花は白地に紫の斑点模様、花の大きさは1-2cmほどと小さいためしゃがみ込みながら撮影。小さくふわふわしたつぼみも一緒に、ここまで大きく写し出せると楽しいものがあります。OM SYSTEM OM-1 Mark II と M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO にMC-14を装着して撮影したホトトギスの花

ここまで撮影してきて本当にいろいろな撮影シーンで活躍してくれるレンズだと感じました。
登場から年月も経ち、中古の価格もこなれて手に届きやすくなっています。

特殊な機構を持つレンズフードは少々扱いに注意が必要ですが、いちいち取り外す必要なくカシュッとスライドさせてフードを伸ばしたり縮めたりできて、便利でもありなかなか楽しい機能です。

フォーカスリングを手前に引いて直感的にAF・MFを切り替えられる「MFクラッチ機構」、撮影スタイルに合った機能割付が可能なファンクション(L-Fn)ボタンの設置、レンズの全長が変化しないインナーズームの採用など、目立たないながら撮影者にとって嬉しい機能も搭載されています。幅広い撮影シーンで活躍してくれる、マイクロフォーサーズ必携のレンズの1本です。

【OM SYSTEM】OM-1と望遠レンズから見える秋の風景

【OLYMPUS】行楽のお供に M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

マップカメラスタッフが語る「ニハチ」の魅力~F2.8編~OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PRO

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[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:25年10月17日 18時00分 ]

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【Leica】A Piece of PREMIUM COLLECTION – M-A Titanium Set –

【Leica】A Piece of PREMIUM COLLECTION – M-A Titanium Set –

MapCameraで取り扱う中古品の中で、流通数や生産数が少ない希少品や限定モデルなどに与えられる名称、「PREMIUM COLLECTION」。

本シリーズでは、A Piece of PREMIUM COLLECTIONと称し、そんな製品たちを一つずつ紹介いたします。

第六弾となる今回は、「Leica (ライカ) M-A チタンセット」をご紹介いたします。

根強い人気のあるチタンシリーズ。今回はそんな魅力の一端に迫ります。

 


・チタニウムの始まり

アルミニウムやマグネシウムなどが20世紀初頭から工業用途で活用されていたことに対し、チタニウムの素材としての活用は戦後からとされています。

チタニウム自体の発見は歴史的にはもっと古いですが、精錬の過程で不純物を取り除く技術の確立が課題となったり、加工難度・素材としてのコストも相応に高いことから、工業製品への素材としての普及に時間がかかりました。
チタン素材には、軽量なわりに高強度で耐食性も高く、非常に安定した素材であるといった長所があり、現在では航空宇宙産業分野や医療分野を中心に活用が多く見られます。

カメラへの使用では、概ね1980年代前後に一部のプロフェッショナル向けカメラからはじまりましたが、既存のアルミニウムやマグネシウムなどの素材への完全な代替とはならず、前述のようなプロ仕様機や限定モデルなどへの採用に留まりました。

Leicaにおいては、1995年に通常モデルで以前紹介したMiniluxにチタン素材が採用されたことが最初と考えられます。

ちなみに、1992年にLeica M6 チタンが登場してはいますが、こちらは真鍮製の外装にチタンカラー塗装を施したもので、実際にチタン素材を採用しているわけではありません。

▽Miniluxをご紹介した記事はこちら▽

【Leica】A Piece of PREMIUM COLLECTION -minilux-

 

以後、2001年のM6 TTLのチタンモデルの登場を皮切りに、素材にチタンを採用した、限定チタンモデルが登場していくこととなりました。

 


・M-Aの登場

LeicaのM-A (Typ 127)が登場したのは、2014年のこと。

「写真撮影の本質に立ち返ることを象徴する、真の機械式レンジファインダーカメラ」として、既に存在していた「MP 0.72」から露出計を取り去ることで、完全機械式のカメラとした機種として、登場しました。

このカメラは、Leicaの試作機である Ur Leica (ウルライカ)が1914年に登場してから100年の節目に企画されたもので、ブラックとシルバーのカラーバリエーションがラインアップされました。

M-Aは今なお(2025年10月現在)販売を継続しており、現在では希少な新品で入手可能なフィルムカメラであるといえます。

 



・M-Aチタンセット

さて、今回ご紹介のM-Aチタンセットは、2022年に250セット限定というかたちで登場しました。

従来のチタンセットと同様に、随所に削り出しのチタンパーツを採用することで、通常のM-Aとは一風変わった出で立ちになっています。

 

 

 

セットとなったレンズ「アポズミクロン M50mm F2.0 ASPH. 」は、1956年に登場した初代ズミクロン M50mm F2 固定鏡筒を意識した外装の特別仕様となっています。

 

今までLeica から登場してきたチタンセットの中でも、コレクション性も実用性も抜群な本機種。

生涯の相棒として、ぜひいかがでしょうか。

 

 

■今回ご紹介した機材はこちら↓


 

[ Category:Leica | 掲載日時:25年10月17日 12時00分 ]

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【YOSEMITE】YOSEMITE CAMERA STRAP KARASUの取り扱いを開始!

【YOSEMITE】YOSEMITE CAMERA STRAP KARASUの取り扱いを開始!

この度、ロープタイプのストラップとして知名度の高い、YOSEMITE CAMERA STRAPより、
限定色となる『KARASU』についてMapCameraでの取り扱いが決定しました!

このモデルは、2020年に『ステルス』として発売後、即完売となってしまった人気色『オールブラックカラー』の復刻版です。
レザーのロゴとリングをオールブラックで仕上げる事で、質実剛健な印象になっています。

こだわりのあるカメラリングも通常のシルバーがKARASUモデルではガンメタカラーに変更され、よりスパルタンなスタイルに仕上げております。

元々クライマーのために作ったというYOSEMITE CAMERA STRAPには実際に使用されているクライミングロープが使用されており、高いデザイン性だけではなく強度においても優れているのがポイント。
太さについても一般的なロープストラップよりやや太い9mm径のものが使われており、ロープタイプのストラップを使いたいけれどその中でもより頑丈なストラップを使いたいという方におすすめのです。

また、ロープ部分だけでなくレザー部分についても、日本の熟練した職人が最上級レザーを丁寧に一本一本縫製しています。更に、カメラとレザー部の橋渡しをするリングについては従来のYOSEMITE CAMERA STRAPと同じくカメラを傷つけないように滑らかに研磨された日本製の真鍮リングが使用されています。

長さは111cmと126cmの2バリエーション展開となっていて身長に合わせて選びやすくなっており、ロープタイプのストラップは結び目を作る事でもある程度自由に長さを変えられます。

今回は黒を基調とした様々な機種と合わせてみましたので、お持ちの機材とのマッチングのイメージを膨らませる一助になれば幸いです。


Nikon Zf + Voigtlander APO-LANTAHR 35mm F2 Aspherical


Leica M Monochrom (Typ246) Stealth Edition


Leica Q3


Leica M11-P + Summilux 35mm F1.4 FLE ASPHERICAL 10 Jahre Edition

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[ Category:etc. | 掲載日時:25年10月17日 11時15分 ]

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【OM SYSTEM】ついに登場!史上初のF2.8通しの超望遠ズーム。M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO

【OM SYSTEM】ついに登場!史上初のF2.8通しの超望遠ズーム。M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO

フルサイズやAPS-Cなど、さまざまなセンサーサイズのカメラがある中で、マイクロフォーサーズを選ぶ理由としてまず挙げられるのが、「ボディとレンズの軽量コンパクトさ」と「望遠に強い」という点ではないでしょうか。
軽快な機動力を保ちながら、高い描写力と拡張性を両立できる——それがマイクロフォーサーズの大きな魅力です。

そんな中、OM SYSTEMから2025年9月27日に登場したのが、かつてないスペックを誇る驚異の望遠ズームレンズ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO

ズーム全域でF2.8という明るさを維持しながら、100-400mm相当(35mm判換算)の焦点距離をカバーする、まさに“望遠の常識を覆す”一本です。
本記事では、その描写力や操作性、そして実際の使用感をOM-1 Mark IIで撮影した作例を交えながらご紹介していきます。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:200 / 焦点距離:150mm
絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:200 / 焦点距離:200mm

50-200mmという焦点距離でありながらズーム全域でF2.8を維持することで、被写体をしっかりと浮き立たせる立体感とマイクロフォーサーズとは思えないほどの柔らかなボケ味を実現しています。
特に望遠端200mmでの撮影では、被写体の輪郭を自然に残しながらも背景を大きくぼかすことができ“抜けの良い”立体的な描写が印象的でした。

もちろん、フルサイズの70-200mm F2.8レンズで撮影し、クロップすれば似たような画角を得ることは可能です。
しかし、35mm判換算で140-400mm相当と100-400mm相当では、使い勝手に大きな違いがあります。

広角端を50mmから始めたからこそ実現した、このレンズならではの利便性。
そこには、設計者の強いこだわりと信念を感じました。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:200 / 焦点距離:200mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:200 / 焦点距離:50mm

今回の撮影で使用したOM SYSTEMのフラッグシップモデルOM-1 Mark IIは最新のTruePic Xプロセッサーと高速読み出し対応の裏面照射積層型Live MOSセンサーにより、レンズの性能を最大限に引き出せる理想的な組み合わせです。

OM-1 Mark IIとM.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROで利用することで、5軸シンクロ手ぶれ補正時に7段分の強力な手ぶれ補正を実現しています。
50-200mm(換算100-400mm)の超望遠域でも三脚を使わずに手持ち撮影が可能で、シャッターボタンを半押しした瞬間のファインダー内の安定感は格別です。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:500 / 焦点距離:200mm
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:125 / 焦点距離:144mm

OM-1 Mark IIとの組み合わせでは、AF動作が非常にスムーズかつ正確で、特に動体撮影ではAFの食いつきの良さが際立ちます。

マイクロフォーサーズを愛用されている方の中には野鳥や動物の撮影を主にされる方も多いと思いますが、このレンズの電光石火のごとく高速なAFを体感すれば、その精度と追従性に感動すら覚えるはずです。

筆者自身も家族の運動会の撮影で実際に使用しましたが、動きの速い被写体でも迷うことなくピントを合わせ、一瞬の表情も逃すことはありませんでした。
まさに“狙った瞬間を確実に捉える”一本です。

更に今回使用して驚いたのがフォーカスブリージングの少なさです。
手前から奥へピントを移動させた際にも画角(写る範囲)の変化がほとんどなく、写真はもちろんのこと動画撮影でも非常に扱いやすい“二刀流”レンズと言えるでしょう。

絞り:F11 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:100 / 焦点距離:200mm
絞り:F6.3 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:200 / 焦点距離:50mm

当レンズはPROシリーズらしく、外装は高い剛性を確保し、IP53対応の防塵・防滴・耐低温(−10℃)性能も備え、過酷な環境でも安心して撮影に臨めます。
屋外での長時間撮影でも操作性は損なわれず、ズームリングやフォーカスリングのトルク感も絶妙です。
長年マイクロフォーサーズを使ってきた方にも、“手に馴染む仕上がり”を感じていただけるでしょう。

更に逆光耐性が素晴らしいのもオススメポイントです。
上の作例のようにかなり意地悪な環境で撮影してみましたが、フレアゴーストの発生は全くなくどういった環境下でも安定した写真を提供してくれます。
人物撮影等でも顔のところにゴーストが発生し、家でデータを確認した際に落ち込むなんてこともしばしば、、、
そういった心配も必要ないこだわり抜かれたレンズ設計には脱帽です。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:200 / 焦点距離:200mm
絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:80 / 焦点距離:200mm

今回の作例はすべてJPEG撮って出しですが、素晴らしい発色で、現像せずともそのまますぐにご利用いただけるクオリティです。
絞り開放からシャープネスが非常に高く、受注生産とすることでとことんこだわり抜かれたレンズであることを一枚一枚シャッターを切るたびに感じさせられます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROは明るさ・描写力・機動力のすべてを高次元で融合した、まさにマイクロフォーサーズの新たな到達点といえるレンズです。

これまでの「望遠=重い・暗い」というイメージを覆し、手軽に本格的な撮影を楽しめる一本として、風景から動体、ポートレートまで幅広く活躍してくれることでしょう。
是非そのサイズ感とAFスピード、そして開放から切れ味鋭い描写を体感してみてください。

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[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:25年10月17日 11時00分 ]

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