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【FUJIFILM】三写三様 Vol.3 ~XF16-55mm F2.8 R LM WR編~
「三者三様」三者いれば三つの様、様子があるという意味。

FUJIFILMより発売を控えた『X-M5』『XF16-55mm F2.8 R LM WR II』『XF 500mm F5.6 R LM OIS WR』の3商材。
今回は新製品発表に合わせてコンパクトサイズのボディ、標準ズームレンズ、望遠レンズにフォーカスを当てて当社スタッフがオススメするアイテムをご紹介していきます。

今回ご紹介するのは、「FUJIFILM X-S20」および「FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR」になります。

10月に撮影したものになります。

今回は動物とも身近に触れ合える距離で撮影もできる山の上にあるマザー牧場に足を延ばしてみました。
千葉県では有名な観光スポットであるマザー牧場は房総半島の中ほどにあるファミリー層に人気の牧場です。
動物好きならもちろん、家族連れでアクティブに楽しみたい方であれば訪れてみたい定番のスポットになります。
こちらはペットの同伴も可能なため、うちの愛犬TOTOを一緒に訪れました。

秋のマザー牧場の風は涼しく、木陰で過ごすには何とも快適な環境でした。
が、さすがに直射日光が当たる状況では購入したソフトクリームが勢いよく溶け出すほどには暑く
山の上とはいえ暑さからは逃れられない事を実感しました。

それでも、秋への歩みはしっかりと進んでいて、彼岸花は色が褪せて見納めに近づきつつあり
コキアはあと少しで紅葉の見ごろを迎える程度までは色づきを見せはじめていました。

改めてにはなりますが、今回撮影に用意した機材は「FUJIFILM X-S20」と「FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR」

「FUJIFILM X-S20」は行楽シーズンに家族や友人と楽しみながら携行しやすいサイズのカメラボディになり
コンパクトなカメラのボディなので家族で移動しながらの撮影でも邪魔にならず、他の荷物やカートを持ちながらでも取り回しが良いのはいいかと思います。

そして「FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR」は標準域のズームレンズの中では一番明るく画質にも妥協しないズームレンズの組み合わせとなります。
標準域のズームレンズとしてはフラッグシップにあたり、Xシリーズの中では初期の頃から存在した王道のレンズになります。
最上位のレンズだけあり存在感のある大きさですが最新のカメラボディと組み合わせても遜色なく実力を発揮できる性能を持っています。
今でもXシリーズユーザーを引き付ける魅力のある「FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR」ですが、今回次世代のレンズが発売されることになりました。

今回、新たに発売される「XF16-55mm F2.8 R LM WR II」は、小型軽量化のうえで、全般的に画質の向上となるそうで期待が高まります。
質量としては現行の「約655g」から「約410g」へと軽量化されており、外寸も「106mm」から「95mm」となるそうですので、
かなりの小型軽量化が図られたようです。
FUJIFILMのミラーレス機にはサイズ的にも相性が良くなり、よりフィット感が増すかと思います。

マザー牧場は行楽、すなわち山野をめぐり楽しむということを体感できる牧場です。
起伏にとんだ地形に折々の季節の植栽や景色が楽しむことができ、広い敷地には連絡用の乗り物もあるので余裕を持って楽しむことができます。
花の谷と名付けられた場所には季節の花が一面に植えられていました。
私が訪れた時期はペチュニアの見納めの時期ではありましたが、まだまだ楽しめる花付きをしているものが多くありました。
ふんわりと柔らかい雰囲気を醸し出す色合いの濃いピンクの花が特徴的で「桃色吐息」という千葉県にゆかりのある品種だそうです。

花畑にてこのレンズで撮影してみるとフラッグシップの実力が垣間見えるかと思います。
単焦点に匹敵する画質を誇るとされているだけあり、ピントの当たっている面の精細さと上品に柔らかくボケていくなだらかさが見てとれます。

「FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR」の最短撮影距離は標準では0.6m。
広角端になりますがマクロで30cm、望遠端では40cmとなります。

ふれあい牧場では柵内に入ることができるコーナーがあり動物と触れ合うことができます。
カピバラやマーラ、リクガメにヤギたちを間近で撮影でき、かなり近接での構図を狙うことができました。
こうしてみると、やはり単焦点に匹敵する解像力が確認できるかと思います。

立体感があり鮮明に被写体を浮かび上がらせることのできるこのレンズは行楽で身近のものを撮影したり、雄大な眺めなど全体の景色を撮影したりすることに向いています。
標準域のズームレンズは家族や友人で行く距離間での撮影に向いており景色や集合写真、その場の情景を全体的に切り取ったり、人や被写体を引き寄せて浮かび上がらせるポートレートなどの撮影など幅広い状況に対応できるレンズです。
その中でも上位に当たるこの「FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR」は行楽など旅行に携行するには向いており、高品位な撮影を得ることが可能かと思います。
次世代に当たる「XF16-55mm F2.8 R LM WR II」はさらに魅力的なレンズとなれるのではないでしょうか。

本連載を通じてフジフイルムの魅力が伝われば幸いです。
次回はどの機材が登場するのでしょうか。乞うご期待!

バックナンバーはこちらから

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年10月29日 17時00分 ]

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【Canon】有効画素数約4500万画素フルサイズ「EOS R5」と感じる秋の気配

【Canon】有効画素数約4500万画素フルサイズ「EOS R5」と感じる秋の気配

いよいよ山間部では紅葉がはじまるこの季節。紅葉撮影の準備はもうお済でしょうか。マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」ではたくさんの作品が撮影場所と一緒に紹介されています。機材と撮影場所選びの参考にもなりますので、ぜひご活用ください!
 
さて、これからの秋の行楽シーズンですが赤や黄色で風景を美しく染めてくれる「紅葉」「黄葉」など秋を感じさせる作品を募集いたします。紅葉・黄葉ある風景はもちろんのこと、「紅葉×ポートレート」「紅葉×乗り物」など組み合わせを愉しんだ作品もOK。作品の撮影時期は問いません。一眼レフやミラーレスカメラ、コンパクトデジタルカメラで撮影したの作品を心行くまでご投稿お待ちしております。
 
 

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今回は約4500万画素と約20コマ/秒の高速連写を両立し紅葉撮影でもシャッターチャンスを逃さない「Canon EOS R5」で撮られた皆さまの素敵な作品をご紹介します。どうぞご覧ください。
 


 



【作品名】メタセコイヤの秋<投稿作品を見る

【投稿者】カルマグ様

【使用機材】Canon EOS R5 + EF16-35mm F2.8L II USM



【作品名】竜頭ノ滝<投稿作品を見る

【投稿者】Hasan Jakaria様

【使用機材】Canon EOS R5 + コントロールリングマウントアダプター EF-EOS R + EF16-35mm F2.8L III USM



【作品名】秋色の白川郷<投稿作品を見る

【投稿者】カルマグ様

【投稿者コメント】ずっと見たかった景色がそこにありました。

【使用機材】Canon EOS R5 + EF24-70mm F2.8L II USM



【作品名】悠久の秋<投稿作品を見る

【投稿者】Gaogao様

【使用機材】Canon EOS R5 + RF24-105mm F4L IS USM



【作品名】就実の丘<投稿作品を見る

【投稿者】Hasan Jakaria様

【使用機材】Canon EOS R5 + RF70-200mm F4 L IS USM



【作品名】大地の書<投稿作品を見る

【投稿者】NT様

【使用機材】Canon EOS R5


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!

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[ Category:Canon | 掲載日時:24年10月28日 18時30分 ]

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【Panasonic】S5IIと歩く日暮れどきの日暮里

LUMIX S5IIを持って夕方から日暮里に向かった日の写真をご紹介いたします。
レンズは高倍率ズームレンズキットにも含まれているLUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.です。

まずは日暮里駅西口を出て谷中銀座商店街に向かいました。
到着してすぐにちょうど日が落ち始めて、夕焼けを撮影することができました。
露出補正をマイナスに動かしてみると肉眼に近い色と明るさで撮れました。

谷中銀座商店街はねこの街。ねこモチーフの雑貨や食べ物がたくさん販売されています。
木彫りのねこもいたのでお手をしてもらいました。
S5IIは重量感のある見た目をしていますが持ってみると軽く、片手での撮影も可能です。

街のお地蔵さまに関する旗までもがねこでした。下町風情の残る街並みと夕暮れの雰囲気が素敵です。
ひとりで明確な行き先を決めずに歩く時間というのは無意味なようでとても有意義だと思います。
カメラは私のそのような時間をさらに楽しいものにしてくれます。

そんなねこだらけな街を歩いていた私ですが、雑貨屋さんでくまと出会いました。
この写真は焦点距離29mm、F5で撮影したわりに綺麗にボケていると感じます。
周りがとても暗かったため写真外右側にある自動販売機の光を利用して撮ってみました。

商店街を後にする頃には完全に日が暮れてしまいました。夕焼けも綺麗でしたが夜は夜で味のある風景です。

夜ご飯を食べに内装が可愛いカレー屋さんに行きました。フルーツのナンが甘くておいしかったです。
店内の黄色味の強い照明が色被りしていますが無理やりに修正するのも味気ないのでそのまま映しました。
広角側での撮影であれば0.14mまで寄れるレンズなのでテーブルフォトにも便利です。

最後に日暮里駅の外から線路を覗いた時の写真です。日暮里駅は駅舎の構造や外観に独特な魅力があります。

夕方から夜にかけての短い時間でしたが日暮里を満喫することができました。
みなさまもぜひS5IIと色々な街へお出かけしてみてはいかがでしょうか。

中古商品はこちらからご覧ください!

 

新品は当社インターネットサイトでご注文いただくと【ネット限定 2年保証対象】です!

[ Category:Panasonic | 掲載日時:24年10月28日 17時01分 ]

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【SONY】動画を撮るならフルサイズ?それともAPS-C?

動画制作を行う際に、何を一番重視するか。これを考えた時に筆者の場合は被写体がどれだけ綺麗に写せているか、でしょうか。
特にポートレート動画においてはここはしっかり意識をして撮影に臨んでいます。ポートレート動画の主役はもちろん人物。この人物をどれだけ綺麗に撮れるかで作品のクオリティに直結するような気がします。

では動画を綺麗に撮るときはどういった機材を選ぶべきなのでしょうか。

言わずもがな、それ以外にも動画の構成であったりBGMとの親和性であったり、意図しない無駄な手ブレを抑えたり、露出が極端にならないように、など動画には気にかけなければならないポイントがたくさん存在します。
今回はその中でも、凄く単純に”綺麗に撮るために何を選べばいいか”を中心に考えていきたいと思います。

「綺麗」という凄くざっくりとした表現で書いてしまいました。「綺麗」という定義は十人十色で答えは各々違ってくると思いますが今回の内容で定義するのであれば「ノイズの量が少ない」もしくは「ノイズが目立たない」こととさせてください。
ポートレート動画であれば、肌の色味なんかは綺麗に見せるうえではこだわってシビアにやるべきポイントかと思います。しかし、大前提としてノイジーであると見せたい肌の部分にもノイズがかかってしまい、せっかく綺麗に色を出せてもザラっとしてしまい色味や質感が分かりづらくなってしまいますので、今回はノイズが少ないというのを綺麗の定義にしました。



さて、前置きが長くなってしまいましたがこちらの以前に筆者が撮影した二本の動画の切り抜きを用いて比較をしていきます。上の切り抜きが「α7SⅢ×SEL2470GM2」で下の切り抜きが「FX30×SEL15F14G or SEL55F18Z」となっております。

α7SⅢはフルサイズセンサーを持つ有効1210万画素の高感度特化のカメラで、FX30はAPS-C(Super35)センサーの有効2600万画素のセンサーを搭載しております。
撮影設定はどちらも設定は共通のXAVC S-I 4K/24p+S&Q/60p | 4:2:2 10bit | S-Gamut3 /S-Log3で撮影を行い、シャッタースピードはフレームレートの倍にて設定。基準感度は高感度側にて固定。撮影後は編集ソフト(Adobe Premiere PRO)にてカラーグレーディングを行いました。

 

まずα7SⅢで撮影された動画のカットを見ていきます。

最初に載せた切り抜きの写真同様でノイズがゼロという事はあり得ないのですが、全体的にノイジーな印象はなく肌の質感が非常に綺麗に表現出来ております。周辺環境は車の往来こそありはしますが、街灯のような目立つ大きな光源が無いシチュエーションでした。こういった環境だからこそでしょうか、フルサイズセンサー故の優れた高感度耐性を目の当たりにすることが出来ました。

 

そしてこちらが、FX30で撮影されたカットの1枚。

全体を通して見てもどちらもしっかりノイズが抑えられているのが分かると思います。しかし細かいところを重箱の隅をつつく様に見ていくとやはりAPS-Cセンサーの方には上記のカットのようにノイズの目立つカットが散見されます。特に序盤のストリーム周辺で撮影されたカットはあまり環境光の多い場所では無かったのでどうしても暗くなっています。加えて上記のカットに関しては60fpsで撮っていたのでシャッタースピードが1/125の設定でアンダー気味に撮影していたのでそれもノイズの一因であると思います。

今回は10bitと色の情報量の多いデータで記録・編集しているため、編集への耐性はそれなりにあるのである程度強気に増感・減感処理を行っても破綻する事はありません。しかしS-Logの特性上明るめに撮る方が階調が豊かになるので、出来れば+0.7~+1.0のオーバー露出で撮りたいというのが正直なところです。

 


夜間の撮影で露光量をS-Log3の理想とする+0.7~+1.0の値まで持っていくのは難しいシチュエーションが多かったのは事実です。
しかし、α7SⅢのようなフルサイズの一部のモデルは基準感度のISO12800にすることで理想の露光量に近付けることが出来ました。FX30は基準感度の高感度側がISO2500なので、こういったシチュエーションでは理想の値には持っていくことが出来ずアンダーでの記録を余儀なくされます。
アンダーに出てしまうシチュエーションですと編集時に、増感処理を編集ソフト上で行うのですがその時にどうしても少しザラっと映像にノイズが乗ってしまいます。


こちらはFX30にて撮影されたカットです。
先程の寄りの画と比較をすると、明らかにノイズが少ないのが分かるかと思います。こういった環境光の多いシチュエーションであればAPS-Cセンサーでも充分に基準感度の範囲でS-Log3の理想とする+0.7~+1.0の値に近付けることが出来ました。加えてこのカットは24fpsでの撮影だったのでシャッタースピードが1/48の設定にして撮影を行っておりますので、なおのこと露光量が増えノイズを抑えているカットになりました。


こちらはα7SⅢにて撮影したカットになります。
このカットは、S-Log3が理想とする+0.7~+1.0以上オーバーになるシチュエーションで撮影されたカットです。真横のショーウィンドウから強烈な光が当たっており撮影中は肌が一部白飛びをしていたのですが、編集にて減感処理を行い白飛びを戻すような形で編集しました。
増感処理を施している他のカットと比較すると目に見えてノイズが少ないのが分かります。

いかがでしょうか。

今回はポートレート動画を用いて、フルサイズセンサーのモデルとAPS-Cセンサーのモデルでノイズの部分に特化して比較を行ってきました。
当たり前ではありますがカメラごとにもともと持っている画素や基準感度の違いにより差はあるとは思いますが、やはりセンサーサイズの大きいフルサイズの方が映像のノイズを抑えて撮影を行う事が出来ます。そもそも比較してどうこう言うのが間違っているかもしれません。
では、すべてのシチュエーションにおいてフルサイズが優れているかと言われたらそうではありません。APS-Cセンサーを用いて撮影を行った際に感じたのはバッテリーの持ちの長さです。今回の撮影において両方とも実撮影時間は同じくらいでしたが、使用したバッテリーの数はフルサイズがおよそ3本、APS-Cは2本(厳密には1、2本くらい)
このバッテリーライフの差は撮影時間が増えていくほど少しずつ響いてくるポイントだと思います。特に長回しするようなシチュエーションであれば、APS-Cセンサーモデルの方が1本のバッテリーで撮れる時間は増えるので優れていると思います。また、夜間においてはノイズが出やすく画質に差が出やすいですが適切に露光量を調整したカットであればAPS-Cセンサーモデルでもしっかりノイズを抑制できるので、日中であれば特に極端な画質の差は感じないと思います。
また、使用するレンズもかなり軽くできるのもAPS-Cセンサーモデルの魅力です。上記動画ではレンズ2本持ち出しているのですが、どちらも小型なので携帯するうえで不便さを感じませんでした。

結論を書くとすれば、撮影されるシチュエーションにおいて撮影時間を優先するのであればAPS-C(熱への耐性も高いです)、シチュエーションに左右されず映像のクオリティを優先するのであればフルサイズといったところでしょうか。

カット単位で見ていくとノイズ感の違いは分かるかもしれませんが動画として流れている映像として見るとAPS-Cセンサーモデルもそこまでノイズが気にならないと思います。
最後に、もし今回この記事を読んだ方で動画機を検討している方がいましたら少しでも機材選びの参考になれば幸いです。ありがとうございました。

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[ Category:SONY | 掲載日時:24年10月27日 18時01分 ]

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【Canon】しあわせにズーム

【Canon】しあわせにズーム

やっと長袖Tシャツ一枚で出かけられるようになってきた10月中旬、

前日までジメジメと雨が降っていたのですが、すっかり雨があがったため、

「Canon EOS KissX7」と「Canon EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」をお供に動物園へ出かけました。

 

十分過ごしやすくはなったものの、この日も気温は夏日を観測しており、

公園の木々は少しずつ色付いてはいますがまだまだ緑が優勢です。

 

園内マップを確認し、かなりの広さに回り切れるかの不安を感じながら、

カメラを手に久しぶりの動物園を楽しみました。

 

木の上に3匹いるコアラのうち2匹はぐっすり居眠り中でしたが、

この子は木の上を飛び移りアクティブに動き回っていました。

ちょっと休憩したところを撮影成功。

AFが早くガラス越しの撮影でも迷うことなくピントが合います。

 

 

ちょうど前を通りかかった時に、木に登り出したオオアリクイ。

「あっちだよ!」と言っていそうですが、目線の先にも、指差しの方向にも何もありませんでした。。

 

 

カンガルーや、ワラビー等の広場内は放し飼いになっており、

大きな動物に耐性がないため、急に飛び掛かられたら大声出してしまうかも。。と、少しおびえましたが、

どこの広場もみんな日陰で昼寝中だったため動物たちをびっくりさせることなく散策できました。

 

 

今回の一番のお目当て『クオッカ』にやっと会うことができました。

キュッとあがった口角が笑っているように見えることから

「世界一しあわせな動物」と言われている、カンガルー目の動物です。

思ったよりも小さい体で、ぴょんぴょんお庭の中を飛び回り、葉っぱをむしゃむしゃ食べ、

動き回る姿を見られて感無量です。

あまりの興奮で、せっかく手振れ補正機能や早いAF機能を搭載したレンズにもかかわらず

多くの写真がぶれてしまっており、もっとたくさん会いに行き、

落ち着いて写真におさめられるようになろうと心に決めました。

 

 

AF等の駆動音がとても静かなので、小さな垣根で区切られているだけの

動物たちに少し近づいて撮影をしても逃げられることなく目線をもらえます。

 

 

ボディが軽量なので、高倍率ズームレンズと組み合わせても重さを感じ疲れることなく、

午前中から閉園までたっぷりと楽しみました。

 

 

[ Category:Canon | 掲載日時:24年10月27日 10時26分 ]

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本日もまた写真日和。九日目。

本日もまた写真日和。九日目。

季節のグラデーションを感じにくくなったのは大人になったからか、それとも単に異常気象によるものなのか。
年を重ねれば重ねるほど人間は落ち着きを纏っていくものだと錯覚していましたが、若い頃はそう見えていただけ。その実、日々をまたぐ1歩が少し大きく、そしてさらに大きくなったがためにあくせく目移りしていた小さな時分からすればのんびり落ち着いているように見えただけなのでした。結局のところ日は、季節は、早々と過ぎ、焦り、あの思い描いていた余裕は、さほど生まれません。私だけでしょうか。誰だってそんなもんだと誰かが声を掛けてくれるといくばくかの安心は得られそうなものなのですが。かつて24節季の曖昧さを笑っていた私の1年が12色相環くらいになり、さっき始まったばかりの夏が終え、秋も既に過ぎ去ろうとしています。

さて、この蛇口を捻りすぎた流水のごとき日々。その絶え間ない時間の流れを何とか繋ぎ留める小さな小瓶がカメラであり、また産物の写真です。空気抵抗ならぬ“時間”抵抗に削ぎ落されて、磨かれて、私の手の中に残ったのはLeica M10-Pでした。カメラ噺のタネは無数に萌芽するのですが、特にこの芽は固く、そして鋭く私の時間を切り裂いては千切り蒐集してくれる代物。

メインレンズはエルマー35mmからズミクロン50mmへと変化しました。未だに35ミリを標準とする派でいるつもりですが、あえてこの50mmという自分にとっては狭い画角で切りとることが楽しく感じている頃合い。身体に染み付いた35mmブライトフレームは目を開けてさえいれば常時点灯で、まだまだ50mmフレームは明滅と言った感じ。新鮮さを噛みしめながら四苦八苦、七転び八起き。

去ってから振り返ることほど夏を寂しく感じる体験はこの上無く、その夏自体が日に日に短くなっていれば猶更。巷では「春と秋が夏に吸収されている」という表現もありますが、正しい夏は思い描くあの夏だけなので、ごくわずか十数日の間だけが正真正銘の夏なのです。クマゼミが鳴いているあの時間、うだる、を超えた熱の塊を身にうけるあの時間、それだけ。東京に来てからはめっきり無くなってしまいましたが。

勇ましいからこそ居なくなると寂しい、煩いからこそ黙ると寂しい。少し振り返ってみます。

7月、地元である京都へ。
宵山は高校生の時に友達と行ったのが最後でした。いつでも行けるし暑いから、とそれ以来結局上京するまでテレビ越しに見ていた光景を10年ぶりに。

不思議な街です。道は変わらないのに通りの表情は徐々に変わり、そうかと思えば100年以上変わらない建物もあちらこちら。
夏の京都、宵山。クマゼミが鳴くいつもの通りに影が差し、燦然と聳え立つ違和感たるや。

夏の本番は避暑地、嬬恋へ。
毎年訪れるのが恒例となっているこの高原の思い出は両手では足りぬほど。
人がわんさと溢れる軽井沢から浅間山を横目に1時間くらい、とにかく心地よい標高を体に感じながら。

セミよりも鳥のさえずりが占有するキャベツ畑のほとりで下界を忘れるひととき。
夏らしくない夏。夏休みの真っただ中に刷り込まれた、わずか1週間の涼しさ。

夏の締めくくりは三浦・城ヶ島。
平野では秋の気配など見つけられやしなくとも、海から吹き付ける風は既にどこか涼しげでした。

今思えばこの辺りからです、夏の猛威を感じなくなってきたのは。
らんらんと身の回りを埋める熱気がなりを潜め、見やれば目が合うほどに落ち着いてしまった夏。
若者のなんとやら、いつもこの時期は焦ってシャッターを切ることに。

・・・

些かコントラストが高く感じた今年の秋入り。ついこの間までは夏だったのにね、こんな会話もいつしか周回遅れで回ってくるのではとおびえる日々。ハードディスクの起動音とともに雪崩れ込んでくる瞬間の記憶の数々が、そんな不安を少し鈍化させてくれている気がしています。

28mmや75mm、果ては90mm、135mmにも手を出しては離し、また手を出しては離してきたここ数年。いよいよ今この2本があれば完結するような予感を秘めています。それもそのはず、私にとっての全広角レンズ代表選手「エルマー L35mm F3.5」はいざ知らず、固定鏡胴の方はああでもないこうでもないと数年悩み抜いて決断した1本なので、そう簡単に覆されては困るのです。とは言えここまで手に馴染むとも思っていなかったわけですが。

いくつか思い当たる要因として、前玉の直径や鏡胴の全長、写りでは前ボケ、後ボケの癖の残り方などを予想しています。ボケ方は写真で見て頂いた通りですが、不思議なことに写りに関係なく【自分が50mmだと認識するレンズの大きさ】があるらしく、その証拠に大きくサイズの異なる他の50mmは構えた時点で何かが“しっくりこない”のでした。

・・・

夏の次の季節、10月の気温、金木犀の匂い。まだ始まったばかりなはずの秋。
思い出の中ではもう少し長かった気がするのですが。

師でもないのにもう師走の忙しさ、冬将軍も待ってはくれないようです。

[ Category:Leica | 掲載日時:24年10月26日 16時21分 ]

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【特別企画】カメラ専門店スタッフが紹介する今おすすめの単焦点レンズ特集

【特別企画】カメラ専門店スタッフが紹介する今おすすめの単焦点レンズ特集

紅葉シーズンが近づくにつれて単焦点の出番が増えてくる季節。
今回はマップカメラが誇る物欲三勇士が、皆さまにオススメしたい単焦点をご紹介いたします。
本編ではたくさんのレンズを作例とともにご紹介しておりますので、ぜひご覧ください!

 本編動画

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:51 1人目
09:42 2人目
16:42 3人目
25:33 エンディング

 1人目 いつものLeica好きスタッフがご紹介!


3本のオススメレンズの中から1本をご紹介!


スタッフがLeica沼にハマるきっかけとなった「Leica ズマリット L50mm F1.5 前期」。
扱いやすい画角で、オールドレンズらしいソフトな描写から、少し絞れば解像感のある描写まで楽しめる1本。


特徴のあるぐるぐるボケとふわっとしたドリーミーな描写が、ノスタルジックな雰囲気を醸し出す1枚。
周辺は甘く像が流れているが、中央の解像度が高いので被写体が際立つ描写になっています。
















 2人目 愛妻家のSONY大好きスタッフが選ぶオススメレンズ


4本の中でもお気に入りのレンズをこちらでご紹介!


スタッフが初めて買ったGMasterレンズ「SONY FE 24mm F1.4 GM」。
広角で大口径にもかかわらず、小型軽量でGMasterの名に恥じない描写力を誇る1本。


解像感もありつつピント面からなめらかに溶けていくようなボケ味にうっとりする1枚。
スタッフ愛用の「Kenko ブラックミスト No.05」を使用することで、木漏れ日がふわっと広がり優しい印象になっています。










 3人目 FUJIFILMを愛して止まないスタッフのオススメレンズ2選


たくさんの紹介したいレンズの中から2本を選んだスタッフ。
その中から1本をご紹介!


初めて使ったスタッフを虜にさせた「FUJIFILM フジノン XF90mm F2 R LM WR」。
35mm判換算137mm相当の中望遠レンズ。圧倒的な解像感と美しいボケ味が魅力で、スナップやポートレートなどにも非常にオススメです。


浜辺で佇むサーファーをシルエットで捉えた1枚。
夕日のグラデーションがきれいに描かれており、シルエットになっている被写体の髪の毛が緻密に描写されています。立体感とボケ味にこのレンズのポテンシャルを思い知らされます。





 まとめ

様々なオススメ単焦点をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
動画内では物欲三勇士がそれぞれのレンズについて熱く語っておりますので、ぜひ最後までご覧ください!!
皆さまのオススメのレンズも、コメントにて教えていただけると嬉しいです!

動画を見て「気になる!欲しい!」と思った方は是非チャンネル登録や高評価をお待ちしております。

[ Category:etc. | 掲載日時:24年10月26日 16時05分 ]

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【SONY】はじめての本格フルサイズミラーレスカメラにおすすめな「α7III」で撮影された美しい紅葉の写真

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いよいよ山間部では紅葉がはじまるこの季節。紅葉撮影の準備はもうお済でしょうか。マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」ではたくさんの作品が撮影場所と一緒に紹介されています。機材と撮影場所選びの参考にもなりますので、ぜひご活用ください!
 
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今回はソニーのフルサイズミラーレスカメラのベーシックモデル「SONY α7III」で撮られた皆さまの素敵な作品をご紹介します。ソニーのフルサイズベーシックモデルですので、はじめての本格ミラーレスカメラとしてもおすすめな一台です。どうぞご覧ください。
 


 



【作品名】無題<投稿作品を見る

【投稿者】Hi-ROM様

【使用機材】SONY α7III + SIGMA Contemporary 28-70mm F2.8 DG DN



【作品名】窓から見える秋<投稿作品を見る

【投稿者】あきさ様

【使用機材】SONY α7III + SIGMA Contemporary 45mm F2.8 DG DN



【作品名】昭和大仏五重塔<投稿作品を見る

【投稿者】爺爺様

【使用機材】SONY α7III + FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS



【作品名】岩木山を望む<投稿作品を見る

【投稿者】爺爺様

【使用機材】SONY α7III + FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS



【作品名】紅蓮の異世界へ飛ぶ<投稿作品を見る

【投稿者】photoposi様

【投稿者コメント】京都、東福寺で撮影。
紅蓮の異世界へ飛ばされる瞬間をイメージして作品にしました!

どういう異世界なのかは、観た方のご想像にお任せいたします。

異世界物は、リゼロしか知らないぃぃぃ!!!

【使用機材】SONY α7III + FE 24-105mm F4 G OSS



【作品名】森のうさぎ<投稿作品を見る

【投稿者】ayako様

【使用機材】SONY α7III


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[ Category:SONY | 掲載日時:24年10月26日 12時30分 ]

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失敗しないテーブルフォトの極意を動画でご紹介します!

失敗しないテーブルフォトの極意を動画でご紹介します!

カフェやお食事に出かけた際に、提供された食事や一緒に行った人との思い出を、おしゃれに撮りたいと思う方も多いのではないでしょうか。
また、SNSで見かけた写真と同じように撮るにはどうしたらよいのだろうと考える方もいらっしゃると思います。

そこで今回、マップカメラYouTubeスタッフは皆さまにテーブルフォト撮影の極意をお伝えするため、素敵なカフェをお借りして実際に撮影をいたしました。
スタッフおすすめのカメラを持っていき、テーブルフォトを撮影する時に押さえておきたいポイントをご紹介します。

 本編動画

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:54 撮影前準備
05:03 撮影ポイント①光の向き
07:44 撮影ポイント②構図にこだわる
10:59 撮影ポイント③動きをつける
14:29 撮影を振り返って
15:35 エンディング

 スタッフおすすめ機材


カフェでテーブルフォトを撮る時には、限られたスペースでも小回りの効く小型軽量な機材がおすすめです。
また気軽に持ち歩けるサイズ感のカメラだと、日常で持ち歩きやすく、ふらっと寄ったカフェでもシャッターチャンスを逃すことがありません。
そんなおすすめポイントを意識して、1人目のスタッフが選んだカメラとレンズは「Nikon Z f」に「NIKKOR Z 35mm F1.4」と「Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S」の2つのレンズです。
2人目のスタッフは「FUJIFILM X-T50」に「FUJIFILM フジノン XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ」と「FUJIFILM フジノン XF30mm F2.8 R LM WR MACRO」にしました。
小型軽量の他にも機材を選ぶ時のおすすめポイントや、カメラの設定等も動画内でご紹介しています。
今回テーブルフォトを撮影するにあたって、動画内では3つのポイントに焦点を当てました。

 ポイント①光の向き


光の向きによって、コントラストや質感が変化し印象も異なります。
光が横や斜めから当たる、半逆光やサイド光を意識して撮影をすると、ケーキの立体感や質感がより伝わりやすい写真になります。
また光の届きにくい場所では、F値を下げて撮影してみます。
F値を小さくすることによって、暗い場所でもISOを上げすぎずに撮影できたり、背景を大きくぼかすことができます。
動画内では実際に撮った写真と合わせて、光の向きについてもわかりやすくご紹介しています。

 ポイント②構図にこだわる

光の向きの次に意識したいポイントは、構図にこだわるという点です。
運ばれてきてからそのままの目線で撮るのではなく、俯瞰やローアングルなど撮りたいものに合わせて、より美味しそうに見えるアングルを探していきます。
アングルを変えてみるだけで、いつもとは違った写真になるのでぜひ試していただきたいポイントです。

 ポイント③動きをつける


ポイント①とポイント②ではお食事やドリンク単体でしたが、ポイント③では動きをつけた写真を撮影いたしました。
カフェに一緒に行ったご家族やご友人の手元だったり、ドリンクを口に運ぶシーンを写すと、写真に動きが出るのでおすすめです。
一緒にいた方も写真に写すことで、その時の思い出として残すことができます。

 まとめ


今回ご紹介した3つのポイントを押さえて撮影するだけで、いつもとは一味違ったテーブルフォトを撮ることができます。
特別な道具等は必要なく、普段カフェに行ったときにすぐに試していただけるようなポイントになっています。

動画内では実際に撮影した写真も交えながら、スタッフが撮影する時のこだわりポイントや、カメラのおすすめ機能等ご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
動画を見て「気になる!欲しい!」と思った方はぜひチャンネル登録や高評価をお願いします!







[ Category:FUJIFILM Nikon YouTube | 掲載日時:24年10月25日 18時41分 ]

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【SONY】「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z」で撮った旅先の写真をご紹介!

【SONY】「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z」で撮った旅先の写真をご紹介!

いよいよ山間部では紅葉がはじまるこの季節。紅葉撮影の準備はもうお済でしょうか。マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」ではたくさんの作品が撮影場所と一緒に紹介されています。機材と撮影場所選びの参考にもなりますので、ぜひご活用ください!
 
さて、これからの秋の行楽シーズンですが赤や黄色で風景を美しく染めてくれる「紅葉」「黄葉」など秋を感じさせる作品を募集いたします。紅葉・黄葉ある風景はもちろんのこと、「紅葉×ポートレート」「紅葉×乗り物」など組み合わせを愉しんだ作品もOK。作品の撮影時期は問いません。一眼レフやミラーレスカメラ、コンパクトデジタルカメラで撮影したの作品を心行くまでご投稿お待ちしております。
 
 

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紅葉フォトコン

 
今回は「SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z」で撮られた皆さまの素敵な作品をご紹介します。カールツァイスならではの高いコントラストと圧倒的な解像力を実現した大口径単焦点レンズです。皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。
 


 



【作品名】日の出:天橋立 松並木<投稿作品を見る

【投稿者】H-Mws様

【使用機材】SONY α7 + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z



【作品名】Waiting<投稿作品を見る

【投稿者】Mak様

【使用機材】SONY α7IV + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z



【作品名】二重の曼珠沙華<投稿作品を見る

【投稿者】yottunn294様

【投稿者コメント】出張の前に行くことができました。
荷物が多くなるのでコンパクトな機材がありがたかったです。

今年は全体的に開花が遅かったらしく、まばらだったのでしたが寄りでの撮影を楽しむことができました。

【使用機材】SONY α7C II + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z



【作品名】結婚式<投稿作品を見る

【投稿者】ららら♪様

【使用機材】SONY α7RV + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z



【作品名】無題<投稿作品を見る

【投稿者】Hi-ROM様

【使用機材】SONY α7III + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z



【作品名】無題<投稿作品を見る

【投稿者】Hi-ROM様

【使用機材】SONY α7III + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!

ご投稿には会員登録が必要です

[ Category:SONY | 掲載日時:24年10月25日 17時40分 ]

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【FUJIFILM】Light&Smallなレンズをお供に【XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WR】

【FUJIFILM】Light&Smallなレンズをお供に【XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WR】

日々の記録や風景をおさめたい
旅行の思い出を残したい
でもスマートフォンじゃ味気ない

そんな方にお勧めしたいのが軽量で小型なレンズ
ミラーレス機の登場でカメラは格段に持ち運びしやすくなりました
今回紹介するのは、FUJIFILMのXF16-50mm F2.8-4.8 R LM WR
重さ240g
長さ71.4mm
35mm判換算で24mmから76mm相当の焦点距離を備えた標準ズームレンズです。

似た焦点距離のレンズに2012年に発売され長く愛されてきた「XF18-55mmF2.8-4R LM OIS」があります。
外装の長さは若干ではありますが、XF16-50mmの方が長いですが、重さに関しては約310gから約70g軽くなっております。
長さの方も1mm程度の違いですので、ボディに装着した際のサイズ感はほとんど変わりありません。
見上げるような撮影でもストレスを感じることなく楽しめます。

XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WRはズーム全域で最短撮影距離は24cmとなり、
標準で60cm-(ズーム全域)、マクロで広角端30cm-・望遠端40cm-だったXF18-55mmF2.8-4R LM OISよりも大きく被写体に近づくことができます。

XF18-55mmF2.8-4R LM OISとほぼ似たような使い勝手になるレンズですが、
大きな違いとしてはOISが無いところと、WRがあるところです。
手振れ補正が搭載されていない事はマイナスに見えますが、
現行のXシリーズボディは、ほとんどがボディ本体に手振れ補正が搭載されているため、不自由に感じることは少ないと思います。
今回はX-T50に装着して撮影を行いましたが、手振れで困ることはありませんでした。
風で揺れる被写体も不安無く撮影できます。

XF18-55mmF2.8-4R LM OISとの違いとしてもう一つ上げられるのは、ズームがインナーズームになりました。
私個人の好みになってしまいますが、
いつの間にか伸びていてぶつけてしまった!といった不意な事故が起こりにくいため、非常に良いポイントだと思っています。

いかがでしたでしょうか
首から、肩からぶら下げるのもよし
バックに気軽に入れておくのもよし
あなたの日常にカメラを加えてみてはいかがでしょうか

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年10月25日 17時00分 ]

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【SONY】万能ズームレンズ、Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS

【SONY】万能ズームレンズ、Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS


カメラを購入してまず迷うのが、何のレンズを選ぶかということです。
今回オススメしたいレンズは、「Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS」です。

この日は少し小雨がぱらつくどんよりとした曇り空でした。
選んだカメラは、最初のフルサイズカメラとして人気が高いα7Ⅲです。販売当初から新品中古問わず常に人気のカメラとなっています。
画素数も約2420万画素のため、大きく印刷する、トリミングして拡大するということが無ければ十分綺麗な画質ながら
撮影画像を編集する場合もPCへの負担が少なく処理が可能な「ちょうどよい」カメラとなっています。

さて、そのような写真を中心としたユーザーの方にオススメしたいα7Ⅲに今回は、Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSSを合わせて使用しました。
公園を歩いていくと、柵の向こうの草原に季節柄、曼珠沙華が咲いていました。
曼殊沙華は一説によるとサンスクリット語で「天界に咲く花」という意味もある神秘的な花です。
花びらにはあがったばかりの雨露が輝いています。
私の立っていた位置から曼珠沙華まで少し距離があったため、70mmまでズームして撮影を行いました。


まず、このレンズのオススメ出来る理由として24mmから70mmというあらゆるシーンで使いやすいズーム域であるということです。
旅行などで広大な景色や大人数での集合写真などで使用しやすい24mmという広角域から、
少し離れたお花の写真を撮ったりポートレート撮影に最適な70mmの中望遠域までカバーしています。

例えば、ドームなどに行きスポーツ撮影をする、広い星空を一枚の写真に収めるのでなければ24mmから70mmまであれば
多くのシーンで活躍してくれるズームの画角となっています。
まず一本、レンズが欲しいという際におススメの画角です。


こちらのVario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSSのさらなる魅力の一つとして、軽量でコンパクトな点です。
426gの軽さのため持ち運びもしやすいレンズです。
同じ24‐70mmの画角のレンズで同じSONYのレンズであれば例えばFE 24-70mm F2.8 GM II があげられます。
そちらのレンズの場合695gであることを踏まえるとこのレンズのコンパクトさが分かりやすいと思います。
重さだけでなく、高さも94.5mmとかなり小さいレンズです。コンパクトな350mlのペットボトルよりも一回り小さいサイズです。


SONYのカメラで撮影をする際に楽しい撮影方法として、「クリエイティブスタイル」を変更して気軽にテイストを変更して写真撮影を楽しむことがオススメです。
こちらの2枚の写真は赤の色が印象的な植物を見つけたので思わず撮影したアンスリウムという植物です。
上の写真はクリエイティブスタイルの「スタンダード」で撮影しました。
下の写真は、印象的な赤色を表現したかったため「紅葉」モードで撮影しました。
この「紅葉」モードは紅葉の赤、黄をより鮮やかに表現するモードとなっているため、これからの紅葉シーズンなどでも活躍してくれるレンズです。

このように、撮影後にPC等で編集をしなくても好みの色味での撮影が可能となっているため、これからカメラを始めたい方にも気軽に写真を楽しめるものになっています。


また、レンズを選ぶ上で重要な部分で最短撮影距離を上げられるも方も多いかもしれません。
このVario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSSの最短撮影距離は0.4mです。
そのため、テーブルフォトなども簡単に撮影可能です。

この花は、プルメリアという白地に中心部のイエローが映える花です。
手を伸ばして撮影しましたが、手ブレが発生せず快適に撮影出来ました。
それは、α7Ⅲの手振れ補正の賜物でもありますがレンズ自体にレンズ内手ブレ補正が搭載されていることも大きな要因です。
手持ち撮影で撮影を行う場合は手ブレ補正が搭載されているかという点も重要なところになるかと思います。

Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSSは、Zeissの特徴も持つレンズです。
そのため、この日のように少し曇り空の際は少し青みの残る発色になることが多いように感じます。
そのため、ポートレート撮影などでは不向きに感じることもあるかもしれませんが、風景写真などでは雰囲気のあるしっとりとした写真が出てくることもあり個人的には好きなレンズです。

趣向を変えてモノクロ撮影にしてみました。
SONYのモノクロは青みのある水墨画のような深みのある黒となっています。
諧調も豊かながらパキパキしすぎていないクッキリしたモノクロのため、スナップやポートレートなど幅広く活躍してくれるようなモノクロ写真です。
カラーでもモノクロでも自由自在な写真が撮影できるのがSONYの魅力です。

また、F4通しのレンズということもあり「あまりボケないのではないか」と心配される方もいるかもしれません。
しかし、この写真を見ても分かる通りF4でもしっかりボケていることが分かります。
そのためF4でも安心してボケ感の楽しめる撮影が可能です。

レンズをお探しの方にオススメのズームレンズ、Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS。
軽量ながら使い勝手の良い画角でしっかりボケるオススメのレンズです。

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[ Category:SONY | 掲載日時:24年10月25日 11時00分 ]

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【Canon】生物撮影が好きなユーザーから見た、EOS R5の魅力

【Canon】生物撮影が好きなユーザーから見た、EOS R5の魅力

Canonの中で「5」は特別輝きを放つ数字。
デジタルカメラでのその系譜は、フルサイズ機として圧倒的な低価格を実現したEOS 5Dから始まり、一眼動画の新時代を切り開いたEOS 5D MarkII、全性能をブラッシュアップしたMarkIII、熟成のMarkIVと着実に進化していきました。
そうして全ての時代で多くのカメラユーザーを魅了してきた「5シリーズ」は、Canonの中核をなす機体として、なくてはならないものとなったのです。
2020年、満を持して登場したEOS R5。
5Dシリーズを大きく超えるハイスペックなカメラの登場によって、世界は沸き立ちました。
Canonの「本気」を感じられるミラーレスは、発売以来ベストセラー機として君臨し続けています。
EOS R5 Mark IIも発売され注目も高まる中で、R5の魅力を語ります。

・・・

今回は生物を撮影することが好きな筆者が、これまで実際に撮り溜めてきた写真とともにEOS R5の魅力をご紹介いたします。

数多くラインナップが登場しているRシリーズのボディの中でももっとも好きなモデルがEOS R5です。有効画素数は約4500万画素で、いわゆる高画素モデルといわれる本機は、生物撮影でその力を発揮します。
動物のさまざまな毛質。植物の葉脈や細かい産毛。そのほかにもたくさんの魅力がありますが、高画素だからこそ高解像に細やかな部分を写し撮り、写真のなかでその生物の存在感を際立たせることができるのです。

RF35mm F1.4 L VCM

RF35mm F1.4 L VCM

RF35mm F1.4 L VCM

RF35mm F1.4 L VCM

今年7月に登場したばかりの最新レンズ「RF35mm F1.4 L VCM」との組み合わせで牧場に訪れた際に撮影した写真の数々です。実際に触れたことはないのですが、牛の太くて芯のある睫毛や、触れたら案外柔らかそうなふっくらとした瞼。鶏のぷるぷるで柔らかそうな鶏冠。
牛舎の外から射し込む光に照らされる子牛の背骨の輪郭を撫でてみたいなあと思いを巡らせながら撮影のあとに牧場のジェラートを食べた思い出があります。バス停へ向かう帰り道、草木が生い茂る道で何気なく撮影した葉っぱがちょっといい雰囲気に写り、ほんのりと嬉しい気持ちになりました。

RF135mm F1.8 L IS USM

EF時代の頃から135mmのファンです。時代はRFに切り替わり、より解像感が増してEFレンズとはまた違った魅力を感じます。中望遠の強みである背景のとろけるようなボケ味と逆光のアウトラインが被写体を美しく際立たせてくれました。

RF28-70mm F2L USM

フェンス越しに撮影したためフィルターが掛かったような柔らかい描写になった1枚です。真ん中で微睡む家鴨の背後でガアガアと鳴くもう1羽の家鴨。もしかしたら子守歌を歌っていたのかもしれません。

RF70-200mm F2.8L IS USM

RF70-200mm F2.8L IS USM

RF70-200mm F2.8L IS USM

RF70-200mm F2.8L IS USM

「RF70-200mm F2.8L IS USM」はR5と一緒に撮影する際に一番好きな組み合わせです。主に動物公園や牧場での撮影で大活躍します。ピントが決まったときの解像力の高さ、羊やヤギの短い毛から猿の長い毛まで細かな毛の一本一本を繊細に描写してくれます。特に1枚目の羊の写真は、まん丸でビー玉のような瞳の質感が綺麗に表現され、筆者お気に入りのショットです。これはRシリーズのボディの中でもR5でなければ表現できない描写だと感じております。
また「RF70-200mm F2.8L IS USM」はテレコンバーターが使用できないレンズのため、焦点距離が少し足りない場合は1.6倍クロップをすることもあります。クロップしても約1730万画素残るので、いざというときの助けになってくれます。

・・・

魅力的な高画素カメラ「EOS R5」を、生物撮影が好きなユーザー視点でご紹介いたしました。動物、植物、昆虫等の生物撮影が好きな方やこれから生物撮影をしたいと考えられている方、カメラを検討されている方に自信をもっておすすめできる筆者自身も愛好している素敵なカメラです。
また本連載は「EOS R5の魅力」として、他の視点から数々の記事をご紹介しております。ぜひ下記バナーからご覧いただけましたら幸いです。


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[ Category:Canon | 掲載日時:24年10月24日 17時01分 ]

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【Nikon】NIKKOR Z 35mm F1.4と秋を感じる

気づけば秋の風が吹く過ごしやすい日が多くなり、撮影に出かける方も多いのではないでしょうか。
この日は、Nikon Z50とNIKKOR Z 35mm F1.4 を持って秋の花を見に出かけました。

NIKKOR Z 35mm F1.4といえばZマウント初の開放F値1.4の大口径レンズです。明るいレンズでありながら、小型軽量設計を採用しているため機動性の高さも備えています。
DXフォーマットのZ50に付けても持ち運びがしやすいサイズ感でした。

絞り開放での1枚です。ピントを合わせた花びら部分はシャープに描写されています。
まわりのやわらかなボケ感は被写体の雰囲気をより柔らかく感じさせてくれます。


掲載しているコスモスの写真はすべて、ピクチャーコントロールの「ビビッド」を使用しています。
ピクチャーコントロールをかけることによって、生き生きと咲いている様子をより強調することができました。
ピクチャーコントロールは細かい調整も可能なので、自分好みの設定や被写体に合わせた設定をすることができます。


別の場所には彼岸花が咲いていました。まとまって群生しておらず、一輪ずつ点在していました。木漏れ日で綺麗な円形のボケが得られ、前日の雨の水滴と相まって哀愁を感じる写真に仕上がりました。

いかがでしょうか。
開放で撮影したときの柔らかい雰囲気を感じる描写が好みでいろいろなシーンで撮影したいと思いました。
FXフォーマット対応のレンズですが、DXの標準レンズとしても使いやすい1本。どのボディを使っている方でもオススメできるレンズです。



[ Category:Nikon | 掲載日時:24年10月24日 17時00分 ]

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【TAMRON】待望のミラーレス用新型タムキューを使ってみた。

【TAMRON】待望のミラーレス用新型タムキューを使ってみた。

TAMRONの90mmマクロと言えば、その高い解像度、ボケ味を持ち多くのフォトグラファーを魅了し続けています。
そんな90mmマクロは親しみを込めてタムキューと呼ばれており、とても愛されているレンズです。
そんなタムキューに待望のミラーレス用の新型が発売されました。
今回はそんな新型タムキューをご紹介いたします。

まず外観から見ていきましょう。

ミラーレス用のTAMRONレンズに共通する、すっきりとした鏡筒にブランド名とレンズ名ととてもにシンプルなデザインとなっています。
また、ホールドしやすい形状になっており、長時間使用しても違和感を感じることはありませんでした。
光学系はタムロン初の12枚羽根の円形絞りを採用しており、非常に美しい玉ボケや、美しい光芒が期待できます。
またマクロ域での解放時の玉ボケが真円になるように配慮されており、口径食を抑える工夫も施されています。

新型が発売されると気になるのは、旧型との比較だと思います。
実際に比べてみました。

まずは新型のスペックから。
新型タムキューの長さは、128.5mm、重量640gとなっております。
次にFマウント用タムキューであるSP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD/F017のスペック。
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD/F017の長さは117.1mm、重さは600gとどちらの数値も新型のものより小さい値となります。

実際に比べてみると一目瞭然です。新型タムキューの方がかなり大きく見えます。数値で見るより差があるようにも感じます。
ただし、FマウントレンズをZマウントで使用する場合はアダプターが必要となります。

SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD/F017にFTZIIを装着した状態との比較はこちら。

形勢逆転です。SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD/F017のほうが圧倒的に大きくなりました。
重さに関してもFTZIIの分増えるので、合計720gと新型より重くなります。
わずかな差ではありますが、実使用時は旧型よりコンパクトで軽くなっています。

フードには回転式フィルターの操作を容易にするスライド窓が設けられています。
クロスやPL、NDといった回転させることで、効果を調整するフィルターを使用する敷居をぐっと下げてくれています。

今回どのカメラを使用して撮影を行うか迷いましたが、
新型タムキューの高い光学性能と描写力をフルに活かすために、高画素且つ高い解像力を持っているカメラを使用したいと思いました。
Nikonにはそれに該当するカメラがいくつかありますが、コンパクトにまとめられている新型タムキューとのバランスを考慮しボディも軽量でコンパクトなZ7IIをチョイスしました。

それでは作例をご覧ください。

撮影日は生憎の雨でしたが、花びらに雨粒が乗りマクロ撮影にはうってつけの状況となりました。
キバナコスモスのやく部分にピントを合わせて撮影しました。
合焦部分を拡大したものがこちらです。

細かい部分までしっかりと描写されています。流石はタムキューという写りです。
今回組み合わせているZ7IIのような高画素機との相性は非常に良いと思います。

筆者がマクロレンズを使用するのは水族館での撮影の時だけなので、こういったマクロレンズらしい撮影は新鮮でとても楽しんで撮影することができました。
お花はもちろん苔などの撮影も楽しそうだなと感じました。

近接はもちろんですが、遠景でもその真価を発揮すると感じました。
描写はもちろん、とても美しいボケを持っており、ポートレートなどでも重宝されるレンズだなと感じました。

雨が弱まり、太陽の光がビルに当たり非常に綺麗だったのでピクチャーコントロールをモノクロームに切り替え、撮影を行いました。
マクロレンズの枠を超え様々な撮影に対応してくれる、流石はタムキュー。

非常にクリアでヌケが良く、驚くほど切れ味の鋭い描写をする。これぞタムキューです。
ミラーレス用になってもその哲学は受け継がれていました。
マクロ撮影はもちろん、テーブルフォトやポートレート、遠景撮影まで様々なシチュエーションで活躍すること間違いなしです。
皆様も新型タムキューいかがでしょうか。

↓↓今回使用した機材はこちら↓↓





↓↓歴代タムキューはこちら↓↓




[ Category:Nikon TAMRON | 掲載日時:24年10月24日 12時00分 ]

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【Panasonic】Leicaが認めたレンズが、ライカの約16分の1の価格で手に入る。驚異のマウント、マイクロフォーサーズ。

【Panasonic】Leicaが認めたレンズが、ライカの約16分の1の価格で手に入る。驚異のマウント、マイクロフォーサーズ。

Panasonicのレンズには、Leica DGレンズというシリーズがあります。
これは「ライカカメラ社の品質基準に基づき、ライカカメラ社が認定した測定機器と品質保証システムによって生産されているレンズ」であり、対応するマウントを所持しているユーザーなら一度は憧れる高性能レンズシリーズの事を指します。

挑戦と革新の歴史の中で、様々な伝説を生み出したドイツの名門メーカー、Leica。
そのスピリットを内に宿すレンズが、本日ご紹介するLEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH. POWER O.I.S. H-NS043です。
「ノクティルックス」と「ズミクロン」・・・。
カメラ好き垂涎の二つの名前を掛け合わせたネーミングから、Panasonicの自信がうかがえます。

筆者はこのレンズを手にする際、「ノクティルックスの明るさや潤いのあるボケ味と、ズミクロンのシャープさを併せ持つすごいレンズなんだろう」と大興奮したのですが、実際その通りでした。
大柄なレンズなのでバッテリーグリップ(DMW-BGG9)付きのDC-G9 PROに装着し試してきました。ぜひご覧ください。

 

超大口径単焦点という事で、まずはボケ味を見てみます。
後ボケを狙ってみましたが、絹の様に清らか!
2線ボケしやすい「ピント面から少しだけ外れた枝」も綺麗ですし、そのままスウっと背面まで広がっていく様は文句のつけようがありません。
むしろ本家ノクティルックス M50mm F0.95 ASPH. は画面4隅のボケ味が若干硬いので、スムーズさで言えばこちらの方が上の様にも感じます。

 

次は前ボケに参ります。
こちらも大満足の結果となりました。
突然飛来したハトを良い位置に収めたかったのですが、叶わずに構図が崩れてしまい無念。
写真は一瞬が勝負、何が起こるかわかりません。備えよう。

 

撮影時は9月後半でしたが、連日真夏めいて熱い(暑い、なんてものじゃありません!)。
そんな中で見つけたなけなしの秋は真っ赤に色付き、「私を撮って!」と語りかけてきます。
疲れて手すりに寄りかかっている一輪に、妙に親近感を覚えて写したこの一枚。
狙ったところにピンポイントでピントを合わせ、不要なものを大胆にボケで削ぎ落せる本レンズにひたすら感謝です。
花弁のシャープさ、そしてシャープなだけではない芳醇なしなやかさはまさにLeicaレンズそのもの・・・。

 

ロボットアニメの敵に居そうなフォルムをしたオブジェを発見。
ほぼ絞り開放(F1.6)ですが、隅に配置した被写体がしっかりと立体感を持って写る喜び。
人工物だけではなく、こんな高周波な植木の葉までいなす懐の深さに脱帽するのみです。

 

最後の1枚は冗談ではなく撮影時に「ムハッ」と声が洩れました。何たる金属のヌメつきをすさまじく再現した描写だろうか!
被写体の車(マツダCX-30のマシーングレーメタリック)は、肉眼で見ても驚くほど表情に富んだ灰色なのですが、それにしたってここまで有機的に写るだなんて!
これはノクティルックス M50mm F0.95 ASPH.を絞り開放付近で使った時の描写に似ています。
軸上色収差こそ出てはいるものの、f1.2で撮影してこの程度で耐えてくれれば御の字です。

・・・

2024年10月時点の新品価格を比べてみると、ノクティルックス M50mm F0.95 ASPH.はLEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH. POWER O.I.S. H-NS043の約16倍以上の価格となっています。
もちろんF値や対応するセンサーサイズは違いますし、写りの感じも全てが同じわけではありません。
しかしノクティルックス M50mm F0.95 ASPH.に通じる描写を、Leica公認の本レンズで、しかもAFで手軽に楽しむ贅沢ができるなんて、マイクロフォーサーズだけです。
他のLeica DGレンズも試したくなる、大満足の1日でした。



[ Category:Panasonic | 掲載日時:24年10月23日 18時05分 ]

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【SONY】有効約3300万画素のフルサイズ「α7IV 」で撮影した秋を感じさせる作品をご紹介!

【SONY】有効約3300万画素のフルサイズ「α7IV 」で撮影した秋を感じさせる作品をご紹介!

都心ではまだ暑さが残る日もありますが、山間部では徐々に秋の気配を感じるようになりました。これから見頃を迎える紅葉撮影の準備はもうお済でしょうか。マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」ではたくさんの作品が撮影場所と一緒に紹介されています。機材と撮影場所選びの参考にもなりますので、ぜひご活用ください!
 
さて、そんなこれからの秋の行楽シーズンですが赤や黄色で風景を美しく染めてくれる「紅葉」「黄葉」など秋を感じさせる作品を募集いたします。紅葉・黄葉ある風景はもちろんのこと、「紅葉×ポートレート」「紅葉×乗り物」など組み合わせを愉しんだ作品もOK。作品の撮影時期は問いません。一眼レフやミラーレスカメラ、コンパクトデジタルカメラで撮影したの作品を心行くまでご投稿お待ちしております。
 
 

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今回は「SONY α7IV」で撮られた皆さまの素敵な作品をご紹介します。有効約3300万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサー、最新世代の画像処理エンジンを搭載したフルサイズ一眼です。皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。
 


 



【作品名】塩塚高原の夕景<投稿作品を見る

【投稿者】yohei funakoshi様

【使用機材】SONY α7IV + SIGMA Art 14-24mm F2.8 DG DN



【作品名】無題<投稿作品を見る

【投稿者】ASH様

【使用機材】SONY α7IV + FE 24-105mm F4 G OSS



【作品名】秋の奥出雲<投稿作品を見る

【投稿者】decomp3104様

【投稿者コメント】島根県奥出雲

【使用機材】SONY α7IV + FE 24-105mm F4 G OSS



【作品名】残り柿<投稿作品を見る

【投稿者】hgtr2600様

【使用機材】SONY α7IV + FE 24-105mm F4 G OSS



【作品名】吾妻山 秋の夕景<投稿作品を見る

【投稿者】decomp3104様

【投稿者コメント】広島県庄原市

【使用機材】SONY α7IV + SIGMA Art 24-70mm F2.8 DG DN



【作品名】落ち葉遊び<投稿作品を見る

【投稿者】いく様

【投稿者コメント】赤と黄色のコントラストが綺麗な木の下で二人仲良く落ち葉遊びする姿を撮影しました。

【使用機材】SONY α7IV


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!

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[ Category:SONY | 掲載日時:24年10月23日 18時02分 ]

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【SONY】小型・軽量設計のG Masterレンズでスナップ

【SONY】小型・軽量設計のG Masterレンズでスナップ

最近は気温がぐっと下がり秋らしい季節になって参りました。
日が暮れる時間帯が早くなってきているので撮影時間が段々と短くなってきます。
撮影時間を少しでも長くさせるために今回は明るいレンズを使用しました。
使用機材は下記をご確認ください。

SONY α7RV ボディ ILCE-7RM5
SONY FE 50mm F1.4 GM SEL50F14GM

では作例をご覧ください。


撮影に出た日が曇っていたのと時間帯が17時付近だったこともあり辺りは既に少し薄暗くなっていました。
ですが本体の強力な手ブレ補正もありシャッタースピードを落として手ブレしてしまうということは少なかったです。
アンダー気味に撮影した時の葉のしっとりとした質感が筆者の好みです。


画角も50mmと非常に扱いやすいレンズです。
GMレンズならではの高解像で今回使用したボディとも相性は抜群です。
重量も約516gと比較的軽く持ち運びするにも苦になることはありませんでした。


AF動作も非常にスムーズで音もかなり静かでした。撮りたい瞬間を逃さず撮影ができます。
小型軽量設計で開放F値F1.4。ボケを活かした撮影も得意です。


そして高画素機の解像感はやはり感動ものです。
一度は使っていただきたいこちらの組み合わせ下記のリンクからご確認いただけます。

「新品はインターネットからのお買い物で安心安全の2年保証付き!」

中古はこちらから!

[ Category:SONY | 掲載日時:24年10月23日 18時00分 ]

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【MAPCAMERA】会員数70万名様の感謝を込めて【プレゼントキャンペーン終了しました】

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いつもご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

この度、シュッピン株式会社は70万名を超える会員様にご登録をいただきました。
これもひとえに、皆様のお引き立ての賜物であり、心より感謝申し上げます。

私たちはインターネットを利用して「価値ある新品と中古品」を安心・安全に取引できるマーケットを創造し、

時代のニーズに応える、より便利なサービスを創造し続け、

“大切な持ち物”をより安心して売買していただける環境づくりに注力しています。

今回70万名様記念の感謝の気持ちとして、弊社で運営している5つの専門店をイメージしたデザインの珪藻土コースターをご用意させていただきました。
※ご好評につき、配布終了いたしました。たくさんのご注文誠にありがとうございました。

美濃焼珪藻土吸水セラミックコースターは天然原料である国産珪藻土からできた陶器のコースターです。
卵殻を20%以上の比率で使用し、吸水率は維持しつつもリサイクル率を70%以上にまで高めた環境に配慮した逸品となっております。

ドットコム限定のプレゼント企画といたしまして、本日より商品とともにお送りさせていただきます。

私たちは、東証プライム企業として、これまで以上に皆様にお喜びいただけるサービスの提供とインターネットを通じた安心・安全な取引環境の構築に努めてまいります。
今後とも、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

[ Category:etc. | 掲載日時:24年10月23日 11時00分 ]

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【Leica】こんなカメラが欲しかった!Q3 43に迫る

【Leica】こんなカメラが欲しかった!Q3 43に迫る

例年なら既に秋…とは思えぬ残暑もまだ衰えない天候です。
今回はこんなカメラを待っていた方も多いはず、Leica Q3 43。

レンズ固定式のカメラといえば今までは交換式よりもセンサーが小さかったり、
搭載レンズもズームレンズが多く、昔は「交換式には一歩劣る」というイメージが強かったのではないでしょうか。
フィルム機はまた別の話とはなりますが、デジタル時代のレンズ固定式カメラは上記の印象を抱いていた方も恐らく少なくはないでしょう。

そんな中でフルサイズセンサー、そして28mmレンズを搭載したライカQ(Typ116)が発売されました。
コンパクト…とは言い難いような大きさではあるものの、今までのライカには無いオートフォーカスやマクロ撮影機能等を
盛り込んだことで大ヒットしたボディです。このQ(Typ116)からライカを始めたという方も多いかもしれません。

似たような性質のボディといえばSONY RX1シリーズも同様にフルサイズセンサーを搭載したレンズ固定式カメラとして、
多くのユーザーに受け入れられました。こちらは35mmのCarlZeiss Sonnarが搭載。「ZeissかLeicaか?」と迷う方も多かったと
思います。ローパスフィルター搭載のRX1、ローパスレスモデルのRX1Rと2つの選択肢があった事も話題でした。

しかし気が付くとレンズ固定式のカメラ、いわゆる“コンデジ”といわれるような、お手軽なモデル自体が次第に姿を消していきます。
レンズ交換式カメラの市場も幅広くなった為かスマホの高画質化によるものか、少しずつ縮小していき気が付くと本当に限られたモデルしか見かけなくなってしまいました。
その中でもAPS-Cセンサーを搭載したFUJIFILM X100シリーズやRICOH GRシリーズ等は淘汰の時代を生き残り、SONY RX100シリーズも
稀有なズームレンズ搭載のコンパクトカメラとして未だに強い人気を獲得しています。ライカも反響に応えてQ2,Q3やD-LUX8を発売。
今の時代ではむしろコンパクトカメラやレンズ固定式カメラが歓迎され、探している方も多くご来店されます。

今回のQ3 43、ベースはLeica Qシリーズの3世代目に当たるQ3。
実はズームレンズ式以外のコンパクトカメラは大体が28mm相当か35mm相当である事が多く、フィルム機でも同様の傾向がありました。
その中でもこのQ3 43は焦点距離43mmのアポズミクロンが搭載されているというもの。43mm?不思議な焦点距離です。

実はこの数字、フィルム面の対角線の長さと合致しています。Leicaは初期に試作品のレンズを42mmとしていた時もあったり、
現代ではPENTAXが同じようにFA43mm F1.9というレンズを発売しています。
フィルム対角線長=焦点距離である事から43mmを「真の標準レンズ」と呼ぶ人も。現代では40mmがスタンダードになりつつあり、この焦点距離に抵抗を抱く方も少なくなりました。

本題に戻しましょう、このQ3 43は固定式レンズ搭載カメラでも珍しい標準域のレンズが搭載されているという事が大きな特徴です。
RICOH GR IIIxも40mmレンズを搭載していますが、Q3 43はセンサーが6000万画素のフルサイズセンサーとなるとそもそもの立ち位置が異なります。
しかも電子ビューファインダーも搭載されている事で、「構えて撮影する」事がメインに想定されています。

レンズのAPO-SUMMICRON 43mm F2 ASPH.はこのボディの為に専用に設計されたモデル。
交換式よりも固定式としてセンサーに合わせて最適化されたこのレンズは、近年のLeicaレンズでも白眉の描写力と言っても過言ではありません。
個人的には現行ライカレンズの中でもトップではないかと感じました。私の中で不動の1位であったアポズミクロン M50mm F2 ASPH.も優しいのではないかと思うほどに今回の43mmレンズは正確無比な写りをします。

MTF曲線も開放からF2.8の曲線を見てもかなり補正されている事が分かります。
歴代アポズミクロン50mmのMTFも参考までにこちらに掲示してみましょう!

これはM型でも恐らくトップの性能を持つアポズミクロンM50mm F2 ASPH.のもの。性能だけでは語れない部分もあれど、
初代Mモノクロームとマッチするように作られたこのレンズは既に10年の時が経過しています。
しかしその写りは現行機にもしっかり追従している程に優れた設計の1本。Mレンズ不動の帝王として未だに健在です。

掲載の形式が異なるので無限遠側でのF2での曲線になりますが、アポズミクロンSL50mm F2 ASPH.のMTF。
こちらも非常に優秀なレンズ。ピント部分のタイトさはQ3 43のアポズミクロンと少し似た傾向かもしれません。
比べるだけでもQ3 43のアポズミクロン43mmはかなりの性能だとこれだけでも分かります。

近接域、開放での撮影です。今回ほぼ開放撮影でJPEGそのまま。Leica Look「Leica Chrome」で撮影しています。
このLeica Chromeが見事。昨今のLeicaの画はややコントラストと彩度が高い傾向でした。しかしこのモードを使用すると
上手く抑え込んでおり、多くの人が見て非常に受け入れやすい画です。

これで開放のF2とは本当に恐れ入ってしまう程。従来のライカレンズの場合、開放で撮影をすると周辺が若干落ちる特徴が
多く見られました。しかしQ3 43はどうでしょう。レンズ固定式という構造を活かして最適化されている事が理解できます。
線もしっかりと真っすぐ伸びており、撮影していて本当に気持ちの良い画が簡単に表れてしまうのです!

中央の花にピントを置いています。近接ではボケは少し目立ちますが、少し距離を離すとそこまでボケ味は大きくありません。
しかし拡大してよく見てみると、しっかりピント部分とアウトフォーカス部分はハッキリ分かれています。
質感描写も非常に良く、微細な質感の変化を冷酷な程に写し取られています。

階調もLeica Chromeの影響なのか非常に素直な表現です。このような場面の場合、従来ではコントラストが高くなり
シャドーかハイライトの強調が強くなりがちなところを非常にニュートラルに見せています。
中判や大判フィルムの写りも思えば非常に素直で見たままの空間を撮影できていました。
海外の写真家が撮影する写真でも最近は大判フィルム等で撮影されたニュートラルな写りの作品が多く、時代を反映した味付けなのかもしれません。

何と言ってもQ3 43のもう一つの魅力は、クロップ撮影の幅の広さも大切なポイント。
上記2枚はクロップして撮影したものです。Q3 43は43→60→75→90→120→150mmと望遠側へ大幅にクロップできます。
クロップをすればするほど比例して画素数も小さくなる為、ケースバイケースにはなりますが、SNSへアップロードする位の場合は
150mmも十分に許容範囲と思えそうです。実際にクロップしてみました。

↑こちらは43mm(6000万画素)そのままでの撮影。

 

↑60mm(3000万画素)にクロップしました。まだまだこの位なら問題はありません。

 

↑75mm(2000万画素)にクロップ。こちらもまだまだ問題ありません。

 

↑続いて90mm(1370万画素)にクロップ。プリントを前提とするならここまでが許容範囲かもしれません。

 

↑120mm(770万画素)にクロップ。このままパッと見では問題無いものの、少し拡大するとやはり限界があります。

 

↑最大値の150mm(500万画素)にクロップ。こちらもこのまま見る分には問題はありません。
120mm同様に少し拡大するとやはり限界はあります。
但しこのblogでこのようにして見るだけなら、気にならないという方も少なくないかもしれません。
それほど良くチューニングされた画づくりだと感心させられます。

 

ライカの写りで特徴的なものと言えばやはり「赤」ではないでしょうか。
最近は各社モデルの赤も大分改善はされてきました。その中でもライカの赤は見たままの忠実なものに近い写りです。
この色に惹かれる方もやはり多いはず。特にアンダーに補正した時の発色はやはりライカならではの気配を感じる事ができます。

Q3から背面液晶がチルト式になった事から、ウエストレベルで感覚的に撮影する事も可能です。
アイレベルで撮影するだけではなく、より低いアングルや上から見下ろすように撮影したりできる事は特に
このQ3 43では大きいようにも見えます。2枚目は少しトーンカーブを調整しましたが、少しシネマティックな写りにも見えます。

手ブレ補正もしっかり機能する事で、露出補正と併用すれば感度はそこまで上げずに夜も快適に撮影ができます。
今回使ったのは最大でもISO800程度まで。M11やSL3も同様に高画素センサー故、あまり高くしすぎるとやはり限界を感じます。
しっかり気合いを入れて撮影すれば、ナイトスナップも心配する程ではありませんでした。

使っていてもう一つ気になった部分、それは緊張感です。レンズ性能の高さから些細なバランスを崩すと途端に気になり、
水平や垂直などを撮影していると非常に気になり始めていました。僅かでもズレるとそのズレが凄く目立ってしまうのです。
何気ない風景を撮影しようとQ3 43で覗くと、あまりにも”明確に写されている”為に1枚1枚の撮影に気を遣っていました。
とはいえ少しでも気を抜くとやはり気になります…。ここまで写ると三脚を据えて大判カメラのように向き合いたくもなります。

クロップ比較の際に撮影していた画像も、上の画像もなんとF2。開放で撮影をしたものです。展望台からガラス1枚を挟んでいるにも
関わらず、ここまで解像力が高いのは画像を見て本当に驚きました。拡大していくと、やはりエッジの強調はやや強め。
オリジナルのQ3も若干エッジに関しては強調感は見られたものの、今回のQ3 43はそれよりもやや強めです。しかし全体として見れば
そこまで違和感を感じないものなのであまり気にする必要はありません。

ポートレートに最適な画角とも言えるこの43mm、但しレンズの解像力があまりにも高い事から撮り方には工夫が必要な場面も。
M型やSLのアポズミクロンも同様の傾向になりますが、撮ったままだと全体的に画がシリアスになりがちです。
ドキュメント撮影やスナップ写真、風景撮影には非常に最適な一方で、人物を撮影するとちょっと暗めの印象を与えます。
今回のLeica Lookを使用するなり現像なりでここは撮影者自身の方程式を使いながら答えを導く必要があるかと思います。

恐らく既にご存知の方も多いはず…このQ3 43、フィルターとフードの併用が基本困難な仕様です。フードとレンズの隙間が非常に
狭く、今回は従来のQシリーズとは違いフレアカッターが導入された都合もありフードの仕様が異なっています。
試しにQ3の付属フードを装着したところ、ネジ切りの位置が違うようで…装着したらフードが縦になってしまいました…
但し条件付きで使用可能なのは恐らくB+W T-PRO UV MRC nano 49mmかU.N eins SUPER PROTECT FILTER 49mmの2種類。
この条件は「マクロモードに切り替えない」状態であれば装着して付属フードと併用が可能です。

分かりにくい画像で申し訳ありません…。MACROに切り替えるとレンズが繰り出し、ただでさえ僅かな隙間がほぼ無くなります。
これによりフィルターと付属フードが干渉し、マクロモードでは併用できるフィルターが現存していない状況。
お問い合わせも頂く事も度々あるものの、先述した条件付きで併用が可能という事だけが判明しています。
ここだけはもう少しゆとりを持って設計してほしかった…と思うのも使用して見ると感じる部分です。
但し付属のものではなく、フードを外して使用する場合や別売の大型フードであればこの問題は発生しません。
大型フードを仕様すると、今度は付属のキャップが付かなくなりますが、フード先端部分にE67のキャップが付きますので、是非合わせてご使用ください。

Q3と比べ若干重量もアップ。Q3は741g、43は794gと約50g重くなっています。
今回撮影時にハンドグリップを装着したところ、少し大柄にはなるものの結構「しっくり来る」感触です。
写りも妥協のないこのボディにはハンドグリップは必要なのかもしれません。撮影していてグリップに少し力が入る場面もありました。

使用した結論としては「欲しい!」の一言。
ここまで妥協のない写りと、持ち運びのしやすいサイズを実現したカメラも本当に珍しい。
画角もやはり使いやすく、気軽でありながらも「撮影に向き合う」というライカの伝統的な姿勢がしっかりと表現されています。
手ブレ補正や高感度等も進化はしているけれど、このカメラは撮影者の襟を正すような威厳を持っており
シャッターを切る直前まで「本当にそれで良いのか?」と問いかけてくるようにも感じます。
ここまで撮影者に対峙するカメラも今では本当に少なくなりました。
個人的にはやはり三脚でじっくり据えて撮りたくなるカメラです。

しかし値段が…!と思う方も勿論多いはず。筆者も使うまではやや疑心暗鬼な所もありましたが、Q3の手軽さとはまるで違うフォーミュラマシンのような1台。
恐らくこのレンズの写りはQ3 43という固定式レンズだからこそ生まれ得た性能と言っても過言ではないでしょう。

そろそろ冬のボーナスも控えています。ここは是非思い切って!オーダーしてみるのも
新たな写真体験に出会う旅行代と思えばその一線は越えられるかと思います。

是非このQ3 43を貴方の手に。

MACRO切替をしない状態であれば、下記フィルター2点が併用可能です。






[ Category:Leica | 掲載日時:24年10月22日 19時00分 ]

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