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【SONY】今買うべきフルサイズ機「5選」を徹底比較!

【SONY】今買うべきフルサイズ機「5選」を徹底比較!

マップタイムズをご覧いただきありがとうございます。
ミラーレス機にも様々な機種が存在する中で「どの機種を購入すればいいんだろう?」とお悩みの方の多いのではないでしょうか?

写真を思いっきり楽しみたい!
スマートフォンで撮った写真と明確な差を感じたい!
ボケを活かしてプロっぽい写真を撮ってみたい!
そんな期待に答えてくれるのが「フルサイズセンサー」を搭載したミラーレスカメラです。

今回はミラーレス機を代表するメーカーの一つである「SONY」のフルサイズ機種に絞って、特におすすめの5機種を選出しました。
それぞれの特徴とおすすめポイントを解説していますので、是非ご覧ください。

 



~誰もが納得の超ロングセラー機 SONYのフルサイズ機といえばこれ!~
「α7 III ILCE-7M3」

オススメポイント
・写真撮影において必要十分なスペックを搭載。迷ったらこの一台。
・リアルタイム瞳AF機能搭載でファミリーフォトにも最適。
・価格が手ごろでコストパフォーマンスが優秀。

SONY使いなら誰もが知る「α7 III」
オススメの機種をピックアップするにあたり本機は避けて通れません。
2023年 マップカメラで最も売れた中古機種で堂々のNO.1。
世に登場してから現在に至るまで続く人気の高いロングセラー機。
一世を風靡したAF性能、連写性能、ISO感度耐性。特に瞳AFを含めたAF性能は今までのミラーレスの歴史を大きく塗り替えました。

「α7III + FE24-105mm F4G OSS 」

カメラ好きのユーザーに「まずはどのカメラがオススメ?」と聞「最初の1台目はα7 IIIが良いよ!」とアドバイスされて本機を手に入れた方も多いのではないでしょうか。
それくらい知名度があり人気の高い「α7 III」


「α7III + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」


「α7 III + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS リアルタイム動物瞳AF」

先代「α7 II」より革新的な進化を遂げたAF性能。
人物だけでなく犬/猫の動物にも対応した画期的な瞳AF機能。
そして画質に定評のある有効約2420万画素の高性能センサー。
ベーシックモデルながらハイエンド機に迫る高速10コマ連写。
失敗のない写真を生み出すボディ内手振れ補正機能。
全画素読み出しの高画質 4K動画撮影に対応と、発売して日が経つ現在でも通用するスペックを誇ります。


「α7 III + FE 35mm F1.4 GM」

使い勝手も非常によく、手に馴染むボディサイズに加えてバッテリー容量も大きく増加。長時間の撮影でも安心して使うことが出来るようになりました。
当時ミラーレスの欠点といわれていた部分を数多く克服した、新たなミラーレス時代の幕開けを代表する1台。
迷ったらまずこの一台!と多くのユーザーがオススメするのも納得のスペックです。

中古であれば14万円台~(24年1月24日時点 WINTER SALE対象アイテム)から手に入る部分も人気の秘訣。
デュアルSDスロットやファインダー搭載など、上位機種に匹敵するスペックを有しながら、並品クラスなら15万円を切ってしまうコストパフォーマンスの高さも魅力の一つです。

初代「α7」から採用されているキットレンズ「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」付のセットもございます。
レンズに迷ったらまずキットレンズのセットから初めてみるのもオススメです。


現在も「α7 III」の生産は続けられており、新品で購入できるのも大人気 ロングセラー機の証。
マップカメラドットコムでご購入いただくと2年間保証となりますので、新品のご購入もご検討ください。

「α7 III」を当社スタッフが実際に使用して執筆した作例はこちらからご覧いただけます。



 



~軽量ボディを手に入れた新たなベーシックモデル ~
「α7c ILCE-7MC」

オススメポイント
・何より軽い。軽さが判断基準なら第一候補に。
・動画撮影時のAF性能が向上 動画撮影もしっかり撮りたい要望に応える
・「α7c II」の登場により中古価格が下がり、今がお買い得のタイミング

昨年末に発売されて以降、2か月連続で販売台数No.1の「α7cII」の先代機種。
先にご紹介したα7 IIIをコンパクトにぎゅっと濃縮した機種です。

センサーなど基本的な性能はそのままにボディサイズを極限まで小さくし、重量が「α7 III」と比べて「141g」も軽くなっているのが大きなポイント。
「141g」といわれるとパッとイメージしにくいかと思いますが、ご飯1合の重さが150gと考えると大きな差に感じられるのではないでしょうか?
また液晶が大きく可動するバリアングルモニターを搭載しているのも特徴です。


「α7c + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」

結局どちらを選べばいいの?という質問も多い2機種。それぞれのメリットをピックアップしてみました。

「α7 III」のメリット
・ファインダーが広く見やすいので写真撮影が快適
・ボディが大きい分、握った際に安定感がある ※FEレンズ(特にG/GM系)との重量バランスが良い
・カスタムキーやダイヤルが多いので操作に慣れてくると使いやすい
・ダブルスロットでデータ消失のリスクが少ない。jpg/RAWの振り分けやバックアップ機能が活用できる

「α7C」のメリット
・小型軽量なので長時間の撮影で疲れにくい
・バリアングルモニター搭載でハイアングル、ローアングル、自撮りが出来る。動画撮影時のメリットが大きい
・「α7 III」には搭載されていない「リアルタイムトラッキング」が搭載されており、追従AF性能が向上
・動画撮影中にリアルタイム瞳AFが使用可能。Vlogなど人物メインの動画の撮影も楽々こなせる

本格的な写真撮影をしたい。写真を撮りながら設定を変更することが多い撮影スタイルであれば「α7 III」
手軽に持ち運びをしながら動画もしっかり簡単に撮影したい。ペットや小さな子供、家族など動き回る被写体を追いかけるなら「α7c」
2機種ともに画質に大きな差はないので、「α7 III」と「α7c」それぞれの特徴と使い方がマッチする機種を選んでいただくのが良いのかもしれません。


「α7c + FE 24mm F2.8G」

バリアングルモニターを活かしたハイアングル、ローアングルの構図が好きな方にも「α7c」はおすすめです。
普段見ている視点とは全く異なる世界。没頭してしまう事間違いなし。
「α7c」だからこそ撮影できる写真をたくさん撮影してみてください。

中古であれば14万円台~(24年1月24日時点 WINTER SALE対象アイテム)と「α7 III」と同程度で手に入れることが出来ます。
以前までは「α7c」の方が「α7 III」に比べ少し高く推移していました。後継機である「α7c  II」が出た今、α7cはお買い得な今が購入するチャンスかもしれません。

「α7c」には「SONY FE 28-60mm F4-5.6」が付いたレンズキットもオススメです。
こちらのレンズは旧型のキットレンズに比べると大幅な軽量化が図られており、コンパクトに持ち運びができるところが大きな魅力。
画質にも妥協することなく、フルサイズセンサーを活かした写真を得ることができます。

後継機である「α7c II」が発売されていますが「α7c」も新品で販売されています。SONYは以前より旧製品も積極的に販売していますが、その生産能力には目を見張るものがあります。
こちらもマップカメラドットコムでご購入いただくと2年間保証付き。無償で手厚い保証が付いてきます。

「α7c」を当社スタッフが実際に使用して執筆した作例はこちらからご覧いただけます。



 



~圧倒的な解像力で見るものすべてを写し込む~
「α7R IV ILCE-7RM4」

オススメポイント
・圧倒的な画素数による描写力。風景撮影メインなら第一候補に。
・撮影に没頭できる操作性とAF性能。
・中級~上級者も納得の充実した多機能性と柔軟性。

「α7 III」と「α7c」をベーシックモデルを紹介してきましたが、SONYラインナップでも高い人気を誇る「α7Rシリーズ」も見逃せません。
初代「α7R」から「α7R V」まで発売されている中で、今回は「α7R IV」をピックアップしました。
「α7R III」で採用されていた有効画素 4240万画素のセンサーから更に進化し、「α7R IV」では有効画素 6100万画素というモンスタースペックのセンサーを搭載。
このセンサーは最新モデルの「α7R V」でも採用されており、「α7R IV」の解像力は現役機種と同等のパフォーマンスを有しているといっても過言ではありません。


「SONY α7R IV + FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」

目の前に広がる景色を出来る限り綺麗にきめ細かく残しておきたい!
そんな要望に確実に答えてくれるのが「α7R IV」です。

画素数が多いメリットはきめ細かく綺麗に写真が撮れるという事だけではなく
・トリミング耐性が非常に高い
・クロップ機能を活用してデジタルテレコンとして使える

などなど、応用することで様々な活用方法が可能です。
スナップ写真やウェディングフォトなど、構図をじっくり決められない環境下では特にトリミング耐性は重要です。
トリミング前提で若干広めに撮影、撮影後に構図を考えることが出来るのは「α7Rシリーズ」の特権。


「SONY α7R IV + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM」

1枚目の写真をトリミング 圧倒的な解像力です

また遠くにある被写体をより引き寄せたい!というときに、クロップ機能を活かしてグっと引き寄せて撮影することも可能です。
クロップ状態で撮影を行っても「2620万画素」が保たれる点は大きなアドバンテージ。
カスタムボタンにクロップ機能を割り当てることによりボタン一つで切り替えが出来るので、私も「α7R IV」を使用する際は多用する機能です。


「SONY α7R IV + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM ISO:5000」

これだけ画素数が多くなると高感度ノイズ(ISO感度を上げると出てくるノイズ)も多くなるのでは?と心配する声が出てきますが、先代よりも画素数が2000万画素ほど増えているにも関わらずノイズ感はほぼ同等。
実際に撮影し比べてみると分かるのですが、ISO3200~ISO6400程度であれば「α7R III」との差は感じられません。画素数が増えたのにこの感度耐性。SONYの技術力には圧巻です。
ISO10000を超える高感度での撮影となってくるとノイズも増えてきますが、一般的な撮影を使用する感度帯であればノイズを気にすることなく撮影に集中できると思います。


「SONY α7R IV + FE 100-400mm F4.5-5.6 GM」

更にAF性能も「α7R III」より大きくパワーアップ。「α7R III」も革新的な進化を遂げたといわれていましたが、それを更に上回る性能。
リアルタイムトラッキングが搭載されており「α7 III」と比べても使いやすくなっています。
「α7 III」を所有しているけど、もう少し画素数が欲しい…。という方には、画素数が大きくUPして更にAF性能も向上するので、新しいカメラを買った!という実感がより得られやすいと思います。

そして最後にオススメポイントとして上げられるのが「α7R III」より大幅に進化した操作性です。
現行機にも採用されている使いやすいダイヤルや露出補正のロックボタン、AF-ONボタンとマルチセレクター(背面ボタン)もかなり押しやすくなりました。
操作性も大きくブラッシュアップされており、次世代のα機を楽しめる機種となっています。

中古であれば22万円台~(24年1月24日時点 WINTER SALE対象アイテム)とお求めやすい価格となってきました。
新品の「α7 III」と同価格で購入できるので、中古の「α7R IV」にグレードアップというのも一つの選択肢。
発売当時の盛り上がりを経験している身からすると、この価格はバーゲンプライスといっても過言ではありません。

「α7R IV」には「ILCE-7RM4」と「ILCE-7RM4A」の2機種が存在します。
基本的なスペックは同等ですが「A」タイプは後期モデルとなっており、背面モニターのパネルが144万ドットから約236万ドットにパワーアップしています。
よりディスプレイを綺麗に見たい方、製造年式が新しい個体をお探しの方は「ILCE-7RM4A」タイプをお求めください。


「ILCE-7RM4A」モデルは新品でのご購入がいただけます。
こちらも勿論マップカメラドットコムでご購入いただくと2年間保証付きです。

「α7RIV」を当社スタッフが実際に使用して執筆した作例はこちらからご覧いただけます。



 



~微細な光を逃さない。動画撮影にも特化した名機~
「α7S III ILCE-7SM3」

オススメポイント
・本格的な動画制作に挑戦したい方の第一候補。
・光の少ない環境下でノイズフリーな写真が得られる。
・動画と共に写真撮影も本格的に行える。

ベーシックモデル、高画素モデルとご紹介してきましたが、より撮影用途に特化した「Sシリーズ」も避けて通るわけにはいきません。
今回はSシリーズより一番オススメしたい「α7S III」をご紹介いたします。


「α7S III + FE 35mm F1.4 GM」

「α7Sシリーズ」は初代より一貫して「低画素センサー」を採用しており、画素数は4K動画が撮影できるギリギリのラインである1200画素程度に抑えられています。
画素数を押さえることで得られる最大のメリットが「高感度耐性」「広いダイナミックレンジ」
非常に光の少ない環境下でもノイズレスでクリーンな画質が得られ、更に広いダイナミックレンジによる表現力の高さが魅力。
発売当初より品薄状態が続いたことも、クリエイターから大きな支持を集めた証でしょう。


「α7S III + SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN」

「α7s II」より様々な点で大きくブラッシュアップされており、使用用途とマッチすればSシリーズにおいてIII型一択!と断言できるほど完成度の高い一台になっています。

・裏面照射型タイプのセンサーに進化し、画像処理エンジンは「BIONZ XR」を採用
・動画撮影で真価を発揮する「リアルタイム瞳AF」「リアルタイムトラッキング」に対応
・手持ち撮影でもブレを強力に抑える「アクティブモード」対応の「5.5段分」でブレ補正
・4K動画で最高120pのハイフレームレート動画記録
・「クリエイティブルック」「S-Log3/S-Gamut3」に対応
・最高10コマ/秒の高速連写性能
・タッチパネル方式のバリアングルモニターを採用
・ファインダーが高解像度の「約943万ドット」に進化
・SDカードが二枚入るデュアルスロットに。更に「CFexpressカード Type-A」にも対応
・メニューUIが刷新。タッチパネルでの操作も可能となりより使いやすく進化

「α7S III」の強みを上げればきりがないくらい、大幅な進化を遂げています。

SONY α7SIII 丨 XAVC S-I 4K 3840×2160(4:2:2、10bit):60p/600Mbps

特に動画クリエイターにとってマストな機能が詰め込まれており、動画専用機といっても過言ではない本機種。
「α7S III」の登場により本格的な動画作成のハードルを大きく下げ、ミラーレス機での動画撮影のブームに拍車をかけるきっかけとなりました。

本機の後には「FX3」など動画により特化した機種が登場するのですが、本機は写真撮影にも重点を置いているのが大きな魅力です。
動画を本格的に撮影したいが、ロケハンや商品画像など写真にもこだわりたい。
暗い環境下でクリーンな写真を撮影したい。
そんな要望に応えてくれるのが「α7S III」です。

中古であれば33万円台~(24年1月24日時点 WINTER SALE対象アイテム)と今まで紹介してきた機種の中では少し割高感があるように感じますが、本格的な動画撮影を行いたい、低画素でもクオリティの高い写真が撮りたいといった要望を間違いなく叶えてくれます。

「α7S III」は新品でも手に入れることが出来ます。
マップカメラドットコムでご購入いただくと2年間保証となりますので、じっくり長くご利用いただく予定であれば新品のご購入も選択肢の一つです。

「α7S III」を当社スタッフが実際に使用して執筆した作例はこちらからご覧いただけます。




 



~2024年度トップセールス最有力候補!究極の小型モデル~
「α7C II ILCE-7CM2」

オススメポイント
・軽量なのに最新技術がてんこ盛り!手軽さも画質も両取したい方の第一候補。
・「α7 IV」を凌ぐ性能と圧倒的なコストパフォーマンス
・現行モデルでフルサイズ機デビューするなら間違いない一台

昨年末に発売されてから大人気の「α7c II」も見逃すわけにはいきません。
5選目の機種として「α7 IV」とかなり悩みましたが、AI技術である「AIプロセッシングユニット」が搭載されている事、そして何より軽量である事が決め手となりました。


「SONY α7C II + FE 28-60mm F4-5.6」

「α7 IV」の基本的な性能はそのままに、上位機種の「AIプロセッシングユニット」を搭載した「α7C II」
AF性能がAI技術によって飛躍的に進化しており、特に動き物に対しての精度がより一層進化しています。
家族やペットの撮影に大活躍である人物/犬/猫の認識に加え、その他動物、鳥、昆虫や車、飛行機も自動でAIが認識。
初心者の方でも様々な被写体を自由に撮ることが出来る部分が大きな魅力です。


「SONY α7C II + SIGMA Contemporary 50mm F2 DG DN」

その他にも「α7 IV」より手振れ補正機能が向上していたり、動画で自動的にフレーミングしてくれる画期的な機能「オートフレーミング機能」を搭載しているなど、上位機種の立ち位置である「α7 IV」より優れている部分も多く、何よりこのスペックで「小型軽量」であることが最大のメリット。
SONYのお家芸である「高性能でコンパクト」の象徴である一台といっても過言ではありません。


「SONY α7C II + FE 28-60mm F4-5.6」

基本的には先述した「α7 III」と「α7C」と同様の立ち位置となっており、ボディの作りや操作性、ファインダーやデュアルスロットなど、ハード面においては「α7IV」に軍配が上がります。
より使いやすく、しっかりとホールドしたい!じっくり構えてファインダーを覗きながら撮影を行いたい!という方は「α7 IV」も選択肢の一つです。
様々なレンズとのバランスに関しても「α7 IV」の方がバランスは良いかもしれません。
個人的には「α7 IV」の方が撮影スタイルに合っているで、こちらも本当はお勧めしたい…!というのが正直な気持ちです。

「α7c II」と「α7 IV」甲乙つけがたい二機種、撮影スタイルによってお選びいただければと思います。

「α7c II」は発売して間もない機種となっているため、新品の購入を検討されている方も多くいらっしゃいます。
マップカメラドットコムでご購入いただくと2年間保証となりますので、是非ご検討ください。

まだ数は少ないですが中古品の取り扱いもございます。
マップカメラでは中古商品も手厚い保証付き!「α7c II」の中古品には1年間保証がついてきますので、少しでもお安く手に入れるなら中古品がオススメです。

「α7cII」を当社スタッフが実際に使用して執筆した作例はこちらからご覧いただけます。



以上、いかがでしたでしょうか?
SONYのフルサイズ機ミラーレスは非常に種類が多く、どれを選べばいいかわからないと混乱してしまいそうになりますが、実は1機種1機種にしっかりとした特徴があります。
今回ご紹介した機種以外にも動体撮影に特化した「α9」シリーズやハイエンド機である「α1」など、使用用途によってラインナップを揃えている所もSONYの強み。
是非ご自身の撮影スタイルにベストマッチする1台を見つけてみてください。


マップカメラの中古品の中でもお買い得な「並品」に焦点を当てた記事も是非ご覧ください。
「並品」アイテムもしっかりとメンテナンスチェックを行っており「美品」と同等の1年間保証付き。
自信をもってオススメいたします。

それでは、引き続きマップカメラドットコムでのお買い物をお楽しみください。
最後までご覧いただきありがとうございました。

[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月24日 12時00分 ]

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フィルムカメラのすゝめ


フィルムで写真を撮るのが好きです。

デジタルカメラでは、撮った瞬間に写真が確認できその場で写真の取捨選択が出来ます。
思ったのと違う描写だった場合は、削除してもう一度撮りなおすことも出来ます。
フィルムカメラの場合そうはいきません。現像するまでどんな写真が撮れたのかは分かりません。
撮影できる枚数も決まっているため、何枚も同じ構図で写真を撮るわけにもいきません。

一見不便なフィルムカメラです。
しかし、それでもフィルムでしか味わえない楽しさがあると私は思います。


初めてフィルムカメラを使う場合、AFが入っていたり露出もカメラが決めてくれたりというカメラがオススメです。
今回は、CONTAX T3を使用しました。CONTAX T3は背面を開けてフィルムを入れるとカメラが自動でフィルムを装填してくれます。
そのため最初はどうしても難しく感じるフィルム装填も楽々完了します。

今回は、HARMAN Phoenix 200のフィルムを使用しました。
2023年12月に発売されたばかりのニューフェイス。
フィルムカメラは同じカメラを使用していてもフィルムを変えれば全く異なる写真が撮れます。
そこがフィルムの楽しさだと思います。
HARMAN Phoenix 200は赤が目立つ色味が特徴的でした。
この写真を撮ったのが曇りだったこともあるかと思いますが、面白い色の出方をするフィルムです。


フィルムを撮影していて一番写真を撮ってしまうのが空です。
フィルムの種類にもよりますが、どんなデジタルカメラで撮るよりも鮮やかながら優しいのどかな色になることが多いからです。
季節ごとに空の色味や雲の形も様々なように感じます。


もう一つ、フィルムカメラで撮影してしまうものが自分の影です。
デジタルカメラではほとんど自撮りをすることはありません。フィルムを持つと自分の影が印象的に感じます。
私は、一回の使用で全てのフィルムを使い切ることはほとんどなくじっくり使っていくことが多いです。
そのため、長ければ3ヵ月ほど時間が経ってから現像に出すことがほとんどです。
現像してみて自分の服装や髪型のシルエットなどをみて撮影時の季節や、撮った際の感情などをしみじみ思い出します。
そこも、フィルムを使う魅力の一つだと考えています。


ここからは、Leica M4にVoigtlander NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 SCのセットで撮影した写真です。
FUJIFILM FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400のフィルムを使用しています。
さきほどのフィルムと比べても、ざらざらした粒子感は少なくなりなだらかな描写が特徴です。
赤味が強い、などといったこともなく目で見たものに近い色味のため、初めてフィルムを使う方にもおすすめのフィルムです。
空の薄い青と海の濃い青といった同じ「青」でも色味の違いが出ています。


日没の写真に挑戦してみました。雲が格子状になっており不思議な模様です。

AFや電子巻き上げ機能がついているフィルムカメラも便利で素敵だと思いますが、私はマニュアルのフィルムカメラが好きです。
巻き上げレバーでフィルムを調整しながら、フィルムの上下の穴がカメラ側の歯車に合うようにセットしていきます。
私は手先が器用ではないので、素早く装填することは出来ません。
ゆっくり慎重にフィルムを入れていくことが多いですが、その時間もカメラと向き合う時間となり、大切な時間となっています。

Leica M4の光学ファインダーを覗くと白いブライトフレームがあります。
デジタルカメラで多く用いられている電子ファインダーの場合、覗いた画像全てが撮影画像になります。
フィルムカメラでは、全てが写真に写るわけではなくフレーム内の範囲が撮影画像となります。
ブライトフレームで撮影範囲が表示されているからか、いつもより構図に集中することが出来るように感じます。

ISO400以上のフィルムであれば、ある程度明るいレンズと組み合わせることで夜の写真も撮ることが出来ます。
露出計のついていないカメラの場合、露出を決めるのが難しいのではないかと最初は不安でした。
もちろん、別途露出計を購入することも出来ます。しかし、今はスマートフォンに露出計アプリが多く登場しています。
スマートフォンで写真を撮るように構えれば簡単に露出を表示してくれるものもあります。

光が柔らかく輝き、提灯の暖かい灯がそのまま写真で表現されています。
ノスタルジックなこのような雰囲気は、やはりフィルムでしか出せないものだと感じます。
枚数に制限がある分、普段より厳選してシャッターを切ります。
そのため、「心が本当に動いたもの」だけを写真に収めていくようになります。
自分が何に心を動かされるのか、改めて自分で確認していく作業のようです。

毎月毎年、目まぐるしくデジタルカメラの進化は進んでいきます。
どんどん新しい機能が搭載されたカメラが開発されていきます。
より解像力が高く、よりシャープに、より緻密に。
目で見ているものと遜色ない、もしかしたらそれ以上に緻密な写真がシャッター1つで簡単に撮影出来ます。
もちろん、そのような最先端のカメラでの撮影も楽しく、ここまで出来るようになったのかと感動することばかりです。
しかし「日本の原風景」に出会って心がほっとするように、目まぐるしく変わっていく毎日の中で古くから今まで変わらずに続いているものを見た時に心の余裕が生まれることがあります。
フィルムで写真を撮ると、なんとなく心が穏やかになるように感じます。

フィルムをいれ、1枚1枚限られた枚数を大切に使い、現像できるまで少しそわそわしながら待ちます。
フィルムカメラで写真を撮る楽しさは、カメラで写真を撮影している時間だけではなくその前後も続いていきます。
フィルムカメラを手にした時からフィルムカメラの楽しさは始まっていきます。

▼今回使用したフィルムはコチラ!▼

▼他にもカラーネガフィルムのご用意ございます!▼










[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. Leica | 掲載日時:24年01月23日 12時00分 ]

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【Leica】旅するM10-P

【Leica】旅するM10-P

「新春」の“春”の部分に踊らされて、なんだかすこし暖かいようなイメージでいると見事に裏切られる季節。
実家があったりイベントがあったりで、なにかとこの時期になると西へ出向くことが数年増えてきました。
最近のマイブームは奈良。なにもないとは言わせない。

用事があって去年も同じ時期に訪れました。
最初はそのついでだった観光もいまやメインイベントに。

懐かしい通学路線、数年後にはライカで写しているなんて想像もしていなかった未来。
いつもの駅に滑り込むいつもの急行、いつもの最後尾、いつもの窓際。

久しぶりの雨垂れに頭を濡らしつつ歩く街並み。
観光向けに開発されきっておらず、路地を歩けば歴史がパッチワークのように現れるので被写体には困りません。

何か手に持っていようものなら興味ありげに近づいてくる彼らも当たり前のように暮らす街。
仲間同士でコミュニケーションを取っている風でもない、呟きみたいな声は期待外れの愚痴かもしれません。
カメラを持っているとどうしても写したくて。

昨年の旅行ではフジフイルムX-E4をメインで使っていたので、クラシックネガの写真がたくさん。
今年はM10-Pになったので比べると少しニュートラル、但しレンズも相まって赴きある雰囲気は作れているはずです。

雨雲に満ちている1月はオールドレンズの風合いもほどほどに抑えられて良い感じ。
もう自分の臓器みたいな存在になりつつあるM10-P。今年もいろんなところに行ってきます。

[ Category:Leica | 掲載日時:24年01月22日 17時50分 ]

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【SONY】最高約120コマ/秒対応!α9Ⅲオススメズームレンズ特集

【SONY】最高約120コマ/秒対応!α9Ⅲオススメズームレンズ特集

いよいよ2024年1月26日(金)にソニーユーザー待望のα9Ⅲが発売!

「世界初のフルサイズグローバルシャッター搭載」「ストロボを同調した撮影が最大1/80000まで対応」など、期待に胸が膨らむ機能が多々ありますが、
その中でも筆者は撮りたい瞬間を逃さないであろう最高約120コマ/秒の連続撮影ができる事を心待ちにしております。
ただし、最高約120コマ/秒の連続撮影の撮影をする為には対応したレンズを使用する必要があります。
そこで今回は最高約120コマ/秒の撮影可能なレンズの中から、α9Ⅲに使いたいオススメズームレンズをご紹介いたします!

1本目は「FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS」です。
α9Ⅲでスポーツ撮影や野鳥撮影をしたい、とお考えの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
600mmまで撮影できる純正ズームレンズはこのレンズ1本のみ。
被写体と距離が大幅に離れているが、どの程度距離が離れているか不明な時にオススメです。
レンズ内手振れ補正も搭載されているレンズとなりますので、写真撮影時に心配な手振れも少ない為頼もしいレンズです。

また、FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSはインナーズームを採用しています。
そのため、ズームをしてもカメラを構えた際の重心に変化がありません。
ファインダーを覗いて撮影する場合や三脚に立てて撮影する場合に特に、バランスを崩すことなく撮影を続けられます。
約2キロを超える重量となりますので持ち運びに重さを感じるレンズのように感じますが、600mmまでズーム操作が可能である唯一無二のレンズです。

▼FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSの作例はこちら▼

2本目のレンズは、「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」
テレコンバータ「1.4x Teleconverter」の装着を行っていても最高約120コマ/秒に対応をしております。
1.4倍のテレコンバータを装着した場合、140-560mmまで焦点距離を延ばすことが出来ます。
先程のFE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSと比べると明るいレンズとなっておりますので、テレコンバータを装着しても比較的明るく撮影ができます。
G Master・400mmまで撮影できるにも関わらず、重量が約1395gなところも魅力の1つです。

FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSは、繰り出し式のレンズとなっております。
繰り出し式レンズの良い所として、収納時の長さを短くできることが挙げられます。
繰り出さなかった場合、全長が205mmとなりますので、多くのカメラバッグやリュックで問題なく収納できるサイズではないでしょうか。
持ち運びを重視したいユーザーはFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSにテレコンバータがオススメです。

▼FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSの作例はこちら▼

▼1.4x Teleconverterの作例はこちら▼

3本目のレンズは、「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」
2021年11月に発売したレンズですが、未だにお取り寄せの状態が長く続き、入荷してもすぐに売り切れてしまう大変人気のあるレンズです。
こちらのレンズもテレコンバータを装着しても最高約120コマ/秒に対応しております。
テレコンバータ「2x Teleconverter」であれば、140-400mmまでの焦点距離で撮影することが出来ます。
F2.8と明るいレンズのおかげで、x2.0のテレコンバーターを装着した場合でもF5.6を保てますので、
400mmでもFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSのテレ端と同じ明るさで撮影が可能です。
中望遠域から望遠までお求めの方には、こちらのレンズとテレコンバータをご購入いただくのがオススメです。

FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIには絞り環があります。
旧モデルFE 70-200mm F2.8 GM OSSには絞り環がなく、Ⅱ型から新たに絞り環が付きました。
ファインダーを覗きながら絞り環を動かすことで絞りを調整できるため、より撮影に集中できる機構となっております。

また、旧モデルFE 70-200mm F2.8 GM OSSは最高約120コマ/秒の対応ではありません。
α9Ⅲにて使用する際は新型であるFE 70-200mm F2.8 GM OSS IIをオススメいたします。

▼FE 70-200mm F2.8 GM OSS IIの作例はこちら▼

▼2x Teleconverterの作例はこちら▼

4本目のレンズは、「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」です
旧モデルにはないマクロ撮影とテレコンバータの装着が可能と、撮影の幅を大きく広げ進化をとげたレンズです。
さらに、800gを切った約794gという軽量レンズとなっています。
旧型モデルであるFE 70-200mm F4 G OSSは最高約120コマ/秒の対応ではありませんのでご注意ください。


こちらのレンズの側面には、フォーカスモードスイッチがあります。
全ての範囲でAFが動く「FULL」、マクロ撮影を除いた範囲でAFが動く「0.3m~∞」、マクロ撮影範囲でのみAFが動く「MACRO」モードの3つに切り替えを行うことが可能です。
撮影範囲が定まっている場合、FULLにするよりもAFが作動する範囲を定めてしまった方がフォーカスをより素早く合わせることが可能です。
接写の撮影を行う予定があるユーザー、性能の高い望遠レンズをより軽く持ち運びをしたいユーザーにオススメのレンズとなります。

▼FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIの作例はこちら▼

5本目のレンズは、「FE 24-70mm F2.8 GM II」です。
標準ズーム域でF2.8通しの明るさを実現したレンズです。
旧モデルFE 24-70mm F2.8 GMより約200g軽量化を実現した重量695gと、F2.8通しとは思えない軽さで気軽に持ち運ぶ事が可能です。

またこちらのレンズも、旧モデルにはなかった絞り環とIRISロック機構がございます。
絞りをオートで撮影する場合は、絞り環をAにしてIRISロックをONにしますと、気が付いたら絞り環が何かの拍子に動いてしまった、ということが避けられます。
反対に、マニュアルでご自分で絞りを撮影されたい場合、勝手にAモードになることもありません。

万能なレンズで幅広く撮影ができますので、持っていて損はないレンズです。
最高約120コマ/秒でポートレート撮影を行ったら、素晴らしい表情を逃すことなく撮影ができるでしょう。

▼FE 24-70mm F2.8 GM IIの作例はこちら▼

最後にご紹介するレンズは、「FE 24-105mm F4 G OSS」です。
先ほどのFE 24-70mm F2.8 GM IIと同様、標準ズームレンズとして大変人気なレンズです。
105mmという中望遠までカバーした本レンズ。
多くの標準ズームは70mm前後までのレンズが多いです。あと少しズームが出来たら…そんな痒い所に手が届くレンズとなっています。

これまで紹介したレンズにも搭載されておりますが、「Optical Steady Shot」をON/OFFで切り替えることが可能です。
「Optical Steady Shot」とは、レンズ内手振れ補正のこと。
手持ち撮影する場合はONにし、ボディ側の手振れ補正と合わせてより強固に手振れを防止できます。
三脚を使用する場合はOFFにし、ボディの電池消耗を防ぐことが可能です。ご使用状況に応じて臨機応変にON/OFFの切り替えをしていただくことがオススメです。

スポーツやライブなどの環境で最前列にて撮影をするなどといった、近くの被写体も遠くの被写体もレンズ交換せずに撮影を楽しみたいユーザーに必見なレンズです。

▼FE 24-105mm F4 G OSSの作例はこちら▼

α9Ⅲと合わせて使いたいオススメのズームレンズを6本ご紹介いたしました。
いよいよ1月26日に発売が迫るα9Ⅲ。どのレンズと合わせても最高性能を発揮してくれるに違いありません。
本記事を通じ、あなたの用途に合ったレンズに出会えたらとても嬉しく感じます。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。

▼他にも沢山のレンズが最高約120コマ/秒に対応しております。下記サイトからご確認ください!▼

▼1月26日発売予定!今なら発売日にお届け出来ます!!▼
▼予約限定お買い換え増額キャンペーン&ネット注文で2年間保証付!!▼

▼α9Ⅲについての詳細はこちらをご一読いただけたら幸いです▼

【SONY】α9IIIの登場でα9ユーザーが思うこと

[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月21日 18時00分 ]

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【Kenko】カメラのお供に。~PRO1D R-トゥインクル・スター~

なにかと必要なカメラアクセサリー。
本ブログでは連載形式でスタッフおすすめのカメラアクセサリーをご紹介していきたいと思います。

今回は、Kenko「PRO1D R-トゥインクル・スター」をご紹介いたします。
レンズの前側に装着するトゥインクル・スターは点光源を星のようにキラキラ輝かせるいわゆるクロスフィルターの一種。

スタンダードなクロスフィルターよりも光の線が長く出すぎず強い点光源でも表現が諄くならないクロスフィルターシリーズで、
ベーシックな4本線モデルの「R-トゥインクル・スター」、
6本線モデルの「R-トゥインクル・スター6X」、
8本線モデルの「R-トゥインクル・スター8X」
撮影の好みで選べる3種類から発売されています。

いずれのフィルターも49mm~82mmがラインナップしています。
今回は82mmのフィルターを使用し、ステップアップリングを駆使しながらこちらのフィルターを使用しました。

Nikon D7500 + Tokina atx-i 11-20mm F2.8 CF NAF
フィルター未装着

近年のイルミネーションは LED ライトのものが増え、色の種類や変化を楽しめるものが多くなってまいりました。
しかし、一つ一つのライトが小さいため、ライトの密度によってその見え方は大きく変わってきます。
そこで今回ご紹介するフィルターの出番です。

Nikon D7500 + Tokina atx-i 11-20mm F2.8 CF NAF
R-トゥインクル・スター 装着

いかがでしょうか。
先ほどの未装着の写真と比べてイルミネーションのライトアップ感が強調されていることが分かります。
景色に負けずしっかりとイルミネーションであることが分かります。

Nikon D7500 + Tokina atx-i 11-20mm F2.8 CF NAF
R-トゥインクル・スター6X 装着

続いて光条が6本となる「R-トゥインクル・スター6X」フィルター。4条線に比べて芯が出るのでよりバランスが良くなる印象です。
どのフィルターにも共通して言えることですが、光源の明るさや強さ、大きさも光条に影響します。
車のヘッドライトや道路を照らす街灯に注目してみてください。

Nikon D7500 + Tokina atx-i 11-20mm F2.8 CF NAF
R-トゥインクル・スター8X 装着

そして光条が8本となる「R-トゥインクル・スター8X」フィルター。
それまでの2つのフィルターに比べると中心部がシャープになるため良い意味でギラギラ感が軽減されます。

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
絞り:F1.4 フィルター未装着

さて装着することで光条を出すことの出来るクロスフィルターの類。
何故選ばれるのでしょう。

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
絞り:F8.0 フィルター未装着

光条自体はフィルターを付けなくても絞り込むことによって出現させることが可能です。
この時、レンズの絞り羽根によって光条の数が変わります。
絞り羽根の数が奇数の場合は、絞り羽根の2倍の数の光条が現れます。
一方、絞り羽根の数が偶数の場合は絞り羽根の数だけ光芒が現れます。
ところが絞り込むことになりため、被写界深度が深くなったり、適正露出を得るためシャッタースピードやISO感度を稼がなければならなくなるのです。

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
絞り:F1.4 R-トゥインクル・スター装着

それがこのフィルターを装着することで、絞りの影響を受けずに絞り開放から光条を出すことが可能なのです。
イルミネーションを撮ろうと思うと三脚撮影が禁止されている場所も多く、シャッタースピードを少しでも稼ぎたいものなので、フィルターで作り出せるのは魅力的です。

またフィルター枠は2層構造になっており、フィルターのガラス面を回転させることが可能です。
回転させることで光条の向きを変えることができます。

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
絞り:F1.4 R-トゥインクル・スター 装着

一つ上の写真を撮影後、フィルターを45度回転させました。
光条の向きが変わるだけでも写真の雰囲気が変わるのが分かります。

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
絞り:F1.4 R-トゥインクル・スター6X 装着

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
絞り:F1.4 R-トゥインクル・スター8X 装着

冬の冷たい空気の中、街中を明るく暖かく照らすイルミネーション。
今回はNikonの『D7500』と『AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G』とTokina『 atx-i 11-20mm F2.8 CF NAF』で3つのフィルターを装着して撮影してまいりました。
いったいどのフィルターを付けているかお分かりになりますでしょうか。

Nikon D7500 + Tokina atx-i 11-20mm F2.8 CF NAF

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
R-トゥインクル・スター6X 装着

既にお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この『R-トゥインクル・スター』はただのクロスフィルターだけではありません。
ディテールを損なわない程度のソフトフィルター効果も兼ね備えているのです。
そうなると挑戦したくなるのはイルミネーションだけではありません。
星空へとレンズを向けてみましょう。

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
R-トゥインクル・スター 装着

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
R-トゥインクル・スター6X 装着

Nikon D7500 + AF-S NIKKOR 50mm F1.4 G
R-トゥインクル・スター8X 装着

夜空に浮かぶおおぐま座の腰から尻尾を構成する7つの星からなる北斗七星へとレンズを向けてみました。
ソフトフィルター効果で星の光を強調しつつ、その光をクロスフィルター効果で特徴的に写しています。
フィルターがないと星の光は点でしかありませんが、このフィルターを装着することで星の形を演出できるのです。
もちろん絞り込む必要がないのでシャッタースピードを十分に確保することができるのでノイズやシャッターを切っている間に星が動いて行ってしまうといったこともありません。

まだまだイルミネーションの季節は続きます。
一回訪れた場所でも、フィルターを通して見た景色は異なるかもしれません。
ぜひKenko「PRO1D R-トゥインクル・スター」の持って再訪してみるのはいかがでしょうか。
新しいレンズを買うのは抵抗があっても、フィルターだけでも大きく変わってくるものです。

冬のイルミネーションを好みの味付けにしたり、ソフトフィルターとして柔らかさを持たしさアクセントとしても使えるフィルターのご紹介でした。

次回もお楽しみに。









 

その他の記事はこちらから↓

[ Category:etc. Nikon | 掲載日時:24年01月21日 17時30分 ]

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【OLYMPUS】タヌキの郷・信楽と、陶芸体験をした話

【OLYMPUS】タヌキの郷・信楽と、陶芸体験をした話

新年を迎え半月ほど経った頃、筆者の実家である三重県に帰省し、そのタイミングで友人たちと滋賀県甲賀市にある信楽へ遊びに行きました。信楽焼で有名な町です。昨年末にお茶碗を割ってしまった事がきっかけでした。

今回、持って行った機材はOM-D E-M1 Mark IIとM.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの組み合わせです。

筆者がマイクロフォーサーズを気に入っている理由のひとつが、とにかく気持ちを楽にして撮影できることです。この取り回しのしやすさが、今回のような旅する時間を楽しむのがメインの気軽な旅によく合います。

信楽は町中にたくさんのタヌキの焼物があり、とても興味深い風景で、歩いているだけで楽しい場所です。ちなみに、タヌキは「他(た)を抜く」の意味から、商売繁盛の縁起物のモチーフとなっているそうです。

手に載せられる小さいものから5mほどの巨大なものまで、とにかくたくさんタヌキがいます。

なかには個性的な恰好をしたタヌキも見ることができます。

それぞれがかわいらしさとシュールさを兼ね備えていて、ついつい何も考えず被写体に選んでしまいます。

 

お昼休憩に立ち寄った喫茶店では、信楽焼の食器を主に使用しています。他の焼物の地域でもよくありますが、店内の空間や料理だけだけでなく食器もしっかり堪能できる事は改めて贅沢な機会だと感じます。

店を出て、様々な窯元にも立ち寄ります。

開放でも絞ってもすっきりと抜けのいい写真を見る度、M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PROの良さと安定感を感じます。描写は、F1.2開放では芯は残しつつも少し甘くなめらかな描写になりますが、F2.8まで絞ると解像感と質感がしっかり表現できています。

 

一緒に来た友人の「せっかくなので陶芸体験してみたい」という提案により、今回は自作でお茶碗づくりに挑戦することになりました。

手びねりの体験をしてみました。底が重要らしく、担当の先生が厚みや径について教えている様子です。

作りたいサイズに合わせて底を決め、ドーナツ状の輪っかを3~4段のせて手でならしていきます。単純な工程なのでおしゃべりしながら楽しく制作していきます。

物作りをする手がとてもかっこよく写ります。土が乾いていく様子を視覚ではなく手で感じ、粘土が持つ質量や抵抗感を触覚を使って対話するおもしろさがあります。

筆者作のお茶碗です。先生が仰るには口元を指で滑らかにすることも大事だそうです。

筆者はせっかくなら良いのが作れればなと思っていましたが、土をいじるだけのこれらの過程にその願望を遥かに凌ぐ充実感がありました。作っていくと歪みにも愛着が湧いてくるんです。終わってみると友人らそれぞれが満足そうな顔をして「楽しかった」と口にしていました。この充実感は筆者だけではなかったようです。

 

帰り際、とてもいい時間を過ごした信楽にありがとうの気持ちを込め、信楽の方を車のサイドミラーに写して撮影。町も人も穏やかで、とても好きな町になりました。改めて、信楽焼の買い付けにお邪魔したいと思います。そして、今年も皆様がカメラとともに良い旅ができることを願います。

 

[ Category:etc. OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年01月21日 11時00分 ]

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【Nikon】Carl Zeiss Makro-Planar T* 50mm F2 ZFで楽しむフェルムドノエル こもれび森のイバライド

【Nikon】Carl Zeiss Makro-Planar T* 50mm F2 ZFで楽しむフェルムドノエル こもれび森のイバライド

12月に撮影したものになります。

昨年のことになりますが、冬季に行われるイベントに愛犬TOTOの散歩がてらに足を運んでみました。

欧州の農場をモチーフとした広大な農場で行われる、フェルム・ド・ノエルの名を冠するクリスマスマーケットです。
アンティーク、ボタニカル、ハンドクラフトなどクリスマスをテーマに開催されているイベントです。
ここで開催されるマーケットのイベントは、イバライドの名を持つフランス調の農場の雰囲気にとてもマッチしていて、毎年訪れるのを楽しみにしています。

近年、アンティーク、ボタニカル、ハンドクラフトを扱うイベントがよくフリーマーケットや蚤の市などの名で行われております。
ちなみにフリーマーケットと蚤の市はほぼ、同じ意味なのだそうです。
フリーマーケットというと“FREE”と思ってしまいますが“flea market”が正しいのだそうで“flea”は蚤をあらわすそうなのです。
調べるまではFREEだと思っていました。

今回のマーケットは全国各地から過去最高出店数の約200店舗が出店されたそうで、出店のエリアを拡大して開催されておりました。
アンティーク、古道具、ボタニカル、クラフトなど魅力的な作品がたくさん用意されており、見て回るだけでも楽しいひと時を過ごすことができます。

フェルム・ド・ノエルはクリスマスがテーマのため季節に合ったオーナメントや小物があり思わずいくつか購入してしまいました。
この「こもれびの森 イバライド」が、いいところはお子様用の遊具やキャンプやバーベキュー場、牧場などもあるので家族で訪れてもいろいろと楽しむことができることです。
私にとって重要なところはペットと一緒に会場を回れるというところです。
幅広くいろいろな人たちが楽しめるのは良いことだと思います。

アンティーク家具やビンテージ雑貨、ボタニカルなどはそこにあるだけで絵になるものです。
思わず写真におさめていくのですが、次から次へと魅力的な光景に巡り合うことができる貴重な場かとおもいます。
このイバライドでは年に数回、開催されており来年も3月と5月に開催予定があるとのこと。
興味ある方は是非足をのばしてみてください。

さて、今回使用した機材は「Carl Zeiss Makro-Planar T* 50mm F2 ZF(ニコンF用)」と「Nikon FTZ」及び「Nikon Z30」
今回のフェルム・ド・ノエルにて大勢の人が集まるイベント内において、コンパクトで取り回しのきく「Nikon Z30」のボディに「Makro-Planar T* 50mm F2」を装着することにより、マクロレンズを日常の場面で使用した際の強みである、寄るも引くも思うままに対応できる自在な距離感を楽しむことができました。

「Carl Zeiss Makro-Planar T* 50mm F2 ZF」は1/2倍まで撮影可能な近接域から無限遠を自在に写し取り、高品位な画質ととろけるようなボケを提供してくれるレンズです。
開放からシャープな描写はアンティークや小物などを撮影するとその精細な描写がよくわかります。
ぬけの良い色彩を画像に反映するこのレンズは使っていてとても楽しくなるレンズではないかと思います。

なめらかなフォーカシングはじっくりとピントを合わせるのに最適です。
高級感のある重厚なデザインと実用に即した使用感、とろけるような独特な描写は一眼レフカメラの時代に、その描写のすばらしさをもって人気を博していましたが、最新のミラーレスカメラにて使用してもその描写は健在です。
ミラーレスカメラの時代にあって一眼レフカメラ時代のレンズは、その描写の価値をあらためて知ることができるかと思います。
ぜひ皆様もあまたある歴史あるレンズを楽しんでみてはいかがでしょうか。

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. Nikon | 掲載日時:24年01月20日 15時00分 ]

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【Canon】小さなボディに大きな魅力!EOS R10で撮るレトロ喫茶

【Canon】小さなボディに大きな魅力!EOS R10で撮るレトロ喫茶

新年の賑わいも落ち着いてきたとある平日。友人と駅前で待ち合わせの予定が、とてつもない寒さだったので思わず室内へ。


昔ながらのレトロな喫茶店があったので興味本位で入ってみました。
平日の昼過ぎでもほぼ満席。平成生まれの私にとっては、店内の雰囲気からして新鮮でなんだかタイムスリップでもしたような気分でした。

たまごのサンドイッチを頼んだら、厚焼きたまごのタイプで嬉しかったです。記録用に持ち歩いているEOS R10とRF 28mm F2.8 STMですかさず撮影しました。

小型で軽量ながらスナップも動画もいけるEOS R10は最近の相棒。
RF 28mm F2.8 STMは、APS-Cサイズで使用すると人間の視野に近い自然な画角になるので、目で見たままシャッターを切るような感覚です。その感覚が好きでよく組み合わせています。

APS-C サイズ CMOS センサーを搭載し、4Kの動画撮影にも対応しているのでエントリーユーザーの「気軽にスナップを撮りたい」にもハイアマチュアの「動画撮影がしたい」にも応える万能な一台です。



[ Category:Canon | 掲載日時:24年01月20日 12時00分 ]

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【SIGMA】自然を感じに

少し前のことですが、グランピングに出かけました。

キャンプ用品が不要で気軽にキャンプ体験ができるせっかくの機会に荷物はできるだけ減らしたく、
機材はSONY α7IIとSIGMA Contemporary 28-70mm F2.8 DG DNを持っていきました。

フルサイズミラーレスと標準ズームレンズの組み合わせとしては軽くてストレスにならず、
幅広く様々なものが撮れるので、旅行にもお気に入りの組み合わせです。

 

去年は暖かい季節が長かったからか、まだ緑の景色が残っておりました。
訪れた施設は、室内は空調設備、外には薪ストーブがあり、
四季折々の風景を楽しみながら年中快適に過ごせるコンセプトのようです。

窓からのぞく景色が美しく、施設を撮影したいがために訪れる人も多いのではないでしょうか。
グランピングと言いつつ自然の中の宿泊施設の要素が強く、アウトドアが苦手な筆者でも楽しめました。

明るくボケがしっかり出るレンズは、飲み物も夜のバーベキューも美味しそうに写してくれました。

施設の脇道を下ると川辺に出ることができました。
暖かい季節なら川で遊んだり野菜を冷やしたりできたかもしれません。

今回使用したSIGMA Contemporary 28-70mm F2.8 DG DNは、
日常使いも、何を撮るか決まっていない旅行でも活躍する一本かと思います。
また違う季節でも持って出かけたくなりました。

 


[ Category:etc. SIGMA SONY | 掲載日時:24年01月20日 11時50分 ]

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【Leica】軽さが撮影欲を生む! ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.という選択

【Leica】軽さが撮影欲を生む! ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.という選択

ライカの35mmフルサイズセンサー搭載ミラーレスカメラ SL2。
高精細4730万画素CMOSセンサー、高い精度を誇るAF機構や強力な5軸ボディ内手ブレ補正機構を備えた、伝統あるM型ライカと双璧をなすSLシリーズの主力機です。

初代SL(Typ601)が発売されたのが2015年11月。それからまだ8年ほどですが、標準域50mmの画角をカバーするレンズとして「ズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.」「アポズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」「ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」という3本の単焦点レンズと「バリオ・エルマリート SL24-90mm F2.8-4.0 ASPH.」「バリオ・エルマリート SL24-70mm F2.8 ASPH.」の2本のズームレンズがラインナップされるという充実ぶり。ライカの力の入れようがうかがい知れます。

それぞれ撮影の目的・用途に合わせて選ぶのがベストなわけですが、今までSLシリーズをお使いの方やご購入を検討されている方からよく聞かれるのが「とにかくレンズが大きくて重い…」。
特に高齢のお客様からは「写りが良いのは分かっているのだけど、持ち歩くのはちょっとしんどい…」という声が。

実際、SL(Typ601)発売当初からラインナップされ、SL2の登場でその評価が爆上がりした「バリオ・エルマリート SL24-90mm F2.8-4.0 ASPH.」が質量 約1140g、大口径を誇り他にはないボケ味が魅力の「ズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.」が約1065g。
SL2ボディが約835g(バッテリー含まず)ですから、合わせたら…

若い頃はアルミバッグにカメラ2台・レンズ数本入れて闊歩していたのですが、最近は特に非力になったなぁと…
普段はM型ライカを首から提げて街を練り歩いていますが、やはりSL2を手にするのはちょっと躊躇いがありました。「写りが良いのは分かっているのだけど…」
そんな私が今回手にしたのは「ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」。2023年3月に発売された上記ラインナップの中では一番新しいレンズです。
驚くべきは、その重さ。レンズフード無しだと約402g、「ズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.」の半分より更に100g以上軽くなります。

単焦点SL50mmの3本。左から「ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」約402g、「アポズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」約740g、「ズミルックス SL50mm F1.4 ASPH.」約1065g、ズミクロンのコンパクトさが際立ちます。

SL2ボディに装着してもフード込みで1300g弱、これなら首から提げていても苦にはなりません。
また、ボディに大型のグリップを備えているのでホールドしやすく、数値以上に軽量に感じます。
「SL2ってこんな軽かったんだぁ…」と、今まで口にしたことのない感想が漏れてしまうほどです。

今まで食わず嫌いだった私に、俄然撮影欲が湧きあがってきました。
私にとって50mmというレンズは、自然の風景を撮影するより街中の情景を切り取るのに適した画角。
どうせなら普段撮影に行かないような街に繰り出してみようと向かったのは「代官山」。おしゃれな街の代名詞とも言える所です。
意気揚々と東急東横線「代官山駅」に降り立ち、改札を出た途端に感じたのは強烈な違和感… 「やっぱ、違ったかなぁ…」
でも、ここまで来たら後戻りも出来ません。首から提げた今回の相棒、ライカ SL2 とズミクロン SL50mmを唯一の拠りどころとして、いざ撮影に。

午後2時過ぎ、冬の強い斜陽に照らされながらも白飛びせずに写ってくれました。バックの白壁のグラデ―ションも絶妙です。
ちょうど私の目線の高さにきた横枠に、つい拒絶されているように感じてしまうのは意識のしすぎか…

さずが代官山、ハイセンス(?)な感じの店とそれに見合った人たちが行き交っています。
せめて学生時代に服飾を学んでいた妻をお伴に連れてくるべきだったか、心細さが募ります。
特に目的地があるわけでもなく、最初にざっくり地図を見ただけだったので、すぐに迷子になりました。
とりあえず大きな通りへ出て、気になる方へ歩みを進めます。

路駐の自転車もビアンキか、なんて変なところで感心したり… いえ、やっぱりいけません。

強い日差しが建物の壁に街路樹の影をくっきりと映し出していました。


ドアのガラス越しですが、花一つ一つの輪郭も鮮鋭に描き出してくれました。絞りF3.2と1段半ほど絞っていますが、ボケ味は自然な感じに。

こちらもショーウィンドウのガラス越し。露出補正はかけていませんが、実際よりアンダー目に写りました。そのぶん落ち着いたトーンになりました。

革の朽ち具合や南天の実一つ一つに入ったハイライトの具合などを見ると、質感描写にすぐれたレンズであることが伺ええます。
高解像のアポズミクロン、大きくボケるズミルックスも良いですが、身構えず気軽に撮ったスナップがこれだけの描写をしてくれるのですから、ズミクロンも十二分に選択肢に入ります。


あちこちにある雑貨屋さんなどは、いかにも― な感じ。
折角ならおしゃれなカフェで一休み、なんてことも考えましたが、そもそもどれがカフェなのか、開いているのかもよく分からん…
あてどなく彷徨うことになりました。

ひと気の少ないような道にも様々なショップがありましたが、何のお店だか分からず、ただ前を通り過ぎるばかり…
画面右上の店名のところが鏡のようになっていました。映り込みをマニュアルフォーカスで。

絞り開放にしたら、こんな具合になりました。
流れているわけではないのですが、細かい葉っぱがボケたのでオールドライカのような描写に。

陽もだいぶ傾いてきました。
この日は朝から北風が吹き、日差しのわりに体感温度は低い一日。
撮影の合間はカメラを首から提げたまま、手はコートのポケットに。それでもさほど首に負担を感じませんでした。
手を外していることで「LEICA」のロゴが強調され、すれ違う人の視線を感じることに。なんかこそばゆい…


冷たい風がだんだん強くなるなか、でも撮影はやめられず… 気がつくとSL2とズミクロンの組み合わせにすっかり魅了されていました。

M型ライカを始める時に、まずズミクロンからスタートされた方も多いと思います。かく言う私もその一人。
その確かな描写力は、ライカを知るうえで外せない存在です。
「ズミクロン SL50mm F2.0 ASPH.」も、M型ライカにおけるズミクロンと同じ位置づけにあります。
何故かSLシリーズでは一番後発になってしまいましたが、SL2・SL2-Sの良さをもっと構えずに体感したいという時に、ズミクロン SL50mmは最適のチョイスと言えます。








[ Category:Leica | 掲載日時:24年01月19日 17時15分 ]

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【SONY】α9IIIの登場でα9ユーザーが思うこと

【SONY】α9IIIの登場でα9ユーザーが思うこと

2023年 11/8に発表。同月の16日から予約開始となり、今月1月26日に発売を控えた「α9III」
刻一刻と迫る発売日を前に「α9」ユーザーとして個人的に思うことを書いていこうと思います。
※本記事に掲載されている「SONY α9III」の作例は『α SPECIAL EVENT 2023』にて撮影を行った写真となります。

【SONY】α1 Debutでα9ユーザーが思うこと

以前、このような形でフラグシップ機の登場について自身の気持ちを執筆しました、
私自身、当時はフラグシップの立場を「α1」に取られるような寂しい気持ち反面、日々進化していくミラーレスカメラの情勢に心を躍らせておりました。
そして今回新たに登場した「α9III」
「α1」の登場の時よりも心が躍ってしまうことは想像に難くありません。

まずは、ざっくりとスペックから。

静止画
・有効約2460 万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーExmor RS
・高速処理が可能な画像処理エンジンBIONZ XRとグローバルシャッターを搭載
・ブラックアウトフリーでAE/AF追随、最高約120コマ/秒の連続撮影が可能
・「リアルタイム認識AF(オートフォーカス)」で、高精度かつ多種類の被写体を認識
・専用のフラッシュで1/80000 秒まで同調可能

動画
・グローバルシャッター搭載によりイメージセンサーが歪みのない映像を実現
・αシリーズ初、4K/120pでもクロップなしの動画撮影
・編集の自由度を高める16bit RAW外部出力
・グレーディングを前提とした本格的な動画撮影が可能な「S-Log3」搭載

α9ユーザーからしてみれば、この変化は大きすぎます。進化したところをあげるとキリが無いくらいの進化。
特に私が注目した進化した点を挙げますと・・・

【連写】20fps→120fps
【AF性能】瞳AF(人物/動物)のみ→AIプロセッシングユニットにより多くの被写体(人物/動物/鳥/昆虫/車/列車/飛行機)を自動検出可能
【ストロボ】1/250→全速同調
【動画】4K/30p→4K/120p

筆者が良く使う機能だけ書き出しても、初代α9とは全く別物である事が分かります。今回は特に皆様にもご紹介したいα9IIIの特徴をピックアップしてご紹介します。


・有効約2460 万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーExmor RS
・高速処理が可能な画像処理エンジンBIONZ XRとグローバルシャッターを搭載
積層型センサー」これは上位モデルに与えられた言わば「特権」のようなものだと個人的には思っており、多くのカメラでのメリットとして認識されているのは電子シャッターでもローリングシャッター歪みが抑えられ、従来では出来なかった領域の撮影ができるようになった点だと思います。
高速シャッターや連写を頻繁に使う筆者は連写コマ数の増加も相まってこの特権であるセンサーを積んだ「α9」を発売日の当日に喜んで購入に至りました。その後「α9II」と続き、2021年に新たなフラグシップモデルとして「α1」が登場。「α1」にも「α9シリーズ」の特徴であった積層型センサーが搭載されました。
それにより今後のフラグシップや積層型を搭載した新しい高速読み出しに対応したカメラは「1」が冠されると思っていました。
その矢先にこの「α9III」の発表は凄く衝撃で「9」にも新型が出る事実に感動したのと同時に、どういうスペックで発表されるのか非常に気になっておりました。

待ちに待ったα9の新型が出るという衝撃。そして実際発表されたスペックを見てみたら2度の衝撃を受けました。それは「グローバルシャッター」の搭載です。
グローバルシャッターって?と思う方もいるかもしれません。聞きなれないシャッター方式だと思いますし、普段カメラの話題にはほとんど出て来ないワードだと思います。筆者自身もふわっと聞いたことある程度でした。

このグローバルシャッターに関してものすごく簡単にまとめますと

今までのシャッター方式は、メカ・電子関係なく「ローリングシャッター」というシャッター方式で、仕組みとしましてはセンサーを上から下に順番に読み込んでいく方式です。
メカはシャッターユニットに組み込まれたシャッター幕が物理的に動く事で、電子は物理シャッターではなく上から下に電気的に読み込みを行い撮影をする方式です。

それに対してグローバルシャッターは、センサー全体で同時に読み出しを行うシャッター方式

センサー上下の読み取り誤差が全く発生しない革新的な技術です。

グローバルシャッターを搭載することにより、従来のローリングシャッターのデメリットであった1/8000を超える高速シャッターを用いた際に起こりうる動体の歪み・フリッカー現象、電子シャッター利用時のストロボとの同調速度が下がる、これらが全て解消されます。
フルサイズイメージセンサーとして世界初の偉業です。


・ブラックアウトフリーでAE/AF追随、最高約120コマ/秒の連続撮影が可能
α9ユーザーにとってα1の秒間30コマというだけでも、当時は「もう動画の領域。」とか「撮れない被写体は無いんじゃないの?」思っていたのですが、そのさらに上の上を行く秒間120コマ。秒間60コマを飛ばして120コマ、実質120fpsということなのでこれは「もうスチルで撮るスロー動画じゃないか。」なんて思ってしまいました。

今までだとバーッと連写してデータを確認する時、「今回は上手くいったかも」とか「今回はちょっと微妙かも」みたいなのが感覚的にあったのですが、秒間120コマだともう目に見えているスピードのその上の領域。自分が思ってもみない当たりカットが入っていてもおかしくないレベルなのではないでしょうか?


120コマあれば、こういったスポーツ撮影ではほぼ狙ったシーンで止めることが出来てしまいます。
これほどのスペックがあれば、普段からスポーツの撮影をされない方でも撮れてしまうのでは・・・?と感じてしまう程でした。


・専用のフラッシュで1/80000 秒まで同調可能
このグローバルシャッターの恩恵が受けられる撮影って自分にとってあるのでしょうか?そう考えた時に真っ先に思い浮かぶのは筆者の場合だとストロボを用いた撮影だと思いました。
現状では純正の対応機種のみではありますが、ストロボ同調が1/80000まで対応しているところです(※F1.8より明るいレンズは1/16000まで)
最初1/8000と見間違えてしまいました…。正直1/8000でも驚きなのに、1/80000までの同調なら屋外のピーカンでも空に露出を合わせる為にNDフィルター類を持ち出すことなくカメラだけで完結してしまいます。
とは言え、NDならバリアブルを持ち出せば、ある程度の濃度幅であれば1枚で間に合うと思います。しかし、バリアブルNDにはケラレとX(クロス)ムラという明確なデメリットが存在します。特に広角レンズを使うとこの2つは顕著に表れますので使うレンズを制限されます。
従来の運用でもHSS(ハイスピードシンクロ)も使えば、最大で1/8000までは対応出来るケースもありますが、HSSはストロボ本体に非常に大きな負荷がかかります。ストロボによっては、表面の発光部が溶けてしまったり熱で一時的に使えなくなってしまう事もあります。もっと言えば、チャージサイクルが通常発光よりも長くなるためレスポンスが悪くなります。

こういったトラブルはストロボ撮影においてはよくある事象となっており、撮影が止まってしまったりで非常にストレスになります。これが1/80000まで通常発光での使用が出来るので結果としてストロボ本体の負荷を抑えることが出来ます。


さて、ここからは筆者が特にいいなぁと感じた従来機との外観の比較・変更点を書いていこうと思います。それはAF-ONボタンの大型化です。画像を見ていただくと分かる通り、実はα9IIから今の世代と同じような非常に押しやすい形状になっています。α9IIの頃からこの変化はかなり気になっており、触ってみた結果グッと押し込まれてくれるのでとても押しやすく、当時この為だけα9Ⅱに買い替えたいと感じたほどのAF-ONボタンでした。これが今回のα9IIIにも使われているのが分かります。細かい操作感の部分の話ではありますが、α9IIやα9IIIの形状だと親指の腹で押し込んでおけるので、α9よりもグリップをしっかりホールドしたまま押し続けることが出来ます。

α9IIの頃は、α9と比較とした時に劇的な変化というよりは、フリッカーレス撮影に対応したりインターフェイス周りが強くなったりと痒いところに手が届くと言いますか、プロの方が使っていて物足りないと感じたポイントを解消するような形でリリースされました。

その為、アマチュアである筆者にとってメリットとなりうるであろう操作性の向上だけでは買い替える動機としてはちょっと弱かったので今もなおα9を愛用するに至ったわけです。



現状、自分がα9で撮影する被写体は人物や動物が中心です。
数年前に一度修理をして以来、プロユースの方ほどガシガシ使っているわけではないからかもしれませんが、特別不具合なく今もなお現役で初代α9を使えているのは我ながら驚きです。
しかし、カメラ好きとして大きく自身の機材のグレードアップができるならしてみたいと思ってしまうのが性。
グローバルシャッターは自身の中でオーバースペックかどうかなど気にならないくらい待ちに待った念願の「9」シリーズの新型。スペック云々よりもまず嬉しかったの一言。
α9登場時は世界初の積層型フルサイズセンサー、α9IIIで世界初のフルサイズグローバルシャッター搭載と9の系譜は世界初を2度も生み出しているシリーズ、フラグシップにも匹敵する高水準の本体性能!
「世界初」!「フルサイズグローバルシャッター」!これはとてつもなく欲しい…!

α9IIIは世界初のグローバルシャッターが搭載されている「唯一無二」の存在として1月26日に爆誕します。
唯一無二の存在こそが、今後のミラーレス一眼の可能性を広げる先駆者となるのです。その最初の存在として現れたα9IIIは歴史に名を残す一台となるのは間違いありません。

以上、α9ユーザーの独り言でした。次にお会いする時はα9IIIユーザーになっているかもしれません。

 

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[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月19日 14時10分 ]

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【Voigtlander】RFマウントで「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical」を愉しむ

【Voigtlander】RFマウントで「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical」を愉しむ

本日1月19日より発売が開始された「Voigtlander (フォクトレンダー) NOKTON 40mm F1.2 Aspherical RF-mount(キヤノンRF用)」をご紹介いたします。

本レンズはキヤノンRFマウント専用に作られた大口径マニュアルフォーカスレンズ。フルサイズのイメージサークルをカバーし、光学設計はキヤノンRシステムカメラのイメージセンサーに最適化*1されています。電子接点によるボディとの情報通信でExif情報、ボディ内手ブレ補正(3軸)*2に加え、3種類のフォーカスアシスト機能(拡大表示、ピーキング、フォーカスガイド*3)に対応しております。

フォクトレンダーから出ているRFマウントのレンズはこれで2本目。
最初に登場した「NOKTON 50mm F1 Aspherical RF-mount」よりもコンパクト設計となる本レンズ。40mmという画角は、定番の焦点距離で準広角の35mmと標準の50mm、そこの中間に位置する焦点距離です。広すぎず、また狭すぎず、人間の視野に近い丁度よい距離感で被写体を捉えることができます。そのため標準レンズで撮影される定番の被写体として風景やポートレート、カフェでのテーブルフォトなどといったスナップ撮影を好まれる方におすすめです。

人間の目のF値と同じ1.0の明るさを持ち、圧倒的ボケ味を体感することができる「NOKTON 50mm F1 Aspherical RF-mount」の作例はこちらからご覧いただけます。現在、50mmと40mmで悩まれている方はご参考にしていただけますと幸いです。

*1 レンズ光学的な特性から、EOS R、RP、R6では撮影条件により画面周辺部にマゼンタ被りが生じる場合があります。
*2 ボディ内手ブレ補正機能を搭載したボディでのみ有効です。
*3 EOS RPを除く。

・・・

今回の相棒カメラとしてEOS R8を携えてスナップ撮影に行ってまいりました。


晴れやかな冬の朝。空を見上げると綺麗な青色が広がっていました。「止まれ」の看板の赤色とのコントラストが綺麗だと思い撮影した一枚。四隅に僅かな周辺減光が見受けられますが、それもまたいい味を出しております。


親子のようなお稲荷さんたち。薄暗い背景の場合、ほとんど周辺減光は目立ちませんでした。


開放F1.2で撮影しました。開放の場合、ピーキング機能を使用してもピントの山が少々掴みにくいです。しかしこの被写界深度の浅さが癖になり、ついまた開放で撮影したくなってしまうのです。


F1.2は現行のRF純正レンズでいえば一番明るいF値。大口径の設計になるとサイズが大きかったり重量が重くなりがちですが「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical RF-mount」は全長56.4mm、重量は400g、フルサイズ対応かつ明るいレンズでありながら小型軽量設計を実現しております。


モノクロの撮影では、大きなボケ味に加えて光と影のコントラストの描写がより際立ち、美しい仕上がりになりました。しっかりと解像力もあり、被写体の浮き上がりや空気感を味わえます。


「広すぎず、狭すぎず、丁度よい画角」

今回のお散歩しながらのスナップ撮影に丁度よい画角と重量感、そしてボケ味と立体感をしっかりと味わえるレンズでした。またオールドレンズで撮っているような雰囲気も味わえますので、そういった描写がお好みの方には刺さるレンズかと思います。レンズ本体は軽量設計ではありますが重厚感がありしっかりとした作りで、金属製専用レンズフードが付属しています。

普段はオートフォーカスレンズをメインに使用していますが、シャッターを何枚も切りすぎて後で見返したときに選定するのが大変だったりします。本レンズはマニュアルフォーカスでじっくりとピントを合わせて撮る、という所作でしたので、いつもよりも時間に囚われずのんびりゆったりと過ごすことができて穏やかな気持ちになりました。
冬の寒い気温の中、金属のボディを握ったときのひんやりと冷たい触感と絞りリングを回転させたときの小さな振動に愛着が湧き、私の中で好きなレンズの1本に加わりました。

Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical RF-mount」のその他の作例はこちらからご覧いただけます。

▼ご注文はこちらから▼
当社インターネットサイトからのご注文の場合、【ネット限定 2年保証】が対象です!


[ Category:Canon Carl Zeiss & Voigtlander etc. | 掲載日時:24年01月19日 11時11分 ]

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【PENTAX】モノクローム専用機を使ってみた

【PENTAX】モノクローム専用機を使ってみた

今回はPENTAXより発売されている、K-3 Mark III モノクロームを使ってみました。
このK-3 Mark III モノクロームは究極のモノクロ写真を目指して作られたモノクロ専用のボディです。
モノクロ専用という非常に尖った本機を、最近モノクロ撮影を始めた筆者が使ってみました。

まずは外観をご覧ください。

K-3 Mark III とは似て非なると言っていいでしょう。
「PENTAX」、「K-3 Mark III」 などのロゴは白色からモノクロ専用機らしい灰色に変更されています。

また、背面には「Monochrome」の文字が印字されており、特別仕様であると実感します。

今回は、PENTAX HD DA 21mm F3.2 AL Limited と組み合わせて撮影に行きました。

こちらのレンズは非常にコンパクトでスナップには最適なレンズだなと感じました。
またオートフォーカス、マニュアル問わず使いやすいレンズでした。筆者は今回マニュアルで主に使用しましたが、非常にフォーカシングしやすいと感じました。

それでは作例をご覧ください。

窓から差し込む光を非常によく表現してくれていると思います。
また黒が美しいのはもちろんですが、白も非常に美しいです。

これまでカラー機でモノクロ撮影をしていましたが、モノクロ専用機の写真を比べてみると白黒というよりはグレーに近い印象を受けました。
K-3 Mark III モノクロームの出すモノクロは白と黒で構成されているとはっきりわかります。

色という一つの要素が抜けることにより撮影する際の迷いがなくなることも、モノクロ撮影の面白さだと感じます。
またモノクロ専用機を使うことである種の覚悟も生まれ、撮影がとても楽しくなりました。

PENTAXのカメラということで、Kマウントの現行レンズはもちろんのこと、オールドレンズや薄いアダプターを装着し、M42マウントのレンズを使用した撮影も楽しめる非常に魅力的なカメラです。

初めてモノクロ専用機を使いましたが、モノクロの楽しさや、美しさを知ることができ、このままモノクロの世界にどっぷりと浸かってしまいそうな非常にいい体験でした。
普段からモノクロ写真を撮られている方はもちろん、そうでない方にもおすすめの非常にいいカメラだと感じました。
皆様も光と影で描く写真の原点に戻ってみてはいかがでしょうか。

 



[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:24年01月18日 15時00分 ]

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【SONY】α7SⅢ×FE 24-70mm F2.8 GM Ⅱで撮るポートレート動画

新開発イメージセンサーと画像処理エンジンの融合で、かつてない4K動画記録を実現

ミラーレスカメラが日進月歩と急速に進化をし続ける昨今、2020年発売で3年以上の月日が流れてもなお、最新機種に一切見劣りすることなく第一線で支持され続けているカメラ「α7SⅢ
高感度に特化をさせた有効1210万画素の裏面照射センサーにBIONZ XRを搭載し高速の読み出し・書き出しに対応。

 

圧倒的進化を遂げた第2世代大口径F2.8標準ズームG Master

これに組み合わせるのは、最新のG Master標準ズームレンズの「FE 24-70mm F2.8 GM Ⅱ
従来モデルよりも約20%軽量化、更に画質・AF性能を向上させたSONYの新しい万能ズームレンズです。

 

設定:XAVC S-I 4K/60p+S&Q/120p | 4:2:2 10bit | S-Gamut3/S-Log3

今回はS-Log3にAll-Intra記録を行い、Adobe Premire Proにて編集を行いました。
1210万画素のセンサーは非常に動画撮影(特に4K記録)に適したセンサーで、高い高感度耐性によりノイズを抑制した撮影が可能です。


α7SⅢが動画機として評価されている理由の一つが1210万画素といういわゆる低画素カメラである点。
高画素化が進む昨今とは逆を行くようなカメラではありますが、動画においてはこれこそ一番のメリットと言えます。(動画に限った話ではありませんが)低画素である為、他のカメラと比較をすると高感度時のノイズ耐性が非常に高く夜間の撮影においては特に強気にISOをあげてシャッタースピードを稼ぎつつ撮影が行えます。
また、動画はシャッタースピードをフレームレートに合わせて設定をします。一般的な設定だとfpsに対して二倍(例:30fpsであれば、SS1/60)までが映像の滑らかさの点から推奨されております。その為、感度の上昇を抑えるためにシャッタースピードを下げたりすることが難しく、Log撮影等で基準感度が固定になっていない場合はISOなどで調整する事が多いです。


高画素機でも勿論、昨今のモデルは4K動画等の記録は可能です。しかしながら当然デメリットもありそれが上記で書いたような高感度耐性です。
S-Log記録行いISO感度を12800に設定しておりますが、この動画の切り出しを見て頂けると分かる通り目立つようなザラっとしたノイズは見受けられません。周辺部には多少ノイズがありますが、今回は露出を合わせる際に肌の部分を少しオーバーにして露出を合わせてあるため、肌の部分は特にノイズを抑えることが出来ました。



なぜ12800でもノイズを抑制する事ができるのか。α7SⅢの感度耐性が優秀である点に加え、今回設定したS-Log3にも秘密があります。
ご存じの方は多いかと思いますが、使うカメラごと、もっと言えばカメラの設定ごとにノイズが少なくなる感度というのが設けられており、それらは一般的に基準感度やネイティブISOなどと呼ばれております。α7SⅢにおいては公表こそされてはおりませんが、Log撮影時に最低感度の設定が640になっており、FX3のCine EIモードを参考にすると基準感度の設定が低感度側が同じ640、高感度側が12800となっているのが分かります。
なので、理論上は感度が6400まで上がる環境であればND等を用いて感度を12800まで上げた方が、ノイズが抑えられた画質の高い映像を撮影出来るという事です。さらに、S-Log3は適正露出よりも+1.3~+2.0程度の方がよりノイズを抑えることが可能ですので今回のような夜間のシチュエーションではISO12800で露出が+1.7程度になるように設定をしてあげるのが理想です。しかしあくまでノイズの出方の傾向に関する部分の話なので被写体によってはハイライトを上げ過ぎると良くない場合もありますので臨機応変に行きたいところです。




上記三枚は、今回の動画の中で特に気に入っているシーン・カットです。
一枚目は、環境光がしっかりあるシチュエーションで撮れたのもあり全体を見てもかなりノイズの少ない綺麗なカットとなりました。今までの経験上、割と引きの画だとノイジーで使いにくいカットが多かったりしていたのでこのカットを見た時にα7SⅢの性能の高さに改めて感動しました。
二枚目と三枚目は寄りのカットなのですが、肌の質感が非常に綺麗で驚いたカットです。二枚目は一枚目ほどではありませんが環境光がそこそこあるシチュエーションなのですが、特に三枚目は環境光に乏しいシチュエーションでした。編集時に少し明るさを持ち上げる増感をする形でクリップの調整を行ったのでノイジーになってしまうかも…と思っていたのですが、そのようなことはなくしっかりと綺麗に撮ることが出来ました。


S-Log3の理想の露出が+1.3~+2.0程度が良いとは言え、SS1/125でF2.8、ISO12800だとどうしてもオーバーなシチュエーションは作りづらいケースもありました。
それでも全編通して個人的には肌の質感をしっかりと綺麗に出すことが出来たと感じてはいるのですが、このカットは周辺に特に強烈な環境光があったおかげで理想とする+2.0のオーバー露出を出すことが出来たシチュエーションのカットです。これを見ていただければ、S-Log3の特性としてオーバーな方が階調が豊かであるというのが分かるかと思います。
特に背景に白が多かったこともあり、撮影中はかなり白飛びに怯えつつ撮影をしておりましたが、編集にて減感処理を行うとこの様に綺麗にハイライト部が戻ってきてくれました。


いかがでしょうか。
今回は、動画機として高く評価されているα7SⅢに高性能な標準ズームレンズとして人気のFE 24-70mm F2.8 GM Ⅱの組み合わせでご紹介させて頂きました。
従来では明るさが足りず多少苦しかったようなシチュエーションでも、フルサイズかつ高感度に強い1200万画素のセンサーにより綺麗に撮影をすることが出来ました。発売から三年以上の月日が流れていても第一線で選ばれている訳が改めて分かった気がします。

また動画機としてはもちろんのこと、スチルの部分でも秒間10コマの連写が出来たり、ダイナミックレンジがファインダー搭載モデルでは希少な15+ストップと他のフルサイズカメラよりも階調表現には優れていたりしますので、トリミングしたりしないような使い方であればスチル機としても十二分にオススメできるスペックを持っております。

是非、ご検討ください。

▼本編では特に触れてませんが今回の撮影に使用したジンバル▼

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[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月17日 18時02分 ]

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【SIGHTRON】一つ一つ手作りの「やまねこ」カメラバッグ!

【SIGHTRON】一つ一つ手作りの「やまねこ」カメラバッグ!

 

今回は、SIGHTRONから出ている一つ一つ手作りのカメラバッグ「やまねこ」をご紹介いたします。

SIGHTRONは1994年にアメリカに射撃用ダットサイト、ハンティング用ライフルスコープ等の専門メーカーとして創設されました。

弊社では双眼鏡等もお取り扱いしています。

 

カラーは2種類で、オリーブ・コヨーテと落ち着いたカラー。

サイズはSサイズ・Mサイズの展開です。

バッグの素材には日本製・国産帆布ブランドの雄として名高い富士金梅を使用しています。

撥水機能をもたせるパラフィン加工で、耐久性にも優れています。雨の日でも抵抗なく使えるのが嬉しいです。

(パラフィン加工:生地に蠟を染み込ませることで撥水機能を持たせる技法)

最初は生地が固いのですが、使い方によって色々な表情が出てくる生地のためだんだんと味が出てきます。

バックを育てていくのも楽しみの一つになります。

鎌倉の極楽寺駅から程ない場所にある工房で海外から収集したビンテージミシンで全ての工程を手作りで仕上げています。

保護だけではなく、一つ一つオリジナルでとても温かみがあるところもこのカメラバッグをオススメする理由の一つです。

Sサイズには、試しにOLYMPUS PEN E-P7 +14-42mm EZの組み合わせを入れてみました。

少し余裕がありそうなので、ブロアーなどのアクセサリーを入れるのも良いかもしれません。

手前にはポケットがあります。レンズキャップなどを一旦入れておくのにピッタリです。


こちらは、Mサイズです。Canon EOS R6 Mark II +RF24-105mm F4L IS USMを入れてみました。
フルサイズミラーレスの大きさが丁度ピッタリぐらいのサイズです。


Mサイズの場合、バックの中には仕切りが付いています。前後にテープがあるため、どの位置でも取り付け可能です。また、外して望遠レンズ1本入れておくこともできます。

機能性だけではなく、こだわりある「やまねこ」バックで、愛機とともにお出かけも楽しそうです。

 

 

[ Category:etc. | 掲載日時:24年01月16日 18時51分 ]

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【Canon】映画製作機器EOS C70で動画撮影してみた

【Canon】映画製作機器EOS C70で動画撮影してみた

2024年は動画撮影に力を入れていきたい筆者。
そんな年の一発目に使用するカメラは何にしようかと考えていた所、スチル機ではなく動画に特化したカメラがあることに気づきました。
それはCanon EOS C70。
このカメラは何と映画製作機器なのです。

筆者は映画は撮れませんがこの映画製作機器で何か良い映像が作ってみたいと思いました。
時間的にどこか遠くにロケに行ったりスタジオを借りたりはできないので家の隅っこと千葉県の海や川でいくつかカットを撮影して一つのショートムービーにしてみました。

使用したレンズは以下の二本
EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
EF70-200mm F2.8L IS II USM
これらをマウントアダプターと合わせて使用しました。

今回の動画のテーマは水の輝きとしました。
光を反射した水、逆に光を吸収し深い色になった水。
全てを色々な角度から撮影してみました。

では作品をご覧ください。

では、各カットを振り返ってみたいと思います。


冒頭のカットは川の淀みに木から水が滴って水面に波紋が出来ているところを撮影しました。
画角内になかなか水が落ちてこなかったので根気強くその時を待ちました。
フレームレートは60fpsで撮影しスローで波紋の穏やかさを表現してみました。

2カット目でいきなり水と関係の無い物がでてきてしまいましたが波紋を見ているのと同じ心地よさがあったのでついついカットイン。
この日は風が強かったのでベールが良くなびいてくれました。
このベールは非常に薄くてピントの確認が非常に難しいのですがC70は背面のモニターが大きく見やすいので外部モニターを使用しなくてもピント合わせがしやすかったです。

コップの水を光が通り抜けて作られる模様はいつ見ても心が癒されます。

こちらはコップに勢いよく水が注がれるシーンです。
EF100mm F2.8Lマクロ IS USMで撮影しました。
C70のセンサーサイズはSuper35というサイズのセンサーを搭載しています。
画角は35mm換算で1.557倍でAPS-Cに近いことが分かりますがSuper35の方が高さがやや低いです。ということは、100mmのこのレンズは35mm換算で155mm程ということになります。
水を使った撮影はできるだけ離れて行いたいので今回の撮影ではかなりメリットに感じました。

またC70に搭載されている4Kスーパー35mm DGO(Dual Gain Output)センサーは高いダイナミックレンジと最高16stopを超える広い階調を実現しています。

今回は最大16+stops相当のセンサーダイナミックレンジを持つCanon Log 2を使用して撮影をしました。
色の階調が非常に豊かで細かな色表現がとてもしやすかったです。

これらのカットもEF100mm F2.8Lマクロ IS USMで撮影しました。
これぞマクロレンズと言ったカットです。
撮影日の前日は雪が降っていたので雪解けの水が苔からぽたぽたと滴っているところが静と動を感じさせてくれます。
バラの葉に寄ってみたらしかっりと葉脈が見えました。
今まで動画撮影にマクロレンズを使う事は無かったのですがこれを機にハマってしまいそうです。

このカットはEF70-200mm F2.8L IS II USMを使用しました。
とてもきれいな光と花が家にあったのでどうしても撮影して見たかったのですが、動かない花をどのように撮影すれば良いのか考えた挙句ズームアウトするという結論に至りました。
少し強引な気もしますが印象的なカットになったと思います。

このカットもEF70-200mm F2.8L IS II USMで撮影しました。
海岸に三脚を立てて慎重にピント合わせをしました。
千葉県の九十九里浜では成田空港に離着陸する飛行機がたくさん見れます。
空と飛行機。
これらも今回のテーマとは異なりますが綺麗なので良しとします。

C70は映画再作機器ということでメニューや設定が他のスチル機とかなり異なります。
筆者も今回の撮影だけでは使いこなせないところが多かったので何度か使用して使いこなせるようになりたいと思います。



 


 


 


 


[ Category:Canon etc. | 掲載日時:24年01月15日 19時00分 ]

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【OM SYSTEM】OM-1 とパナライカ望遠ズームで野鳥ムービー!

冬、それは夏に続いて撮影が厳しくなる季節。
もちろんその季節だけに撮れるものがあるからにはそんなことは言っていられませんが、寒いものは寒いのです。

徒歩30分もしないうちにそれなりの広さの自然公園がある筆者は散歩がてらよく撮影に訪れるのですが、虫の姿もなく葉を落とした木々が多い中で何を撮影するのかと言われれば野鳥になります。
自然公園の公式Xでは毎日のように日々の植物の変化や野鳥の姿がポストされ、通勤電車内で見かけるたびに自分でも撮影してみたいと思う日々。
数年前と比較すると最近では投稿される野鳥の姿も鮮明になり、きっと機材を買い替えたのではないかと感じつつ撮影担当者の腕もいいのだろうと伺わせます。

そんなわけで今回は愛機である「OM SYSTEM OM-1 ボディ」に「Panasonic LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.」を装着して野鳥撮影に向かいました。
縁があってお得に入手できたレンズですが、焦点距離を同じくする「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」と比較すると質量約135g、長さ約34mmほど小型軽量となっています。少しでも機材の軽さを取るか、ボディと同一メーカーにするか、テレコンバーターの取付け有無など自身の選択基準で選べるところもマイクロフォーサーズマウントの魅力の1つです。

なにしろ35mm判換算で200-800mmの超望遠レンズがこの身軽さで使用できるのは嬉しいものです。
早速到着した公園の川では鴨の群れが思い思いに過ごしており、遠く高い木の上でヒヨドリが甲高く鳴きかわしています。

毎回の滞在時間は2時間程度なのでその間にどんな野鳥との出会いがあるか全くの運任せとなります。大体いつも望遠レンズを持っていない時に限って良い出会いがあるのがパターンとなっているのですが果たして……。

結果からいえば大豊作の撮影となりました。
今年の抱負である動画撮影もこなせたので一緒に振り返って頂ければと思います。

駅からずっと続く公園への道を慣れた足取りで向かいます。この季節は花も数少ないですがちょうど水仙が見頃でした。到着したのは10時前後だったかと思いますが朝の日差しがまたいい雰囲気です。

動画冒頭で食事中だったオナガです。いつも群れていて鳴き声も大きいためいると分かりやすいのですが、大体木立の中で見えにくい所にいるのであまり撮影出来たことがありません。

続けてシジュウカラ。小さい体格ながら意外と物怖じしないのかじっとしていると足元近くまで寄ってきました。こちらも食事の時間か地面をつついて何やら小さい木の実や昆虫を食べていたようです。

ジョウビタキのメスは実は初めての出会いでした。この公園にいることは知っていたのですが、いつも通る小川脇の小道にいたのでこれまで気付いていなかっただけかもしれません。

動画との順番は多少前後しますがこちらはジョウビタキのオスです。オレンジ色のお腹が綺麗で可愛い野鳥です。メスのいた小川とは少し離れた大きな池のほとりで鳴いていました。どちらも尾羽の小刻みな動きが可愛らしいです。

まれに釣り人の姿がある小川では稚魚が生まれたのか小魚の姿が多くありました。この周辺に生息するカワセミやサギの主食かもしれません。その数えきれないほどの大量さと小川の透明度に思わず撮影していました。

小魚を撮影した後歩みを進めると、よくカワセミを見かける場所に小さな青い姿がありました。動画にもありますが、カワセミの縦にぴょこぴょこ動く姿が可愛くて撮影せずに眺めてしまうことも多いです。基本的にスチルメインな撮影スタイルなのですが、こういった動きが撮れるのは動画の魅力だと改めて思います。

こちらも食事中のヒヨドリ。何かの木の実だとは思うのですがポップコーンにしか見えないうえ、何度も飲み込もうとして断念する姿がコミカルで思わずカメラを構える腕が震えてしまいました。

最後はメジロの群れの水浴びシーンを続けて。水深2,3cmほどといったところですがメジロには十分なようで、何匹か交互に水浴びを続けていました。想像以上に豪快な水浴びっぷりが見事です。

今回はいつもより早めの時間での撮影でしたが、野鳥の様々な生態が観察出来たようでとても楽しい時間となりました。今後もマナーを守りつつ季節の変化を見守りたいと思います。

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[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM Panasonic | 掲載日時:24年01月14日 19時02分 ]

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【PENTAX】ふゆキャンVlog

2024年も1月、毎年年始に同じキャンプ場に行くのが恒例となっている私は今年も年はじめにキャンプに行ってまいりました。
いつもはキャンプ飯を中心に動画を掲載しているのですが、今回は頑張って設営からVlog風に編集してみました。拙い点は多々ございますが暖かい目でご覧いただければ幸いです。

撮影地はキャンパーなら誰しもが知る標高約700mに位置する山梨のキャンプ場です。
ここぞとばかりに持って行った機材はPENTAX K-3 Mark III+HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW
キャンプ場は日が暮れればマイナスになるような場、また風が吹けば土ぼこりが舞い突然の雨の心配も。そんな時に安心できるメーカー『PENTAX』です。

K-3 Mark IIIは防塵・防滴構造、メーカーによる-10℃耐寒動作保証、衝撃や振動に強いだけではなく、剛性感のある高品位なボディを実現しています。
視野率は約100%を誇り、アウトドアモニターを使用すれば晴天の屋外撮影では明るく、夜景撮影では暗くするなど、モニターの設定を簡単に変更することができ重宝します。

【11mmで撮影】

【18mmで撮影】

ズーム全域でF2.8の明るさを実現した大口径超広角高性能スターレンズHD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW
富士山と盆地が一望できる場所を活かすべく広角レンズを選びました。
大口径・高画質・高性能なスターレンズシリーズで、35ミリ判換算で17~27.5mm相当になります。上記のようにテントの中からライトやガーランドを入れて撮影したり、空を切り抜いて空を広く撮影することが可能です。

最短撮影距離30cm、F値はズーム全域でF2.8のため影や質感を立体的に表現してくれます。
ついついボケが綺麗で開放で撮影してしまいますが、背景の富士山が薄っすら輪郭のみになってしまいました。代わりにロコモコの卵の焦げまでしっかり写してくれております。

冬のキャンプはテントの中でストーブとこたつでぬくぬくするのが至福です。しかし外の景色も絶景。そんな時の専用アプリケーション。リモート操作ができるのでレリーズボタンが必要なく、撮影や確認ができます。

安心のPENTAX、アウトドアにぴったりのカメラをいかがでしょうか?




[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:24年01月14日 17時00分 ]

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【SONY】G Masterで捉える冬の光

冬の光と夏の光、厳密に言えばそれらの太陽光となりますが、その違いを意識した事はありますでしょうか。

 

夏は高い位置に太陽が昇り、相対的に距離も近くなるためほぼ真上からの強い光となります。

そのため生まれる影も濃くコントラストが高くなります。

 

対して冬は太陽が高い位置まで上がり切らず、比較的低い位置から斜めに入ってきた光が届くため、

夏の太陽よりも距離が遠い事で光自体がやや弱く、生まれる影は夏程濃くはなくなります。そのためコントラストがやや低めな状態になります。

どちらにも良さはあると思いますが、私個人としては冬の光の柔らかさがとても好みです。

 

今回はその冬の光をG Masterレンズで捉えて参りました。よろしければご覧ください。

α7RV + FE135mm F1.8 GM  ss1/1000 ISO100 F1.8

教室へ注ぎ込む麗らかな光を捉えてみました。

廊下から教室が覗ける窓があったので、中望遠の圧縮効果を利用しつつその窓越しに室内を撮影致しましたが、窓に反射する景色が良い前ボケとなってくれたと思います。

α7RV + FE135mm F1.8 GM  ss1/1000 ISO100 F1.8

お次は教室の中、窓辺から差し込んだ光です。

窓を1枚抜けているからというのもあるとは思いますが、光が回っている部分の影は輪郭がおぼろげで強くありません。

夏であれば床に当たっている光はハイエストライトとして完全に飛んでしまうと思われますが、冬であれば心地良いハイライトを作り出してくれました。

α7RV + FE 50mm F1.4 GM  ss1/2500 ISO100 F1.4

窓際に佇む結われたカーテンが柔らかな光を帯びて印象的でした。

光と影、カーテンのシルエットを見せたかったのでモノクロで仕上げます。

α7RV + FE135mm F1.8 GM  ss1/320 ISO200 F1.8

写真右サイドには窓があり、そちらから直射ではない光が射し込み仄かに室内を明るくしていました。

ふすまに仄かな光が当たる事で浮かび上がった木目をパシャリ。侘び寂びを感じる一枚になりました。

α7RV + FE135mm F1.8 GM  ss1/250 ISO200 F1.8

ピントを置いている部分も滲んでいますが、実はこちらはガラス戸越しの一枚となっています。

古い建築だったため、使われているガラスも今ほど平坦ではなく、ところどころがうねる事で光がランダムに屈折しているのでしょう。

使用しているレンズはパキパキと写る中望遠ですが、ブラックミストやソフト系のフィルターを使用したような柔らかさと、優しいコントラストの写真となりました。

α7RV + FE 50mm F1.4 GM  ss1/400 ISO100 F1.4

こちらは画角を変えてガラス戸を通さずに一枚。こういう光って無限に撮りたくなってしまう魔力があると思います。

α7RV + FE 50mm F1.4 GM  ss1/640 ISO100 F1.4

庭に差し込む光に照らされたツバキが印象的だったのでパシャリ。

このくらいの距離感でも前後共に嫌味なボケ方になる事もなく、ピント面はスパッと立ち上がっている事が分かる良いレンズです。

野外でも強く影が落ちることはなく、どこかアンニュイな雰囲気があるのが冬の光といった印象。

α7RV + FE135mm F1.8 GM  ss1/800 ISO100 F1.8

同じシーンを中望遠に切り替えて撮ってみます。画角が変わる事で同じ位置から撮影してみても異なる印象の写真に出来るとは思いますが、せっかく70cmまで寄れるレンズなので、最短に近い距離で手前のツバキを前ボケにしつつ奥のツバキにピントを置いて捉えます。

α7RV + FE 50mm F1.4 GM  ss1/500 ISO100 F1.4

夏であれば完全に飽和してスコーンと抜けてしまいそうなハイライト部分も、冬であればギリギリ踏みとどまってくれるラインに収まっているかと思います。

ハイライトからシャドウまで、無理なく収めやすいのも冬の光の特徴ではないでしょうか。こちらは奥へとピントを送る事で、視線の誘導するように構図を作ってみました。

最外周部は口径食で少し巻く様な印象のあるボケになっていますが、絞りを開けているのであれば仕方のない事。画面中心部から周辺部へかけての前ボケは非常になだらかで違和感のない描写です。この辺りもボケと解像力の両方を兼ね備えたG Masterならではの写りと言えるでしょう。

 

冬の光を2本のG Masterレンズで捉えてみましたがいかがでしたでしょうか。

その時々で表情を変える光を可もなく不可もなく、余すことなく写し取っている印象を受けました。誇張するような味付けもなく、素直で使いやすいレンズ。

これを使えば間違いないという安心感から、やや無茶な構図や露出での撮影も行っていましたが懐の広さを感じる2本でした。

 

今回はこの辺りで。

 



[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月13日 17時38分 ]

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【FUJIFILM】Ncと冬の海

「Nc」という文字を見たときに皆様は何を思い浮かべるでしょうか。

筆者は、FUJIFILMのフィルムシミュレーション「クラシックネガ」のアイコンを思い浮かべます。
カメラのメニュー画面でシミュレーションを選択するときに、フィルムの横にCと書かれたあのアイコンです。
シンプルかつわかりやすいデザインで筆者は気に入っています。

今回はクラシックネガをテーマに冬の海、鎌倉の由比ガ浜を撮影してきました。

波打ち際で最初に出会ったのが、白鷺でした。
人馴れしているのか、比較的近くにいても逃げることはありませんでした。

砂浜は模様や足跡、様々な表情が見られて面白いので、
ついシャッターを押す回数が増えます。

撮影に同行してくれた友人が見つけたフジツボつきの貝殻など。

冬の朝日に照らされる海を見ようと早めの時間に訪れましたが、サーファーの方が多くいらっしゃいました。
夏のプールでも震えていることの多かった筆者からすると、あの水温の中で体を動かせることは未知の世界です。

最後に、海の他にも足を延ばしたので数枚紹介いたします。

クラシックネガの色味、如何でしょうか。
彩度を抑えつつも、鮮やかさは健在で深みのある表現になるので人気があることも頷けます。

また、今回は普段と異なるアスペクト比を使うという裏テーマも設けていました。
16:9で撮影しましたが、身近なものだとテレビ(地デジ)やYouTubeの比率がこちらになります。
見慣れている比率、またロケーションが相まってか撮影時にそれほど違和感を感じませんでした。
このアスペクト比、はまりそうです。

新年ということで、普段と違う事を試してみると新しい視点が生まれて面白いかもしれません。

それでは今回はこの辺りで。

 

 

 

 

 

 

 

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. FUJIFILM | 掲載日時:24年01月13日 12時26分 ]

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