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【SIGMA】愛機fpで撮るレトロな一日

【SIGMA】愛機fpで撮るレトロな一日

先日、愛機のSIGMA fpとVoigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VMを持ってレトロな建物がある場所へ出掛けてきました。

一緒に行った友人が古典的な着物を着ていたので、これまた絵になります。マニュアルフォーカスのレンズだったので若干ピントを外し気味ですが、これもまた味ということで。

茶筒に描かれたかわいらしいお花たち。梅に椿に菖蒲でしょうか…。四季折々のお花はモチーフを見るだけでも気持ちが和みます。

今回掲載している写真はアイキャッチ以外は、すべてfpで使用できるカラーモードのウォームゴールドで撮影しています。ほんのり黄味がかってあたたかみのある色合いになるので、レトロな写真を撮りたいこの日にぴったりなカラーモードです。

 

次第に陽が傾いて西日が射しこんでくる時間になってきました。冬の間のこの時間帯が一番好きだなぁと感じます。

友人に窓辺に立ってもらい撮った一枚。昔のガラス特有の、ゆらぎのある感じが伝わる写真が撮れました。ボケている外の風景がまるで水彩画のように滲んでいます。

この日は筆者も着物を着てのお出掛けでしたが、コンパクトなカメラとレンズのおかげで動きづらいということもなく、パシャパシャ写真を撮ることができました。

 

↓本日使用した機材はこちら↓

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander SIGMA | 掲載日時:24年02月01日 11時14分 ]

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【M.I.Star】 ラウンドステアレザーポーチ発売!

マップカメラのオリジナルブランドで、ライカ向けアクセサリーを生み出してきたM.I.Starより新製品が発売となります。

その名も・・・

M.I.Star ラウンドステアレザーポーチ

こちらの『M.I.star ラウンドステアレザーポーチ』は、今までにない円形デザインを採用したカメラ用のレザーポーチです

外装のレザーにはオイルソフトステアを使用。
100%オーセンティックレザーで適量のオイルでしっとりとさせながら、染料仕上げでさらりとした気品のある触り心地です。
コレクションブランドの高級レザージャケットにも使われる最高級品で、使うほどに表面が磨かれていき光沢が増していきます。
こちらのレザーを質感が損なわれない0.6mmの厚さまで極薄加工を行うことで保護性を確保しながら、ポケットに入るほどコンパクトに折りたたむことができます。

裏地には、多分割型の特殊断面超極細繊維「ユニチカ ミューフェス」という高級マイクロファイバースウェードを使用。

特殊な起毛加工により触れると指の跡が残るほどに、とても繊細でソフトなタッチ感が得られる逸品で、本革のスウェードのような質感を味わえます。
本革と違い、触っていても全然カスが出ません。個人的には本革よりこちらの方が好きなくらいです。
罪悪感なく触っていられます。

また、円形のデザインを採用することで機材を包み込んだ際のフィット感もよく
ポーチの留め口はエンベロープ(封筒)巻きを採用しており、大切な機材を撮影の際に素早く出し入れが行えます。
磁石や金具を使わないのも、こだわりポイントのひとつです。
紐部分にはリサイクルポリエステルコードを使用。

再利用されたポリエステル糸からつくられたリサイクルコードで、しっかりとした織りでありながら、エンベロープ(封筒)巻きに馴染むような、しなやかさも併せ持っています。
このカメラポーチの為にオリジナルで製作された国産の高品質コードとなっております。

それでは早速カメラを入れてみましょう。
まずは、M11-PにアポズミクロンM35mm F2 ASPH.
こちらはかなり余裕があります。
続いてはM11-PにアポズミクロンM90mm F2 ASPH.
ちょっと厳しいかと思いましたが、いい感じに収まりました。
Q3
こちらもばっちりです。
カメラを入れる向きや、ポーチの向きは皆様のお好きなようにお使いいただけますが、
カメラの大きさによっては特定の向きで入れると使いやすい場合があります。
基本的にはボタンを下(裏)側にした状態でレンズ側から入れると包みやすい印象です。
閉じた際には両サイドが少し開くようになっており、ストラップを付けた状態でもお使いいただけます。
ちなみに首から提げたままでも着脱可能です。
しっとりしていて、ずっと触っていたくなる革質です。
そうして触っていると(つい触りすぎてしまいます)光沢が出てくるので愛着が湧くこと間違いなしです!
マップカメラYouTubeチャンネルでもご紹介しておりますので、併せてご覧ください!
【番外編】
これ入りそう!と思ったものを入れてみました。
Leica ゾフォート2
Leica SL24-70mm F2.8 ASPH.
フードを付けた状態だとフード側の端に少し隙間が開いてしまいました。
FUJIFILM X100V
平均的なサイズのコンパクトカメラは入りそうです。
Nikon Zf
意外にも入りました。
ほとんどのミラーレスカメラにパンケーキレンズなら入りそうです。
【おまけ】
ポケッタブルということで、どこまでコンパクトになるのか試してみました。
我ながらかなりコンパクトにできました。
見た目以上に高い収納能力でした!
カメラやレンズはもちろん、小物類全般にお使いいただけます。
この手の商品はゴワついたり、かさ張ったりするものが多いのですが、柔らかい極薄レザーとラウンド形状によりそれらを解消しています。
形・素材・留め具などなどマップカメラスタッフのこだわりが詰まっています。
是非お手に取っていただきたい商品です。

 

[ Category:etc. | 掲載日時:24年02月01日 11時09分 ]

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【特別企画】ライカ入門!カメラ専門店スタッフがM型ライカの使い方・魅力を動画で紹介します!

【特別企画】ライカ入門!カメラ専門店スタッフがM型ライカの使い方・魅力を動画で紹介します!

Leica Boutique MapCamera Shinjukuは皆様の多大なる「ライカ愛」のおかげで11周年を迎えることができました。
今回は特別企画!「ライカ、はじめてもいいですか?」ということで、今までライカを使ったことがないスタッフがライカデビューを果たします。
これからライカを始めたいと思っている方、必見です!

 本編映像

 動画チャプター

00:00 オープニング
01:37 M型ライカの使い方について解説
05:18 早速撮影していきます
10:40 オールドレンズを装着してライカを楽しみます
19:54 はじめてのライカを振り返って
21:25 エンディング

 動画の概要

今回、動画内で登場するボディはLeicaの「M11」と「M11-P」です。
まずはM型ライカを愛用しているスタッフから基本的な使い方を教わりました。

【レンジファインダーについて】
ファインダーをのぞくと真ん中に半透明の四角がありマニュアルで二重像を合わせて、ピントを合わせます。
M型ボディにはファインダーと距離計窓のふたつがあり、それぞれが手で隠れないように構える必要があります。
イメージとしては人間の目と同じ仕組みで、両眼で見て距離を測るという構造になっています。

【ブライトフレームについて】
レンジファインダーは、装着しているレンズによってファインダー内で見える画角が変わることがありません。
かわりにブライトフレームという白い枠が出てくるので、その枠に合わせて写真を撮影します。

一通り使い方について説明を受けたので、さっそく撮影に挑みます。
下記の3種類のレンズが登場します!

「ズミクロン M50mm F2.0 レンズフード組込 (6bit) 」

「ズミクロン M35mm F2.0 ASPH.」

「ノクティルックス M50mm F1.2 ASPH.」

続いて、オールドレンズをメインで使用して撮影していきます。
※L39マウントレンズをM型ライカに装着する際にはM/L変換リングが必要になります
ここでは下記の3種類のレンズが登場します。

昔は様々なメーカーがライカで使えるレンズを発売していました。
そのなかのひとつが「Canon CANON (L) 50mm F1.4」です。
繊細な描写と甘美なフレアが特徴的で「和製ズミルックス」とも呼ばれています。

Leica M11+Canon CANON (L) 50mm F1.4

ズマールは1933~1940年にかけて製造された大口径レンズ。
レンズにコーティングがされておらず、開放でフレアや滲みが発生して光に包まれたような甘い描写が特徴です。

Leica M11+Leica ズマール L50mm F2

Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VMは一見オールドレンズのような見た目ですが現行で発売されています。

Leica M11-P+Voigtlander HELIAR classic 50mm F1.5 VM

動画本編では、ここでは紹介しきれなかったM型ライカの使い方や撮影方法などもご紹介しています。
「ライカをはじめてみたい」「この商品が気になる」などありましたら、コメント、高評価、チャンネル登録お待ちしております!

[ Category:Leica YouTube | 掲載日時:24年02月01日 11時05分 ]

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【Leica Boutique MapCamera Shinjuku】11周年記念 オリジナルメンテナンスセットプレゼント

【Leica Boutique MapCamera Shinjuku】11周年記念 オリジナルメンテナンスセットプレゼント

ライカブティックMapCamera Shinjuku は、2024年2月20日にオープン11周年を迎えます。
これもひとえに、たくさんのお客様のご愛顧あってのこと。心より御礼を申し上げます。

11周年を迎えるにあたり、オリジナルのメンテナンスセットを製作いたしました。
新品/中古指定ライカ製品をご購入いただいた先着300名様にプレゼントいたします。
(メンテナンスセット単品での販売はございませんので、ご容赦ください。)

今回は愛機をクリーニングするメンテナンスセットをご用意いたしました。
カメラ用ブラシ、ブロアー、クリーニングクロスすべて今回のために作製した特注品。
今回の機会以外では手に入らないセットとなっております。

※ご好評につき、配布終了いたしました。たくさんのご注文誠にありがとうございました。

ブラシは日本製 Made in ASAKUSA。
マップカメラ Leica担当スタッフ/検品スタッフ監修によるメンテナンスしやすい仕様を追求。
伝統技術を有する浅草の工房「浅草アートブラシ」による1本1本手作りの逸品です。
カメラ全体をサッとブラッシングする大型タイプ
細かい部分の汚れ/ホコリをブラッシングする小型タイプ
こだわり抜いた特注ブラシ2本セットにてお届けいたします。

大きいブラシはボディやレンズ本体(※レンズ表面にはご利用いただけません)に付いたホコリやゴミを払い落とす際にご利用ください。
ひと払いで綺麗になるよう、ボディの横幅に合うサイズ感に仕上げました。
ブラシの毛にもこだわり、一般的にホコリの除去に使われることの多い馬毛の中でもしなやかで柔らかな「馬のたてがみの毛」をメインに採用。
大切なカメラを傷つけることなく安心して使用いただけます。
通常のブラシよりも毛の長さを短くすることで、力を入れず軽く撫でるだけでも綺麗にホコリを取り払うことが出来ます。

小さなブラシは両端に異なる毛を植毛し、使用用途に合わせて使い分けが出来るように仕上げました。

太い方には高級メイクブラシにも採用されることの多い柔らかい毛「山羊毛」を採用。
小さな隙間にもスルっと滑り込ませることが出来るため、露出ダイヤルやモードダイヤルの隙間など、狭い隙間のホコリや汚れを払い落とすことが出来ます。

細い方には腰が強い「馬尾毛(ばす)」を採用。
しっかりとした毛質なので、ローレットの隙間にこびり付いた汚れなど、ガンコな汚れを落とすことが可能です。
※固くて丈夫な毛を採用しているので、力をこめすぎないようご注意ください。

クロスなどでクリーニングすると余計にホコリが付いてしまう経験も多いローレット部分。
鏡筒が黒いレンズはホコリが目立ちやすく気になってしましますが、小さなブラシでサッと掃き上げるだけで綺麗にすることが出来ます。

更に今回、市場では販売されていないオールブラック仕様の「HAKUBA シリコンブロアーポータブル 02」を特別にご用意しました。
Leicaの長い歴史の中で特別に製造されたブラック仕様のカメラ/レンズはプレミアモデルとなっており、本ブロアーも11周年記念にふさわしい仕様に仕上げました。

ノズルはシリコン製となっており、使用時に機材と接触してしまうような場面でも傷をつける心配がありません。
短いタイプのノズルになっているので狙った部分に風を送りやすく、不用意に機材と接触させるリスクも低減させます。

ブロアーの底部はフラットになっており、立てて置くことが可能です。
機材のメンテナンス時には様々な機材やメンテナンス機材を広げることも多く、立たせることでスペースを圧迫することもありません。

最後にボディやレンズ、液晶を拭き上げるためのクロスもご用意しました。
クリーニングクロスとしては珍しいブラック仕様とし、ワンポイントとして「Leica Boutique MapCamera Shinjuku」のロゴを取り入れました。
生地にもこだわり「テイジン ミクロスター」を採用。細かな汚れもしっかりと拭き取ることが可能です。

これらこだわりのアイテム4点を専用BOXにまとめ、指定Leica商品をご購入頂いたお客様へプレゼント致します。
限定300セットのみ、なくなり次第終了とさせていただきますので、お早めにどうぞ。

対象商品につきましては下記バナーよりご確認ください。

その他にもLeica Boutique MapCamera Shinjukuの11周年を記念したイベントが盛りだくさんです。
詳しくはこちらをご覧ください。



[ Category:etc. Leica | 掲載日時:24年02月01日 11時01分 ]

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【PENTAX】DA★ 60-250mm F4ED [IF] SDMで撮影された「旅に出たくなる写真」をご紹介!

【PENTAX】DA★ 60-250mm F4ED [IF] SDMで撮影された「旅に出たくなる写真」をご紹介!

マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」では毎日たくさんのお客様に作品をご投稿いただき、その数なんと約40万枚にも上ります!
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください。
!ズーム全域で開放F値が変わらない、使いやすさと描写力に優れたデジタル専用望遠ズームレンズで撮られた、皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。



【作品名】リンツの大聖堂 <投稿作品を見る

【投稿者】 xlcr1977 様

【使用機材】PENTAX K-5 + DA★ 60-250mm F4ED [IF] SDM



【作品名】帰港 <投稿作品を見る

【投稿者】 5TandaOldBoy 様

【使用機材】PENTAX K-5 IIs + DA★ 60-250mm F4ED [IF] SDM



【作品名】朝靄さくらロード <投稿作品を見る

【投稿者】 ひどくん 様

【投稿者コメント】静内二十間道路の入口

【使用機材】PENTAX K-5 IIs + DA★ 60-250mm F4ED [IF] SDM



【作品名】翔 <投稿作品を見る

【投稿者】hgtr2600 様

【使用機材】PENTAX K20D + DA★ 60-250mm F4ED [IF] SDM



【作品名】SIRIUS <投稿作品を見る

【投稿者】 M.Takeshita 様

【投稿者コメント】極寒中の中ひと際煌めくシリウスをメインに富士の夜景星空を。

【使用機材】PENTAX K-1 + DA★ 60-250mm F4ED [IF] SDM



【作品名】新緑 <投稿作品を見る

【投稿者】 HANZO 様

【投稿者コメント】新緑の楓並木です

【使用機材】PENTAX KP + DA★ 60-250mm F4ED [IF] SDM


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!


現在開催中のフォトコンテストはフォトコンテスト一覧でご確認下さい。

累計投稿枚数40万枚突破記念!「カメラを楽しもう!ストックフォト コンテスト」開催中!


ご投稿には会員登録が必要です

[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:24年01月31日 17時15分 ]

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【Panasonic】LUMIX DC-G100とカフェスナップ

【Panasonic】LUMIX DC-G100とカフェスナップ

2024年1月26日に発売されたPanasonic  LUMIX DC-G100D。
現行機種DC-S5やDC-G99Dと同等のファインダーを搭載したことにより、EVFの視認性が向上しております。
また、USB Type-C充電対応になったことにより、長時間の撮影でも安心です。

本ブログでは前モデルである、Panasonic  LUMIX DC-G100でのスナップ写真をご紹介いたします。
使用レンズは標準ズームレンズキットで付いてくるLUMIX G VARIO12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S. H-FS12032です。

コンデジ並の大きさなので、旅先や日常使いに便利です。
筆者はカフェに行くときはいつもカメラを持っていきますが、レンズ交換式のカメラとは思えないほどコンパクトで驚きました。

新年を祝うフランスの伝統的なお菓子「ガレット・デ・ロワ」を頂きました。
繊細な表面の飾り包丁が美しい表情をしています。パイ生地のサクサク感だけでなく、陶器らしい質感、テーブルの木のぬくもりが伝わる1枚です。

座った席の近くの窓に金網がかかっていました。少し薄暗い店内でしたが、レンズ内に手振れ補正が搭載されているのでブレずに撮影できました。

青が綺麗なカフェ。
ランチタイムの混雑時を避けて訪問し、落ち着いたカフェタイムを楽しむことができました。

G100には「シーンガイドモード」が搭載されており、 自分の撮りたいイメージを選ぶと、カメラが自動で最適な設定になるモードです。
全23種のモードから、「20.スイーツをかわいく撮る」を使用したのが上記のタルトの写真です。
初めてカメラを使う方でも簡単に設定ができて便利な機能だと思いました。

いかがでしょうか。
LUMIX G100を使ってみてまだまだ現役で活躍するカメラであると感じました。
スマホからステップアップされる方や、レンズ交換式が欲しいけど大きすぎるカメラは持ち運びに懸念がある方などにオススメです。
次回はVlog撮影でも使ってみたいと思います。





 

2024年1月26日発売の後継機種はコチラ↓

[ Category:Panasonic | 掲載日時:24年01月31日 14時00分 ]

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【Leica】Q2とQ3の”違い”

 はじめに

 

フルサイズセンサーを積んだコンパクトデジタルカメラであるQシリーズは、2015年6月に初代Q(Typ116)が発売されると瞬く間に大ヒットモデルとなりました。
コンデジという利点を最大限に生かしたミニマルなデザインや、Qのセンサーの為だけに開発されたレンズ「ズミルックス28mm F1.7 ASPH.」の類まれなる描写が世界中で愛されています。

2019年3月には4730万画素のセンサーを搭載した後継機Q2がデビューし、EVFが従来の液晶から有機ELに変わって反応速度が向上。もともと高評価だったEVFが更に見やすくなりました。
2023年6月にはQ3が登場し、画素数はさらに増え6000万画素にアップグレード。
その上チルト液晶を採用したことによりハイ・ローアングル撮影が容易になるなど、着実に進化し続けています。


 

しかし筆者には気になる事がありました。
それは、世代が進むごとに写真の色味がどんどん変わっていく事です。
初代QとQ2、Q3はそれぞれ色味が大きく違っております。
良い悪いではなく好みの問題なのですが、今回の記事では実際にQ2とQ3でどれほど色味・画作りが違うのかを比較していきたいと思います。
併せて使用感も述べてまいりますので、どうぞお付き合いください。

 

目次
  1. 操作性について
    1. シャッターフィーリング
    2. EVF
    3. AF
    4. 操作についてF
  2. 色・写りの違い
    1. 色の違いについて
    2. コントラストの違いについて
    3. ノイズの違いについて
    4. 暗部持ち上げ耐性(ダイナミックレンジ)
    5. 解像力について
    6. AEの違いについて
    7. Leica Lookについて

 操作性について

 

 シャッターフィーリング

 

leica q2とq3の比較

Q3ではシャッターボタンが変更され、レリーズボタンが装着できるよう穴が開けられました。
これによるフィーリングの変化があるものと思いましたが、実際はQ2と交互に持ち換えて撮影しても気になりません。
これは、「シャッターボタンの高さ自体や電源スイッチからの飛びだし具合」がQ2とほぼほぼ同じに作られている為、違和感が無いのだと思われます。
しかしながらシャッターレスポンスはQ2の方が良く、Q3は一瞬ラグがあるような感じを受けました。
比べなければ気になりませんが、Q2は押し込むと同時にシャッターが切れる感じ、Q3は押し込んでから少し間が空いてシャッターが切れる感じでした。

 

 EVF

 

Q2のEVFは368万ドットですが、Q3のEVFは576万ドットまで解像力が上がっています。
しかしながら交互に撮り比べてもほぼほぼ違いが分かりません。今どっち構えてたっけ?と混乱することもしばしば。
カメラを振った時の残像感も同一と言ってよいレベルでした。
違いが大きいのはディスプレイとEVFをオートで切り替える速さ。
EVFを覗くと一瞬で切り替わるQ2に対し、Q3は一拍待たないと切り替わりません。ここは少し気になりました。
また、Q3はAF駆動時に画像が「ヴォンッ」と荒くなりますが、Q2はほぼ気になりません。

 

 AF

 

これは圧倒的にQ3の方が良くなっています。
特に人工物が密集している場所でピントを合わせる際など、Q2はぱっと見合焦しているように見えても実は外れている・・・と言ったことがちらほらあるのですが、Q3は狙った場所へちゃんとピントが来ます。
また、暗所AFも圧倒的に進化しております。

leica q2とq3のAF比較

後ほど高感度比較でも出てくるこのカットでは、ベッドの中に居る人形の顔にピントを合わせているのですが、Q2は何度やっても合焦しませんでした。
そのため仕方なくマニュアルフォーカスで追い込んでいます。Q3は何度やっても必ず高速で合焦しました。

 

 操作について

leica q2とq3の操作感

ライカの操作系は成熟しており、どちらも操作しやすいと言えます。
しかし、ファインダーを覗きながらAFポイントを移動する際はQ2の方がやりやすいです。
何故ならばQ2の十字キーは盛り上がっており、「ファインダーを覗いたままでも十字キーを右手の親指で探り当てやすい上、今上下左右どこのキーの上に指があるのか分かりやすい」のですが、Q3はフラットに近い為「あれ?十字キーどこだ?」と探してしまいます。
探り当てた後も、「今触っているキーは上なのか?それとも右なのか?」と感覚的にわかりづらい所がありました。
また、電源を入れてから実際に起動するまでの時間もQ3の方が長くなっています。
(電源を切ってから一定時間経過後に電源を入れる時のみ。入切を繰り返す場合、その差は縮まります)

 

 色・写りの違い

 

さて、ここからは写りや色の違いについて比較していきましょう。
全ての写真はJPEG撮って出し、未編集です。また、それぞれのカメラの露出設定は全て合わせています。
フィルムモードはどちらも標準に固定。

iDRはどちらもオート。(オートにしておくと、カメラが「高/標準/低/オフ」の中から自動で選択し、ダイナミックレンジを補正してくれます。)
Q2もQ3もシーンごとにどの補正量を選ぶかの判断基準が同じようで、どのカットでも必ず両機種とも同じ補正量を選んでいたのが興味深いところです。

 

 色の違いについて

 

leica q2とq3の色の違いについて

AWB /  f2.8 /  1/60  / ISO:100 / iDR:オート(両機種とも自動的にSTDを選択)

 

早速興味深い結果です。あまりの違いに設定を合わせるのをわすれてしまったかと確認したほどです。
Q3は派手目の色になった様です。もはや朱色と赤の違いがあります。
また、全体を通し一定以上暗い部分はQ2の方がストンと落ちています。鳥居の立て看板の奥や上の木の枝が分かりやすいでしょう。

 

leica q2とq3の色の違いについて1

AWB /  f5.6 /  1/500  / ISO:100 / iDR:オート(両機種とも自動的にHを選択)

 

こちらでもQ2は朱色っぽく、Q3は赤っぽく写りました。
しかしそれだけではありません。
東京タワーの赤それぞれの描き分けの美しさでは、Q2の方が秀でているように見えます。
これは先ほどの、「一定以上暗い所は黒がストンと落ちる」ために面の境界が分かりやすくなり、その結果コントラストが上がって立体感が生まれたから」といえるでしょう。
さらにQ2の空は水色、Q3の空は青と、空の色相にも大きな違いがあります。
旧来のライカ節に近いのはQ2ですが、見たままの空に近いのはQ3の方です。

leica q2とq3の色の違いについて2

AWB /  f2.8 /  1/250  / ISO:100 / iDR:オート(両機種とも自動的にHを選択)

 

日の当たらない暗所でも傾向自体は変わりません。
Q2はサツマイモ色、Q3はピンクに近い紫です。
コンクリートの色はQ3の方が赤っぽく、植物の色はQ3の方が派手な黄緑になりました。
道路に書かれた文字の水色にも違いがあり、Q2はより水色、Q3はより青色です。

leica q2とq3の色の違いについて3

AWB /  f2 /  1/2000  / ISO:100 / iDR:オート(両機種とも自動的に切を選択)

 

肌色にも大きな影響を及ぼす、黄色の比較です。
Q2の黄色は黄緑が入った感じ。これは色の良さで知られるライカM10シリーズにも通じる発色です。
Q3の黄色は赤みを増し、少し暗めに出ています。
Q3は船体に反射した空の青が目を引きます。よくよく見ると奥のヤシの木にも違いが。
肉眼で見たものに近いのはQ3の方です。

 

leica q2とq3の色の違いについて4

AWB /  f2.8 /  1/2000  / ISO:100 / iDR:オート(両機種とも自動的にSTDを選択)

 

大きな違いが見受けられます。Q2はとにかく渋い!
Q3は色ノリがとても良く、スクリューの冷たく固い質感が良く出ている上に存在感のある画となっています。
(ゴーストの出方に関しては、筆者の構えた位置がずれたためと思われます)

 

leica q2とq3の色の違いについて5

AWB /  f5.6 /  1/250  / ISO:100 / iDR:オート(両機種とも自動的にHを選択)

 

青の比較をするとこのような感じに。
橋脚のコントラスト差もさることながら、Q3側は水面の青が高彩度で美しい発色となりました。
水面に反射した船体の描き方についても差が出ており、Q2がザ・反射と言った感じなのに対し、Q3は油絵のようなグラデーションが特徴的です。
よく見るとQ2の船体の白は暖色よりに、Q3は寒色よりになっているという違いも。

leica q2とq3の色の違いについて6

AWB /  f8 /  1/250  / ISO:100 / iDR:オート(両機種とも自動的にSTDを選択)

 

空や海の色相、地面の黄色っぽさ、コントラストの3つに大きな違いが見て取れます。
比較を進めていくほどに感じたのですが、Q2は写真全体を通して同じように描く「ライカの一体感」を重視、Q3はそれぞれの色やコントラストを独立して制御し「色や質感の違いを描き切ろう」としているイメージを受けます。

 コントラストの違いについて

 
leica q2とq3のコントラストの違いについて

AWB /  f5.6 /  1/500  / ISO:100 / iDR:オート(両機種とも自動的にHを選択)

 

色の違いで見てきた結果と被り気味ですが、コントラストを意識したカットで比較してみます。
これまで通りQ2の方が固めの画作りで、黒がガツンと締まっています。
Q3はビルに空の水色が乗っていますが、これは空気遠近を上手く再現していると言え、やはりそれぞれの物体や事象の描き分けを頑張ろうとしているように感じられます。
その「描き分けようとする力」がよく解るカットをご用意しました。

 
leica q2とq3のコントラストの違いについて2

Q2:AWB /  f4.5 /  1/500  / ISO:200 / iDR:オート(両機種とも自動的に切を選択)

 
leica q2とq3のコントラストの違いについて3

Q3:AWB /  f4.5 /  1/500  / ISO:200 / iDR:オート(両機種とも自動的にHを選択)

 

撮影時間が夕方の為、植物の全体にオレンジの光がのっています。
しかしQ2はそれを補正し「昼光色下の状態の植物の色」を演算しようとしたのか、「左は緑色、右はオレンジ色」というように過剰補正してしまっています。夕方らしさが少なく感じてしまうのはこのためかと。
Q3はそれぞれの植物の色の違いを表現しながらも、「左側の植物はもともと緑色だが、オレンジの光が乗ってこうなった」と分かるようになっています。

 ノイズの違いについて

 

両機種ともに高感度でもノイズレスでクリーンな画を提供してくれますが、比較してみます。
(Q3はノイズリダクションの強さを選べるので、「通常」にしています。Q2はオンオフのみしか選べないのでオンにしました。)まずはISO3200のカットから。

leica q2とq3のノイズの違いについて

Q3:AWB /  f4.5 /  1/500  / ISO:200 / iDR:オート(両機種とも自動的にHを選択)

ピクセル等倍まで拡大してみましょう。

leica q2とq3のノイズの違いについて2

綺麗です。次はQ3を見てみます。

leica q2とq3のノイズの違いについて3

Q3:AWB /  f2.8 /  1/125  / ISO:3200 / iDR:オート(自動的に切を選択)

ピクセル等倍まで拡大してみましょう。

leica q2とq3のノイズの違いについて4

色ノイズの量は増えていますが、Q2より明らかにディテールが残っています。6000万画素でこの高感度性能とは、恐れ入りました。次はISO6400で比較してみましょう。

leica q2とq3のノイズの違いについて5

Q2:AWB /  f2.8 /  1/125  / ISO:6400 / iDR:オート(自動的に切を選択)

ピクセル等倍まで拡大してみます。

leica q2とq3のノイズの違いについて6

この光量の少なさでよく耐えています。次はQ3です。

leica q2とq3のノイズの違いについて7

Q3:AWB /  f2.8 /  1/125  / ISO:6400 / iDR:オート(自動的に切を選択)

ピクセル等倍まで拡大してみます。

leica q2とq3のノイズの違いについて8

Q2は木箱の「3232」という数字が読みづらかったのですが、こちらは普通に読めます。
比較的高い感度の比較のみですが、発色も悪くならずディテールも豊富な所を見るとQ3の方が高感度でも綺麗と言えます。
しかし拡大すると色ノイズはQ2より増えていることが解ります。
もともとライカの高感度ノイズは、輝度ノイズばかりで色ノイズが少ない事が特徴でした。新型センサーではそこが変わったと思います。
高画素機はそれゆえ色ノイズが目立たなくなるので、よいチューニングと言えるでしょう。

 暗部持ち上げ耐性(ダイナミックレンジ)

 

この画像をフォトショップで編集し、明るさを150%に上げる事を2セット繰り返してみます。
そもそもこんなに暗く撮った写真を持ち上げる事は無いですが、せっかくなのでシビアな条件で比較してみます。

leica q2とq3の暗部持ち上げ耐性

まずはQ2から。

leica q2とq3の暗部持ち上げ耐性2

ディテールは頑張って残していますが、発色が厳しい状況に。更に椅子のカバーにモアレのような縞がのってしまいました。次はQ3です。

leica q2とq3の暗部持ち上げ耐性3

今回の比較記事で一番感動した結果です。ここまで情報が残るだなんて!
掘り起こせたのは赤色だけかと思いきや、船長のキャプテン服の紺色も消えずに残っています。
ドアノブの金属感もちゃんとあり、もう言うことなしの結果です。

 解像力について

 

1300万画素の差が、実際どれくらいの違いなのかを遠景で比較してみます。

leica q2とq3の解像力について

Q2:AWB /  f8 /  1/250  / ISO:100 / iDR:オート(両機種とも自動的に切を選択)

この画像の左端をピクセル等倍まで拡大してみます。まずはQ2から。

leica q2とq3の解像力について2

2024年現在でも4700万画素はかなりの高画素なので、もちろん高精細です。
ではQ3です。

leica q2とq3の解像力について3

たしかにより細かいところまで見えますが、思ったより大きな違いではありませんでした。
どちらかというと次で比較する自然物の方が分かりやすいと思います。
まずはQ2。

leica q2とq3の解像力について4

次はQ3です。

leica q2とq3の解像力について5

是非拡大して見てください。
Q2ではぼやけていた葉先が、しっかりとディテールを持って描かれています。
左下の木の根元に生い茂っている草も、よりシャープに曖昧さなく描写しました。
自然物を撮る機会が多い場合、この差は決して小さくありません。
また、これまでの比較でもそうですがQ3では空のバンディングノイズが大きく減っています。
これは素晴らしいことです。

 AEの違いについて

 
leica q2とq3のAEの違いについて
 

Q2:AWB /  f3.5 /  1/160  / ISO:100 / iDR:オート(両機種とも自動的にHを選択)
Q3:AWB /  f4.5 /  1/200  / ISO:100 / iDR:オート(両機種とも自動的にHを選択)

絞りとシャッタースピード、更にAFポイントもオートにし、何も考えずサッと撮った時の露出の出目を見て見ます。
どちらもスナップ向きの良いシャッタースピード制御ですが、より見た目に近く良好な制御なのはQ3の方と言えるでしょう。
対してQ2はオーバー気味ですが、「これぞズミルックスの滲み」と言えるようなハイライトが出ていると考えると悪くありません。
因みにこの写真は色味の比較ではありませんが、それでもやはりQ3の方が彩度が高いことが分かります。

 Leica Lookについて

 

2024年1月21日現在、Leicaのカメラの中でQ3だけが対応しているLeica Look。
シャッターを押すだけで多くの人が「ライカらしい」と感じるであろう色味を再現してくれます。
「これがあるからQ3を選ぶ」方も多く、ある意味Q2との最も大きな違いになっていると思います。
早速見てまいりましょう。
露出は全て合わせているので、違うのはLeica Lookを使ってるか否かのみ。
多くの方がグラッと来てしまうのではないでしょうか。

Leica Lookについて

これぞライカと唸る色味です。
フィルムで撮影したような写真がいとも簡単に手に入ってしまいました。
どんどん見ていきます。

Leica Lookについて2

Leica Lookについて3

Leica Lookについて4

Leica Lookについて5

Leica Lookについて6

何度も言いますが、Leica lookは本当にシャッターを押しただけでこれらの色味になります。
面倒な後編集は要りません。記事前半の色味の比較が空しくなるほどエモくなっています。

これまでの比較をシンプルに纏めますと、
Q2は色味が渋く、Q3より各レスポンスが良い。
Q3は色味が派手で、高感度に強く、Leica Lookが使える。
といったところでしょうか。

Q.貴方の好みはどちらのQですか?
答えはあなたの心の中に…。

 



 

 


 


 


 


[ Category:Leica | 掲載日時:24年01月30日 18時00分 ]

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【先行レビュー】新製品「OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 」の魅力を動画で紹介します!

【先行レビュー】新製品「OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS 」の魅力を動画で紹介します!

OM SYSTEMから待望の超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS」が発表されました。
今回は先行レポートとして、野鳥撮影のロケに行ってきました。はたして新レンズの実力はいかに!?

 本編映像

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:48 概要について
01:32 野鳥撮影
02:45 手振れ補正について
03:33 モズを撮影
04:22 鳥の被写体認識
05:07 リスを撮影
06:13 古民家で最短撮影を試す
07:35 再び野鳥撮影
08:23 テレコンバーター MC-14
09:26 海辺へ移動
11:15 撮影を終えて
13:10 エンディング

 動画の概要について

いままでのOM SYSTEMの望遠レンズは400mmが最長でした。
ですが今回は最長600mm(35mm判換算1200mm)までの撮影が可能になり、より被写体に近づいた撮影ができるようになりました。
ボディは新製品「OM SYSTEM OM-1 MarkII」を使用しています。

OM SYSTEMの強力な手振れ補正が望遠側でも効果を発揮し、手持ちでも三脚いらずという安心感がありました。

ここで気になるのが被写体認識。小さな鳥にAFがばっちり合いピントを外しません。
途中でリスにも遭遇し、被写体を犬・猫に設定してみましたが、しっかりとAFが反応してくれました。

最短撮影距離は150mm時で0.56m、600mm時で2.8mです。
このレンズの使いやすい点として最短撮影距離が短く、撮影の幅が広がります。

実際に使ってみると、すごく使いやすいレンズという印象でした。
画質・AFともに大満足な性能で多くの方におすすめできる一本です。

——————————————————————————————————————

野鳥撮影に引き続き「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」の画質を比較しました。
ぜひ最後までご覧ください!

 本編映像

 動画チャプター

00:00 オープニング
00:35 「100-400mm」画質
04:14 「150-600mm」画質
07:16 画質比較
10:22 総評
11:40 エンディング

 動画の概要について

ボディは「OM SYSTEM OM-1 MarkII」を使用して比較していきます。
すべての焦点域を開放で撮影しています。

まずは「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」の画質を見ていきます
こちらは広角側100mm。屋根の瓦や壁に使われているレンガの模様も、緻密に写っています。

望遠側400mmを見てみましょう。
線が甘くなったり四隅がぼやけてしまったりなどの劣化がまったく見られません。
輪郭の細い線も非常にきれいな描写です。

続きまして新製品「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS」の画質を見ていきます。
広角側150mmの画質です。
撮影した写真を見ると、はっきりとした輪郭が分かり「凄い」の一言に尽きます。

こちらは望遠側600mmです。
35mm換算で1200mmとは思えないほどシャープな写りにスタッフも感激です。

このように100-400mmと150-600mmで撮影した写真を並べてみると、ほぼ画質に違いがみられず互いに遜色ないことがわかります。

撮影用途や機材量にあわせてどちらのレンズにするか選ぶのもおすすめです!
今回ご紹介した2本の動画では動画内でより詳しい性能をご紹介しているので是非最後までご覧ください。
「欲しい!」「気になる!」と思った方はチャンネル登録、高評価、コメントお待ちしております!

—————————————————————–

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年01月30日 15時05分 ]

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【FUJIFILM】冬の幻想と煌めきを求めて…光と戯れる

【FUJIFILM】冬の幻想と煌めきを求めて…光と戯れる

徒然なるままに…

この一節を聞いて徒然草を思い浮かべない方は少なくないでしょう。
鎌倉時代から南北朝時代に活躍した随筆家の吉田兼好が残したこの随筆集には、この時代に生きる日本人の人生観が克明に読まれています。
この徒然草で吉田兼好は現代を生きる私たちにも通づる概念を解き、そして理想を語っています。
この様に普遍的な物事や事象を語っている背景もあり、670年以上経った今もなお読み続けられている超ロングセラーエッセイが徒然草なのです。


それでは当時に想いを馳せながら今回のテーマに話題を移したいと思います。
冬の幻想を追い求めていくにつれ、光の重要性に気が付きました。
光といってもイルミネーションなどの人工的に作られた光ではなく、太陽などの自然光です。
「冬の煌めき」と聞くと、眩い光がきらきらと闇夜を照らすイルミネーションを真っ先に想像するのが現代人の感覚だと思います。
しかし、先人達にとっては太陽や月などから降り注ぐ自然光そのものが対象であり、またその光が降り積もった雪や障子に貼られた和紙などに当たることで得られる間接光が冬の煌めきを演出していたのではないかと想像することができます。

そうしたことを考えながら今回は撮影に出かけました。

・・・

今回使用した機材はこちら
FUJIFILM (フジフイルム) GFX 50S II 
FUJIFILM (フジフイルム) フジノン GF63mm F2.8 R WR


徒然なるままに、早朝に家を出発し、富士五湖の一角を形成する本栖湖へと車を走らせました。
それもこれも日の出に合わせて富士山の絶景を拝めると信じて。
しかしその思いも虚しく、時はすでに遅し。
本栖湖に到着した頃には朝日が昇っていました。

時は儚く、無常なものです。

吉田兼好が徒然草で伝えたっかった「無常感」を時間の移ろいによって実感することとなりました。
そうこうしている間にも太陽は刻々と位置を変え、富士山の後方から湖に向かって優しい光を注ぎはじめました。
冬の澄み渡った空気を切り裂くかのごとく湖面はきらきらと輝きだし、冬の煌めきに満ちた幻想の世界を見ることができました。

「早起きは三文の徳」という有名なことわざがありますが、まさに早起きしたからこそ見ることができた幻想的な光景に遭遇し、とても清々しい新年のスタートを切ることができました。

朝日はなぜこんなにも暖かな光を私達に届けてくれるのでしょうか。
神社に来ると自然と身が引き締まります。
朝日に照らされた金色の鳥居は神々しい空気感に包まれていますが、その姿は暖かな光に包まれているせいか、私たちを聖域へとやさしく導いてくれているようにも感じました。

ハレとケ、陽と陰、正と負、光と影…
この世界の多くは二元論によって形成されていますが、それは時としてあいまいさを生み出します。
現代ではこの二項対立では表すことのできないところに概念を見出す動きが高まり、より繊細なグラデーションとなって私たちの生活の中にも息づき始めています。

この世界に変わらないものなど何ひとつとしてありません。
時は移ろい、姿かたち、こころまでも常に変化し続けています。
そうした常に変化する世界だからこそ私たちは不安を感じ、精神的な拠り所を求めるのかもしれません。
そして、これからの人生をより良いものにするためにもコトやモノに固執せず、柔軟な発想で物事を捉えることができる思考が必要になっています。

加速度的に進む世界の潮流に飲み込まれてしまわぬように。

・・・

さて、ここからはカメラの話に話題を変えましょう。

今回使用したカメラはラージフォーマットセンサーを搭載したGFX 50S IIになります。
このカメラの特徴は何といっても、対角55mmを誇る大型センサーとそれによって得られる広いダイナミックレンジでしょう。
ラージフォーマットセンサーは、同5000万画素級のフルサイズ機と比べて1.7倍もの受光面積を持ち、より多くの光の情報量を取り込むことができます。
受け取る光の情報量に余裕があるため、より豊かな色再現が可能になり、加えてトリミングやRAW現像などの編集処理においてもより劣化の少ない画像編集をすることが可能になりました。

また、ラージフォーマットのカメラシステムを搭載したカメラにも関わらず、重さは約900gと軽量で、サイズも幅約150mm、高さ約104mm、奥行約87mmとフルサイズ機と変わらないボディ設計となっています。
その上、小型設計された6.5段分のボディ内防振機構と信頼性の高い防塵防滴機構を備え、スタジオ撮影以外の日常的なフィールドにおいてもなに不自由なく使える仕様になっています。
そのため、今までは躊躇していたスナップ撮影にも難なく持ち出すことができます。

広いダイナミックレンジによって建物のファサード装飾が浮かび上がり、立体感を見事に表現しています。
極端なハイライト部の白飛びやシャドウ部の黒潰れもなく、グラデーションがとてもきれいに描かれているのが見てとれます。
よく観察すると影の中にも色があり、歴史的な建物に重厚な佇まいを纏わせています。

今回使用したレンズはGF63mm F2.8 R WRは35mm換算で約50mmの標準レンズになります。
このGF63mm F2.8 R WRは、富士フイルムのホームページ上にも『始まりの1本』というキャッチコピーがあるようにGFXシリーズを使う上で手にしておきたいスタンダードレンズの1本です。
重さも405gと比較的軽量で、スナップ撮影には打って付けのレンズとなっています。
また、GFX50SⅡの適度な大きさのグリップと相まって、使っていて大変心地の良い撮影体験をすることができました。

現代的な建築物は透明ガラス張りの壁面となっていることが多く、10%の光を反射させます。
太陽の光は100,000lxとかなり明るいため、10%の反射率でも実際にはとても眩しく感じます。
そうした状況下でも活躍してくれる余裕のある写り、そして頼もしい諧調表現。

ラージフォーマットとはこういうセンサーだと訴えかけているように感じました。

スポット測光を使ってわざと明暗差が大きいシーンを作り出してみてものっぺらとした描写にはならずに、建物の立体感、そして空気感までをも丁寧に映し出してくれています。

なんとも懐の深いカメラです。

また、GFXシリーズではラージフォーマットならではの65:24というアスペクト比を使えるため、横長でダイナミックな構図を用いて撮影することができます。
センサーサイズの優位性を活かし、この他にも様々なアスペクト比が使えるため、普段の写真表現に自由と遊び心を加えてくれます。

・・・

最後に今回はラージフォーマットのメリットである広いダイナミックレンジを活かしながら冬の幻想と煌めきを追い求めてきました。
「光と戯れる」というキーワードをもとに撮影を行なっていくにつれて、自然光の面白さを再発見できたように思います。

この記事を読まれた皆様もあれこれとあまり堅く考えずに、
『徒然なるままに日暮らし写真機に向かひて心にうつりゆく由なしごとを、そこはかとなく写しとれば…』
といった心持ちで、まずはなにかテーマを決めて写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
そこにこれからの進むべき道(人生観)のヒントが隠されているかもしれません。

この記事が皆様の好奇心を刺激し、そしてご購入のきっかけの一助となればと思います。
それではまたお会いしましょう。


▼ 今回使用した機材はこちら ▼

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年01月30日 12時30分 ]

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【いつもとなりにきっと Vol.2】Canon RF24-105mm F4L IS USM

【いつもとなりにきっと Vol.2】Canon RF24-105mm F4L IS USM

すでに何年もカメラで撮影を楽しんでいる、つい最近カメラを購入した、これからカメラの購入を検討している。様々な状況があるかと思いますが、レンズ交換式のカメラで本当にはじめての購入という場合、多くはレンズキットを購入するパターンが多いのではないでしょうか。

レンズキットは別々で購入するよりもお得に入手でき、使いやすい標準ズームレンズが一緒であることが多く、どのようなレンズを購入すべきか分からない時には大変ありがたい存在です。
今回の連載ブログでは、はじめのパートナーともいえる所謂”キットレンズ”にフォーカスし、改めて”キットレンズ”の魅力をお伝えできればと思います。


第2回目ご紹介するのはCanon RF24-105mm F4L IS USMです。
2種類あるEOS R6 MarkIIのレンズキットの一つに含まれているレンズで、
Canonの高級レンズの『Lレンズ』の一本です。

広角の24mmから中望遠105mmをカバーできるため、思ったようにシーンを切り抜きやすいレンズです。

24mm

50mm

105mm

 

最短撮影距離は0.45m
被写体にある程度近づけるため、
スナップ撮影中に気になった被写体をレンズの交換をせずに気軽に撮影できます。

 

絞りは4~22
流石Lレンズと思わせてくれる綺麗なボケを出せます。

 

AFスピードはCanonの技術『ナノUSM』を採用しており、
驚くほど素早いスピードでピントが合います。
動きのある被写体や、長く留まっていられない場所での撮影で頼もしい性能です。

 

RF24-105mm F4L IS USMは24mmの広角から105mmの中望遠までをカバーできるため、非常に使い勝手が良く、初心者ユーザーにも使いやすいズームレンズです。
キットのボディであるEOS R6 MarkIIも非常に使いやすい高性能のカメラで、
レンズを装着すると一眼レフ機のEOS 5DシリーズにEF24-105mmを装着した状態をギュッと縮小させたスタイルになります。
ボディとのバランスも良い為、構えやすいです。
更にボディとレンズの手振れ補正も強力なため、手持ちでもブレを心配せずに撮影を楽しめます。
様々なシーンに対応できる“万能レンズ”をお求めの方にお勧めできる一本です。

◇スタッフが”キットレンズ”の魅力をご紹介する【 いつもとなりにきっと 】次回もぜひお楽しみに。◇

[ Category:Canon | 掲載日時:24年01月29日 17時00分 ]

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【OM SYSTEM】OM-1で撮り歩き ~東京散歩~

年末年始の休日に天気に恵まれないことが多かった筆者は、
とある一日久々の晴天に恵まれたのを、ここぞとばかりに『OM SYSTEM OM-1』に二つのレンズ『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II』『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』を用意し付け替えながら街ブラ撮影をしました。

降り立ったのは学生時代からずっと好きな場所の1つ。
『日本一の本の街』こと、神田神保町からスタートです。
専門書店・古本書店が数多く並ぶこの町は、例えるなら“宝の山”だと思っています。
大袈裟かもしれませんが、貴重な書籍や他と比べものならない価格などで手に取る事ができ、見どころ満載です。
さらに名物「古本まつり」も例年10月下旬から11月上旬に開催され、より時間はあっという間に過ぎ去ることでしょう。

素敵なコーヒー屋さんの通りがあり、趣きがあったので「ピクチャーモード」を活用してシャッターを切ってみました。

神保町から、すぐ隣の九段下方面へ移動してきました。
周辺観光スポットとして近くに皇居や日本武道館、靖国神社など、有名どころが多いのが特徴です。

自然にも触れながら、動きのある被写体はどうか?と試してみることにしました。
持ち歩きやすい12-100mmを使用して、やや上から鳥を撮影しました。
今回は使用していませんが、より望遠撮影を楽しむのであれば「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS 」など持って出かけると、また違った写真が撮れるのではと思いました。

OM SYSTEMの製品には野鳥撮影にぴったりのレンズも豊富にあります。
ぜひこちらのブログもご覧ください。

 

天気が良くて、撮影日和で大変良かったです。
今回歩き回った神保町/九段下には、写真だけでは伝わらないまだまだ素敵な場所が多くございます。ぜひ皆様もカメラを持って、歩いてみてください!

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年01月28日 16時00分 ]

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【Nikon】一眼レフ機で始める成田山新勝寺の初詣

【Nikon】一眼レフ機で始める成田山新勝寺の初詣

2024年1月1日に最初に行うこと。
それは初詣です。
いつも成田山新勝寺に行くことにしているのですが三が日の日中は極力避けることにしております。
もちろん、ものすごく混雑するからです。

というわけで、二年参りの混雑を避ける事も兼ねて夜中の2時過ぎに出かけてみたのですが、結局、人混みを回避することはできないのでした。
JR成田駅前より参道に入ってすぐの光景ですが、かなりの賑わいをみせておりました、

成田の参道には時折散歩がてらに歩くのですが、夜半に来てみるとまた、違う情景に出会うことができます。
夜だからこその撮影できる場面に出会うとついカメラの手を向けたくなるものです。
昼に見かけるいつもの光景とは違い、新鮮な出会いを味わえます。
参道を歩いていくと、国際色豊かな海外の飲食店もあり外国のパブにいるかのような雰囲気を味わえます。
伝統的な街並みの中にあっても、異国情緒が存在する成田らしい光景かと思います。

成田山には例年、元旦含め3が日で例年280~300万人ほど参拝客が訪れます。今年も前年と比較してほぼ増減がないと聞いています。

「成田のお不動さま」として親しまれている成田山新勝寺ですが、その歴史は古く天慶三年(940年)に寛朝大僧正が平将門の乱(天慶の乱)平定の平和祈願のため成田公津ヶ原にて護摩供を奉修したのが始まりとされております。

その後、江戸時代の元禄のころに成田山不動明王に深く帰依する歌舞伎役者、市川團十郎が不動明王の芝居を行ったことなどから江戸からの参拝が人気となり江戸庶民に成田山の信仰を大きく集めたそうです。

よく知られていることではありますが現代の形での初詣は歴史が浅く、鉄道の普及により全国に広まっていったそうです。
成田山の初詣の参詣客が多いのは、やはり京成電鉄とJRの鉄道路線が大きく関係しており、私鉄と国鉄(当時)が参詣客を競い合うように獲得していったことが影響しているとのこと。
今でも年末年始には初詣の増発ダイヤが組まれています。

さて、今回、新年初の撮影に持参した機材は、Nikon DfとVoigtlander ULTRON 40mm F2 Aspherical SL II
どちらもレトロな外見にこだわった往年のデザインを彷彿とさせる機材になります。

Nikon Dfは2013年11月28日に発売された機体となるので10年以上前のモデルになりデジタル一眼レフカメラの中でも少し異色なカメラです。
Nikonのミラーレス機全盛の中でヘリテージデザインにこだわったNikon Zfがありますが
デジタル一眼レフカメラ時代においてフィルム時代をリスペクトしてデザインされたボディがNikon Dfです。

有効画素数1625万画素で当時のフラッグシップ機のNikon D4と同等であり、ISO100~12800相当になります。
今回は夜半の2時過ぎに持ち出しているのですが、感度はカメラ任せで撮影しています。
この往年のカメラを手持ちの状況で、さらにマニュアルレンズにて撮影しているわけですが十分に絵になる光景を切り取ることができているかと思います。
高感度処理やホワイトバランスなど技術は現在のほうがはるかに進んでいるわけですがこんな使用条件の厳しい状況でもいまだに期待に応えてくれる良いカメラかと思います。

使用しているレンズであるVoigtlander ULTRON 40mm F2 Aspherical SL IIもデザインからして撮影していることが楽しくなるレンズになります。
フォーカスリングに金属の指掛の良いローレットパターンのデザインにて設計し、露出計連動爪を装備しているところなどクラシックなデザインがたまらないかと思うのです。
ぬめりのある心地よいトルク感を味わいながらピントを合わせていくのはとても楽しいものです。

レンズ構成は変形ダブルガウスタイプとなり両面非球面レンズと超高屈折率ガラスの採用しているとのことで
絞り解放でも切れ味がよくなめらかなボケ味を得られるものとなります。
実際、撮影した画像を拡大してみてもピントが当たっている面は暗く厳しい状況下でも描写の精細さを感じることができます。
さすがに暗い状況でピント合わせは苦労する面はありましたが満足できる描写を得られたかと思います。
色のりはしっとりとしており夜中の情景を映し出すのにとても適応しているレンズではないかと感じられます。

久しぶりにこの機体を使用しての撮影をしてみましたが、一眼レフカメラはファインダーを覗いただけでわくわくします。
そのクリアなファインダーは撮影意欲を掻き立てられ、魅力は衰えることはありません。
今年もいろいろ一眼レフカメラやレンズを試していこうかと思います。

フルサイズの世界に興味のあり、これから始めてみたい方にも一眼レフカメラ機で始めてみるのもよいかと思います。
カメラ撮影に必要な機能はしっかりとしており、何より対応するレンズが広範囲にわたってラインナップがあること。
トップクラスのレンズを現行のミラーレス機のレンズよりも抑えめの価格で揃えることができるという利点があります。
ぜひご検討いただければ幸いです。

今年もカメラライフを楽しみましょう。

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. Nikon | 掲載日時:24年01月28日 12時00分 ]

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【HASSELBLAD】 907X & CFV 100C

【HASSELBLAD】 907X & CFV 100C

歴史を持つカメラは数あれど、今なお形を留めたまま存続するものは数えるほど。
そのひとつ、HASSELBLAD Vシステムの継承機「907X & CFV 100C」は2024年生まれの新しいカメラであるとともに、ハッセルブラッドの歴史を現代に刻み続けるための奇跡の子。
HASSELBLAD Vシステム用デジタルバックの「CFVシリーズ」が、2013年に一度終わりを迎えてから約11年、そして907X 50Cによる鮮烈な復活劇を見届けてから約4年、Vシステムはまた一つ歴史を積み重ねます。

ボディの姿形はまるでフィルマガジンA-12のよう。片手に収まってしまうコンパクトな体躯からは考えられないほど大きなセンサーを搭載し、最新のXCDシステムレンズはもちろん、往年のハッセルブラッドVシステムカメラにもデジタルバックとして装着することが可能です。ここまでは前モデルの907X 50Cと同じ。

しかし使ってみると進化した箇所が次々と明らかに。見た目だけでは図ることができないHASSELBLAD 907X & CFV 100Cの力、ご覧ください。

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

今回使用したレンズは38mm F2.5 V。さらに503CXボディに装着してCF 80mm F2.8との相性もチェックしてきました。Vシステムを継ぐカメラとしてこの使い方をせずに語るわけにはまいりません。

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

XCD38mmの実力は登場時すでに確認して知っているつもりではありましたが、この破綻なく表現する力と絞り開放で発生する減光をエッセンスにして生み出す絵画的な写真。これは何度経験しても鳥肌が立つのを感じます。

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

またHASSELBLADと言えばXPanから受け継いだパノラマ比率「65:24」が選択できるのも魅力。
風景では情報を横へ横へと広げる感覚、近景では上下を取り除いて画を整える感覚。
今回チョイスしたXCD38mmはその両方に対して有効な画角でもあります。

HASSELBLAD CFV100C + 503CX + CF 80mm F2.8

 

HASSELBLAD CFV100C + 503CX + CF 80mm F2.8

 

ここでCF80mmにスイッチ。
換算焦点距離はおよそ65mmとなり、普段フルサイズ35mmを標準としている私にとってはやや切り取る形の中望遠レンズ。6×6の標準レンズとしてのクオリティを期待しての選択かつ、同時にXCD38mmとのメリハリを考慮した構成でもあります。
撮影結果はご覧の通り。最新レンズと比較するとやや描写に柔らかさを感じる部分こそあれど、6×6で鑑賞するより少し狭い画角であってもなお感じられるこの空気感および立体感。おそらく自分が目で見ている風景に比較的近い解像感なので、先ほどの38mmより強いリアリティを伝えることができました。

正直な予想としてCFV 100Cの1億画素センサーで受け止めるには、VシステムCFレンズと言えども粗探しをする写真になってしまわないかが心配でした。しかしこれは完全な杞憂。むしろ面表現のテクスチャ、水の質量感を語る上ではこちらの方が優れているのではと感じるほど。圧倒的な力を持つセンサーでありながらレンズをも選ばない優等生なのか、それとも時を経たとしてもやはりハッセルレンズだからこそなせる業か。いずれにしても最高の組み合わせであることは間違いありません。

HASSELBLAD CFV100C + 503CX + CF 80mm F2.8

 

前モデル同様、デジタルバックとして運用しても不便さを感じることはありませんでした。ライブビューをするためにはレンズとバックシャッターを解放する必要があるので、基本的にはフィルムバックが付いている場合と同じように撮影する形になりますが、とはいえ露出さえ測ることができればフレーミングもピント合わせもウエストレベルファインダーのおかげで直感的。また、半透明のファインダーマスクが付属しており、それを500シリーズのファインダー内に落とし込むことで撮影範囲が分かるようになっています。以前は黒色のマスクであったのに対して、半透明の材質になったため撮影範囲外の風景も確認することができるようになりました。覗き込んだ時の見え方はさながらレンジファインダーのようで「6×6をクロップして使っている」という少しもったいない気分が全く沸き起こりません。小さな変化ではありますが撮影者に対する非常に有効な配慮の一つです。

その他にもバックが外れてしまわないようにセーフティの機構が付いたり、ホットシューが使えるようになったりと前モデルで叶わなかった部分に関してもこのカメラは解消されています。動作の安定性や反応のレスポンスもまた1段階上がったように感じたので何もストレスを抱えることなく撮影に臨むことができました。
最新のカメラシステムの中だけであればいざ知らず、何十年も経過したボディやレンズと組み合わせてなおここまで快適に、そしてそれ以上に高い成果を生み出す事は並大抵の技術、信念では叶わぬこと。本来のフィルムカメラとしてのラインナップは終えてしまいましたが、今この時代だからこそできる楽しみを噛みしめる事となりました。

・・・

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

HASSELBLAD 907X&CFV100C + XCD 38mm F2.5 V

 

XCDレンズを付けても500シリーズデジタルバックとしても、1台で2度楽しめるカメラ907X & CFV 100C。
ハッセルブラッドユーザーの一人としてこのカメラが発売されたことを嬉しく思います。

100年の歴史の切先。
1億画素を自由な楽しみ方で。

[ Category:etc. | 掲載日時:24年01月27日 19時25分 ]

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【SONY】人気のVLOGCAMで静止画撮ってみた

【SONY】人気のVLOGCAMで静止画撮ってみた

VLOGCAMと言えば、SONYが最近展開している気軽に撮れる上に動画機能に優れた小型・軽量なカメラのシリーズです。
ブイログと名前が付いているため動画機として購入・検討される方も多くないですが、実は静止画を撮影するためのカメラとして考えても非常に優秀であることはご存知でしょうか?

今回、VLOGCAM ZV-E1を静止画撮影に持ち出して撮影を行いましたので作例と共にご紹介したいと思います。

まずはZV-E1の簡単なスペックについて書いていきます。
Vlogcamという製品の性質上、ファインダーが無い代わりにフルサイズ機の中では比較的軽いカメラに仕上がっています。さらにAIプロセッシングユニットが使われておりますので、幅広い被写体を高い精度で検出・追従してくれるようになっており、非常に使いやすい一台です。

また有効画素数は静止画では1210万画素、動画時では1010万画素と4K動画に特化させているようなセンサーになっています。
昨今人気のミラーレスカメラは多くが2400万画素を超えるモデルが中心です。一見、約1200万画素のカメラと考えると非常に画素が少なく心もとないと感じるかもしれませんが、シーンによってはこの低画素が強みになるシーンがあります。


まずは夜の撮影に強くなります。
具体的には、画素が低い故に高感度でISOが上がっても画像にノイズが乗りにくいので、暗所でもしっかりシャッタースピードを稼ぎつつ撮影をする事が可能です。

そしてダイナミックレンジが約15ストップと色の階調を豊かに表現する事が可能です。一般的なモデルではRAWデータでのダイナミックレンジはハイエンドモデルでも14+ストップなので、非常に階調表現に優れていることが分かります。これは1200万画素であるZV-E1のようなカメラならでは。


メリットは多数ありますがもちろんデメリットもZV-E1にはあります。
やはり一番は低画素モデルゆえにトリミング耐性がほとんどない事。昨今主流のSNSでは高画質設定を用いた場合、最大画質が4K相当(約800万画素)になるものもあります。2400万画素ある機種だと、カメラ内のクロップ機能を用いて1.5倍に拡大しても約1000万画素は残りますが、ZV-E1はその半分以下になってしまいます。
トリミングをしないのであれば、最大画質の投稿を用いても申し分ない画質で撮ることが可能ですがトリミングをすると大幅に最大画質を下回ることになってしまいます。

また、メカシャッターを搭載していないZV-E1はストロボの最大同調速度が1/30なのでストロボを用いた撮影には不向きと言わざるを得ません。



ZV-E1はα7Ⅳと同世代の画像処理エンジンを使っているので発色がとても自然でAWBの設定にしても、癖のない色再現性の高さです。(1枚目)
2枚目は、ホワイトバランスの設定を電球にして撮影を行いました。電球の設定にすると白い光源が青っぽくなるので、夜の写真感を強めることが出来ます。

いかがでしょうか。
今回はVLOGCAM/動画を撮るカメラとして高く評価されているZV-E1の静止画の可能性についてご紹介させていただきました。
実はZV-E1に使われているセンサーは、高画質な動画が撮れることで高い人気を博している「α7SⅢ」や「FX3」と同じセンサーが使われております。
動画撮影にとってメリットになるということは、写真においても有利に働くメリットとなる部分がたくさんあります。ファインダーレスモデルなので、写真機にはEVFがマストであると感じている方には選択肢には上がりにくいカメラだとは思いますが、その分軽量なので小型なレンズと合わせると軽くてオススメです。
またトリミング耐性が低いと書いてはいますが、全くできない訳ではありません。多少のトリミングであればSNS等で使う写真としてはZV-E1の画素数でも申し分ない場合が多いです。

フルサイズミラーレスデビューを考えている方も、軽くて高画質な動画機を探している方も、ぜひZV-E1をご検討をお願いします。




[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月27日 14時30分 ]

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【Escura】昭和カメラフィルムレビュー

【Escura】昭和カメラフィルムレビュー

私がフィルムで撮影する理由の一つに昭和のノスタルジックさを追求したいというのがあります。

そのためには、なるべく自然光を利用したり、イベントや祭の記録、当時の観光ブームの一環として観光地の風景を撮るなどありますが、
それでも物足りなさがありました。

 

そんな中、前から気になっていた「昭和カメラフィルム」

 

さて、このフィルムで昭和の雰囲気を感じることができるのか。

今回は、Nikon EM + Nikon Ai-s Nikkor 50mm F1.8の機種を使って

こちらのフィルムで試し撮りしてきた写真を紹介します。

 

 

色褪せた色を想像していたので、力強いコントラストが出たことに驚きました。

 

また、このフィルムの赤と黒の発色に惚れ惚れしました。

このホコリ臭い退色した色は、直感的に昔懐かしく感じます。

 

 

また、このフィルムの黒の色味は「漆黒」と表現されるほど、純粋な黒をしています。
写真に奥行きができ、時間間隔に距離が生まれ遠い過去にタイムスリップしたような気持ちになりました。

 

 

この日の天気は快晴でしたが、なかなか重厚感があります。

 

 

 

 

粒状感がありますね。
結構ザラザラしています。
ロモグラフィーと似たフィルムのようにも感じます。

 

 

低彩度でソフトなコントラストも表現可。
幅広い表現豊かなフィルムです。

 

いかかでしたでしょうか。

昭和カメラフィルムは「C-41現像」なので一般的な店舗のラボ機で処理可能。手軽に現像することができます。

30枚撮りというのはまた珍しいです。

 

今回、こちらのフィルムを初めて使ってみて、昭和カメラフィルムの色味がとても気に入ったので、また撮影して紹介させていただきます。

次回は、もっと違う色を撮って比較してみてお見せできたらと思います。

 

▼▼使用したフィルムはコチラ▼▼

▼▼おすすめの中古フィルムカメラ、レンズはこちら▼▼



[ Category:etc. Nikon | 掲載日時:24年01月27日 11時10分 ]

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【SONY】新製品「α9 III」の外観を「歴代α9シリーズ」と比較してみた

【SONY】新製品「α9 III」の外観を「歴代α9シリーズ」と比較してみた

マップタイムズをご覧いただきありがとうございます。
新たな歴史を切り開く、世界初グローバルシャッター方式のフルサイズイメージセンサーを搭載した「SONY α9 III」が発売となりました。


マップカメラにも早速入荷してきましたので、歴代のα9シリーズである「α9」と「α9 II」と比べながら、実際に触った感想も含め外観レビューを行っていきます。
「α9」や「α9 II」を持っているのだけど、外観はどれくらい変わったんだろう?操作性に違いはある?
そんな疑問に少しでもお応えできると幸いです。

まずはシンプルに正面から比べていきます。
ずらっと「α9」「α9 II 」「α9 III」を並べて思ったのが

「これだけスペックアップしているのにサイズ感がほぼ変わらない…!」
という驚きです。

最大120コマ/秒の連写性能や卓越したAF性能。さらに最新の手振れ補正 8.0段搭載。
ソフトウェア面が進化するのと同時に、処理するハードウェアに対するスペックの要求も高くなります。

ほぼすべての機能が初代「α9」より飛躍的に進化しているのに、サイズが大きく変わらないという事がどれだけ凄いことなのか。
想像してみるとSONYの小型化に対する情熱と、血のにじむ努力がヒシヒシと感じられます。

「α9 III」になり多少大きくはなっているのですが、それは機能的な面で仕方がなくというより、望遠レンズやGMレンズを装着してもしっかりと支えられる「グリップ感」を確保するための要素が強いように思います。
握った感じとしては「α9 III」が一番しっかりとホールドすることができ、長時間の撮影でも疲れにくいように設計されているように感じました。

また、「α9 III」にはボディ前面にも1つカスタムキーが追加されている部分も見逃せません。
レンズを構えながらファインダーを覗きつつ、右手の人差し指、中指で割り当てした機能を使うことが可能に。
後述しますが、連写モードなども割り当てることで管理できるようになります。

右側面のグリップ部を横から比べてみました。
正面からのサイズ感はあまり変わりませんが、横のグリップの部分についてはサイズアップしています。
これは先述した通り、機能面をパワーアップした結果仕方がなく大きくなってしまったのではなく、ホールド力を確保させるためにあえて「大きくしている」ように感じます。
グリップについては「α9 III」が一番握りやすく感じました。

また写真の通り、メディアの出し入れのを行うロック機能を追うごとに進化しています。
こちらは耐久力、使いやすさを考えても「α9 III」の形式が使いやすかったです。

端子側の側面も比較してみました。
「α9 III」が一番分厚いように感じるのですが、ボディ部分の厚さは「α9 II」とほぼ同等のサイズ。
盛り上がって見えるのはソニー独自の「4軸機構の液晶モニター」の採用によるものです。
この機構を採用したことで若干分厚くなっていますが、液晶可動の自由度が飛躍的に進化しています。
余談ですが、SONYならではのマウントのオレンジラインが無くなっていたことに少しびっくりしました。先代と比べていないと気付かなかった違いです。
ちなみにボディキャップを外すと内側にしっかりとオレンジラインは残っているので、SONYのオレンジアイデンティティは健在です。

折角なので各機種の液晶を広げて並べてみました。
横並びにして比べてみるとギミック、可動範囲が大きく異なることが分かります。

「α9III」はチルト方式/バリアングル方式 両方すぐに切り替えができるようになりました。
写真撮影だけでなく動画撮影にも柔軟に対応できる設計です。
これからは両メリットを活かせる「4軸機構の液晶モニター」が主流になっていきそうです。

次に上部を比較してみます。
ダイヤル周りについては歴代のαシリーズ全般に言えることですが、世代によって少しずつ改良を加えられながら進化してきました。
初代「α9」と比べると変更されている部分が多いように感じますが、基本的なボタン要素は変わっていないので「α9」→「α9 III」に買い替えても大きな違和感を感じることなく使用できると思います。

「α9 III」のダイヤル周りです。
露出ダイヤルが露出補正以外にも好みの機能が割り当てられるダイヤルとなり、使い勝手が向上。自分好みにカスタムが出来るようになりました。
最近のαミラーレス機に搭載されている「静止画/動画/S&Q切換ダイヤル」も付いたことで、写真や動画の切り替えがより素早く行えるようになっています。

左側のダイヤル部を「α9 II」と「α9 III」で比べてみました。
今回大きく変更が入っているのが「*」です。
従来、連写などのモード切替は左側のダイヤルを物理的に回して変更する必要がありましたが、「*」に設定することでメニューやカスタムボタンから切り換えられるようになります。
「*」モードを選択しFnメニューやカスタムボタンにドライブモードを割り当てておけば、左手でレンズをホールドしながら右手でドライブモードの切り換えが可能に。
単写/連写の切り替えをより柔軟に対応できるようになりました。
連写能力が向上したことで、新たに「H+」も追加されています。

ソフトウェアの部分になってしまいますが、メニューも最新タイプの「タッチ対応メニュー」に刷新されています。
各項目にアクセスしやすくなっているので、ここはうれしいポイントです。

「α9シリーズ」を愛用しているユーザーはグリップを使用している方も多いはず。
今回「縦位置グリップ VG-C5」と先代の「VG-C4EM」と比較してみました。
大きな変更点としては「リアダイヤルが2つ」になっている部分。更に片方のダイヤルにはロック機構が付いています。
今まで以上に本体と同じような操作感で使用できるようになっており、縦位置にしても違和感を感じることなく操作が可能。
更にグリップ感もより向上。縦位置で握っているにも関わらず、横位置のボディを握っているような感触。縦位置ならではの違和感を感じません。
本体だけでなくアクセサリーに関しても大きな進化を実感することができました。


望遠レンズと合わせるだけでも神々しい見た目。様々なレンズを装着して使い倒したくなってしまいます。

まだまだ語りたい部分は沢山あるのですが「α9 III」の外観比較については一旦ここまでとさせていただきます。
実際に「α9 III」で撮影した写真のレビューも近日中に掲載予定となっておりますので、乞うご期待ください。


「α9 III」の本体性能について「α9」ユーザーの思いをつづった記事もございますので、こちらも是非ご覧ください。
大きく進化した部分、注目の機能などを詳しく解説しています。


「α9 III」の機能を最大限引き出す、オススメレンズの特集も是非ご覧ください。

「α9 III」今なら在庫ございます!
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[ Category:SONY | 掲載日時:24年01月26日 19時31分 ]

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【Nikon】全てを満たす。Plenaを使ってみた。

【Nikon】全てを満たす。Plenaを使ってみた。

今回は固有名称を冠したレンズ、「Nikon NIKKOR Z 135mm F1.8 S Plena」を使ってみました。
本レンズは、先に発売された、NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctに続いて発売された、固有名称付き中望遠単焦点レンズとなります。

この「Plena」という名前は、空間が満たされているという意味のラテン語、Plenumに由来されています。
今回はPlenaの性能をフルに発揮させたいため、組み合わせたボディはNikon Z9になります。
それでは作例をどうぞ。※作例は全てRAW現像を行っており、粒状感などを追加しております。

これまで様々なレンズでボケを感じてきましたが、Plenaは「とろけるような」ボケ。とても綺麗なボケだと感じました。
そして描写にも驚きました。
合焦しているまつげや目の周辺部分の解像感が非常に高く、高画素機で使用するとかなり拡大してもしっかり描写されており、どこまでクロップできるんだ…と驚きました。

ボケの美しさも非常に魅力的ですが、立体感も非常に素晴らしい。中判のフィルムカメラを使って撮影することもあるのですが、その立体感にも負けてないのではないかと感じました。
ボケの美しさとこれほどに被写体を浮き上がらせる立体感。ポートレートレンズとしては最強クラスといっても過言ではないのではないのではないでしょうか。

もちろんポートレートだけのレンズではありません。
中望遠スナップにも挑戦しました。普段中望遠レンズでスナップをしない私には少し抵抗がありましたが…
そんなことも忘れるくらいの描写力。
中望遠スナップの楽しさに少し触れることができたと感じています。

この日はZ9とPlenaをストラップ無し、手持ちで撮影をしていたのですが、意外と疲れないことにも驚きました。
決して軽いレンズではありませんが、ボディと組み合わせることで良いバランスになっているのかもしれません。

いかがでしたでしょうか。

今回はNikon NIKKOR Z 135mm F1.8 S Plena を使って撮影をしました。
「描写」「ボケ」「立体感」と三拍子揃った本レンズ。
撮影時はもちろん、撮ったデータを見た時も衝撃を受けるほど良く写っているレンズで非常に満足度の高いレンズ。
まさに全てを満たすレンズです。

皆様も是非Plenaの写りに満たされてはいかがでしょうか。


[ Category:Nikon | 掲載日時:24年01月26日 17時10分 ]

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【Leica】小さなサイズが魅力のSIGMA fpでSummar 50mm f2の描写を視る

【Leica】小さなサイズが魅力のSIGMA fpでSummar 50mm f2の描写を視る

年が明けてから早くも3週間が経ちました。
お正月のバタバタした雰囲気も収まり新年1発目の撮影に向おうと考えた時、ふと今更な疑問が頭に浮かびました。
写真の仕上がりはカメラとレンズの組み合わせによる総合的なものだけど、レンズの影響はどれくらいあるのだろう?と。
そこで今回は軽量コンパクトなフルサイズカメラ『SIGMA fp』と
個性豊かなレンズ『Leica Summar(ズマール) 50mm F2』で冬のお台場に撮影に行って参りました。
カメラはライカSLマウント、レンズはライカL39マウントと”L”マウントつながりではありますが
直接マウントができないため、RAYQUALのLM変換リングにSHOTENのヘリコイド付きM/SLアダプターを付けた
ダブルマウントアダプター状態で装着しています。撮影は全てJPEG撮って出しです。
SIGMA fpの色の設定はSTDモードで露出補正と絞りの調整のみしています。

この日は午前中から曇っており、逆光で特に持ち味を発揮するズマール1本勝負は
ストイックすぎたかと思った時に少し雲の切れ間から光がのぞいた時の1枚。
絞り開放での撮影ですが周辺光量落ちとオールドレンズらしい階調が雲を重厚に写しています。
筆者は普段ファインダー付のカメラを使用しているため、EVFがオプションとなるSIGMA fpは
このくらいの逆光でも液晶モニターが視認し辛く、ファインダーのありがたみを感じました。
手を液晶フード代わりにして拡大MFを使って手前の街灯にピントを合わせています。

お台場で所用を済ませている内に気が付けば幾分か空が明るくなってきました。
真冬ですがダウンジャケットを脱ぐくらいの陽気でした。いそいそと撮影再開。
こちらも逆光で絞り開放での描写です。こういった遠景はピントリングを無限マークに合わせて
適度に露出補正をかければ画になってしまうのが嬉しいところです。
奥の雲が照らす光が美しくハッと目を奪われました。

半逆光で絞りをF4程度に絞りました。ピントは写真中央の花に合わせています。
少し絞るだけで花ビラ1枚1枚を、立体感と質感溢れる仕上がりにしてくれるところにフルサイズセンサーの力量を感じさせます。
SIGMA fpは有高画素数が2460万と適度なバランスのためズマールのようなオールドレンズでも
解像感をシビアに気にすることなく、階調や色のり、柔らかさを堪能できると思いました。

絞り開放とF9まで絞り込んだ比較です。
今回使用しているズマールは、現代ではあまり馴染みのない大陸絞りのため
F値の表記がF2.2、F4.5、F6.3、F9、F12.5と半端になっています。
撮影間隔はわずか1分で絞りのみ変えた写真で、開放だと周辺光量落ちが写真に暗い印象を与えますが、
絞り込むと光量落ちが解消しズマール特有の柔らかさが取れ画面全体がすっきりしました。

絞り開放かつ最短撮影距離でSHOTENのマウントアダプターのヘリコイドの繰出し有り無しの写りを比較しました。
上の写真は1m離れていますが、フルサイズのカメラだと被写界深度が浅く
拡大MFを駆使してピントを合わせましても、小さな花がいくつも集まっているとなかなか最初に狙ったところに
フォーカスを合わせるのが難しく、距離計があるM型ライカにいかに助けられているか改めて実感しました。
ヘリコイドを最大まで繰り出すと近接しかピントを合わせられませんが被写体に近寄ることができ
ズマールの柔らかい描写と重なって写真に良い雰囲気を出すことができました。

普段Leica M11を使用している筆者がSIGMA fpを使って最初に感じたことは、
液晶画面が大きいのでライブビューがしやすく屋外での使用の際は必要に合わせて
オプションアクセサリーが豊富にあり、使う方のニーズに合わせてスタイルを変えられること。
グリップレスのボディは手の小さな方でもホールドしやすく、かつ重厚感があるボディは所有欲をそそられます。
ボタンとジョグダイヤルの操作に慣れることでより撮影者の使い方に寄り添えること。
レンズの描写に関してはズマール特有の柔らかさと階調の豊かさ、逆光でのフレアの描写がSIGMA fpでも
個性を活かしてると思いながらもカラーモードがSTDでもLeica M11より彩度が少し高めに出ることろに違いを感じられました。

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[ Category:etc. | 掲載日時:24年01月26日 17時00分 ]

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【いつもとなりにきっと Vol.1】Panasonic LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

【いつもとなりにきっと Vol.1】Panasonic LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

すでに何年もカメラで撮影を楽しんでいる、つい最近カメラを購入した、これからカメラの購入を検討している。様々な状況があるかと思いますが、レンズ交換式のカメラで本当にはじめての購入という場合、多くはレンズキットを購入するパターンが多いのではないでしょうか。

レンズキットは別々で購入するよりもお得に入手でき、使いやすい標準ズームレンズが一緒であることが多く、どのようなレンズを購入すべきか分からない時には大変ありがたい存在です。
今回の連載ブログでは、はじめのパートナーともいえる所謂”キットレンズ”にフォーカスし、改めて”キットレンズ”の魅力をお伝えできればと思います。


第1回目ご紹介するのはPanasonic LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6です。
キットレンズとしては珍しい広角20mmから標準域の60mmまでをカバーするフルサイズ用のレンズで、S5IIやS5IIxなどのキットレンズとして採用されています。

今回はこのレンズとS5IIを持って近所の里山を散歩してきました。
この里山は昔ながらの雑木林や田園風景が残り散策にはうってつけです。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6は全長も短くコンパクトなのに加え、ボディとのバランスよく取り回しもよくスナップなどの撮影など常用レンズとしても使いやすいです。

間伐で切られた木にフォーカスしてみました。キットレンズは暗いレンズが多いので、
ボケの量が少ないイメージですが、被写体の前後にボケが出るように撮影してみました。

薄くひろがった雲を通して太陽を入れた構図で撮ってみました。逆光下でススキのシルエットや穂先が輝く様子がしっかりと出ています。

S5IIのバリアングル液晶を使ってローアングルで撮影してみます。
広角端の画角との組み合わせで、雑木林の広さを出してみました。

太陽をバックに入れつつ、空に広がる木イメージしてシルエットで映してみました。
こちらも広角端で撮影をしたので、それぞれの枝の空に向かって広がる様子が出ています。

誰かがまとめて置いたどんぐりがありました。
広角側の最短撮影距離15cm、望遠側では40cmとなっているので、ある程度近づいて撮影することもできます。

雑木林を抜けて田んぼの脇に降りてきました。畑仕事で使っていた長靴が逆さまにして干されていました。

Panasonic LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6を使ってみて感じたのは、キットレンズとしては珍しい20mmという広角端と、
軽量コンパクトな取り回しの良さでした。特に超広角に近い20mmでの撮影では、標準ズームとは違った景色を切り取ることが出来ます。
この画角の使い勝手の良さを活かして風景からスナップ撮影などのシチュエーションで活躍できる一本ではないでしょうか。

◇スタッフが”キットレンズ”の魅力をご紹介する【 いつもとなりにきっと 】次回もぜひお楽しみに。◇

[ Category:Panasonic | 掲載日時:24年01月25日 19時00分 ]

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【Canon】EOS R6 Mark II で秋を振り返る。

気が付けば1月も中旬、つい先日のように感じていた秋ももうずっと昔のように思えます。
昨年の11月に秋を感じたい。という気持ちに駆られ静岡県の稲取細野高原へススキの撮影に向かいました。
車を走らせること約三時間半。(友人に運転して頂きました。大感謝です。)そこには壮大な景色が広がっていました。
とても感動したので道中の写真も交えながら作例をご覧ください。
使用した機材は以下のものとなります。

Canon EOS R6 Mark II ボディ
Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM
Canon RF85mm F1.2L USM DS


Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM


Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM

眺めのいい場所を見つけたので車を止め撮影しました。
外に出ると少し風が強く冷え込みましたが空気が澄んでいて気持ちいい風でした。
見晴らしの良いところで休憩をし少しずつ進みます。

Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM

Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM

また少し行ったところで車を止めます。
髪がなびいている通り風の強さが目に見えて伝わると思います。眺めのいい場所があまりにも多いためキリがありませんでした。

Canon RF85mm F1.2L USM DS

Canon RF85mm F1.2L USM DS

開放からとても素晴らしい描写に驚かされました。被写体を際立たせる背景ボケからピント面は高いコントラストで解像力がとても高いです。ポートレートに最適なレンズと言っても過言ではありません。
※RF85mm F1.2L USM DSはDSコーティングによりレンズ周辺部の透過率が下がるため、絞り開放時のレンズの明るさはF1.2に対して、約1⅓段分暗くなります。

Canon RF85mm F1.2L USM DS

Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM

Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM

辺り一面に広がるススキをを見たのは初めてで感動しました。この光景を見た時は異世界に来てしまったのかと錯覚してしまう程素晴らしい景色でした。
遠くまで来た甲斐がありました。これからもCanonと共にいろんな場所を記録していこうと思います。

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[ Category:Canon | 掲載日時:24年01月24日 17時15分 ]

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