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【Panasonic】LUMIX DC-G9 PROで撮り歩き ~東京骨董市~

【Panasonic】LUMIX DC-G9 PROで撮り歩き ~東京骨董市~

何かと古いものが好きな筆者は、
『LUMIX DC-G9 PRO』に『LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.』を用意し、天気がよい休日に都内で開催されていた骨董市へと出向きました。

こちらはJR有楽町駅を降りてすぐ近く、東京国際フォーラムにて毎月開催されている骨董市です。
筆者はコロナ化で何かと制限された時、その影響を感じさせないくらい賑わっているここ数回の開催時など、お宝を探しに足繫く通っています。
最寄駅から決して近い場所ではないのですが、毎回好みの何かしらのお宝【欲しい物】を納得いく金額で手にできてるので積極的に参加しています。
雨天時は中止が多いですが、ここ最近は天気に恵まれるので『これぞ骨董市!』と感じさせるくらい、観光客の方も多く立ち寄ってお買い物をされているイメージがあります。

今回は素敵な物の中から、その一部を紹介します!
【出店数が多いので、ブラブラしながらも他のお客様の買い物の邪魔にならないよう撮影を行いました。】

2月/3月といえば新学期目前。季節の変わり目。
春を感じることが多くなりましたが、筆者は大敵“花粉”に悩まされながら日々過ごしています。
話が横道に逸れましたがこの骨董市で売られている物で、まず気になったのが絵馬。
筆者の好みの絵柄でしたので、撮影してみました。

これらは達磨でよいのかな?と思いながら、シャッターを切っていましたが
後々調べてみると「達磨大師」という名前を知り、達磨の木彫と知ることができました。
色々と見て、学べるのも骨董市の醍醐味だと思いました。

赤べこ“中学生での修学旅行にて製作したな…!”と思い出しながら
すぐ近くにあった「翡翠」が目に留まりました。よくこれも耳にするが翡翠ってどんなのだろう…と思い
こちらも調べてみると2016年に日本の国石に指定されたとの事です。

有名野球選手のパフォーマンスで更に知名度も上げた兜が置いてあるお店では
可愛らしい人形も飾られていました。

続いて今回の骨董市で多く目にしたのが
「綺麗な絵柄の焼き物/ガラス製品」でした。

こちらのお店ではカラフルで素敵な物が多く置かれており、
気になっているものを実際に手に取っている方、熱心に質問されている愛好家の方など
骨董市ならではの光景も見れるので、こちらも醍醐味です。

続けてぬいぐるみを売っているお店へと移動しました。

じっくり物を見ていましたがぬいぐるみ以外にも、筆者がここで気になったのは
“ER”とありましたので、英国王室メンバーの軍服/英国近衛兵のデザインがなされている「タオル」でしょうか。こちらも興味深いものでした。

別のお店へと移動しようとして周りを見渡すと
かなりの人だかりが出来ていて、気になったので直行しました。
こちらにはかなりの数のぬいぐるみが置いており、まさに圧巻でした!

天気が良く、出店数が多いので予想していた時間を過ぎてしまう程、楽しむ事が出来ました。
筆者が欲しかったお宝についても、今回もなんとか手にできて色々と得をした気分でした。
皆様もぜひ全国様々な骨董市が開催されていますので、お気に入りのカメラと一緒にお宝探しに行かれてみてはいかがでしょうか。

▼今回使用した機材はこちら▼
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[ Category:Panasonic | 掲載日時:24年03月10日 17時01分 ]

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【SONY】クリエイティブルック ムービー Vol.3『SH』

このブログでは、SONYのカメラに搭載されている「クリエイティブルック」の動画作例を、連載形式でご紹介させていただきます。

「クリエイティブルック」とは、SONYのカメラ機種に搭載されている10種類のプリセットです。
「ピクチャープロファイル」とは違い、専門的な知識は必要ありません。
直感的に自分だけの絵づくりが可能で、柔らかい雰囲気や、フィルムライクな色表現、現像なしで気軽に楽しめる機能となっております。

クリエイティブルックをユーザー自身で細かくカスタムすることもでき、自分だけの色表現を簡単に再現できるのも魅力の一つです。
カスタムルックとして保存をすれば、いつでも呼び出してその色を楽しめます。
このご紹介ブログでは、ご覧いただいているお客様に分かりやすいように、全てプリセット通りの作例でご紹介させていただきます。

第三弾は「SH」

私が一番好きなクリエイティブルックです。

今回の映像を作成するにあたり、
ボディはSONY「ZV-E1」、レンズはTAMRON「35mm F2.8 Di III OSD」を使用致しました。

この動画を撮影したのはまだ雪が降り始める少し前の季節です。

「SH」の色は春や秋の暖かさが伝わる柔らかな色です。
透明感がありながら、花や草の、空の色の発色がハッキリし、柔らかい雰囲気に仕上がります。

この「クリエイティブルック」の良さを、動画を切り抜きもご紹介しながらカメラやレンズの魅力をお伝えできればと思います。

まずこのレンズ、「35mm F2.8 Di III OSD」最大の魅力はハーフマクロ撮影が可能ということです。接写すればするほど背景との距離が出来ますのでよくボケます。ボケみと「SH」の柔らかな色の相性がとても良いです。

このカットは動画では使用していませんが、ハーフマクロの良さがよく伝わる画像なのでぜひご覧ください。

ボケ感を楽しもうと思うとF値が明るいレンズを選びがちになってしまったり、中望遠などで少し画角を狭めてしまう事もあるのですが、使いやすい広角標準の35mmという画角と210gという軽さでボケ感を楽しめる、とてもバランスのとれた1本です。

オートフォーカスは決して早い訳ではなく、人物などの動く被写体にはあまり相性はよくないかもしれません。

しかし今回のVlogのようなゆったりとした撮影や植物の撮影であればマニュアルフォーカスで合わせることで、TAMRONの柔らかな特性を生かし、ふんわりとした作品作りが可能です。

 ZV-E1では、全画素を使い、4Kでの撮影が撮影でき、
今回の動画は全て4Kで、フレームレート60Pで撮影しています。

1コマ1コマ滑らかに写っており、このカモが水に飛び込むシーンはまるで映画のような滑らかさでお気に入りのカットの一つです。

210gは実際に使ってみると驚くほど軽く、Vlogなどの撮影にぴったりです。「ZV-E1」の重さもバッテリー込みで483g。合計で693gと、動画向き機種としても軽量です。

この日は自宅から7kmの距離を往復していたのですが、足は少し疲れたものの、普段長時間カメラを持っているときに感じるような肩の痛みや腕の疲れは感じませんでした。

「ZV-E1」はファインダーが無い設計の為、他のミラーレスより一回り小さく、バックに縦にも横にも収納できるため、ストレスの軽減になります。

今回ご紹介をした「SH」は、動植物だけでなくポートレートにもぴったりです。

撮って出しで友人に送ると色が綺麗と喜ばれるので、私も重宝しています。

クリエイティブルックの魅力は、カラーグレーディングでしか出せないような特別な色味を楽しみたい方、自分の好みの色を見つけている最中の方や、普段とは違う雰囲気の映像や作品を作ってみたい方々に、気軽に試していただけるところだと思います。

皆様も是非、SONYのクリエイティブルックをお楽しみください。

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[ Category:SONY TAMRON | 掲載日時:24年03月10日 16時00分 ]

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【木下光学研究所】α7RⅣ×KISTAR 35mm F1.4で見る世界

【木下光学研究所】α7RⅣ×KISTAR 35mm F1.4で見る世界

木下光学研究所。
昭和53年に創業した、レンズ設計会社です。
ヤシカコンタックスカメラで使用されたのRTSマウントをはじめとするマニュアルレンズを多く生産しているレンズメーカーです。


SONYのカメラは、多くのマウントアダプターに対応しているため、多種多様なマウントのレンズを装着することが可能です。
そのため、素早いAFや高解像の現代ミラーレスカメラをお求めの方はもちろん、往年のフィルムカメラで使用されていたマニュアルレンズなどをお持ちの方にも人気のカメラメーカーになっています。

どうしても、SONYのカメラと聞くとGMレンズをはじめとする最先端技術を搭載したレンズを付けて出かけてみようと思いがちですが、今回はマウントアダプターをつけてマニュアルレンズとお出かけしてみようと思いました。

そこで、選んだのが「木下光学研究所 KISTAR 35mm F1.4 (コンタックスRTSマウント)」
最初はアルミ削り出しの鏡筒を見て、フィルムカメラが主流だったころのオールドレンズなのかと思ってしまいそうになりましたが、こちらのレンズは製造が2016年に開始と比較的新しいレンズでした。
格子状に凸凹したズームリングと420gのずっしりとした重みがオールドレンズへのリスペクトを感じます。

こちらのレンズは、最短撮影距離が0.3m。そのため、このように地面に咲いたタンポポも楽々撮影出来ました。
開放F1.4で撮影したため、背景がしっかりボケています。


F値を絞りこむと、一気にシャープな印象に変わります。
開放時もピント面はシャープでしたが、絞ると全体がキリっとクリアになります。
メーカーホームページによると、KISTARシリーズの特徴は開放での柔らかなボケと絞り込んだ時のシャープな描写性とのことですのでその特徴を見事に体現しています。

ブルーベリーのような実の付いている植物がありました。
小学校の登下校時によく見かけ、これは食べられるのだろうかと気になっていた記憶があります。
調べてみると、ヤブランという植物でした。
花が咲いた部分がそのまま実になるそうです。食べられる植物かどうかまでは分からなかったため、小学生の私の疑問は次回以降に持ち越しということになりました。


今回使用したボディはSONY α7RⅣ。α7RⅣの中には、現行品のILCE-7RM4AとILCE-7RM4の2種類あります。
2種類の外観の違いは、背面液晶の下部に「SONY」のロゴが入っているかいないかです。
入っているものがILCE-7RM4、入っていないものがILCE-7RM4Aです。
また、背面モニターもILCE-7RM4Aになって画素数が「144万ドット」から「236万ドット」へとより高精度のものになりました。
しかしながら、裏を返せばその2点以外は仕様・性能などにほとんど変わりはありません。よくご質問いただく点ですが、この2点の違いと考えて頂けたらと思います。

さすがに桜はまだ咲いていませんが、菜の花が線路沿いに色を添えていました。
この日は曇り空で、菜の花の鮮やかな色が出るかが心配でした。
しかし、写真を一枚取ってみると緑が鮮やかに出た印象です。
背景部は曇天に曇っていますが、菜の花の緑と黄色が鮮やかに出ているのが印象的です。
まるで、カメラが色味をみて自分で色を載せているようです。

鈍色の空の下で撮影したことも原因の一つかと思いますが、色味の鮮やかさはありながら主張しすぎない立体感は何か懐かしい気持ちになりました。
しばらくその理由を考えていましたが、CCDセンサーを用いた一眼レフで撮影したようなしっとりとした描写のようだと思ったからだと思いました。
澄み渡るような晴天のもとではこのレンズはどのような描写になるのか気になります。

水表のような薄いピントを狙う場合、AFよりもMFの方がピントを合わせやすいように感じます。
自分でピントをコントロールできるため、このようなシビアなピントの場合はMFの方が早くピントが合います。
木下光学のレンズは多くの人を虜にしている、との噂は耳にしていましたが私も虜になりそうです。
シルクのような肌触りの描写にもうっとりしてしまいますが、現在のカメラとも合致する重厚などっしりとした構えも魅力的です。

池の写真を撮っていていると、「モノクロで撮ってみたらどうかな」と閃きました。
今日はモノクロで撮ろう、と考えている時以外はめったにモノクロ撮影をしない私にとっては珍しいことです。

しかし、MFレンズを持っているとこんなことがあります。
何枚かレンズで撮影すると、このレンズはどんな感じで撮られたがっているかが段々見えてきます。
カラーかモノクロか、日の丸構図で撮った方が良いのか外した方が良いのか、アンダーが良いのかなど、レンズから教えてもらうことがあります。


引き続きモノクロで撮影してみます。
モノクロにすると、周辺減光が少し見られます。しかし、それがベンチの孤独を際立たせているようでいい味になっていると思います。

カラー撮影時でも感じた柔らかい描写はモノクロ撮影でも健在です。
コントラストが高すぎることもなく、幻想的な描写です。


このレンズの特徴を語る上で、このボケは外せません。
油絵の絵具を何度も重ねたようにこってりとしたボケが特徴的です。
少し後ろがグルグルしており、オールドレンズのようなボケが見られます。
他のレンズで似ているボケの出るレンズも少なく、抽象画のようなボケはこのKISTARならではの特徴と言えます。
このボケを見るだけでも、十分このレンズを使う理由になります。


オールドレンズのようで、オールドレンズではない。
シャープな描写ながら、柔らかい色味。
一度使うと、その魅力にとりつかれる魅惑のレンズ。

ヤシカコンタックスマウントのカメラボディの数は少なくなりましたが、マウントアダプターを付けることで種類豊富なSONYミラーレス機で楽しむことが出来ます。


▼今なら中古全品ポイント5倍!▼




[ Category:etc. SONY | 掲載日時:24年03月09日 15時00分 ]

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【Canon】思い入れのあるカメラで水族館巡り

【Canon】思い入れのあるカメラで水族館巡り

唐突ですが、皆様には思い入れのあるカメラやレンズはありますか。

今やミラーレスカメラが主流の時代ですが、
初めて手にした一眼レフカメラには特別な思い入れがあります。

今回撮影に出かけたのは
そんな思い出の「Canon EOS Kiss X7」「EF-S24mm F2.8 STM」です。
初めて手に持った時は、なんて小さいレフ機なんだろうととても感激したことを覚えています。

愛着あふれるカメラを手に訪れた水族館で、クラゲエリアが印象的でしたのでご紹介します。


優雅に漂うクラゲの姿は時間を忘れさせ、私たちに癒しをもたらしてくれる気がします。
とても照明が暗く、露出の設定に試行錯誤するのは相変わらずですが神秘的な姿に感動すら覚えます。

ぼんやりクラゲを眺めている内に、ふと体はほとんど透明で内臓らしいものはなく、
至ってシンプルな構造なのに平然と生きていることに疑問を感じました。
そこで気になったのでクラゲの生態について調べてみたところ、
クラゲには脳や心臓、血管などはなく全身の神経を使って反射的に行動をしているんだそうです。
見れば見るほど不思議な生き物です。

さすがにクラゲだけだと代り映えしないので、他にもご紹介を

おっと、うっかり水槽に近づきすぎてカメラのロゴが反射して写り込んでしまいました。
露出の調整も大切ですが、反射対策も考えながらシャッターを切るものも課題です。

余談ですが、昨今のミラーレスカメラは被写体認識機能が大きく進化してます。
瞳AFや動物認識など動く被写体を簡単に捉え続けてくれます。
人物はもちろんのこと猫や犬にとどまらず、今やカメラによっては
鳥や昆虫など幅広く認識できるようになりつつあります。

今回の使用カメラはレフ機ですので、そのような機能に頼ることはできませんでしたが、
水族館好きの筆者としては今後のカメラの進化に是非「魚AF」の実現を期待しております。


 

 

 

 

[ Category:Canon etc. | 掲載日時:24年03月09日 11時05分 ]

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【Leica】味わいのある逆光描写が楽しめる『Noxlux DG 50mm F1.1 E58 II』

【Leica】味わいのある逆光描写が楽しめる『Noxlux DG 50mm F1.1 E58 II』

3月に入り少しずつ暖かくなってきました。
今年は暖冬のため例年より早くソメイヨシノの桜が見られそうで、今から楽しみにしています。
今回は一足先に河津桜を撮るため平井駅は旧中川沿いに行ってまいりました。
撮影に持ち出したのは『Leica M11』とMR.DINGの『Noxlux DG 50mm F1.1 E58 II』です。
撮影時に露出補正をかけただけのJPEG撮って出しの描写をお楽しみ下さい。

平井駅から閑静な住宅街を歩いてきました。
平日の昼間なので撮影地に着くまでは少しの人としかすれ違いませんでしたが、
いざ到着すると土日かと思うほどの人だかりで賑わっていました。

1枚目が絞りF1.1の開放で2枚目がF2.8まで絞りました。
開放絞りでは僅かに周辺光量落ちがありますが、被写体を目立たせる程度なので上手く写真に活かして撮影するのも面白そうです。
F2.8まで絞るとだいぶすっきりとしたシャープな描写になります。

現代設計のレンズですが、前後のボケ味がぐるぐると写る様はオールドレンズのテイストも感じられます。
中央の小鳥の近くの枝に絞り開放ならではの紫の色収差が見られますが、河津桜のピンクの花びらに混ざって気にはなりません。

ブログのタイトルでもある逆光での描写です。
桜の下から太陽を見上げるようにあえて真逆光にして撮影しました。
画面右下にゴーストが少し見受けられますが、それを上回る綺麗なフレアが出ています。

太陽を中心に輪っか状の綺麗なゴーストが良い雰囲気を醸し出しています。
はっきりとした実線の虹色のゴーストではないのが筆者は気に入っています。
『Leica M11』の自然な色合いで線が細い描写が活きているレンズだと思います。

F1.1の明るいレンズは夜間でシャッター速度を稼ぎ手ブレ防止に役立つのはもちろんのこと、
大きなボケ感を活かして背景を整理することもできます。
写真は絞り開放で最短撮影距離の70cm付近で撮影しました。

この日は穏やかな気温で風が少しありましたが過ごしやすく、川沿いに何羽もの水辺の鳥が見られました。
人慣れしているのか、1m程度まで踏み込みましたが逃げる様子もなく撮影に協力してくれました。

いかがでしたでしょうか。
50mmの標準画角で開放F1.1の明るさをもち重さは390g、最短撮影距離は70cm、
価格も大口径レンズとしては手頃なところに抑えています。
今回はシルバーのレンズを使用しましたが『Leica M11』シルバーボディと見た目のバランスも良かったです。
マウントアダプターを使用してMマウント以外のミラーレス一眼で使っても楽しめそうです。

[ Category:etc. | 掲載日時:24年03月08日 17時00分 ]

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【FUJIFILM】『にーよん』から始める新年度【フジノン XF 10-24mm F4 R OIS】

【FUJIFILM】『にーよん』から始める新年度【フジノン XF 10-24mm F4 R OIS】

少しずつではありますが、春の足音が聞こえてきました。
新生活が待っている新年度に向けて、機材を新調したい方もいらっしゃると思います。

今回は『2024年』の『24』にかけまして、
スタッフがお勧めする『24』の数字を含めたカメラ、レンズを全5回に分けて紹介していきます。
新しい機材選びの参考にしていただければ幸いです。

今回、紹介するレンズはFUJIFILM フジノン XF 10-24mm F4 R OISです。
広角から標準域までカバーし、明るく高画質な描写と手ブレ補正を備えた万能レンズです。

風景や建物、室内での撮影に向いており、駆動音も静かなので筆者はよく旅行に持っていくことが多いです。
大きさや重さもそこまで負担にならず、カバンの中でかさばる印象もありません。
今回はX-T200につけて撮影していますが、ボディを変えればさらに持ち歩きやすいバランスになると思います。


焦点距離の幅広さは本当に使い勝手が良く、幅広いからこそ無難にも挑戦的にも撮れるところがお気に入りです。
様々な撮り方で遊べるレンズですので、「いろいろな物を撮ってみたいけど、どのレンズを使ったらいいか分からない…」という方にもオススメしています。


明るさも丁度良く、こういった少し薄暗い屋内でも隅々まできれいに写してくれます。

植物の撮影や食事の写真なども撮りやすく、手ブレ補正もあるので動画撮影にも大活躍の一本です。
このレンズで旅Vlogなど撮影してみるのもいいと思います。

いかがでしたでしょうか。
スタッフが『24』の数字を含めたカメラ、レンズをご紹介する
【『にーよん』から始める新年度 】連載は今回がひとまず最後となります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。

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[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年03月08日 12時00分 ]

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【FUJIFILM】遂にX100VIが発表!スナップでX100シリーズを振り返る。休日スナップ編

【FUJIFILM】遂にX100VIが発表!スナップでX100シリーズを振り返る。休日スナップ編

FUJIFILMよりコンパクトデジタルカメラ「X100VI」が発表されました。
このカメラの登場を心待ちにしていた方は少なくないのではないでしょうか。

これまでも小さなボディはそのままに、大きな進化を遂げてきたX100シリーズ。
今回も、高画素化、手振れ補正機構搭載など待望の機能の追加がアナウンスされています。
そんなX100シリーズに焦点をあて、当社スタッフがスナップを通してその魅力をお伝えしていきます。


本連載にて2度目の登場となるX100V。前回の夜間の撮影とは変わって、本機と過ごした休日を振り返って行こうと思います。
厳しい寒さも徐々に和らいできました。この日は梅を見に出かけました。
使いやすい35mm判換算23mmの焦点距離に、FUJIFILMらしいナチュラルな色味、また開放時はF2ならではのボケ感がしっかり楽しめます。
X100シリーズの1番の人気の理由はなんといってもそのコンパクトさと言っても過言ではないですが、この日もダウンのポケットに入れてみてあまり違和感のないサイズ感に驚きました。スマートフォンとまではむずかしいですが、日常に馴染んでくれる程よい重量感です。

こちらはカフェにて。
落ち着いた店内の雰囲気に合わせて、X100Vより搭載された人気のフィルムシミュレーション、「クラシックネガ」を使用しています。
おでかけのメインはやっぱり美味しいご飯、の筆者にとってテーブルフォトの撮影の機会は多いので、圧なく構えてすぐ撮れる本機はとっておきの相棒になってくれます。

地面に落ちたツバキに、雫を纏った青い葉。
植物の色を鮮やかに残したかったのでこの日この2枚は、フィルムシミュレーションにて「ビビッド」を使っています。
最短撮影距離は10cm。自分の目で感じているものとまた違う世界を見せてくれます。
テーブルフォト撮影時もそうですが、”寄れない”ストレスが全くないのは日常使いをする上でかなり重要ではないでしょうか。

ある温室にて。彩度を抑えた「ETERNA シネマ」で、サボテンを縦構図で撮影しました。

ヒスイカズラは頭上高くにあったため、デジタルテレコンを使用(OFF→50mm→70mm)してみました。
ちょっと足りないな、という瞬間もさほど画質の劣化も気にならず撮影することが可能です。


ついにその全貌が明らかになったX100VI。
本連載を通じてスナップカメラとしてのX100シリーズの魅力が伝われば幸いです。
次回はどのX100シリーズが登場するのでしょうか。乞うご期待!

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:24年03月07日 18時17分 ]

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【先行レビュー】超望遠レンズの新時代『SIGMA Sports 500mm F5.6 DG DN OS』の魅力を動画で紹介します

【先行レビュー】超望遠レンズの新時代『SIGMA Sports 500mm F5.6 DG DN OS』の魅力を動画で紹介します

SIGMAから新たな撮影体験を提供する、ハンディサイズの500mm。
『SIGMA Sports 500mm F5.6 DG DN OS』が登場しました。
小型軽量×高画質がテーマの本レンズを野鳥撮影でテストしてまいりました、是非動画をご覧ください。

 本編映像

 動画チャプター

00:00 オープニング
01:40 早速野鳥を撮影
04:10 ポートレート撮影で性能をみる
05:56 持ち運びしやすいコンパクトネス
06:32 写真の確認とスペックを振り返る
13:06 引き続き撮影していきます
13:37 おわりに
14:23 エンディング

 野鳥撮影でテスト

小型軽量設計ということで気になるのは描写力。
圧倒的解像感に定評のあるSIGMAの描写力に期待を抱きながら野鳥で描写力とAF性能を確認しました。

使っていて楽しい。
毛の一本一本まで描かれる描写力はさすがの一言。
そしてAFに迷いが少なくて前ボケを作る構図でも思いのままに撮影ができました。

コンパクトなサイズ感は持ち運びにも嬉しいです。
500mmレンズとなると別でケースを持ち歩くことが当たり前でしたが、小さめのカメラバッグに入れても、さらに1,2本レンズが入る余裕があるほどです。

 飛行機撮影でテスト

別日には夜の飛行機撮影を行いました。
点滅する光は縦に伸びていますが、常時点灯していた光源は滲みや独特なフレアが出ることなく綺麗に写し出せています。

次に流し撮りに適した手ブレ補正機能「OSモード2」の性能を確認するために手持ちで流し撮りを行いました。
強風が吹き荒れる中での500mmの手持ちはかなり難しかったのですが、しっかりと手ブレを抑えてくれました。

動画本編ではここでご紹介しきれなかった写真の数々、所感などもご紹介していますので是非お楽しみください。
「この商品が気になる」「この描写が気になる」などありましたら、コメント、高評価、チャンネル登録お待ちしております!

【動画内で使用した商品はこちら】

【ライカSL/TL用はこちら】

[ Category:SIGMA YouTube | 掲載日時:24年03月07日 14時05分 ]

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【Canon】野鳥撮影でEOS R6 Mark IIを体感!!

ものすごい寒い日があると思えばびっくりするくらい暖かい日が続いたりと気温の変化がめまぐるしい印象の2月でした。そんな2月下旬のある日、撮影に出ました。今回はCanon EOS R6 Mark II とRF70-200mm F2.8L IS USMを持って野鳥を探してみたいと思います。

この日は練馬区にある野鳥がたくさんいるという評判の石神井公園に向かいました。初めての公園なので楽しみです。

 

この日はとても良い天気に恵まれましたが、気温が上がらずとても寒かったです。石神井池に着くと水鳥がたくさんいました。奥には三宝寺池があります。せっかくなので両方の池に足を運ぶことにしました。

強風で揺れる水面とふんわりとした羽で覆われたカルガモをきれいに撮ることができました。望遠端 200mmで撮ってもこの画質の良さです。私はあまり見たことないのですが、このときは水かきをしている足までしっかり見えました。

 

4~5mくらい先の杭の上にカワウが羽繕いしていました。シャッターをきっているとだんだん顔も羽根も上がってきました。まるで私の前でポーズをとってくれているかのようでした。この写真はそのなかでも一番カメラ目線な一枚です。この後も羽根をぶるぶるさせるなど、楽しませてくれました。こういう写真を見ると人物撮影でも是非使ってみたくなります。

 

エナガという鳥です。この時から焦点距離1.6倍のクロップ撮影をしています。考えてみればフルサイズ機をクロップして撮影するのは初めてです。2420万画素のセンサーの中心部だけを使うことでこのときの焦点距離200mmから320mmに伸びます。それによって画素数は約930万画素に減ります。AF性能の高いカメラと描写性能の高いレンズの組み合わせでとてもシャープな写りが楽しめます。個人的にはこれで十分満足なのですが、ついでに次の写真ではトリミングもしてみました。

 

トリミングするとこんな感じです。画質の劣化もほとんど感じられません。もちろん限度はあるでしょうし、またその許容範囲もひとそれぞれなので正しい答えなど存在しません。ですがクロップしてさらにトリミングしてこの結果は今後のカメラを選ぶ上での参考にはなると思います。

 

またこれらの10数センチほどの鳥は動きもかなり速いので高速連写しています。被写体はぶれていますが、羽が扇子のように広がって動態撮影ならではの1枚になりました。もちろんトリミングもしています。

 

梅が咲いていましたが、さすがにピークを過ぎていたので綺麗な部分だけ切り取って撮影しました。桜が咲くのが今から楽しみです。

 

アトリというはじめて見る鳥です。三宝寺池に着いてから最初に出会った鳥です。

 

メジロも元気に遊んでいました。松の針葉の後ろで遊んでいたのですが、ちょうど上手い具合に顔を出してくれたところを連写しました。

 

ヒヨドリはいろんなところで見かけます。この写真は私がヒヨドリに対して抱いているイメージそのものです。活発でふてぶてしさを感じさせる雰囲気です。

 

鳥を探しながら顔を上に向けながら歩いていたら野鳥が一生懸命木をつついているところを発見。少し影になっていますが、アオゲラというキツツキ科の鳥です。初めて見る鳥ですが、そもそも鳥が木をつついているところも昔、テレビで見たことがあるくらいではじめてです。撮影がどんどん楽しくなっていきます。

 

キジバトです。今回の撮影ではカメラ内のMENUにある「検出する被写体」を「動物優先」にして撮影に臨みましたが、AF精度の高さを感じました。木の枝や葉っぱに鳥が重ってしまうような場面でも高い確率で被写体を捉えてくれていました。

 

ハッカンという野鳥です。初めて見る鳥です。ひと通り周って石神井池を眺めていた時、ふと足下を見るとすぐ横にこの鳥がいました。びっくりしました。人慣れしているようです。1~2分徘徊して消えていきましたが一緒にいたハトが小さく見えるくらい大きな鳥でした。

RF70-200mm F2.8L IS USMは動体だけでなく、人物や花など幅広いフィールドでの撮影に使われているレンズです。今回、野鳥を撮影してみてその描写性能の高さを感じました。ご紹介した写真はほぼ望遠端で撮影しているものばかりですが、実際はズーム全域で画質の良さを得られます。

動きの予測がつかないことの多い野鳥撮影は刺激的で楽しいです。EOS R6 Mark II はそんな動体撮影をしっかりサポートしてくれるミラーレスカメラです。

この公園にはいろんな種類の野鳥が生息しているようなので、まだまだ私のみたことのない鳥がたくさんいると思うと次回、撮影に行くのが今から楽しみです。

 

今回使用した組み合わせです。

中古商品はこちらからご覧ください。

[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月06日 18時50分 ]

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【OM SYSTEM】OM-1 の魅力に迫る – OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO編

【OM SYSTEM】OM-1 の魅力に迫る – OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO編

後継機が発売されたことで改めて注目を集めているOM SYSTEM「OM-1」。
その魅力を追及する連載記事第一弾となります!
今回の相棒は「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」。
ボディとの相性や大口径超広角ズームレンズと組み合わせたときの「相乗効果」をぜひご覧ください。


波打つガラスを通る光が、白いベンチソファーに波模様を描きました。
この写真だけ見ると本当に海底に揺らめく波の影のようです。
静かなロビーでもシャッター音をしない設定にすれば、このように自分の横をそっと撮って波を収めることができます。
 

「OM-1」といえば手持ちハイレゾ。
素敵な教会の内部を撮影しました。
充満する厳かなオーラ、天井や柱の精巧な細工、ステンドグラスから溢れる光、整然と並ぶ長椅子。
そのすべてが密に映し出されています。
広がる聖なる景色が目の前に広がっているかのよう。
 

 

 

雨が降る日は当然ながらカーテンを照らす日が強くはありません。
だからこそ実現したこの絶妙なグラデーションはさすがOM SYSTEMだと唸ります。
カーテンのひだ、布地の細かな凹凸の描写がお見事です。
 

 

寒い中で咲くハボタン。
中心には雨粒が溜まっていました。
「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」は最短撮影距離がわずか20cmと短いという魅力がありますので、マクロレンズさながらに寄った撮影も得意としています。
 

同じく最短撮影距離まで寄って撮った赤い花。
こちらはさらに「テレコンズーム」をオンにして望遠端で撮りました。
14mmですが、マイクロフォーサーズなので2倍、テレコンズームでさらに2倍なので35mm判換算56mm相当となります。
クロップではないので縦横のピクセル数は通常の撮影と同じです。
開放F値2.8で撮っていますので、背景のボケ味が美しいです。
 

 

最後はちょっぴり寂しい写真。
この沼には水鳥がいると聞いていってみたのですが、一羽も見当たりません。
どこか雨の当たらない影で休んでいるのかもしれません。
水面には雨がつけた窪みがポコポコと開いています。
そんな天気の悪さも、飾ることなくそのまま写すことができました。

さて「OM SYSTEM OM-1」と「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」での撮影はいかがでしたでしょうか。
小さいけれどな中身はビッグな「OM-1」の魅力を、「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」が引き立ててくれます。
ぜひお手に取ってみてください。

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年03月06日 17時40分 ]

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【SONY】中望遠マクロとロウバイ園

皆さまこんにちは。
レンズのヘリコイドを操作する手は未だ冷たく、暖かい日を待ち望みながら現実と向き合うべく、フォトグローブを購入した筆者です。

今回は中望遠マクロレンズとなるMACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5でロウバイを撮影してきました。
他の季節と比べて、比較的彩りが寂しくなる季節ですが、春への期待に胸を膨らませる様にコロンとした花弁が可愛らしく、
また清涼感のある甘い香りや黄色い花弁など、冬景色の中でも寂しさを忘れさせてくれます。

α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5  1/500 F2.5 ISO100

花びらがろう細工の様である事などもあってか、漢字で書くと「蝋梅」と記載します。

α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5  1/800 F2.5 ISO100

レンズの方もご紹介を。フォクトレンダーのレンズの中でも最も高い光学性能を持つシリーズに名付けられる「APO-LANTHAR」のシリーズ。
その中でも頭に「MACRO」と付くように、等倍撮影を可能としたマクロレンズです。

α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5  1/800 F2.5 ISO100

また、フリンジ等の原因となる撮影軸上色収差を限りなく抑制しつつ、3群ものレンズ群が独立して動くフローティング機構を搭載しており、
中望遠マクロレンズとして遠景から最近接(最短35cm)まで高い描写性能を持っています。

α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5  1/800 F2.5 ISO100

なお、現代の高性能レンズには必ずと言っていいほどの使用されている、性能を高めるための非球面レンズを使用していない点もポイントです。
研削精度次第ではありますが、非球面レンズを使用した場合玉ボケなどの内側に年輪状のボケ(玉ねぎボケ)が発生してしまう事がありますが、そういった心配もありません。
そのため、高い色再現性と解像力、とろけるようなボケを体験する事が出来るのが本レンズの良いところでしょう。

α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5  1/1250 F2.5 ISO100

軸上色収差の少なさにおいては白い被写体や輝度差のある部分を撮影するとわかりやすいでしょうか。

α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5  1/500 F2.5 ISO100

お昼ご飯を食べるべく、食堂へ向かいますがさすがに110mmともなると被写体に近すぎてしまうため、日常的なテーブルフォトには向いていない焦点距離です。
逆にテーブルフォトでも広告・宣材写真撮影など、日常的な撮影ではなく、撮影環境を用意してワーキングディスタンスを確保した状態での撮影には中望遠が多く用いられており、使いやすい画角となるでしょう。
しかしながら今回は前者ですので、やや離れた位置にあった椅子を狙ってみます。
地味な被写体ではありますがサイド光に照らされてなかなか雰囲気があります。そして背もたれのフレームの質感表現や、布地のパターンの描き込み、前後のボケ感など様々な要素が確認いただけるのではないでしょうか。

α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5  1/400 F2.5 ISO100

α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5  1/200 F2.5 ISO100

腹ごしらえを済ませて再び園内を見回っていると、フクジュソウが咲いているところもチラホラ。
漢字では「福寿草」と書き新春を祝う縁起物ではありますが、実は毒性が強いそうで名前とは裏腹になかなか恐ろしい花です。

α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5  1/250 F4.5 ISO100

α7RV + MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5  1/400 F2.5 ISO100

訪れたのは2月の下旬頃。更にはマンサクの花も咲いていました。
こちらは春に咲く他の花に先駆けて花開くことから、「まず咲く」「真っ先」といった言葉が変化し「まんさく」と呼ばれている説があるそうです。

また、そういった要素から春の訪れを告げる木として観賞されている事をこの記事を書きながら知ることになりました。
暖かくなれば今度は桜が咲き、今年も桜前線を追いかける日々が始まります。
その時はまたこのマクロレンズで、撮影に赴きたいと思います。


現在新品ソニー製品につきましては「αスプリングキャッシュバックキャンペーン2024」が実施中!
今回使用したα7RVについても対象商品となっており、新品をお買い上げのお客様はご購入後にソニーキャンペーンサイトより
お申込みお手続き頂く事で、ご指定のお口座に後日ソニーよりキャッシュバックがございます!
多くの機種がラインナップされておりますので、お見逃しなく!


[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. SONY | 掲載日時:24年03月05日 19時00分 ]

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【FUJIFILM】GFX100IIは写真も動画も最高だった。

FUJIFILM GFX100IIが発売されてから早5ヶ月。
既に手にされた方も多いことかと思います。

一度発売時に使用しましたが、再度動画撮影も含めて使ってみることにしました。
GFX100IIは新センサーを搭載したことにより4K/60P及び8K/30Pの4:2:2 10bitのカメラ内カード記録に対応しました。
中判デジタルでここまで撮影できるのは驚きです。
今回は4K60Pで撮影してみました。

もちろん写真も撮影してきました。
一緒に持ち出したレンズ以下の3本です。
・フジノン GF100-200mm F5.6 R LM OIS WR
・フジノン GF55mm F1.7 R WR
・フジノン GF110mm F2 R LM WR

これらの機材と一緒に長野県にある霧ヶ峰高原へ行ってきました。

GF110mm F2 LM WR 1/125 F2 ISO1600

深夜に車を走らせ、辺りが白み始めた頃に目的地に到着しました。
辺りは霧がかかっていて林がそれに隠れていくグラデーションを写真に納めました。
まだかなり暗い時間に撮影したので手持ちでは厳しいような気もしましたが優秀な手ブレ補正のおかげもあってか何とか撮影出来ました。

フジノン GF100-200mm F5.6 R LM OIS WR 1/320 F8 ISO 400

時間が経つと辺りの霧がはれて空が見えてきました。
陽の光が滲む空の反対には月がまだ見えています。
レンズをGF100-200mmに替えダイナミックに林と月を切り取ってみました。
寒さに耐え忍ぶ木々と夜を照らす月。
どちらも静かで力強いです。
GFX100IIに限った事ではありませんが、筆者はGFXを使用する時、縦構図の写真が多くなってしまいます。
4:3の写真は縦に撮っても安定感が感じられてとても好きです。

フジノン GF100-200mm F5.6 R LM OIS WR 1/320秒 F8 ISO200

いよいよ空も赤くなり始めたころ筆者の目の前には富士山のシルエットが鮮明に写し出されていました。
この美しさを前に寒さを忘れてファインダーを覗いていました。
GFXのセンサーから生み出される空の色の豊かな階調。
何処までも被写体に近づけそうな解像感。
GFX100IIとGFレンズを持ってきてよかったと思えます。



富士山の右側には南アルプスが広がっています。
鋭利な山肌やそこに生えている木々、頂上付近に掛かる雪や雲。
自分の目で見るよりも鮮明に写し出されています。
今までGFXで山を撮影した事はなかったのですが、中判デジタルセンサーから生み出される山の存在感にただただ感動してしまいました。

フジノン GF55mm F1.7 R WR 1/3200秒 F1.7 ISO160

遠景写真を一通り撮影したところでレンズをフジノン GF55mm F1.7 R WRに替えました。
中判サイズのセンサーとF値1.7のレンズから生み出される滑らかなボケは幻想的な雰囲気を纏っていて、ついついF値開放ばかりで撮影してしまいます。
開放時でもピント面はしっかり解像されていて被写体となるすすきがしっかりと存在感を出しています。

逆光耐性も高く、ゴーストやフレアも最小限に抑えられています。
この写真を見てフジノン GF55mm F1.7 R WRの逆光時の描写が好きになりました。

1億画素で撮影した写真はクロップしても画質が落ちないのがメリットでもあります。
車で移動している途中に遠い山の中腹にひと際白くなっている木がありました。
200mmで撮影しても小さく写ってしまいましたが、後でクロップしてみるとかなり大きくできました。

 

白樺湖の方へ下りていくとなんと雪が降り始めました。
少し前まで青い空と山々を眺めていたのに…。
大きな湖面に浮かぶ白樺の木は雪も相まって幻想的でした。
結露には注意しなくてはなりませんが、防塵防滴で動作環境も-10℃~+40℃と天候の変わりやすい高原地帯では心強い相棒になってくれるでしょう。

撮影した写真はこの辺にして、動画も是非ご覧いただきたいと思います。

今回は全てのシーンの撮影時に三脚を使用しました。
手持ちでも撮影して見たかったのですが、寒すぎて今回は諦めました…。

またGFX100IIに新たに搭載されたMFアシスト機能フォーカスマップですが、非常に使いやすい機能でした。
今回の撮影では外部モニターを持って行かなかったので、背面モニターのみでピントを確認していました。
ピーキング機能も良いのですがフォーカスマップだと液晶モニターに近づかなくても一目でピントの合っている領域を認識することができます。

また、新たにF-Log2が搭載され、何とダイナミックレンジが14+stopに広がっています。
諧調が非常に豊かで編集もしやすさも優れていました。

まだまだ素晴らしい機能が盛り込まれているGFX100IIですが、一回で全ての機能を使用しきることはできませんでしたので、引き続き使用していきたいと思います。



 


 


 


 


 


[ Category:etc. FUJIFILM | 掲載日時:24年03月04日 19時45分 ]

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【Nikon】Z fで撮影された「ストリートスナップ」をご紹介!

【Nikon】Z fで撮影された「ストリートスナップ」をご紹介!

マップカメラが運営するフォトシェアリングサイト「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」では毎日たくさんのお客様に作品をご投稿いただき、その数なんと約42万枚にも上ります!
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください。

本日はご投稿いただいた『Nikon Z f』の作品の中から6作品をご紹介! 魅惑的なデザイン、そして触れた瞬間からカメラ表現への探求心を掻き立てる一台で撮られた、皆さまの素敵な作品をどうぞご覧ください。



【作品名】電車きたぁ~? <投稿作品を見る

【投稿者】 GON 様

【使用機材】Nikon Z f + NIKKOR Z 24-120mm F4 S



【作品名】重なり <投稿作品を見る

【投稿者】sugar 様

【使用機材】Nikon Z f + NIKKOR Z 40mm F2



【作品名】さぁここから旅が始まる <投稿作品を見る

【投稿者】しゅっかまん 様

【使用機材】Nikon Z f + NIKKOR Z 40mm F2



【作品名】整列! <投稿作品を見る

【投稿者】 ららら♪ 様

【使用機材】Nikon Z f + NIKKOR Z 40mm F2



【作品名】オレンジ <投稿作品を見る

【投稿者】 割り箸1番 様

【使用機材】Nikon Z f + Carl Zeiss Milvus 135mm F2 ZF.2



【作品名】旅の始まり <投稿作品を見る

【投稿者】 Takashi Yamamoto 様

【使用機材】Nikon Z f


日々たくさんの素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます!

日本や海外の風景写真はもちろん、ポートレートからストリートスナップ、飛行機や鉄道、モータースポーツまであらゆる作品とともに「世界地図から撮影したスポット」がシェアされているので様々な楽しみ方ができるコンテンツ。
年間を通してさまざまなフォトコンテストも実施しておりますので、お気に入りの作品を是非ご投稿ください!


現在開催中のフォトコンテストはフォトコンテスト一覧でご確認下さい。

累計投稿枚数40万枚突破記念!「カメラを楽しもう!ストックフォト コンテスト」開催中!


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[ Category:Nikon | 掲載日時:24年03月04日 19時11分 ]

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【OM SYSTEM】機能豊富なOM-1 Mark IIで撮れるもの

【OM SYSTEM】機能豊富なOM-1 Mark IIで撮れるもの

話題のカメラ「OM SYSTEM OM-1 Mark II」。
ハイレゾショットや多重露光など多機能なカメラです。
そこで今回はその機能に注目してみました。
組み合わせたのはオールマイティなレンズ「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」です。
さてその写りはいかに。

雨の中、横浜へ向かいました。
多少雨が激しく降っても、本機はハードなアウトドアユースにも対応する防塵・防滴設計なので安心です。
天気がよくないときは無理に明るくする必要はなく、このように暗いまま撮るのもよいと思います。
こちらの写真は見たままの印象の色が写せています。
余分なところをカットして撮るには距離がありましたが、35mm判換算で24-200mmとなる「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」の望遠域のおかげで意図どおりのフレーミングができました。


雨を避けて船の中へ。
見晴らしのよい高い場所から空を見るとどんよりしており、それよりはと個性的な船の内側を主役に広角で撮りました。
室内でも邪魔にならないコンパクトな組み合わせで、広角域もカバーしますから廊下も広く撮れて使い勝手がいいです。

船内で手持ちハイレゾ撮影を。
当時の乗客は入れなかったであろう機械室を精細に写します。
ハイレゾ撮影には2種類あり、手持ちハイレゾ撮影の場合の画像サイズは8160x6120pxと高解像となります。
三脚ハイレゾ撮影では10368x7776pxとより高解像になります。
気軽な手持ちでも十分な画素数が得られますから、用途によって使い分けるとよいかと思います。

時計の針だけにピントが合わせた写真。
文字盤のボケ味が美しいです。

続いて桜を撮りました。
こちらの木はちょうど満開です。
露出を3段オーバーに設定して撮りました。
露出補正せず雨らしくありのままを写すのもよいですが、今回は天気を感じさせないふんわりした一枚を撮りました。
冒頭の写真はさらにふんわりしています。


日が暮れてきたので長秒露光を選択。
教会の前を車が通りすぎるのをじっくりと撮ります。
トラックが高い位置にライトの軌跡を作ります。


すっかり夜になりましたが、都会である横浜は明るく、昼間とはまた別の顔を見せてくれます。
水面が黄金色に照らされています。
補正せずともこのような印象的な一枚となり、OM SYSTEMのフラッグシップ機の底力を見せつけられました。


ロープウェイとビルを一緒に写します。
以前はロープウェイはありませんでしたから、今らしい風景です。
明るさについて迷うところですが、動いているゴンドラの金属の質感を出せるよう調整して撮影の設定を決めます。


本機最大の魅力は、風景写真をより印象的に見せる「ライブGND」といっても過言ではありません。
Gはグラデーションを意味し、ハーフNDフィルター効果をリアルタイムに確認しながら撮れるという優れものです。
この写真では海と建物の間に境界線を配して、景色に合わせて少し斜めに設定して撮りました。
海面とビル群の輝度差をうまく調整した一枚が撮れました。
この記事の中で最も「OM-1 Mark II」らしい写真かもしれません。

今回撮っていた中で印象的だったのは、とにかく撮影が楽しいということ。
重かったり大きかったりすることもなく、作品づくりのための補助が充実していて、楽に綺麗な写真が撮れるということ。
そんな「OM SYSTEM OM-1 Mark II」でどんな写真が撮れるのか一例をご紹介しました。
まだお持ちでない方も、OM SYSTEMのフラッグシップ機をぜひお手にとってみてください!

[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年03月04日 17時06分 ]

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【Canon】旅するフルサイズ「EOS R6 × RF35mm F1.8 マクロ IS STM」

連載中の「カメラを愉しむ」vol.87は「旅するフルサイズ Canon EOS R6 × RF35mm F1.8 マクロ IS STM」をご紹介いたします。

今回はフラッグシップモデルに匹敵する高速連写や高感度撮影などの性能を小型・軽量ボディに凝縮した人気のミラーレスカメラ「Canon キヤノン EOS R6」をセレクト。組み合わせるレンズはコンパクトなサイズながら最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影が行える定番人気の広角単焦点レンズ「Canon キヤノン RF35mm F1.8 マクロ IS STM」で撮影に行ってまいりました。

筆者にとっての「旅」。それは前々から計画を練りに練って行く旅と、ふと閃き「そうだ、〇〇に行こう」とちょっとした気分で出発する旅の2種類があります。前者の場合は事前に計画をしっかりと行いますのでカメラ機材も「このようなシーンではこの望遠レンズを使って」など考え準備しますが、後者の場合はまさに弾丸。

どんなシーンでも活躍する「万能さ」とすぐに持ち出せる「軽快さ」が魅力の組み合わせで、家を出発しました。カメラボディとレンズを合わせても約985グラム!さぁどんな写りをみせてくれるのでしょうか。

まずは車を箱根に向けて走らせます。

暖かい日も多くなってきましたが、箱根の芦ノ湖ではわずかながら雪も残っていました。少し汚れた雪も「あ、そろそろ春だな」そう感じさせてくれるひと時。実はこの1枚を掲載したのも理由があります。

レンズの性能によってはこのような白い雪を撮影した際に、ノッペリとした表現をするものも多くあります。しかしながらさすが「マクロ」を謳うだけあり、雪の多く積み上げられている部分の奥行きをしっかり表現できていることにとても驚きました。

多くの観光客で賑わっておりましたが、湖畔でひとり時間を満喫されている方が。湖を囲む山々と鳥居、透明感のある水面がとても印象的でゆっくりと時が流れていました。

絞りを開放 F1.8に開けて撮影。皆さんそれぞれの過ごし方で休日を満喫されています。フルサイズセンサーでも開放からしっかりとディティールを表現してくれる表現力の高さに驚きを隠せません。

空を見上げると宿り木が。もう少しすると彼らにも春が訪れ青々とした季節がやってくることでしょう。

さて歩くこと15分、箱根神社に到着しました。池には色鮮やかな鯉たちが目にとまり、水中の奥行きを表現したいと絞りをF2.8に設定。紅白の縁起がよさそうな1コマを撮影することができました。

絞りをそのままに、少しマニュアルフォーカスでピントを鯉から水面に。おもわず「なんて美しいボケ!」と声が漏れてしまいそうでした。

使えば使うほど「この組み合わせ・・・愉しい。」他のレンズを持たずにこのレンズだけで旅することが筆者の定番になってしまいそうなほど。準広角レンズではありますが、撮りたい被写体にググっと寄って撮るスタイルがこのレンズにはとても向いているようです。

九頭龍大神をお祀りする神社、手水舎も龍がずらり。単焦点ならではの「自らが積極的に動いて撮影」するスタイルがまた写欲を倍増させてくれます。そのおかげもあり、ファインダーを覗きながら迫力のあるアングルを探したりといつも以上にフレーミングに気を遣っていた気がします。

開運厄除や心願成就、交通安全、縁結びに御神徳の高い運開きの神様として信仰されているそうです。今年も愉しいカメラが沢山発売されますように!(合掌)

箱根の山頂から眺めていると西伊豆方面の空がきれいに晴れており、夕焼けでも撮ろう!と急いで下山。ファインダーを覗かず、鳥が通り過ぎる瞬間を連写。どのような写真に仕上がっているかなと愉しみに再生ボタンを押してみるとフェンスではなく、きちんと野鳥にピントが合っていたことがとても嬉しかったです。最大1053分割のエリアから自動選択され確実に被写体の捕捉率が向上していることを実感しました。

「EOS-1D X Mark III」に搭載されているセンサーをベースに、カスタマイズしたフルサイズCMOSセンサーと映像エンジンは約4年の月日が経過しているボディとは思えないほど繊細で美しい描写性能を発揮してくれました。

カメラのバッテリーも2メモリ減り、撮影していた筆者も身体が冷え切ったところで締めくくりはテーブルフォト。地元で人気の街中華店を見つけ立ち寄ります。シンプルな醤油ラーメンに餃子と定番のメニューではありますが、最大撮影倍率0.5倍(最短撮影距離17cm)のマクロ撮影が可能な「RF35mm F1.8 マクロ IS STM」はこのようなシーンでも実力を発揮!

風景、ポートレート、スナップ、テーブルフォト。どのようなシーンにおいても軽快に持ち運べるサイズ感と、9枚羽根の円形絞りは思い描いたとおりの表現をしてくれる1本。価格面でも手ごろになってきた「EOS R6」と組み合わせて軽快に旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

 

[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月03日 19時28分 ]

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【Canon】『にーよん』から始める新年度【RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM】

【Canon】『にーよん』から始める新年度【RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM】

少しずつではありますが、春の足音が聞こえてきました。
新生活が待っている新年度に向けて、機材を新調したい方もいらっしゃると思います。

今回は『2024年』の『24』にかけまして、
スタッフがお勧めする『24』の数字を含めたカメラ、レンズを全5回に分けて紹介していきます。
新しい機材選びの参考にしていただければ幸いです。

今回、ご紹介するレンズは「Canon RF24-50mm F4.5-6.3 IS STM」です。
全長約58mm、質量約210g。沈胴機構を採用した軽量コンパクトなレンズで、EOS R8をはじめとした初めてフルサイズミラーレスカメラを使用する方におすすめです。

焦点距離は24mmの広角域から50mmの標準域をカバーし、スマートフォンなど広角での撮影に慣れた方でも親しみやすいと思います。
小型軽量ながらレンズ内IS(手ブレ補正)も搭載し、頭の上へ持ち上げたり片手を伸ばして撮影といった不安定なシーンでも心強くサポートしてくれます。見頃を迎えていたカワヅサクラを腕を伸ばして片手で撮影。この日はかなり風が強く、一瞬も止まってくれない桜に苦戦しましたが、逆にピントが合った部分以外が印象的にブレてくれました。

広角レンズらしく頭上を覆う樹木を大きく切り取ってみました。先程の桜とは打って変わって明暗とともに細かな枝までパキッとした描写です。

同じく広角側で。植物に覆われていますがごくごく浅い小川が流れていました。まるで小道が続いているような様子が伝わるように下からのアングルとなりますが、こちらも軽い機材の組み合わせなので難なく撮影できます。

縦型の花壇のモニュメントのパンジーに思い切り寄ってみました。
このレンズは広角端では0.3m、望遠端では0.35mまで寄って撮影することができます。

本日3月3日は桃の節句です。七草・端午・七夕などと並ぶ五節句のひとつであり、近年では女の子の健やかな成長と健康を願うひな祭りとして定着しています。というわけで雛飾りの展示では広角側が大活躍してくれました。全体を収めたいときにはやはり広角レンズが最適です。

側にはつるし雛も吊り下げられ室内が華やいでいました。ちりめんの布で作られた様々なモチーフの飾りは100種類以上あるともいわれ、個々に意味と願いが込められています。こちらはおそらくタイでしょうか、縁起の良いモチーフの代表だと思います。

「俵ねずみ」は大黒様の使いのネズミとして金運に恵まれる、五穀豊穣を表す俵が食に困らないを意味するそうです。可愛らしさに撮影して後から由来を調べてみたらなかなか興味深かったです。


いかがでしたでしょうか。
今回はレンズキットでもある組み合わせを使用して撮影しましたが、さすがの相性の良さで重量のバランスもよく、ハンドストラップで常に持ち歩きましたが一日中疲れることなく撮影に臨めました。
焦点距離としても使いやすいので街角でスナップ撮影、広角を活かして風景や室内での撮影と様々に楽しめるレンズです。

次回もお楽しみに!

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[ Category:Canon | 掲載日時:24年03月03日 19時00分 ]

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【OM SYSTEM】OM-1と巡る歴史館

お天気が不安定な今日この頃。加えて早くも花粉に苦戦しているのは、筆者だけではないはず…。
お出かけをして写真を楽しみたいけれど、雨や花粉が心配。そんな不安を回避する撮影を本ブログでご紹介していきたいと思います。

今回のお供は、OM SYSTEM 「OM-1」+「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」。言わずと知れた防塵防滴の王様です。
この日は運良く快晴でしたが、前日は土砂降りの雨。雨にも風にも雪にも耐えうる強靭なOM SYSTEMのカメラ達は、心配性の筆者にとって最強の味方です。

目的地は港区立郷土歴史館。東京メトロ南北線の白金台駅すぐ近くに位置しています。
暖かく優しい日差しに気分も浮かれ、少し離れた目黒駅から歩いて向かいまいました。お散歩を満喫し過ぎて、入口を見逃し、少し迷子に。
住宅地の隙間から歴史ある建物の背中が見えています。


ようやく入口を発見しました。スクラッチタイルで覆われたゴシック調の特徴的な外観は、設計者の名字をとって「内田ゴシック」と呼ばれています。
1938年に旧公衆衛生院として建設されました。今現在は港区の自然や歴史・文化の交流の場〈郷土歴史館〉として改修工事を経て、保存されています。


お寺や神社とはまた違った空気感を味わえる今回の撮影地。室内では雨や花粉の心配もなく、思う存分シャッターをきることができます。
大迫力の建築写真と言えば、超広角レンズ。「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」を選んだ理由は、35mm判換算で超広角16mmから標準50mmをカバーしてくれるからです。

OM-1には豊富なピクチャーモードがあります。被写体や写真表現に合わせて項目を選択するだけで、簡単に仕上がりを調整してくれる機能です。さらにコントラストやシャープネスなどの詳細な設定を各項目に付与することができるので、より自分好みの写真にカスタマイズができてしまいます。この写真は自然な色合いに仕上げてくれる《Natural》で撮影しました。


JPEG画像に限られてしまいますが、アートフィルター機能も選択することができます。効果をしっかりと感じられる写りなので、撮影者によって好みは別れるかもしれませんが、被写体や景色にマッチしたフィルターを選択すればとても面白い写真をその場で獲得することが可能です。RAW画像のみを設定している場合でも自動的にRAW+JPEGに変更されるので、普段編集を前提に撮影される方にも是非お試し頂きたい機能だなと感じました。1枚目は《ジェントルセピア》、2枚目は《ヴィンテージ1》で撮影しています。

本レンズは35mm判換算で最大撮影倍率0.42倍、最短撮影距離はズーム全域で一定の0.23mの近接撮影が行えます。被写体に近づいてからズームリングを操作することができるので、簡単に画角を調整することが可能です。当時の錠前に会社名が掘られています。普段なら敬遠してしまう傷やスレですら、目が釘付けになってしまいました。

OLYMPUS時代から愛されてきた〈オリンパスブルー〉。
愛称がつくほどに有名なこの青色の発色は、カメラ選びの決め手になると言っても過言ではありません。
今回は窓に反射する空色が、個人的にとても気に入った写真になりました。撮影時だけでなく写真を見返した時にも、綺麗な清々しい気持ちを感じることができます。



動画も撮影してみました。OM-1の強力な手振れ補正と郷土歴史館の空気感をご賞味ください。

新しいフラッグシップ機「OM-1 Mark II 」や、驚愕の超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-600mm F5.0-6.3 IS」が登場し、盛り上がりをみせている OM SYSTEM。
最新機種にも引けを取らない素晴らしい性能を持った OM-1 は生産完了品となり、新品は在庫限りとなってしまいました。
お悩みの方は是非お早めにご検討ください。
当店では状態の綺麗な中古もございます。お手頃にご購入されたい方は、こちらもチェックいただければ幸いです。





[ Category:OLYMPUS & OM SYSTEM | 掲載日時:24年03月02日 19時12分 ]

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【RICOH】GRⅢと3つの砂浜

今回もGRⅢをポケットに忍ばせてサイクリングしながら「いなげの浜、検見川の浜、幕張の浜」の3つの砂浜を撮影して来ました。
GRⅢの鮮やかな発色の良さ、広角レンズによる広がりなど、GRシリーズの魅力を感じていただければ幸いです。

【いなげの浜】
稲毛海浜公園の中にある白い砂浜「いなげの浜」は埋め立てにより、日本で初めて造られた人工海浜。
より多くの人が楽しめる公園になるように、海辺を生かしたリニューアルが進められており、
一面を覆う白い砂浜が魅力的な「いなげの浜」はとても気持ちが良い憩いの場となっています。

【白い砂浜】
白砂は、西オーストラリア産の山砂で、真っ白でサラサラとした手触り、
山砂であるため海の生物を含んでいないので、環境への影響も少ないようです。

【海へ延びるウッドデッキ】
2022年の春にオープンした、誰もが気軽に海上散歩ができる「海へ延びるウッドデッキ」は、
夕方のサンセットが一番美しく見える「いなげの浜」のシンボル的な桟橋です。

砂浜から先端に向けて段階的に高さが上がり、満潮時もデッキが浸かることがなく、
海に囲まれた非日常的な空間は他では味わうことの出来ない特別な時間を過ごすことができるはずです。

【検見川の浜】
検見川の浜は、いなげの浜と幕張の浜に挟まれた浜で、1年を通してヨットやウインドサーフィンなどが楽しめます。
浜は堤防でボードセイリングと遊びのゾーンに分けられていて安心して遊ぶことができるので、カモメも寛いでいることがわかります。

【稲毛ヨットハーバー】
三角の白い建物が特徴的な稲毛ヨットハーバーでは、海に対する理解と興味を深める為に様々なイベントが開催されているようです。
また「3つの砂浜」のちょうど中間地点であるため、近くの駐車場を利用する人が多い印象です。

【砂浜プロムナード】
砂浜プロムナードは「いなげの浜」「検見川の浜」「幕張の浜」の3つの砂浜をつなぐ散歩コースで、
総延長は約6kmほどあり「アクアリンクちば」から「ZOZOマリンスタジアム」まで続いてます。
東京付近でこれほど長い距離の浜辺歩きを楽しめる場所はここだけで、サイクリングロードとして利用する人も多く見えます。

【美浜大橋】
空に舞う「カモメ」をあしらったオブジェがあるこちらの美浜大橋は幕張の浜と検見川の浜を結んでおり、
夜になると千葉市街地や遠くに見える東京方面の夜景を楽しむことができます。
天気の良い日には、富士山や東京スカイツリー、東京湾アクアラインを見ることができます。

【幕張の浜】
幕張新都心やベイタウンの南側辺りの浜辺で、自然の生き物が少ない印象です。 
横にあるZOZOマリンスタジアムでは試合やイベントがあるときは多くの人で賑わいますが、
遊泳や水浴が禁止になっているので、普段はとても静かな雰囲気の場所です。

【3つの砂浜】
3つの砂浜はいかがだったでしょうか。
東京から1時間弱と交通の便も良いので日帰りの行楽地として海辺と街が調和したアーバンビーチと言った感じでしょうか。

さて今回も私のよき相棒「RICOH GRⅢ」を片手にサクッと撮影して来ましたが、こんなに手軽に撮影を楽しめるカメラは他にはないと実感。
「心まで身軽になれるカメラ」こそGRの魅力。これからも使い続けていきたいと思います。

[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:24年03月02日 15時30分 ]

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【SONY】α9Ⅲ×野鳥

世界初のグローバルシャッターを搭載したフルサイズカメラ「α9Ⅲ」

今回この世界初のカメラと共に、野鳥の撮影へ赴きました。


今回のレンズの組み合わせは、FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSに1.4x Teleconverterを組み合わせました。
テレコン使用で140mm~560mm相当で開放F値はF6.3~F8.0、今回は晴れで日中の撮影なのでF8でも問題なく扱える条件でした。むしろこういった超望遠を扱う環境ではF値の数値が大きい方が被写界深度が深くなりピンボケが防げて都合が良かったりします。
撮影モードはSモードにしてシャッタースピードを基本1/800以上にして、アンダーになる場合はISO感度を上げて対応しました。

そして今回向かった先は、葛西臨海公園。
すぐ近くに葛西臨海水族館があり、すぐ隣に東京ディズニーランドのあるスポットです。ここは野鳥撮影で比較的人気なスポットで、筆者が訪れた日もたくさんカメラを持った方で賑わっておりました。


最初に撮影したのはムクドリ。池の周りに向かう途中の低い木に止まっているところを撮影しました。
ちょうど梅の花が咲き始めていた頃で、三分咲きにも満たないくらいのほとんど蕾の状態でしたのでちょっと物足りない感じではありますが一緒に撮影する事が出来ました。


構図差分です。三分割構図にしてみました。
一枚目で鳥の瞳AFで合焦させてそのままAF-Cでカメラを横構図にしたりズームしたり、被写体を横にスライドさせて撮影を行いました。被写体認識:オンの状態で撮影を行うと、このようにずらすくらいではAFは外れません。


シジュウカラのような小型の野鳥を探していると、こういった枝の中に飛んでいるのを見かける事が多々ありました。こういったシチュエーションですと、上手く野鳥単体の認識をさせるのが従来のカメラだと非常に困難でしたが、カメラの設定で被写体認識:オン(設定:鳥)の状態でフォーカスポイントをトラッキング:スポットSに設定しそこからAFを作動させることで容易に検出する事が出来ました。
さらに驚くべきは、トラッキングを作動させたあとしばらくレリーズせずタイミングを見計らっていたのですが、その間一切AFが外れることはありませんでした。その間絶え間なく動く被写体を中央に入れるようしてましたが、それでもどうしてもフレームアウトしてしまう事がありましたが、そんな時はフッとカメラから目を離して被写体を探し再度フレームインさせて中央のトラッキングAFを作動させるとあっさり見つけてくれます。

何をしているんだろうと、撮って確認してみると木の実を啄んで食べようとしていました。

 


また、ここでもプリ撮影は大活躍でした。
むしろこの撮影にこそプリ撮影は真価を発揮していると感じました。今回は自身の反応速度に少し自信が無かった為、振り返る秒数を1.0秒と、α9Ⅲで出来る最大の設定にして臨みました。おかげで、このアオサギの飛翔する瞬間を中央にフォーカシングしつつ確実に捉えることが出来ました。

カメラ本体で写真を再生すると「どこからがプリ撮影で振り返っているか」が分かるようになっているのですが、このカットはしっかりとプリ撮影の範囲内でした。
野鳥だといいね!思った瞬間にレリーズをすると、筆者の場合はほとんど手遅れになってしまうのでこのプリ撮影には幾度となく助けられました。

いかがでしょうか。

木の隙間に目を凝らしてみたり、木の真上に立って覗き込んでみると多数の野鳥を見ることが出来ました。
上:オナガ 下:ヒヨドリ
AFが非常に簡単に合わせることが出来るので、被写体さえ見つけられたらほとんど撮れてしまうと感じたほどです。逃したシャッターチャンスは全て筆者がレリーズを押すのに全く反応出来なかった飛翔などのシーンだけでα9ⅢのAFが間に合わなかったことが無かった分カメラのせいに出来ず悔しかったです。個人的なオススメは被写体認識:オンにして、開けた場所ではフォーカスエリア全域、木々の隙間で撮影を行う時はトラッキング:スポットSが使いやすい設定ではないかと感じました。
野鳥編は以上となります。カメラが優秀な分ホントに悔しかったシーンが多々ありました・・・今後も精進して行きたいです、次こそは飛翔を捉えてみたいと思います。



[ Category:SONY | 掲載日時:24年03月01日 15時01分 ]

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【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.13    ~M4 + アポズミクロン M50mm F2.0 ASPH.編~

【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.13    ~M4 + アポズミクロン M50mm F2.0 ASPH.編~

2024年2月20日にLeica Boutique MapCamera Shinjukuは11周年を迎えました。
THE MAP TIMESでは引き続き、ライカの世界を楽しんでいただけるよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。
この連載ではフォトコンテストのテーマ『新感覚』にちなみ、ライカ好きスタッフが普段と違った機材に挑戦していきます。
ライカの魅力を一人でも多くの方に知って頂けるれば幸いです。
ぜひお楽しみください!

今回はM型フィルムカメラを使用しているスタッフがアポズミクロン M50mm F2.0 ASPH.を使用して「新感覚」を体感してみたいと思います。
フィルムカメラでアポズミクロンというのは一度は試してみたい組み合わせだと思っていました。
どのような描写になるのか期待に胸を膨らませながら撮影を行いました。
フィルムのスキャンはEPSONの旧式のフラッドベッドスキャナーを使用してデジタル化しています。

Kodak PORTRA160で撮影。
デジタルカメラ全盛の現在、フィルムカメラで撮影するというのは費用対効果がかなり悪いのですが、なににも代えがたい良さがあります。
それは圧倒的にシンプルということです。
機械式カメラであれば充電や電池交換も不要ですし、もちろんフィルム自体は現像が必要なので写真を再生することもできません。
フィルムを巻き上げシャッターを切る、撮影が終わったら巻き戻す。写真に必要なことのみ実装されています。
これはつまり被写体に向き合うということに集中することができ、ここぞという時にすぐ反応することができます。

デジタルカメラの機能は日々めざましく進化しており本当に素晴らしいですが、たまには複雑なメニューや操作も忘れてシンプルにシャッターを切りたい時このカメラを使うとほんとうに気分が高揚します。

描写に関してですが、たいへんシャープな写りで目を疑いました。また色収差やにじみも感じません。
建物に日が差し込んでいる4枚目の写真などは一見滲んでいるように見えるのですが、恐らくこれはフィルムのハレーションであり、手前のボケからピント面までかなりクリアな描写です。

Kodak PORTRA400で撮影。
屋外に出てみてもその性能は変わりません。
ガラスに差したひかりの透明感がすばらしく、透き通るような描写です。
記録に残していないため曖昧ですがF8くらいまで絞って撮影しています。

Kodak POTRA400で撮影。
車窓を見ながらお弁当を食べて、気に入った風景を見つけたら流れてしまう前に残すというのが旅行の楽しみのひとつです。
手前の窓ガラスと地面の雪で反射した光にも負けず背景の奥の方まで緻密に描写されています。

KODAK GOLD200で撮影
最新のデジタル機の高い画素数をカバーするレンズともなれば、フィルムで撮影してもかなりぱきっとした描写を得ることができます。
今回は初めて使うレンズであり、フィルムは現像するまでわからないためきっとこんな感じになったらいいなと思いながら写真を撮りました。

KODAK PORTRA 400にて撮影
ものが切れてしまいそうな鋭い描写です。
いつもは35mmを主につけっぱなしにしているので雑多な感じになってしまいがちだったのですが、目標を定めて撮影する際には50mmは本当にぴったりなレンズだと感じました。
M型ライカを使う際には多くの方が35mmにするか、50mmにするかという人生をかけても分からない難問に直面するわけですが、適度な距離感を持って撮影してみたいという方には35mm、思うままにこれを見てほしい!というものを撮影したい方には50mmがおすすめだと思っています。

KODAK GOLD200で撮影
粒状感のあるフィルムで撮影しても細かいワイヤーやはしごまで描写されています。
ここまでくるとポジフィルムで撮影してルーペで覗いてみたいという気持ちも湧いてきます。

KODAK PORTRA400で撮影
フィルムカメラ、デジタルカメラに限らずカメラを持ち歩いていると日の傾きに敏感になるように思います。
この角度から日が入りそうとか、冬はこんな感じになるだろうというのを想像するのがとても楽しいです。
同じ場所を散歩する際にはあえて時間をずらして移ろいを楽しむのも良いかもしれません。

Kodak PORTRA400で撮影
意外と何の変哲もない水面に目を向けると面白いものが浮いていたり、写り込んでいたりするものです。
日々面白いものを記録したいとおもっている筆者にとっては好きな景色のうちのひとつです。

KODAK GOLD200で撮影
普段35mmで撮影している時はF8くらいまで絞っておき、無限遠付近にピントをセットして広い部分にピントが合う状態で持ち歩いているのですが、さすがに50mmだとそうもいかず常に被写体とピントを追っているような心境でした。
2枚目は少しトリミングをしてみましたがほとんど気になりませんでした。
より高解像度のスキャナーや大きな印画紙にプリントしたらどうなるのか、これから先も楽しみです。

Cinestill 800Tで撮影
最後は少し変わり種のフィルムで撮影。
ハレーションが起こりやすいタングステンフィルムはどんなレンズを使うときも新鮮な気分にさせてくれます。
ハイライトの部分が赤く反応するのですが、白鳥の柔らかな質感とレンズの階調性能のおかげで羽も質感が飛ばずに描写されました。

4年ほど前に清水の舞台から飛び降りる勢いで購入したLeica M4、
使い始めたころは一眼レフからレンジファインダーに変わったこともあり常に「新感覚」という感じでしたが最近はもう長年連れ添った友人のように息遣いが分かってきました。
高速シャッターが苦手なことも冬の乾燥のせいか気付いたらグッタペルカ(黒い革のような部分)が欠けていてショックを受けたことも含め信頼できる相棒だと思っています。
そんな友人のようなこのM4も今回まさに「新感覚」の今まで見たことのないような切れ味の緻密な描写を見せてくれました。
もしかしたら4年前に飛び降りた清水の舞台をよじ登り、アポズミクロンのために再びダイブすることがあるかもしれません。

デジタルのM型でアポズミクロンを運用している方もフィルムとアポズミクロンの組み合わせ、ぜひお試しいただきたいです。

今日まで連載を続けてまいりました「ライカ好きスタッフが語るライカの魅力」もこれで最後。
時代が変わっても変わることのない価値を持ち続けるLeica製品とともに、これからも変わることなくLeica Boutique MapCamera Shinjukuは歩んでいきたいと思っております。
これからもどうぞよろしく願い申し上げます。

その他の『ライカ好きスタッフが語るライカの魅力』はこちらから。どうぞご覧ください。

今回使用したものたちはこちらから!

クラシックな外観のプレミアムなアポズミクロンもございます。

[ Category:Leica | 掲載日時:24年02月29日 19時34分 ]

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