PENTAXにVivitarで行こう【King-Mountの沼】
【King-Mountの沼】を約一年半ぶりの掲載です。
そんなに深い沼でもないのに足を取られて・・・
ネタ切れではありません、作者の怠慢で一年半近く冬眠状態でした。
今回は「Vivitar 28MM 1:2 AUTO WIDE-ANGLE」です。
「Vivitar」はアメリカの写真用品販売会社で近年までフィルム一眼レフカメラを販売してました。
「Vivitar」も生産委託で商品供給を受けていたみたいです。
現在は日本ではコンパクトデジタルカメラ&デジタルトイカメラで有名です。
海外のサイトでは韓国・SAMYANGから供給されたレンズを「Vivitar」ブランドで発売しております。
「Vivitar」は1970・80年代にはかなりの種類の交換レンズを販売してました。
「Vivitar」では28mmレンズだけで「F2」「F2.5」「F2.8」の三種類の明るさのレンズ、そして同じ明るさのレンズでも二種類以上販売されてました。
このレンズも「Made in Japan」ですが日本での販売はされてません。
広角の大口径レンズですのでフィルター径は55mmと大き目です。
絞り羽根は6枚、最小絞りF16。
このレンズは日本の「キノ精密工業」製といわれてますが、
私が持っている「キノ精密工業」の「KIRON 28mm f/2 MC WIDE ANGLE」と比較してみました。
左:「Kiron 28mm f/2 MC WIDE ANGLE」右:「Vivitar 28MM 1:2 AUTO WIDE-ANGLE」
最近接距離0.3m・最小絞りF16・絞り羽根6枚・フィルター径55mmは同じですが
「Vivitar」は前群回転式に対して「KIRON」は前群繰出式、刻印文字も全く違う形です。
本当同じ会社で製造されたレンズなんでしょうか?
疑問が残ります。
前置きはこのくらいで「PENTAX K-5IIs」で撮影した画像は
(画像をクリックしていただきと拡大します。)
絞り優先F2 S1/4000 ISO100 中央重点測光
ピント合わせた部分の拡大したものが
30年位前のレンズですので絞り開放ですと全体的に甘く感じます。
絞り優先F2.8 S1/80 +0.3 ISO100 中央重点測光
ピント合わせた部分の拡大したものが
F2.8(一段分)絞るとかなり改善されます。
絞り羽根の枚数が6枚と少ないので点光源は六角形になってしまいます。
絞り優先F5.6 S1/160 ISO100 スポット測光
前群回転式のため良いフードが見つからず、横から太陽光が入った結果
壮大にフレアーが発生、六角形の絞り羽根の・・・
このあたりは古いレンズを痛感します。
絞り優先F2.8 S1/3200 +0.3 ISO100 スポット測光
絞り優先F8 S1/160 -0.3 ISO100 中央重点測光
絞り優先F8 S1/800 -0.3 ISO400 中央重点測光
絞り優先F4 S1/30 -0.3 ISO100 中央重点測光
30年近く前のレンズですが
現在の高画像数デジタルカメラでも充分通用するレンズです。
日本の光学技術すごさを感じます。
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