PHOTO NEXT 2015 レポート その2
ニコンブースは写真館向けのスピードライト活用例が紹介されていました。

実際に多灯撮影が体験ができるほか、セミナーも頻繁に行われており、スピードライトの活用方法も学ぶには最適です。
リコーイメージングブースも、中にスタジを設けたプロ向けの645Zが中心。

参考出品としてフィルムデュプリケーターがお披露目されていました。
小さなショーケースに大きな中判レンズがぎっちり詰まっています。

その脇にはCP+2015でも注目を浴びた35mm判フルサイズ機のモックアップが展示されていました。
しかも今回は具体的に年内発売を目指して開発中のコメント付き。これから発表される情報は要チェックです。
Kenko Tokinaブースでは、6月12日に発売される新製品「AT-X 24-70 F2.8 PRO FX」が注目です。
手ブレ補正機能などを排除して、とことん画質にこだわったという自信作との事。
紹介してくれたメーカー担当者の方の笑顔をみれば、その期待値も高まります。
フィルター径82mmの大口径レンズは1kg越えの重量レンズ。しっかり伝わるガラスの重みから良く写りそうな気配を感じました。

ブース内ではTokinaブランドの高級フィルターも展示されていました。
KenkoブランドのZetaと競合するのかと思いきや、こちらはさらに上のグレードで4K動画用に作られたというフィルター。
親水コートで、水滴をすぐに拡散させ雨でも鮮明な視界を確保してくれます。
また紫外線をあてることで光触媒作用によって汚れを分解するというハイテクな構造。
価格は高いですが、一生ものフィルターとして検討するのも面白いかもしれません。
セコニックのメインは昨年発売された最新カラーメーター「C-700」。光源を選ばず、最適な色温度を判別してくれます。
「色温度はRAWデータで調整効くから…」とお思いかもしれませんが、大量に写真を撮る方にとっては事前の設定は
必要不可欠な部分です。このメータの凄いところは、各メーカーのフィルターのデータが登録されており、
色を合わせるのにどのフィルターを使用すれば良いのかも教えてくれるところ。
多灯照明やPC接続にも対応した優れものです。

定番のスポットメーターも健在。バリエーションの豊富さが楽しいブースです。

ベルボンブースでは参考出品のビデオ三脚「PRO GEO V840BW」が目を引きました。
Canon EF600mm F4Lを搭載してのスムーズな動きに感動。今後の正式発表が待たれます。



銀一ブースは4KレコーダーのATOMOSと液晶保護ガラスのGRAMASを中心に展開されています。

各カメラに合わせてピッタリのサイズで作られているGRAMAS。まだ対応カメラが少ないとの事で今回はサイズ見本を見せていただきました。
その他のカメラでも装着イメージを確認することができます。タッチパネル式の液晶も問題なく操作できるとの事でした。
その一角には、マウント内部を綺麗にする掃除機「FUJIN」も発見。
PM2.5も除去するというフィルターを介して入る空気で吹き飛ばすため、ブロアーで吹くのとは断然違います。
今はキヤノンEFマウント用のみですが、8月頃にはNikon用も発売との事。こちらも楽しみです。
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今回もカメラメーカー及び用品メーカーを中心に紹介しましたが、結婚式用の貸衣装から撮影小物、缶バッチや3Dプリントするなど写真に関わる様々なサービスが紹介されていました。
本イベントは明日まで開催されていますので、ご興味のある方は足を運ばれてはいかがでしょうか。
来年からは、CP+と同じパシフィコ横浜で開催との事。ますます盛り上がるプロ機材ショーから目が離せません。
『PHOTO NEXT 2015 レポート その1』は コチラから