【PREMIUM ARCHIVE #06】Rollei ローライ 35クラシック (プラチナ)
歴史的価値のある逸品、希少な限定モデルなどマップカメラが持つ選りすぐりの逸品を集めたプレミアムコレクション
本記事はそのプレミアムコレクションの中から厳選されたアイテムを“PREMIUM ARCHIVE”と称し、その魅力を動画と共に紹介してまいります。
本日もその中から、魅惑の逸品&名品をピックアップ!
#06の今回はRollei「ローライ 35クラシック (プラチナ)」をご紹介
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天才設計家ハインツ・ヴァースケにより実現されたそのコンパクトなボディには、カールツァイスのレンズ・デッケルのコンパ―シャッター・ゴッセンの露出計というドイツが誇る超一流品が惜しみなく盛り込まれました。
距離計が内蔵されておらずピント合わせは目測となりますが、初代モデルに搭載されたカールツァイス テッサー 40mm F3.5の定評ある写りの良さと、精巧にして愛らしいデザインにより当時大変な反響を呼びました。
その後、さまざまなバージョンが登場しましたが、1974年に発売された「ローライ 35S」では、より明るいゾナー 40mm F2.8 レンズを搭載。
それまでツァイス、シュナイダーと提携しレンズの供給を受けてきたローライですが、このモデルはツァイスからライセンス供与を受け、自社でのレンズ生産を行っています。
HFTコーティングというローライ独自のマルチコーティングを施したレンズにより、さらに細密な写りを実現。カメラ史に名を残す銘機として、今も高い人気を誇るカメラです。
今回の「ローライ 35クラシック」は、その「ローライ 35S」を基に1990年復刻されたモデル。
外装にプラチナカラーを施しています。他のカラーリングにゴールド・チタン・ブラックメタルの計4種類が存在します。
搭載レンズは「ローライ 35S」同様、ローライによるゾナー 40mm F2.8。
HFTコーティングも施され、カラー撮影でも色乗り豊かな表現を楽しめます。
撮影しない時はボディ内に鏡胴を格納できる沈胴式のレンズも「ローライ 35」の特徴の一つ。
コンパクトなカメラがさらに小型化されるその精緻なギミックは、所有欲を一層くすぐるものです。
距離計がないのは、「ローライ 35」ではシリーズを一貫してのスペックとなっています。
目測式でのピント合わせは慣れが必要ですが、ピタリと合焦した時の被写体の立体感は銘レンズならではの描写。
一度その味を知ってしまったら手放せなくなる逸品です。
一時LED表示の露出計を備えたモデルもありましたが、「ローライ 35 クラシック」では指針式の露出計が採用されています。
復刻モデルとして先のモデルを再現する一方、アクセサリーシューをボディ下部から上部の軍艦部に移すなど、より実用性のあるカメラへと進化も遂げています。
正面から見た時のレンズを含め3つの円が配置された愛らしいデザイン。「ローライ 35」シリーズの魅力を語るうえで外せない部分です。
カメラを構えた時、左側にあるダイヤルがシャッタースピードダイヤル。右側は絞り値設定のダイヤルで、フィルム感度設定も出来るようになっています。
コンパクトカメラの元祖とも言われる「ローライ 35」。
小さなボディに撮影のための機能を詰め込むため、無駄な部分を一切廃したその潔さは、現代のカメラにない洗練された機能美を醸し出しています。
その精緻なフォルムにプラチナのカラーリングを施した「ローライ 35 クラシック」は、もはや優美な美術工芸品を思わせるような佇まい。
棚に飾ってその美を鑑賞するも良し、街に繰り出し手のひらにすっぽり収まる相棒として一連の所作をいつくしむようにこなしながら撮影を楽しむのも良し。
いずれにせよ、銘機の持つ魅力を余すところなく堪能できるカメラです。
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