いざ進めやLightroom 目指すはレタッチ
白飛び 目に染みても 涙こらえて
皆さん、写真の「レタッチ」してますか。
デジタルカメラになってRAWデータが生まれ写真を撮ったあとのレタッチ&RAW現像をするハードルがグググっと下がった2021年。写真一枚が保有するデータ量が増えたことにより、デジタルのレタッチもほとんどのことが出来るようになりました。
フィルム時代にもレタッチ作業はあったと思いますが、今のようにバーを調整して何度もやりなおしが効く、というものではなかったでしょう。デジタル時代はそういう意味ではとても恵まれているように感じます。
というわけで写真を撮りに出る機会も少ない今。前回レタッチ行進曲に続き
今回も「レタッチ写真の比較」をしてみたいと思います。
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今回も使用現像ソフトは「Adobe Photoshop Lightroom Classic」※以後「Lightroom CC」
左側から見たときの画には『SIGMA fp』のカラーモード「ティールアンドオレンジ」を
右側から見た時の写真にはあるフィルムライクなプリセットをベースに自分の調整をくわえています。
『SIGMA fp』のカラーモードの中でも特にお気に入りの「ティールアンドオレンジ」
「ティールアンドオレンジ」の色の作り方はネットで調べるとすぐに出てくるほどに有名になりました。
私自身『SIGMA fp』から初めて知ったカラーグレーディングですが、ついつい使ってしまうカラーです。
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どこに注目するのか、でハイライトシャドウの調整も変わってくると思います。
周りが暗くなれば相対的に明るいところが目立つ感じに。
正解がないぶん、撮影者の意図というのが大切になってくるんだなと感じます。
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この空の色も特徴的。どちらが「リアル」かで考えるよりはこの「作りこまれた色の世界」を楽しむのが一番だと思います。
「ティールアンドオレンジ」は元々ハリウッドで人気のカラーグレーディングという認識もあり、どちらかいうと「洋食」向けだと思っていましたが、和にも向いてると思います。
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今回使用したレンズは『SIGMA Contemporary 35mm F2 DG DN』
『SIGMA fp』と組み合わせても800g未満。お散歩スナップには最適な組み合わせです。
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当たり前といえば当たり前なのですが現像&レタッチで写真の印象というのはガラリと変わります。
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風が強い日で遠くのほうで砂が舞い上がっている瞬間を撮影。
少しボカすというかピーンと張った弦を緩めるような感じでトーンカーブを丸めたりシャドウを持ち上げたりしながら煙っぽい仕上がりにしたところイメージ通りに舞い上がった砂が見えてきました。
こういう撮ったときのイメージが反映されていく感じが現像レタッチの面白いところです。
「Lightroom CC」は明るさを調整するだけでも露光量、ハイライトシャドウ、トーンカーブ
色別の輝度彩度など、ざっと見たら項目が沢山あって難しそうに見えるかもしれませんが、細かい調整部分はいわば料理のスパイスみたいなもの。
いきなりそんなテクニックを使おうとしなくても美味しいカレーは作れます。偉そうに言う私もまだまだ初級者レベルです。
ちょっとしたアレンジの美味しい料理もあるように、まずは小さいレタッチから楽しく始めてみるのはいかがでしょうか。
「撮って出し」もカメラが作ってくれる一級品のレシピ。それを楽しむ、活用するというのももちろん楽しみ方の一つ。
それでも何度でもやり直しが効いて写真を作り上げることが出来る「レタッチ」は写真にとってとても楽しいコンテンツだと思います。
自分だけのプリセットが出来たときにはちょっとだけ誇らしくもなったりしますし、改良を重ねていく様は本当のレシピのよう。
無限にあるような可能性を引き出せるレタッチ。もしご興味わきましたら、是非チャレンジしてみてください。
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